あらすじ
脱出ゲーム殺人事件
NCISのオフィスは、誰のデスクも伏せんだらけにされていた。
原因はマクギー。
マクギーは休暇をとってデライラと夫婦水入らずのバハマ旅行をしているのだが、仕事の事が気になって落ち着かなかった。
ギブスはフォーネルに電話をかけるが、相変わらず留守電のままだった。
そんな中、新たな遺体が発見される。
被害者はノーマン・メイソン兵曹長、33歳。
海軍予備役で、脱出ゲームを運営していた。
発見者は清掃員。
中でゲームをしていたグループは銃声を聞き、朝まで閉じ込められていた。
メイソンは複数か所撃たれていたが、プロの仕業とは思えなかった。
現場からはアメリカ海軍機密の資料が見つかっていた為、NCISが呼ばれた。
するとギブスが壁の後ろにあった隠し部屋発見する。
多数のモニターと資料の山。
大金も見つかり、メイソンが逃亡を計画していたと分かる。
メイソンはゲーム経営をする前に、国防総省のシンクタンクで働いていた。
機密文書の内容は、マルコム・ルーカス博士と「ディープ・レイヴン」についての言及だった。
博士は1年前にボート事故で溺死している。
隠し部屋で情報を売って、取引きがこじれでもしたのだろうか?
メイソン検死結果
メイソンの腕に発疹があったので、アレルギーを調べる。
奥歯の裏からはSIMカードが発見された。
恐らく死ぬ前に隠したのだろう。
中身はパスワードだった。
バハマ
メイソンの通話履歴から定期的にバハマに電話していた事が分かり、急遽バハマにいるマクギーに相手を調べさせる事に。
翌日、マクギーはデライラとビーチに行く。
通話先はビーチのバーの前にある公衆電話だった。
毎回午前11時半に慣らしていた。
誰が電話をとりにくるか見張っていると、原付から降りた女性が近づいて来た。
マクギーが声をかけると、背負い投げされ、そして逃げられてしまった。
バーの店員に女について尋ねると常連だと分かるが名前までは知らないという。
マクギーは女性から暴力を受け、デライラにも危険が及ぶ可能性があると、帰国させようとした。
だがデライラは逆にやるき満々になって原付を追うと言い出す。
しかし、周辺には防犯カメラもないし…とマクギーが止めようとするが、デライラはしっかり隠し撮りをして情報を入手していた。
女の原付にはレンタルバイク店のロゴが入っていた。
レンタルバイク屋
マクギーとデライラはレンタルバイク店に行くが、デライラが賄賂を使ってもさすがに個人情報を聞き出すのは難しかった。
ところが店員がマクギーを見て気づく。
「もしかして『ディープ・シックス』の作者トム・E・ジェムシティ?!」
マクギーはファンだという店員に新作リサーチだと嘘をつき、バイクを借りた女がシエナ・マイケルズだと個人情報を教えてもらう。
キッドリッジ
その頃、NCISでは「ディープ・レイヴン計画」の当時の責任者であるキッドリッジを呼んで話を聞いていた。
当時ルーカス博士が仕切り、海底マッピングの無人潜水機、いわば水中のドローンを作る計画だったという。
「殺しの価値はないが……」
サンゴ礁の研究、旅行の助け等が目的で、その上実現せず終わっている。
海にも出さず、ルーカスの死で中止になっていた。
気になる事といえば、メイソンが科学者エリック・レイノルズと揉めていた事。
そしてキットリッジは博士の死そのものにも疑問を持っていた。
「大学で水泳部だったのに溺死するとは」
シエナの家
マクギーとデライラはシエナの家を訪ねた。
シエナは1年前にイギリスから移住してきていた。人目を避けて物静かに暮らしている様子だった。
ところが自宅へいくと、いきなり銃を向けられた。
その上、すると死んだはずのルーカス本人も登場して2人を驚かせた。
その後、マクギーとデライラが怪しい者ではないと分かると、4人はソファに座って話した。
ルーカスはメイソンの死を知らないようだった。
ルーカスは死を偽装していた。
それはディープ・レイヴンを守る為だった。
失敗というのは嘘で、むしろ大成功していた。
AI神経回路網により自分で考えて改善でき、音波アンテナで地上の装置と通信もさせていた。
それはマクギーとデライラが興奮するほどすごい技術だった。
しかし問題はドローンの用途にあった。
LAWS、自立型致死兵器システム。
つまり武器として使われようとしていた。
「本当は核弾頭ミサイルに装備するつもりだった」
ルーカスはそれを知らずに作っていたのだが、事実を知り、破壊するしかなく失敗だと嘘をついていたのだった。
だが親心から設計図を残したかった為、死を偽装する事を選んでいたのだった。
それを手伝ったのがメイソンだった。
「ペースメーカーを利用して別人の遺体を用意した」
バハマに移り、ルーカスの恋人となったシエナが間に入ってメイソンとの連絡を定期的にとっていたのだった。
シエナとルーカスとの出会いは8カ月前、同じ移住者だった。
