あらすじ
バイオレット
ホーキンズの家で朝を迎えたバイオレットは、上司と寝てしまったことを後悔する。
「トラブルは避けたい」
だがホーキンズはイヤな顔はされてもルール違反ではない、と平然としていた。
「距離を置かないと」
そう言いながらも離れがたかった。
仕事に出るとギャロにホーキンズとのつきあいはよくないと言われる。
「上司と付き合うと、君の評判が落ちる」
「別に規則違反じゃない。それに私を拒んだのはあなた。今更嫉妬なんてやめて」
バイオレットはきっぱりと言った。
その後、バイオレットは署内恋愛で婚約までしたキッドに職場恋愛について尋ねた。
「大変じゃなかった?」
「隊が違うから助かってた。でももし同じ隊でも周りがどう思うかなんて関係ない」
バイオレットは手のひらを返したように即答する。
「だね」
そしてシルビーにホーキンズとの関係に気づかれるとバイオレットははっきりと認める。
「彼が好き」
誰にどう思われようとかまわない、その気持ちをホーキンズにも伝えた。
ギャロ
姉妹が暮らす家で火災が発生した。
外出から戻り、火事を見て驚く妹のジュリアが、姉のコートニーが中にいるかもとセブライドに助けを求める。
ギャロは炎だらけの室内で人の声をきいた。
呼びかけながら奥へ行くと、それはAIスピーカーだった。
がっかりすると共に強まる炎に苦戦する。
連絡が途絶えたギャロをキッドが捜しに入ろうとした時、ギャロは3階のガラス窓を破って窓枠にぶら下がった。
キッドが渡したはしごでギャロは無事脱出した。
この一件でギャロは凹み、しばらくはらしくなく大人しかった。
見かねたキッドはギャロに自信を取り戻させようと、木から降りられなくなった猫の救助に抜擢する。
キッドの狙い通り、猫を助けたギャロは自信を取り戻し、元のギャロに戻った。
セブライドと放火疑惑
姉妹の火災現場に放火の疑いがかけられた。
それを聞いたセブライドはあり得ない、と否定する。
いつも問題を起こしていた妹が放火したと、すでに逮捕されたという。
今朝も喧嘩をする声が聞こえていたと近所の証言もあった。
セブライドはジュリアの潔白を証明しようと、現場に戻り、シーガーの調査に加わる。
すると出火元が姉のベッドだったことがわかる。
だがまだ燃焼促進剤は見つかっていない。
それでもセブライドはシーガーに断言した。
「ジュリアじゃない。現場での様子でわかる。姉を心配して怯えていた」
演技かもよ、というシーガーにセブライドは自分の目を信じた。
セブライドとシーガーは、モーテルに泊まる姉コートニーを訪ねた。
ジュリアのことは13歳で二人きりになって以来、親代わりをしてきたという。
だが母を亡くしたジュリアは問題を起こすようになっていた。
それが最近は真面目になり、今では職も探すようになって安心していたはずなのに、とコートニーはがっくりとしていた。
放火については、そう思いたくはないが、違うとも言い切れない様子だった。
近所の聞き込みでもジュリアは問題児で忌み嫌われていた。
シーガーが寒いのにまだアリバイを探すの? と言うとセブライドは無理強いはしなかった。
「イヤなら帰れ」
セブライドは過去に過ちを犯したとしても人は変われる、と自分の勘を信じている。
「ジュリアは姉を心配していた。過去の行いで決めつけるのは理不尽だ」
シーガーは一緒に聞き込みを続けることにした。
その夜、シルビーとバイオレットは留置所での殺傷事件に出動する。
すると傷を負っていたのはジュリアだった。
ジュリアは気の強さで喧嘩をしていたが、主張は一貫している。
「私は放火なんてしてない!」
シルビーたちは機転を利かせ大怪我の扱いをし、ジュリアを病院に搬送してひとまず保護をした。
病室を見舞ったセブライドとシーガーは、ジュリアから詳しい話を聞いた。
ジュリアは職探しに出かける前は、姉のベッドで音楽を聴いていただけだという。
だが火を使ったり、バッテリーをベッドの上に置いてもいない。
「AIスピーカーに話しかけるだけで聴けるから」
シーガーもジュリアの様子から無罪を信じ始める。
セブライドは、AIスピーカーに出火前の会話が残っているのではないかと気づく。
すると友達と話す様子が残っていた。これから職探しに出かけるといって電話を切っている。
