あらすじ
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3つの事件
シーヤの監視も終わり、クーパーが直接レッドと会う。
ハドソン議員が援軍を手に入れたと伝えると、レッドは議員については任せろ、と請け負った。
そして３つの事件をクーパーに渡した。
1つ目
ウェックスフォード不妊治療クリニック。
保存施設の温度調節機能がダウンしたため、保管していた受精卵をダメにしていた。
中にはDC随一の名家の受精卵もあった。
もしクリニックに非があれば大きな訴訟になるが、レッドはハッカーによる仕業だろうと踏んでいた。
クリニックのセキュリティ管理は、アダボ・コムテック社で担当はワグナーという男だった。
荒らしの夜に停電し、予備発電機も作動しなかったという。
しかし、サイバーチームの調査により、ハッカーの仕業ではないことがわかる。
内部の仕業からセキュリティ会社を疑うと、アダボのオーナーの受精卵が預けられているのに気づく。
オーナー夫妻に会い、妊娠を望まない者がいないかと確認すると、妻がクリニックのセキュリティ担当者のワグナーが呼び出した。
苗字が違うため、気づかなかったがワグナーはアダボの息子だった。
クリニックの担当になったのも、すべて受精卵を破壊するためだった。
「試験管でできる兄弟に父の財産を半分渡す気はない」
2件目
「救いの天使」による連続殺人事件。
一見、何のつながりもない普通の死を迎えた３人を、レッドは連続殺人だと言う。
「苦しみから救う」という言い分の殺人犯がDCの病院を渡り歩いている。
主にハービーが調べると、塩化カリウムの過剰摂取が共通の死因だとわかった。
通常、人が死ぬと自然と塩化カリウムの過剰摂取状態になるため、証明は不可能だった。
３人と接触が可能だった、テンポラリに勤務するナースを見つけるも誤認逮捕だと気づく。
真犯人は、製薬会社のコルベック・メディカル社。
ミスを知っててリコールせず、致死量に調合された点滴パックが出回っていたのだった。
3件目
弁護士レベッカ・アンダース。
訴えられた企業ではなく労働者側の弁護士で、和解金の金額を偽り依頼人から盗んでいる。
盗みは認めたが、その金の使用目的は平凡なものだった。
子供の教育費、休暇、車、野生動物保護協会の理事、そして別荘。
共通点
3件とも、あっさりと解決してチームは肩透かしにあう。
結果的にはチームが扱うような規模の事件ではなかった。
するとレスラーが気づく。
3人の共通点は野生動物保護協会だった。チャリティーの記事に写る集合写真に3人が揃っている。
クーパーは野生動物保護協会を訪ねた。
逮捕者はすでに無期限除名になっている。
大口寄付者の一覧に匿名を見つけた。その隠された情報が気になり問い詰めると、スティーヴ・ホーマンだと教えられる。
レッドの偽名だ。
レッドが大口の寄付をする前に、協会をクリーンにしたかったのだろうと目的を理解した。
ハドソン議員
レッドがハドソン議員の自宅に潜入すると、ハドソンが探偵を雇ってある黒人女性を監視させていたことを知る。
ハドソンの弱みになるのでは、と探偵を脅して対象の大学生アビー・ライダーと接触をする。
ところがアビーにハドソン議員との関係を尋ねると、それはレッドが期待するようなものではなかった。
元々アビーが12歳の時、検事局にいたハドソンが両親を牢屋に入れた。
そのため、施設に預けられるようになったアビーをずっと気にかけ、物資を送ったりしていたのがハドソンだった。
その後成長し、行方がわからなくなると探偵を雇って捜しあて、今度は学校に行く資金を提供してくれていたのだった。
「ハドソンのおかげで頑張ってみようと思える」
事件解決後、デンベはレッドに会いに行った。
するとレッドがアグネスのために、少しでも自然破壊を遅らせてよい未来を作ろうと寄付をしたことを知る。
それでも身辺整理をするように資産を手放すレッドが、デンベは心配だった。
「大丈夫なのか？ レイモンド」
「何も問題はない。大丈夫だ」
かんそう
冒頭でレッドが道路に落ちてるコインを拾ってトラックにひかれそうになるも避けていき、表が出てるからラッキーだみたいなことを言ってるのですが、現状何の伏線なのかわかりませんでした。
レスラーは相変わらずメンターを続けています。今のところ順調ですが、何かありそうですよね……。
そして今回も、ほぼ進展はなし。
ただ、動物云々は前回、レッドがウィーチャと接触するために動かした議員と関係があるんですよね。その時は単なる世間話だと思ってスルーしていたんですが。
アグネスのためという部分に嘘はないでしょうが、レッドらしく一石二鳥になっていたら面白いんですが。
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