【シーズン・ファイナル】シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン8 第16話「外された頸木」The Other Side【最終回】

2022/08/20

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン8 バイオレンス

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あらすじ

Lori Allen/NBC | 2021 NBCUniversal Media, LLC.


2022年5月6日~AXNでシーズン8 日本初放送(全16話)
(アメリカ放送2020年9月~)

登場人物はこちら



バージェスの行方

ルゼックがサウス・ラシーン到着するとバージェスが拉致されていることに気づく。

付近を捜索すると、血痕、引きづられた痕、そして装備が落ちていた。

怪しい盗難車に絞り込み、交通カメラで追うと後部座席に横たわるバージェスらしき人物を確認し、そのセダンを追う。


バージェスに手錠をかけて拉致したのはケントだった。
なんとかケントに「責任はない、ロイのせいだ」とこれ以上犯罪を起こすなと説得するが、ケントは追い込まれている。
聞く耳を持たず、暴力で黙らされた。

そしてバージェスの頼みをきくわけもなく、ケントはロイに問題発生だと連絡を入れる。
するとロイは隠れて居るガレージに到着するや否や、ケントに発砲し、次に命乞いをするバージェスを撃って去って行った。

ロイのおじ

ブライトン・パークにロイのおじティムが住んでいることがわかった。
ボイトがすぐ向かおうとすると、ジェイが令状がない、と引き止める。
「ダレルの時と同じ過ちを?」
ボイトが吠える。
「犯人の車が近くを通ってた。十分な証拠だ。早く来い!」
ボイトのやり方にジェイとアトウォーターは全面的には賛同していないが、後に続いた。

現場に着いてもジェイは違法行為だと止めるが、ルゼックも無視して突入する。
ティムは老人だが、したたかでロイについては口を閉ざした。
だがルゼックが銃をつきつけて脅すと口を割った。
「数時間前に車を貸した。車の色はシルバーだ」

湖に沈みかけているところを見つけるが、それは証拠隠滅のためのようで中は無人だった。
車の中からロイのプリペイド携帯が見つかる。

その頃、バージェスは撃たれた後、意識を取り戻していた。
弾が貫通したおかげかもしれない。
となりではケインが死んでいる。

バージェスは痛みの中、ケインのベルトや靴下を利用して止血をし、なんとか手錠をされた状態で倉庫から這い出ていた。

手掛かり

ロイの携帯には21人の関係者の履歴があった。
一人づつ令状を取るには時間がかかり過ぎる。
ルゼックが直接いくしかないというと、断られたら時間の無駄だとジェイがアドバイスをする。
それにはボイトも同感を示すが、ルゼックは不満だった。
一秒たりとも無駄にしたくない、という焦りでボイトにもクレームをつけるルゼックは、とうとうチームから外される。
「今のお前は捜査の邪魔だ」

ルゼック

ルゼックを心配してアトウォーターが声をかけるが、そもそもアトウォーターはルゼックに苦言をしていた。
「丸腰の相手に銃を向けるなんて」
バージェスを心配して我を忘れているようなルゼックは、アトウォーターの言うことに納得できるわけがなく二人は殴り合いに発展する。
アプトンとジェイに止められるまで殴り合った。

アプトンはルゼックにアドバイスをした。
「マケイラのためにしっかりしなくちゃ」
もし最悪なことになれば、ルゼックがマケイラを安心させなくてはいけない。
マケイラのために仕事を失うようなことをしてはいけない。
ルゼックは冷静になり、礼をいうと捜査に戻った。

そしてバージェスはなんとか倉庫の外に出て、停まっていたセダンの窓を割ってハザードランプをつけてから車内で意識を失った。
死んじゃダメ、と何度も自分に言い聞かせながら……。

進展

ボイトは21人を調べ、犯罪歴のある9人にまで絞った。
だがジェイがまた口を挟んだ。
今は令状なしで回るよりも、ケントのセダンを追う方が確実なのではないかと。
一瞬ぶつかりあうが、ボイトはすぐに両方追えばいいと仕切った。
そしてボイトが関係者捜査に指名したのはアプトンとルゼックだった。

