あらすじ
American Horror Story: NYC | Season 11 Teaser - Sanguine | FX
2023年2月22日~/Disney+ 日本独占配信!! ★初週のみ2話配信、以降毎週水曜日(全10話)
(アメリカ放送2022年10月~11月)
1981年
テオの葬儀の帰りと思われる、礼服を着たアダムがハンナのアパートへ行くと、ハンナは死んでいた。
部屋にはテープレコーダーが残されていたので、一人残ったアダムは再生する。
「ファイア島から処分したはずのシカが増えているという連絡を受けた」
ハンナの声を聴いて、アダムは泣き出した。
その背後にはビッグ・ダディが立っていた。
ハンナのテープ
アダムは大量のテープを持ち帰り、それを聞いた。
テープの中には、ハンナが咳込んで倒れる、最後の様子も録音されていた。
アダムはテオとハンナの死因は同じで、二人とも襲われたんじゃないかと疑うが、暴行の痕跡はなく、解剖を待たずとも否定される。
「二人ともニューモシスチス肺炎でしょう。肺感染症で免疫が落ちた老人に多い」
テオは木に拘束されて死んでいた。
「肺炎だったからは致命的だし、睡眠薬も悪影響した」
テオは苦しまなかった、となぐさめられる。
その後もアダムはテープを聞き続けた。
すると、ハンナが自分の感染元をアダムからの体外受精だったと判断していたことがわかる。
それを知り頭を抱えるアダム。
「この病気は性行為で感染すると思われる。アダムになんて言えばいいの」
警告
アダムは背中の痣の検査をし、医師にも警告を頼んだ。
「性行為で感染する新しい病気なんだ」
だがまだまだ情報は出回っておらず、相手にされなかった。
「僕の結果が出れば先生も信じるよ」
テープによるとハンナはファイア島のシカが起源ではないことも突き止めていた。
となるとフランの言う通り陰謀説なのか? プラムアイランドの実験の一部は確認ができている。だがダニが兵器というのにはバカらしいと信じがたかった。
「シカのダニがライム病の原因だとしても、ゲイの免疫力が低下するのは何故?」
答えは出ない。
アダムは感染予防に「コンドームを使用しよう」という、警告ポスターを作った。
ネプチューンバス
アダムはバスクラブへ行き、ピザッツに警告ポスターを張ってもらおうとするが、保健所と間違われて「来るのが遅い」とドヤされる。
「どれだけ消毒しても客はみな病気になるのよ。今夜が最後のショーよ、ここは閉店よ」
仕方なく、一人でビラを街に貼っていく。
だが減るどころか感染はどんどん広がっていった。
AIDS
1987年になると、AIDSは当たり前の存在になっていた。
ジーノはパトリックの葬儀に参列するが、仲間たちはどんどん感染していく。
1988年にはAIDS撲滅のデモに参加した。それでも死者は増え続ける。
ジーノを周囲を、ビッグ・ダディが次々に殺していく。
1990年、死者は12万人を超えていた。
ジーノにもビッグ・ダディの影が迫りながら、仲間を見送っていく。
1991年、いよいよジーノも歩行器を使うほど弱り、最後の日を迎える。
一人、ベッドに横たわるジーノをパトリックが迎えにきてくれた。
大勢の参列者の中でアダムがスピーチをした。
ジーノは愛されていた。
おわり
かんそう
前回以上に、ほぼほぼプロモ状態の最終回でした。
予想はできてましたが、ビッグ・ダディの説明(そもそも実在したダディとサムの関係など)、フランの陰謀説など宙ぶらりんなまま終わりました。
終わってみるとアメホラというよりアメリカン・ラブ・ストーリーの色合いが濃かったですね。
そう思うといろいろ謎?が残ったままでもいっか、ってなります。
ライアン・マーフィーの実体験が混ざっているかのようなリアリティと切迫したメッセージ性にいままでのシーズンとはまた違った「怖さ」がありました。
そういう意味ではアメホラで正解なんでしょうね。そしてつくづくアメホラがライアン・マーフィーにとってライフワークなんだろうな~と感じられました。
ジーノとパトリックのカップルは、最後天国で一緒になれたんだな、とわかるハッピーエンドでよかったです。
アダムは、若くテオの死を抱えて、とうとう仲間うちの最後の一人になってしまって、生き延びたのにラッキーとは思えず、厳しいような。
アダムはライアン・マーフィーなのかな? と想像してみたり。
そういえばヘンリーはどうしたんだろう? ヘンリーの最後ってなかったような。元気なら何よりです。
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