あらすじ
ハーマンとマウチはペラムへの疑いをボーデンに伝えた。
ペラムを気に入っているボーデンは、人事記録を確認して常勤を検討する。
すると取り寄せた資料に長期の停職の事実が掲載されていた。だが理由は極秘情報になっている。
ボーデンがペラムを呼び出し、停職の理由を尋ねると「それは言えない」と頑なだった。
「説明がないと常勤にできない」
「了解です」
だがペラム自身は51分署を気に入っていた。
「今までいろんな署で交代要員をしてきたが、残りたいと思ったのは51分署だけです」
残るためなら何でもするといいながらも、停職の理由は言わなかった。
するとマウチが仲間ずてにペラムが2年前、火災現場で上官の顔をこぶしで殴った話を仕入れた。
「理由は誰も知らず、その隊長は数週間後に突然引退したそうだ」
ペラムが追い出した、とマウチは考えた。
ボーデンは引退したスタッフォード中隊長に会いに行き、直接殴られた理由を聞き、すべての事情を把握した。
スタッフォードは現場でアンティークの装飾品を盗み、それを見たペラムに指摘されていた。その時スタッフォードから手を出していたのだった。
「2年間、局のお偉方が訪ねてくるのを待っていた。あなたが来て楽になった」
当時は否定していたが、実際、盗んでいたのだった。
ボーデンが、窃盗事件の件ではなくペラムを知るために来たというと、最も信頼できる男だ、と明言した。
「俺を逮捕させ年金を奪うこともできたが、盗品を戻し引退させ、ずっと黙っていてくれた」
そのことも、ペラムがそのせいでキャリアを失っていることも今初めて知ったのだが。
「気の毒なことをした」
その後、ペラムはやはり51分署は合わないから最後のシフトにすると、ボーデンに伝える。
またギャロが単独行動をした挙句、ペラムに噛みついていたのだった。
「争いごとはごめんです」
その行動の裏にあるものを、もうボーデンは知っている。
「スタッフォードを見逃したのもそれか? なぜかばうんだ」
「恩師で困っていた。ボロボロの人を刑務所になど送れませんでした」
「思い込むな。51分署が合わないなどと」
次の現場は、子供がいる家の火災だった。
ペラムはパートナーにギャロを選ぶ。するとギャロは正直に「子供がいる火災は苦手だ」と伝えた。
だが、現場では誰よりも念を入れて点検をし、ベッドの下に倒れていた子供を発見した。
ギャロがいなければ見落としていた。
署に戻るとギャロはオーチスの像の前にいた。
ペラムがよく苦手なことを認めたなと声をかけると、ケイシーの教えだと説明する。
「認めて努力しろ、と言われたんで」
そして自分も当初、オーチスの代わり扱いされていたことを思い出し、同じことをしていたと認めた。
「もうしません。もし、長くいるならね」
「ありがとう。長くいたい」
クルース
プリスクールで悩むクルース。
ある現場でステイシーという妊婦を救助し、ステイシーが救急車に忘れたバッグを届けに行く。
なんならプリスクールを紹介してもらおう、と思っているとステイシーの暮らしは質素だった。
シングルマザーで働けず、ダイナーの仕事を休んでいる。
プリスクールどころではないと知ったクルースは、ベイビーシャワーでの不用品をステイシーに寄付をし、お礼にオーチスの手編みのニット帽をもらった。
ケイシーのオフィス
ハーマンがケイシーのオフィスを年功序列だと勝手に使い始めた。
以前個室を作ってボヤ騒ぎを起こしている。
セブライドはいろんな面で気に入らない。
ケイシーは引っ越し、キッドはGOFで忙しいまま戻りも不明というストレスに新たなオフィスのご近所迷惑が加わった。
音楽がうるさい、音を立てるなど仕事にならず、文句を言ってしまう。
「ケイシーと10年隣だったが問題はなかった」
ハーマンがマウチに愚痴ると、セブライドはケイシーが恋しいんだろう、と言われる。
歩み寄りを考えたハーマンは、セブライドを葉巻じゃない葉巻タイムに誘うが、セブライドは声を荒げてオフィスから追い出した。
