あらすじ
American Horror Story 11x03 "Smoke Signals" (HD) AHS: NYC
2023年2月22日~/Disney+ 日本独占配信!! ★初週のみ2話配信、以降毎週水曜日(全10話)
(アメリカ放送2022年10月~11月)
ペーパークリップ作戦
ハンナとフランはダイナーに移動した。
フランにビッグ・ダディは見えていなかった。
フランがハンナに伝えたかったのは「ペーパークリップ作戦」のことだった。
「研究所で働いていた時に資料を見たの」
アメリカは戦後、1952年にソ連に対抗してナチスの科学者を連れて来て、プラムアイランドで、動物と人間の病気を混ぜて生物兵器を作っていた。
「大きいと空気媒介できないから粘膜で増殖するよう設計して」
そしてそれは過去の話ではない。
「政府は1年前から手応えのあった兵器を再テストしてる」
金で釣ったジャンキーや服役囚を使い、ダニを媒介にして感染させる実験をした結果、ダニから島外に伝染が広まっている。
クリニックに集まる皮膚発疹や下痢の患者。確かに希少疾患を持つ人が現れている。
だがハンナは陰謀論をうのみにするのは危険だ、と冷静だった。
「シカの記事を読んだよ。早く真相を突き止めてマスコミに伝えな」
フランは、自分が知っているということも政府には気づかれている、と覚悟をしていた。
「活動家のカレン・シルクウッド知ってるだろ? 今はテキサスの墓地にいる」
捜査開始
複数の手だけが見つかったことから、さすがに無視できず警察でも捜査が始まった。
だが手がかりはすぐにはない。
そこへ、サムが監禁していた青年が檻が開いていたことから逃げ出して警察に駆け込んでいた。やはり玄関の前にはビッグ・ダディが立っていて、青年は「出たいんだ」と頼むが、ビッグ・ダディは何も言わず何もしなかった。
パトリックは青年の話から事件との関連を無視できず、捜査を開始する。
サムの家はすぐにわかり、サムにも簡単に会え地下室にも案内された。
「同意の上でゲームを楽しんでいた。彼が初めてじゃないし最後でもない」
サムが開き直れるのは、告訴されないとわかっているから。事実、青年は監禁を訴えても具体的に何をされたのかは恥ずかしいからと話さなかった。
そしてサムが余裕なのは、パトリックもお仲間だと見破っていたせいもあった。
「痛みに詳しいだろ。お仲間の前で暴いてやろうか?」
パトリックはそのまま引き下がった。
似顔絵
監禁場所の様子から、少なくともサムがシリアルキラーではないことはわかり、帰宅してジーノに伝えた。
ジーノは記憶から似顔絵を作ったと、パトリックに見せるが「朦朧としてたんだろ? 使えないよ」と反応が悪い。だが似顔絵はホワイトリーにそっくりだった。
すると何が気に食わないんだ、とジーノは箱の話を持ち出す。
「認めるよ。レザー・バーが好きなんだ。以前通ってた。これで満足か?」
「何故黙ってた?」
「誰にも言えなかった。理由はわからない」
「恥じる必要はない」
「そうだが、後ろめたい方が興奮するんだ」
似顔絵からアダムは、二人が追う人物が別であることを認識した。
「殺人犯は二人かもしれない」
殺人のあったバーの女店長も似顔絵を見てすぐに気づいた。
「この間も来てた。闇をオーラを発してるよね」
二人は手分けしてビラを貼っていく。
ジーノはブラウンストーンでヘンリーにもビラを渡すと、顔を知っていることを認めた。
「何故通報しない」
ヘンリーは今まで身近で起きた事にいちいち首を突っ込んでいたら、死んでいるのは自分かもしれない、と悪びれなかった。
ジーノが飲んだ酒に入っていた薬については無関係だと言う。
公衆電話
秘密がなくなったパトリックは、サムがレザー・バー「デッチ」の側にある公衆電話でターゲットを物色していたことから、シリアルキラーも使っただろうとレザー・バーの客のふりをして電話を貼ることにした。
ジーノの説得だった。
「許可を得ずにこっそりレザー・バーに出入りするほうが興奮するんだろ」
携帯の無い時代、公衆電話はかけるだけではなくかかってくることも多かった。
数時間の間に何回電話に出たかわからないが、空振りが続き、パトリックが帰ろうとした時。
最後のつもりで受話器を上げると、シリアルキラーらしき人物からの電話だった。パトリックの様子をどこからか見て、店を指定し何も言わず俺を見つけて見ろ、と言われる。
指定の店へ行き、パトリックの作った似顔絵に似ている男を見つける。