三人は手分けした。
ボイトはマークという通話履歴の多い男の家へ行き、暴力で口を割らせる。
そして何の手がかりも得られなかったアプトンとルゼックは気付いた。
ボイトが一番怪しい人物を自分の担当にしていた、ということを。

ロイ

その頃、ボイトはロイの隠れ場所に到着し、銃を向けていた。
ロイに逃げ場はなく、知っているのもボイトだけだった。
「バージェス巡査はどこにいる?」
「知るか」
ボイトはロイを張り倒した。

アプトンはひとまずルゼックをマケイラのお迎えに行かせ、一人でボイトを追う。
「あとは任せて。約束する」
リストから推測して、マークの家へ行き、ボイトの行き先を入手した。

アプトンがロイの居場所に到着すると、ボイトはロイを拘束して殴っていた。
頭からは血が出ている。
「何しに来た?」
ボイトの顔には返り血もついていた。

発見

その頃、セダンを捜索していたジェイとアトウォーターがバージェスのいるガレージに辿り着いていた。
そこでハザードランプの点滅に気づき、セダンとバージェスを発見する。

息はまだあった。
ジェイとアトウォーターは一刻も争うと、その車で搬送した。


バージェスが無事とわかったボイトは、その場でロイを消そうとする。
だが、アプトンはそれを止めた。
「逮捕するべきです」
「何故ここに来た? 俺は来いとはいってない」
「キムを見つけたかったから。そして見つけた。正攻法で。彼を連行する」
アプトンはボイトにもう事実は変えられないと怒鳴られるが、ひるまなかった。
「もう二度と一線を超える気はない。でもボスが越えれば引きずり込まれる。まだ生きてる。なんとかなるはず」
アプトンが涙ながらに口裏を合わせればいい、と言い続けるとボイトは説得された。

ところがロイの拘束を解こうとした時、ロイがボイトの銃を奪おうとした。
アプトンは警告をしてからロイを撃ち殺した。

「お前は正しいことをした」
だが正規の報告をするには厳しい状況になってしまう。

ボイトはアプトンを帰し、一人でロイの遺体を運び出して火をつけて始末した。

アプトン

アプトンはバージェスの病院には寄らず、ジェイの家に行った。
まだ手術は長引いているが、バージェスは耐えている。
ジェイは今から一緒に病院に行こうとするが、アプトンはジェイに愛してるという。
そして「失いたくないの。結婚しない?」と急にプロポーズした。


つづく

かんそう

最後、遺体に火をつけてカメラ目線になるボイトがめっちゃ怖くてよかったです。
返り血はほんのちょっぴりでしたけどそれが逆にリアリティあって、最高でした……。
まちにまったボイトのボイトらしいバイオレンスが堪能できる回でした!

ここまでなんとか大人しくやり過ごしていましたが、前回の副本部長の一件が伏線となり、今回は身内のバージェスの危機ですから、「ルールだなんて言ってらんねぇ!」の大爆発は納得の展開すぎました。
逆に、バージェスだっつってんのに周囲が意外と冷静で「ルール」って言い続けているのは、やっぱり特捜班自体に変化が起きている感じはしました。

実際、ルール、ルールって言ってバージェスが死んでいたらどうするんだろう?
それでも悔いはないのかな?

ただ、バージェスを見つけたのは実はジェイとアトウォーターのルール組なんですよね…。
そこは皮肉だなぁと思います。
しかもボイトはアプトンの説得に応じて、ちゃんと連行するつもりになったのに、ロイの挑発?から話がこじれてしまった……。

シーズン・ファイナルではっきりと次につながるようなクリフ・ハンガーではないものの、このボイトの行いがまたいつか悪い影響を及ぼしてきたらいやだなぁ、という変な後味が残りました。

ルゼックとアトウォーターの喧嘩は、喧嘩する程仲が良い、の範疇であって欲しい……。
最近は喧嘩が多いので少し気になりますね……。


ボイトがひたすら大人しいシーズンでしたが最後に見応えのある、緊迫したエピソードが用意されていました!も―早くいってよー、みたいな?w
シーズン9ではバージェスが元気なところから始まっていますように。


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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