ところがその夜、セブライドがハーマンの家を葉巻を持って訪ねた。
セブライドはキッドが戻らない不安を打ち明ける。
ハーマンはなんとかアドバイスをしようとするが、セブライドに教えられる。
「ハーマン、葉巻タイムではすべてに答える必要はない。聞くだけでいい」
バイオレット
バイオレットは、脇の痛みが続いていた。
現場でスマホを掲げる野次馬に「人間らしく行動をして!」と怒鳴っていた。
その姿にリッターとシルビーは、ギャロへの想いのせいでストレスになっているんだろう、とギャロに本音を伝えろ、とアドバイスをする。
思い切ってバイオレットはギャロに打ち明けた。
「私たちには何かがある。無視しようとしたけど脇が痛くて……」
胸じゃなくて脇なのか? と思いながらもギャロは今はカーラと会ってるんだ、と返事をしていた。
「いいわ。リッターとシルビーに言えって言われただけだし、痛いのは脇だし」
バイオレットとしてはギャロに振られたと思っていると、そこへ野次馬に怒鳴った件でホーキンズ・チーフがやってくる。
「人生最悪な日」
ホーキンスに注意を受けているとバイオレットは脇の痛みに耐えられなくなり、倒れてしまう。
どう見ても虫垂だった。
ホーキンスが救急隊員となって病院に運ばれ、ホーキンスは目覚めるまでつきそう。
ホーキンスはバイオレットの頼みを素直に聞いて、好意的だった。
そしてギャロも見舞った。
落ち着いて考えるとケイシーがいなくなった影響が大きいことに気づく。
「大事な人ほど距離を置きたくなってしまう。失いたくないから。カーラといて気楽なのはそういう人じゃないからかも」
そして今更バイオレットの告白に答えるのだが、バイオレットはいつの間にか寝ていた。
つづく(シカゴファイア シーズン10 あらすじへ)
かんそう
ペラム、なんちゃってケイシーみたいな感じで代り映えしないから、マジの交代要員かな~と思っていたんですがあれれ、本当に後釜になる??
その割にはセブライドとの絡みが希薄なんですよね。
まあ人材としてはいい人みたいだから良かった、ですが。
ギャロが子供だけど、その子供ぽさが良い作用になることもあるんだな、と感じました。
にしてもバイオレットは身体痛いのは自分で救急隊員でもあるのに、リッターとシルビーがストレスだっていうから放っておいて、あとから「あんたたちのせいよ!」になるのは突っ込みたいところでした。
子供ばっかり?w
そしてホーキンスチーフ、シルビー用? かと思ったら、バイオレットなの??
しかもギャロ交えての三角関係になりそうな展開!
ギャロとバイオレットが永遠にくっつきそうでくっつかないシナリオになるのはアリですねw
癒しのラブコメ枠としてw
個人的にはキッドはこのままフェードアウトでいいんですけど、セブライドが思わせぶりにキッドの話題を出し始めたので、そうにもいかないんだな……と思いました。
いかにももうダメだ……って言いだすとダメじゃないんだろうなァみたいな?
2 件のコメント:
ギャロが子どもっぽくて、少しイライラ。仕事なんだから、ふくれっ面はないです。命がけの現場でケイシーがいない!なんてどれだけ子どもなんだと。
ホーキンスが大人で素敵と思うけど、好きになるポイントは人それぞれですものね。
ハーマンも勝手に部屋を自分のものにして、セブライドが苛つくのがわかります。
ケイシーがいないのは思ったより大きいですね。
キッドの話題が出たときに思わずため息が出てしまいました。
ずっとボストンにいてもいいのに。
次回あたり帰ってくるのかしら。
感想ありがとうございます。もろもろ同意です!
たまに命を預かる職業の割に、そんなんでいいのか? みたいなことありますよねw
人間だもの、って感じでそれこそがドラマなんでしょうけど。
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