店の奥へついていくと、その男はシリアルキラーではなくただのマゾで、喜んでパトリックに打たれた。
アダムとテオ
アダムはテオとの初デートにビラを持って、会員制のゲイクラブへ行った。
だが、高級な店で似顔絵のビラは貼らせてもらえなかった。
テオは遅れてやってくるが、店に入るテオを少し離れたところからビッグ・ダディが見ていた。
アダムはテオに、サムの拷問好きという黒い噂を伝え、ビッグ・ダディにも関わっているのではないか、と疑った。
テオに惹かれることは止められないが、テオの奔放さには抵抗を感じている。
そこへ、小さな傘のささったマイタイが運ばれてきた。
「あちらから」と言われてみると、似顔絵のシリアルキラー、ホワイトリーが立っていた。
しかし、その時女性スタッフの叫び声が響く。
「店の扉が開かない!」
外からチェーンでロックされていた。
テオが力づくでドアノブを壊して開けると、火炎瓶を持ったビッグ・ダディが立っていた。瓶は投げ込まれ、火が放たれると再びビッグ・ダディは扉を閉めチェーンでロックした。
あっという間に火は燃え広がるが、椅子で窓ガラスを割って逃げ出した。
パトリック
レザー・バーの一件から元の家に戻ったパトリックは、クローゼットの奥にしまい込んだハーネスを探す。
見つけると、早速服を脱いで身に着け、サングラスをかけて鏡の前でポーズをとった。
すると腕に湿疹があるのに気づく……。
病院
ハンナは細菌を調べるため、病院へ行き検体の採取の許可を得ようとするが、簡単に承認は下りなかった。
帰り際、ゲイ・バー火災の被害者たちが次々に搬送されるところに出くわし、ストレッチャーの上のホワイトリーに気づいた。ホワイトリーも被害者だった。
ゲイバーの火事と聞いて検査キットを電話で手配する。
アダムとテオも搬送されたが死者が出た中では比較的軽傷だった。だがアダムが突然呼吸困難になったため、テオがジーノを電話で呼び出す。
「殺人鬼はここに運ばれている」
駆け付けたジーノとパトリックは二手に分かれてシリアルキラーを捜すが、ホワイトリーはすでに病室を出て、ハンナの採血を受けていた。
アダムとハンナ
ホワイトリーの採血を終えた後、ハンナはアダムのベッドに辿り着く。
するとハンナとアダムは知り合いだった。
二人の会話から、かなり親しいことと、そしてハンナは妊娠中のようだとわかる。
ホワイトリーとジーノ
大事な検査だと言われ、ホワイトリーはハンナに従ったが採血が終わると逃げるように病室を離れた。しかし、出口でジーノに見つかり再び院内に逃げる。
ホワイトリーを追ったジーノは、遺体安置所まで追い詰めた。
用心のため、置いてあったメスを手に遺体が安置されているロッカー一つ一つ確認するが、その背後からホワイトリーに羽交い絞めにされ、気絶させられた。
ジーノが目覚めると、遺体安置のロッカーの台の上で手足を包帯で縛られていた。
「帰還兵は殺したくない」といいながらも、遺体安置所のロッカーにジーノは収納された。
かんそう
ビッグ・ダディが大胆な行動にでました。
とはいえ、またしてもテオには見えていなかったようですが、放火を受けたゲイクラブの女性スタッフははっきりと見ていました。テオって霊能者の血を引く、っての何かの伏線なのかと思ってましたが…。そして見える見えないが犠牲になる、ならないの判定ではないんですね。
ホワイトリーは殺人鬼には間違いないんですが、複数の手をぶらさげたのもホワイトリーなのかな? と少し違和感が芽生えました。
第一話で首の切断はしているから、ホワイトリーだとしてもおかしくはないのかもしれませんが、シリアルキラーとしてはかなりうかつ? というか、警察がゲイの事件を軽視しているから捕まらない、と高を括っているにせよ、ほとんどの関係者が似顔絵を見て「ああ、知ってる」ってなるのは、しょぼくない? みたいな。
でも時代的にありなのかもしれませんが……。
今のところ軸と思えるのは、
・ホワイトリー(シリアルキラー)
・ビッグ・ダディ
・細菌兵器?
の三本だと思いますが、場合によってはホワイトリーはミスリードというか目くらまし?的な、実は軸ではないのかな~とまたいつもの深読みですw
アダムとハンナの接点も判明し、それも何か事情がありそうでした。
サム、パトリックなどにも感染が広がっています。
ジーノは、なんとなく助かる……と勝手に安心していますが、どうなることやら!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