そして今、メイソンの死によってルーカスの存在もバレている可能性がある。
次の標的はルーカスだろう。
メイソンと揉めていたというレイノルズは、失敗を怪しんでいたらしいので容疑者、もしくは標的として捜査を進める。
パスワード
SIMにあったパスワードはメイソンのパソコンのものだった。
パソコンにはルーカスの死に関する情報が詰まっていた。
何かを調べていたのは間違いない。
ルーカスは失踪から1週間後、アンナ湖で死体が発見されていた。
釣りに行った時間は夜12時、1人では不自然な時間だった。
当時ルーカスの口論が目撃されていた。
相手は不明だが恐らく犯人だろう。
メイソン殺しの容疑者の可能性もある。
まずはエリック・レイノルズを捜査した。
ところがそのレイノルズも遺体で発見されてしまう。ハイキングコースで射殺されていた。
その上、レイノルズの家のカメラには訪ねてくるキットリッジがはっきりと映っていた。
キットリッジ取り調べ
キットリッジに容疑者であることを伝えると、レイノルズの死に驚きを見せた。
キットリッジは過去計画が失敗になってクビになっている。
失った名声を取り戻す為、ドローンの情報を捜すということが動機になってもおかしくはない。
すると前回言わなかった事を白状した。
「確かに資料は探していた。だがそれは今の仕事上でだ。
サイバー犯罪部門で働いていて、誰かが資料を闇サイトで売るのを聞いていたからまず2人を疑った」
黙っていたのは、売る事を止める気がなかったから。
キットリッジは言いにくそうに分け前を狙っていた事を認めた。
その様子から犯人ではなさそうだった。
メイソンの湿疹
ケイシーがメイソンの湿疹の原因を突き止めた。
タマヌオイルが原因のアレルギー反応だった。
日焼け止めに使われるオイルで、テリハボクから採れてバハマで売られている――。
犯人はバハマにいる。
そして、海外のPCから闇サイトでの販売が始まった。
ルーカスは設計図を守るのではなく、売りたかっただけなのか。
ルーカスと一緒にいるマクギーとデライラが危険だと分かるが、バハマが嵐で電波が入らず、道も冠水していた。
ギブスはヘリの手配や応援を手配した。
危機一髪
その頃、バハマのシエナの家は停電していた。
懐中電灯を手分けして捜しているとデライラがゴミ箱から、シエナの航空券の履歴を見つける。
その日付はメイソン殺しの日付と重なっていた。
マクギーにこっそりと知らせるが、すでにシエラに気づかれていて2人は銃を向けられる。
ルーカスはシエラの計画を何も知らないようだった。
そして鞄を調べると、確かに入れてあった資料はなくなっていた。
隙を見てマクギーがシエラに掴みかかるが逆にやられそうになる。
そこへマクギー達が滞在するホテルの従業員で顔馴染のクラレンスがやってきて、シエラを背後から武器で殴り倒した。
ギブスが手配した海兵仲間というのがクラレンスだったのだ。
逮捕したシエナは、ディアドラ・モーレイという金融犯罪の指名手配だった。
マクギーは楽しかったというデライラに、これからはもっとデートをする、とを約束した。
「毎週、お義母さんに子供を預けて」
休暇も延長した。
フォーネル
エミリーは、参加している断薬会で半年クリーンの表彰をされた。
ギブスは見学し、喜んだがフォーネルの姿はやはりなかった。
エミリーにはITに疎く連絡が届いてないのだろう、と嘘をついて安心させた。
心配になったギブスはケイシーに何も言わず、電話番号を渡して追跡させた。
そして、フォーネルが作業をしていたガレージを見に行くと、荒らさていた。
ギブスは落ちていた建物の写真を拾った。その裏にはフォーネルが売人の遺体から盗んでいた馬のキーホルダーの絵が描いてあった。
そして床の血痕も見つけた。
血痕は分析の結果フォーネルだった。
ギブスは、ヴァンスに報告した。
「メリウェザーの確保には程遠い」
と言われるが、ギブスは追い続けると宣言した。
ギブスの家の地下室には、持ち出した建物の写真が貼られた。
まだその裏にある馬の絵の重要性には気づいていないようだった。
一転二転、誰が犯人かその目的もコロコロと代わり面白かったです。
バハマのマクギー&デライラの捜査は、「ファンだから」って特別に情報ゲットするっていうほぼコメディみたいな軽いノリだったし。
でもそれでいいと思う…NCISはほのぼのしてていい。
それにしてもこのところほぼスローンの存在感ないですね。
スローンのサイドストーリーほぼ完結? していたからまあそこが大人しいのはいいんですけど、通常の役割としてのシーンもかなりあっさりしているような。
カウンセラーだからそんなに毎回出番があるわけでもないんだろうけど…。
ていうか人数多いからよくよく考えればまあ他の人もそんなもん?
ダッキーはお休みでした。
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