あらすじ
ダッチ
ハーレム・ハート賞を受賞し、皆に祝福されたパーティーから帰宅したフィンは、自宅にいた侵入者に銃を向けられる。
「俺を覚えているか」
男は23年前にフィンが逮捕したダッチだった。
ダッチはフィンがSVUにいることから頼みがあるという。
当時、17歳で刑務所に送られた後、レイプされていたのだった。
「その犯人とレイプ犯に手引きをした看守を捕まえて欲しい」
その男に、胸に「H」の焼き印を入れられそのおかげで集団レイプにもあっていたという。
「最初のレイプさえなければ何も起きなかった」
Hの意味はわかっていない。23年前のことでダッチの記憶もあいまいだった。
看守
ブルーノ刑事が加わり、調査を開始する。
当時の写真から看守がピート・ライアンだということはすぐにわかった。
現在はライカーズの看守長になっている。
夜だが、フィンとブルーノはライアンの自宅を訪ね、捜査協力として家に入った。
だがその捜査が自分が対象になっていると知るとライアンは「レイプはしていない」と言ってフィンたちを追い返す。
そしてその会話を聞いていた妻も動揺し、フィンたちを追い出した。
その様子から家の前を見張っていると妻が慌てた様子で車に乗り込んだ。
尾行すると、行先は依存症のリハビリセンターだった。
フィンはこの段階からオリビアを呼んで、捜査を続ける。
妻が面接した人物を聞き出し、部屋へ行くと黒人男性が一人いたが、どうにも話が合わない。
するとオリビアが乱れたベッドが2つあることに気づく。
妻が面会した人物はすでに逃げ出した後だった。
外で待機していたブルーノが逃げ出してきた人物を追うも、とり逃がしてしまう。
ダッチはその人物を見て、レイプ犯だとわかり取り乱す。
その様子からオリビアはダッチの言うことを信用した。
レイプ犯
逃げた男はバージル・ハットン。
ダッチに逮捕当時の受刑者の写真を見せるが、23年前であることとトラウマもありなかなか特定できなかった。そして誘導はできない。
ブルーノはハットンが犯人だと確信する。
妻は警告しにいったのだから。
深夜だがカリシも加わり、ライアンの聴取をする。
ライアンは相変わらず、レイプもハットンも知らないの一点張りだったがブルーノがつながりを示す写真を見つけると、誤魔化しきれなくなる。
二人は高校の同級生だった。
ライアンはレイプの手引きを認めた。
「ハットンはハングマンと呼ばれていたよ。Hはその頭文字だ」
いまだ、写真での特定ができないでいるが、本人を見た時は身体が反応していた。
特定のためにバーに隠れているハットンをダッチに確認させることにする。
消防に協力してもらい、偽のガス漏れで客を外に出す。
その様子をカメラでチェックし、ダッチに特定させる。
道中、ダッチは親身になって捜査をするフィンに「いい父親なんだろうな」と言った。
ダッチには娘がいるが、まったく会っていない。
ダッチは自分には家族運がない、と「オランダの涙(ダッチ・ティアーズ)」の話をする。
溶けたガラスを冷水に垂らしてつくるもので、尾が長いしずくの形をしている。
それは銃弾が砕かれるほど頑丈だが、尾の部分は指で簡単に折れてしまう。
そして元には戻せない。
フィンはその話はガラスの話ではないと気づいた。
「俺の話だ」
「人は誰でもバリアを持っている。君のは分厚い。でも今夜が終わればバリアを薄くできる。逮捕できればな」
いよいよハットンが店の前に出てきた。
それでもダッチは確実に言えなかった。だがライターを使っていたという手がかりを思い出し、ブルーノが近づいていき、ライターを使わせる。
その様子でダッチは特定した。
「あいつだ! 焼き印を入れるときあの顔をしていた」
フィンが近寄り、ハットンを逮捕すると車にいたはずのダッチも駆け寄って来てハットンの首を絞めた。
「俺を覚えているか! 17歳だった!!」
「君はオランダの涙みたいに強いはずだ」とフィンがダッチをなだめて止める。
「もう終わったんだ」
ハットンとライアンは第1級レイプ罪。
ダッチは銃の不法所持だが、保護観察処分でセラピーを命じられるだろう。
フィンたちは朝まで徹夜で捜査していた。
オリビアに早く帰って寝なさいと言われる中、フィンはダッチに責任を感じていた為帰らなかった。
疎遠になっていたダッチの娘をSVUに呼び、ダッチと引き合わせた。
そしてフィンは捜査を通じて、新たな相棒ブルーノとうまくやっていけそうだと感じていた。マンチのことを思い出しながら。
つづく(SVUシーズン24 あらすじへ)
かんそう
フィン回でした! しかも一晩のお話。皆が眠そうに次々参加していくのも面白かったです。
フィン大好きなので渋くて良かったです。
そもそもSVUに外れ回ってほとんどないイメージなんですけど、最近ちょっと「ん?」となることがあったので今回はホッとしましたw
冒頭、フィンがダッチに侵入されているのに気づかず、ピクルスの瓶を開けようとして開けられなかった、というシーンがあるのですが、それがラスト、オフィスのピクルスの瓶がさくっと開けられてスッキリ! みたいな演出もありました。
渋いですよね~。
ダッチを逮捕したこと自体には問題はないのですが23年前ということで、手荒な捜査が許された時代?でもあり、そしてダッチは魔が差して学費のために売人をしてしまった、という少し悪人とは違う事情がありました。
だからフィンは自分が逮捕したことでダッチの人生が大きく狂ってしまったことに、責任を感じてしまったわけですが、実際フィンのせいではないですよね。
でも優しい男だということがわかるエピソードでした!
オリビアがパーティーのスピーチでフィンと22年一緒、みたいなことを言っていたんですが、これからもフィンとオリビアはセットで居続けて欲しい!!
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