あらすじ
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ミーラ・マリク
1998年 英国ブライトン。
ある任務のためのCIAのマリクのパートナーは、MI6のナイジェル・サットンだった。
ところが、サットンがチェチェン人の最悪の犯罪組織と偶然つながってしまい、立場を危うくしていく。
チェチェン人から暴力を受け、金を請求された。そして怪我の痕などからMI6のボスにも任務に問題があるのではないかと疑いをもたれる。
サットンはマリクにも金の工面をして欲しいと助けを求める。
「チェチェン人を追い払う力を貸してくれ。たかが判断ミスで仕事も家も家庭も失いたくない」
断ったマリクだが、サットンに弱味を握られていた。
「君も自分のミスで家族を失えないだろ。あれがバレたらただじゃすまない」
マリクにはまだ赤ん坊のシーヤがいた。
一度サットンに大金を渡したものの、今度は利息を要求される。
「永遠に終わらない。もう助けられないから、上司に白状して終わりにして」
そうすれば俺だけの問題じゃなくなるとサットンは足掻き続ける。
マリクに金を盗んだ証拠はない。
「君のコルカタでの行動だ。CIAの倫理規定を逸脱したろ? 身元がバレる危険を冒した」
半ば脅しだった。
「俺たちは一心同体だ」
その後、2人に任務が与えられた。サットンがアジトに潜入をしマリクが車から見張った。
ところが予定外にすぐにボスが戻ってくる。
マリクは慌ててサットンの無線に声をかけたが、すぐに思いついて口を閉ざす。
サットンがマリクの名を叫ぶのが無線から聞こえた。
銃声が聞こえてくるのに時間はかからなかった。
マリクは涙を流しながら「サットンが銃撃された」と冷静に本部に伝えた。
シーヤの旅
ニューヨーク市公共浴場にいるレッドを車から張り込みするシーヤ。
そこへ、奥さんのライブの帰りだというハービーがパンキッシュな格好をして駆け付けた。
ハービーはさらなるDNA調査を進めているが、シーヤと同じDNAはハービーがアクセス可能なデータベースにはいなかった。
「どうしても母が他人には思えない」
ハービーはレッドに頼めば? と軽く言う。
「彼ならミーラのことを調べたはず」
翌朝、車中で寝ていたシーヤはレッドに起こされた。
「私の留守中に何かあったか?」
レッドはメキシコから戻ったところでシーヤは驚く。建物の中にいたのは雇ったパートさんだった。
そのままシーヤはレッドに誘われて、ジャネット・グリムと名付けられ一緒に旅をする。
スコットランドのエディンバラではサーベルを取り返すための発砲を聞かされ、一緒に逃げるハメになった。
スイスのチューリッヒではハインリッヒ・ヴィッテルスバッハから小さなオレンジ色の封筒とゲージに入れられた犬を保護した。
ガレージセール
シーヤはレッドと一緒に、NYに戻った。
ニューヨーク市公共浴場で準備していたのは、レッドのお宝を放出するガレージセールだった。
レッドが今回の旅で集めたものの他、長年、管理を頼んでいたミズ・マレットが頼まれた品の手配をした。
実は、レッドは特定の人物を呼び出すために、このガレージセールを開いていた。
マレットから紹介されたという婦人がやってくるとレッドはオレンジ色の封筒から、シチリアのエラー切手を出して見せた。
世界にある2枚のうちの1枚。
現在、史上最も高価な印刷ミスになっている。
婦人は亡き夫がこの切手に取りつかれていたといい、一目実物を見たかったと喜んだ。
買う事はできないから写真を撮りたい。そう言う婦人にレッドはあなたが買うべきだ、と破格の値段を提示する。
2000ドルという、あり得ない金額に婦人は喜んで小切手を切った。
ドア
セールが終わると、レッドは2000ドルの小切手をシーヤに渡した。
仕事だから受け取れないというシーヤに「金額以上の価値がある」と説明する。
シーヤが出生の秘密を追うことはもうわかっている。
「今君の手にある小切手が、その道に通じるドアだ」
小切手の記名は、キャスリーン・サットン。
「私とどんな関係があるの?」
ハドソン議員
パナベイカーはハドソン議員を避け続けていた。
ハドソンは見限り、歳出委員会のドーフ議員に目をつけ、なんとかして近づいた。
最初は軽く追い払われた。
「君が望むのは注目だ」
「巨額な税金の使い道を知りたくないんですか?」
その後、気を変えたのかドーフ議員からハドソンを訪ねた。
「君のスタイルが気に入った。私は注目が好きだ。政府の無駄使いを暴くとメディア受けがいい。票に直結するそうだ。君と組むことを考えてもいいぞ」
かんそう
レッドのガレージセール! 世界中の逸話のある品を、その価値を知らぬ一般人? たちに破格の値段で売ってました!
これぞファンタジーで楽しい!!
今回登場したのは以下でした。
イスレロの角、マノレテを殺した牛。
最古のゲームと言われる、セネトのゲーム盤。
サッフォー「ティトノスの詩」の原物断片(マレットにプレゼント)。
ルイス・ノーラン大尉のサーベル。
ティファニー・ランプ(2万ドルでも破格なのに200ドルで販売)
ワールドカップでペレが初ゴールを決めたサッカーボール(アグネスへのプレゼント)
USSコンステレーションのオリジナル図面(クーパーへのプレゼント)
身辺整理をしているという表向きの中にもしっかり、狙いが入っているのがレッドらしい。
今回は、シーヤの母、ミーラの過去と現在が交互に進行し、最後にすべてはシーヤの出生の秘密を探るストーリーの始まりだったんだ、とわかりました。
恐らくこれを見た誰もが、ミーラとサットンは不倫関係にあり、任務中にこっそり産んだのがシーヤだった。(サットンの言う倫理規定の逸脱)
と思うと思うんですが……。
ブラックリストにおける「DNA」っていうのは、最も信頼ができない情報になっているので、シーヤが感じるようにミーラは本当の母親なんでしょうね。
ただ何かの事情があって養子という建前にする必要があった。
(だからシーヤ自身も養子だと知らされていない)
このDNAという情報から、レッドの正体、リズとの関係などにつながればいいんですけどね!!!
シーヤの謎を追うことが、レッド自身の謎の解明にもつながって大団円……って感じになるといいな。
そしてFBIとの仕事は今はちょっとお休み中、とのことでした。
シーヤをお供に、まだ少しレッドはブラックリスト以外のしたいことがあるようです。
2 件のコメント:
毎週楽しみに読ませてもらっています。
レッドの物語が今シーズンでラストとのこと。
ストーリーのペース的に大丈夫かな?とちょっと不安もありますが、ブラックリストっぽく最後は点も点が線になるように締め括られること願ってます。
また来週も楽しみに読ませていただきます!
応援してます!
わ~! 楽しみにしていただきありがとうございます!
そうなんですよね。
ラストの割にはのんびりしている印象がありますよね!
最後、どうなるのか本当に楽しみです!
ぜひ感想もお聞かせください!
よろしくお願いします。
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