コートニーは妹は放火していないと喜ぶが、釈放の決め手になるかどうかは怪しかった。
その時コートニーが首の湿疹をかいているのに、セブライドが気づく。
起きたらかゆくなってたというと、洗濯したばかりではないかと確認をする。
「出火原因がわかった」
セブライドは解いた謎を署で再現した。
洗濯時に漂白剤を多く使い、その上にヘアジェルを乗せる。湿っている間は問題ないが、シーツが乾燥するとあっという間にシーツから発火した。
これで警察に失火だったと伝えられる。
ジュリアはセブライドに抱き着いて感謝した。
ペラムの部屋
ボーデンがペラムに個室を与えた。
それは今では倉庫となっている、いわくつきの部屋だった。
使いたくても使えなかったハーマンが、わざとかペラムに教えた。
「使うなら司祭を連れてきておはらいをするべきかも」
ペラムは気にせず、個室のエアコンを起動した。
その後すぐに、壁からカリカリという音が聞こえてくるのに気づいた。
ボーデンも気づき、ネズミがいるんだ、と大騒動になる。
そしてペラムが現場からもどるとボーデンは部屋の壁を穴だらけにしていた。
「面目ない」
なのにまだネズミは見つかっていない。
すると2人はまたカリカリという音を耳にする。
今度こそここだ、とダクトの蓋をあけるとそこにははがれたダクトテープがゆらゆらと揺れていた。
その音だった……。
すぐに壁を直すというボーデンにペラムは、急がないでいいと荷物を抱えて出て行った。
キッド
シフト中にGOFの活動を行う許可を得たキッドは、出動時に備えてボーデンのアシスタントのカイリーに協力してもらうことになる。
GOFの中から実際に消防士を目指す者が出て、キッドとカイリーは一緒に喜んだ。
カイリーは手伝いをしているうちにキッドに思ったことを伝える。
「なぜ小隊長をためらうの?」
キッドは何も言えなかった。
つづく(シカゴファイア シーズン10 あらすじへ)
かんそう
やっぱりシーガー美人でセブライドとお似合い!
文句ばかりなのはよくないんですけど、キッドが出るとなぜかキッドがめちゃデキる女、いい女に描かれるのが本当に違和感しかないんですよね。
しかも本人がドヤってるのがまたイラっとw
今回は自分のことならまだしもセブライドの活躍にまでまるで「私の手柄」みたいな顔でドヤってたのがマイナスを増やしただけでした。
シーガーを意識してるらしいけど、そういうのもまったく応援できない。
失火については、セブライドはさすが! って感じで実際にとても役に立つエピソードでした。あんな身近に自然発火があるとは。日本は湿度が高いから避けられているのかもしれませんが気をつけよう……。
そして姉が首をかいていたんですが、最初に登場した時からかいていて、それは気になってました。
リアルの中ではかくと言う行為は、別に珍しいことではないですけど、場所によっては人前では避けたりもしますし、特に芝居の中で意味もなく「かく」ことはほとんどないですからね。
なのでしっかり伏線?となっていて納得しました。
バイオレット、最初はころころ変わってイラッとしてた気がしますが、はっきりしているところは好感が持てて、だんだん好きになってきました。
ホーキンズともお似合いだし。
今回はギャロにはっきりと言ったのが良かった。曖昧にするより全然いい!
2 件のコメント:
ほんと、シーガー、美人!ニット帽をかぶって、あのスッキリ感はやはり美形ならではですね。
最近、セブライドがなんだか落ち着いちゃって、楽しくないです。
もっといろいろあった方がセブライドらしいのにな。
キッドはどの場面でもほめられて、それは気分よいでしょう。面白くない!
ギャロは幼い感じがしますね。優しいんだろうけど、ちょっとした事で気分が変わり、それが外からまるわかり。
もう少し大人になればなぁ。
ホーキンスとバイオレットは続くのかしら。
と、見ていてつらつら考えました。
感想ありがとうございます!
だいたい思うことが同じようで嬉しいです。
ホーキンスとバイオレット、美男美女って感じでお似合いだと思うんですが、ギャロの方がメインに近いからどうなんだろう? とまだ不安が捨てきれませんw
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