あらすじ
ベラスコ
オリビアがチリーの母親にエル・サンティーニという女性から送金があることを突き止めた。
NYから5時間のメイン州カムデンまで、チャーリッシュと車で行くようオリビアはベラスコに指示した。
エルは中学校の教頭だった。
学校へ行き、エルに送金のことを聞くと、慈善活動だと言い訳をした。
チャーリッシュは疑うが、ベラスコは「いい人なのかも」とそれ以上を追及せず手ぶらで帰ろうとする。
ところがある教室から見えた教師に足を止めた。チリーだった。
尾行してエルとチリーが夫婦だとわかった。子供もいるらしい。
バーで飲む2人にベラスコが接触した。
チリーはベラスコに気づくと、エルを先に帰して2人になった。
最初は警戒したチリーだが、ベラスコが恩を忘れないというと昔のように戻り、二人で飲んだ。
翌朝、チャーリッシュはベラスコをまだ信じていなかった。
このままチリーを逃がすのではないかと。
だがダイナーで再会するとベラスコは録音したデータを聞かせた。そこにはチリーの、さらなる殺人の告白が入っていた。
そしてオリビアからの電話に答える。
「必要なものは手に入りました。これから戻ります」
ところがそこへ銃をもったエルが現れ、ベラスコを車の中に誘い込む。
エルはダイナーでの様子を見ていて、私にもその録音データを聞かせろ、と脅した。
エルはチリーのしたことを知って、そして助け、守っていた。
「やり直せると信じたの」
データを寄越してと言われるが、ベラスコはエルに引き金が引けないことがわかっていた。
「君には無理だ。君の夫とは違う」
今の彼と昔の彼は別人だといいながら、エルは泣いてベラスコに慰められた。
「すまない」
SVUに戻り、ベラスコはオリビアに報告した。
正しいことをしたが、後悔もあると正直にいう。
「今はそうでも心の重荷を取り除けた。いずれは心が軽くなるはず」
データはオリビアに渡された。
「もうあなたの手を離れた。この先は私が決める」
マクスウェルの夫
二人目の夫ロジャーとの結婚記念日を迎えたマクスウェル課長。
幸せの中、夫ロジャーが居合わせた歴史的会員制クラブで発砲事件がおきる。
浮気をする夫を妻が撃ったのだが、オリビア達が呼ばれたのは、浮気相手の女性たちが15歳の少女だからだった。
売春促進の疑いでその場にいた全員を逮捕する。
そこに自分は関係ないと言うロジャーも入っていた。
SVUにやってきたマクスウェルは7年も一緒にいるから分かると、ロジャーの無実を信じた。
ロジャーは少女たちを知っていることは認めた。
「ホステスだと思い込んでいた。他は何も知らない」
ところがフラーという男の聴取で未成年売春の黒幕としてロジャーの名前があがる。
「少女の写真を野球カードみたいにトレードしていた」
本当ならば売春どころか、性的人身売買にあたる。
だがロジャーは否定した。
少女と接触していたフラーを含む、3人の男は第3級犯罪的性行為で起訴された。
少女たちはロジャーとの接触はないと言っている。
マクスウェルも捜査には協力的だった。
改めて弁護士連れのロジャーの聴取をする。
ロジャーは相変わらず少女たちはホステスで、性的な仕事はさせていないというが、売春の黒幕だという証言があるというとフラーが自分を陥れようとしていると主張した。
「一緒に不動産投機をしてる。私が持つ過半数の株式を売却させたいんだ。脅迫だ」
ところがマクスウェルに確認をすると、ロジャーの嘘があっさりと判明した。
フラーはすでに株式を売却し、投機は破綻していたのだった。
「ロジャーには言ってない。夫が失ったのは私のお金。彼を傷つけたくなくて」
マクスウェルはあらゆる令状を取るよう、カリシに指示を出した。
そして、ロジャーのロッカーから少女のヌード写真が見つかった。
それでもロジャーは仕組まれたと言うが、マクスウェルはもうロジャーを信用しなかった。
もともとロジャーに資産はなく、マクスウェルが小遣いを与えていたという。
自分を責めるマクスウェルにオリビアは、あなたとは関係ないと励ました。
マクスウェルと2人きりになってもロジャーは認めず、助かることだけを考えた。
便宜を図るよう頼むが、マクスウェルはきっぱりと拒否をする。
すると逆切れして、「騒ぎになれば君も道づれだ」と脅しだす。
マクスウェルは呆れ、夫への愛情が薄れていくのを感じた。
その後、ロジャーは結婚記念のディナーがまだだったと、食卓で待っていた。
だがマクスウェルに食事を拒まれると、突然キレ出し本音をぶちまける。
「君は男を萎えさせるクソ女だ」
マクスウェルが涙をこらえていると、ロジャーが苦しみだした。
喉に何かを詰まらせたらしい。助けを求めるが、マクスウェルはそのまま放置し、ロジャーが倒れてから通報した。
ロージャーの死の報告に、カリシはタイミングの良さを疑った。
だが事故という診断結果が残っている。
オリビアはマクスウェルと個人的に会い、話を聞いた。
「私にできることはなかった」
信じてくれる? というマクスウェルに反証する根拠がないとオリビアは言った。
まだ捜査は続く。証言以外のものが出ればすぐに知らせると約束をした。
「理解しあえているのね?」
「正義の女神に偏見はなくとも心はある。でも今回のことで悩まされることになれば私はどこまでも冷酷になれる」
つづく(SVUシーズン24 あらすじへ)
かんそう
今回は私の好きなトム・アーウィン(ロジャー役)が登場した瞬間、曲者決定! となりましたw
なんといってもデビアスなメイドたちのエイドリアン! あの役のイメージが強く、大好きなんですけど今回も期待通りの? 嘘つきでしたw
マクスウェルの夫ということで一瞬は、今後のレギュラーで実は巻き込まれただけなのか? とも思ったんですが、まあそんな毒にも薬にもならないような役なわけなかったですねw
ひょうひょうとして、いかにも裏で何かやってましたっていうのが納得できる、やな役がはまっていました。
今回ベラスコもマクスウェルも、知人の悪事に加担することなく罪を認めさせるという立場でしたが、ロジャーはクソなので天罰があたってスッキリ? とも言えるのですが、チリーについてはかなり難しい状態でした。
チリーもまた、ベラスコ同様に足を洗い、真っ当な生活にシフトしていたんですね。
エルはチリーの過去を知りながらも、そこから抜けだそうとしているのを信じ、手を貸していた。
ただ、チリーの母への送金などグレイも匂わせています。
でもオリビアは受け取ったデータをすぐにチェックせず、引き出しに入れていたので、もしかしたらベラスコの心の解放? が最初から目的で、それを果たして終了って感じなのかな?
まだこのエピソードが続くのかどうかはっきりとはわかりません。
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