シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン9 第20話「記憶の中の犯罪者」Memory

2023/11/04

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン9 バイオレンス

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あらすじ

©2023 NBCUniversal Media, LLC

2023年6月17日~AXNでシーズン9先行放送(1話~4話)
6月23日(金)~日本初放送(全22話)
(アメリカ放送2021年9月~)

登場人物はこちら

マケイラの記憶

今はマケイラには拉致の記憶はないが、それが安心できるとはいえないとカウンセラーに言われる。
「ある日突然思い出す場合も」
マケイラに限らず記憶は変化していくと説明を受け、二人はマケイラが爆弾を抱えているような状態だと理解した。

バージェスは3人で暮らすはずだった家に、マケイラと2人で引っ越すとルゼックに伝える。
ルゼックはただ受け入れた。

きれいな現場

あるテラスハウスで夫婦が殺される事件が発生する。
連絡が取れずに訪ねた娘が発見し、通報していた。
治安のよい場所ということで防犯カメラがなく、また近所の目撃情報も一切なかった。
その上現場にも証拠が一切残されていない。
死体からも匂っていたが、バスタブには漂白剤がたまっている。

変わった現場だった。
用意された食事に子守歌と絵本。犯人はしばらく一緒に過ごしていたようだった。
類似の事件はなかったが、同じキーワードである人物が浮上した。

ダニエル・スミス

ダニエルは1994年、漂白剤まみれでいるところを保護されていた。
3歳という年齢からその発言の信ぴょう性はあいまいだった。
「家はRV車。知らない男がやってきて、逃げろと言われた。痛いお風呂に入った。ママとパパの名前はわからない」

当時捜索したものの、3歳の行方不明の息子を持つスミス夫妻は見つからなかった。
それどころか何年しらべてもダニエルのIDすら見つかっていない。

ダニエルは施設に預けられ、13歳で養子となり現在は31歳妻子あり。

ルゼックとバージェスがダニエルに会いに行くと、すでに諦め、警官にはうんざりしていた。
「最初の警官に言われたのが正しいんだ。僕の話は作り話で、虐待を受けて捨てられたんだろう。真実を受け入れられずあんな話をしたんだ」
だが、類似の事件が起きたというとダニエルは協力をした。

ダニエルの記憶をもう一度確認する。
時々RV車で生活をしていた。両親は若くて美しい。
風呂に入ると皮膚が痛くて泣いた。
泣くなと言ったのは両親ではない、別の男。
「知り合いではなく、ピンクの埃と一緒に降りてきた」

何度聞いても子供の作り話のような印象は変わらない。
しかもダニエルの件から28年も経っている。

バージェスはダニエルの精神鑑定をした医師を尋ねた。医師は「虐待はなかった」と診断している。
するといずれ誰かくると突然の来訪を驚かず、当時の資料を渡した。
「愛された子供はわかる。守られているから自信に満ちている」
ダニエルにもそう感じていた。

テラスハウス

鑑定資料の中から、ダニエルが当時描いていた家の絵を見つける。三角屋根の部分がピンクに塗られていた。
バージェスはそこからあることに気づき、事件現場に戻り屋根裏を確認すると、ピンクの綿が屋根についているのを見つける。
そして犯人の出入りの秘密がわかった。
テラスハウスは屋根裏がすべての住居と繋がっている。
この建物には1年空き部屋があった。恐らく犯人はそこから屋根裏を利用して、各住居を監視しターゲットを決めたのだろう。

だが、ダニエルが今回事件のあった部屋に住んでいたとは考えにくく、構造が同じ別のテラスハウスにいたのではないかと推理する。
「犯人は人ではなく建物から標的を選んでいる」とバージェスが突き止めた。

建設業者など出入り可能な人物を洗いつつ、同じ建設会社のテラスハウスも調査した。

するとある物件を見に行った際に、いかにも下調べをするスキンヘッドの男と遭遇する。
証拠を残さないため、毛を剃っているのは理にかなっていた。眉毛すらなかった。

容疑者

ルゼックとバージェスが車で尾行をし、車のナンバーからIDを突き止めると確信する。
ジム・ウィートン62歳。犯罪歴多数。全部覗き見関連でそして建築作業員だった。

たまたま自宅付近にいたジェイたちの尾行がばれ、証拠を消される前に仕方なく逮捕した。

ウィートンは25年は刑務所にいたため、事件の間隔が空いたことも理由がついた。
そして彼自身が虐待の被害者だった。
カップルを両親に見立て、幸せな幼少期を追体験していたのだろう。
しかし現状では州検事補を納得させるほどの証拠はない。
与えられた時間は48時間。

バージェスがダニエルを呼び、ウィートンの聴取の様子を見てもらうも見覚えは一切ない。
それでもウィートンの口が堅く、ダニエルの記憶を頼るしかなかった。
「僕も真実を知りたい」

ダニエルに捜査資料を見てもらうと、ある建物の写真を見て涙を浮かべ記憶をよみがえらせる。
「ここで行われた」
それはテラスハウスではなく、モーテルだった。

証拠

モーテルの帳簿からスミス夫妻が宿泊した部屋を確認すると、やはり屋根裏で全部屋に通じていた。
裏の森を一斉捜査すると古いトレーラーを見つける。
それはダニエルが住んでいた車で、当時の写真などが見つかった。
そして警察犬が、両親の遺体を発見した。
遺体からウィートンのDNAも検出された。
ウィートンは一生刑務所からは出られないだろう

ダニエルはトレーラーに残されていたビデオテープの中で、両親と幸せそうな自分を見ることができた。


事件解決後、ルゼックは留守になっている実家を買い取ることをバージェスに伝えた。
「マケイラと君に住んで欲しい。僕らは今いい状態とは言えない。でもそれとこれとは別だ」
記憶が戻ったしても、最高の思い出を与えてやって守りたい。
「この家なら君と一緒にそれができる」


記憶がテーマの回でした。
マケイラは一難去ってまた一難というか、まだ幼いのに波乱万丈な人生を歩んでいますね。
今の環境は恵まれているとはいえ、誘拐されたばかり……。

マケイラとバージェス、ルゼックの関係はすっかりPDの大事な別軸になっていますね。
そのせいで? なかなか落ち着かないのがいいんだか悪いんだかw

と、しっかりテーマが盛り込まれながらも、事件そのものがまるでスペシャル回のような濃さでした。
バージェスがどんどん解明していくのがテンポよく面白かったです!

それにしてもPDの警官たちはお金持ちですね~。
アトウォーターも物件を買い、ルゼックはそれをバージェスとマケイラにプレゼント!
でもこの流れはいずれルゼックの生家で三人で暮らすっていうハッピーエンドに思えて、少しほっとしました。


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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