LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン21 12話「警官の自殺/LONGEST NIGHT OF RAIN」

2021/03/13

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン21 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Heidi Gutman/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC

2020年12月18日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全20話)
(アメリカ放送 2019年9月~)

【登場人物】


引退パーティー

エド・タッカーの引退パーティーがバーで開かれた。

オリビアは別れて以来、タッカーと再会する機会となり不安を感じていた。

そんなオリビアを応援する為か、パーティーにはフィン、ロリンズ、カリシも参加した。


オリビアがタッカーと1カ月前に結婚したという妻パティに挨拶をしていると、レイチェル・ウィルソンという警察学校の同級生がやってきた。
久しぶりの再会を驚くオリビアに、レイチェルは嬉しそうではなく「あなたは恵まれている」と嫌味を言った。
その上、タッカーに酒をかけてすぐに店を出て行った。
何か訳があるはずだろうが、タッカーはレイチェルを覚えていなかった。
だが、タッカーの元相棒で現在は警備会社を運営しているギャリー・ウォルトは、レイチェルがバーボン好きだという事まで覚えていた。

レイチェル

店を出たレイチェルは、止めてあった車に乗り込むと動画を撮り始めた。
それは自殺をする記録だった。

銃声でオリビア達が外に出ると、車の中で銃に撃たれて死んでいるレイチェルを発見する。
すぐに自殺だと分かった。

オリビアは警官の自殺がまん延している事を危惧し、SVUに自分も通う精神科医のリンドストロームを呼んで、スタッフ達にカウンセリングを利用するよう勧めた。

レイチェルの動画

レイチェルの携帯から死ぬ前に撮影された動画が発見された。
そこでレイチェルは、職場の上司から暴行とレイプを受けていたと告白していた。
「巡査部長やIABに訴えたけど共謀して犯人を隠匿した。名前を言ってもどうにもならない。彼が勝ち、私は負けた。NY市警は今後も身内をかばうでしょう」

タッカー

オリビアがタッカーの自宅を訪ねた。
動画の件を伝えるが、タッカーはレイプも知らないし、レイチェルに責められた理由も分からないと答えた。
オリビアは面と向かってタッカーに嘘をつかれていると感じとった。

風紀課

その後、レイチェルの親しくしていた教会で、レイプの時期が風紀課に居た頃だと教えてもらう。
それが2004年だと分かると、キャットは師匠のラルフィ・モリス巡査部長がいた時期だと、話を聞きに行った。
「一緒だったのは数ヶ月でよく知らない。死人を悪く言いたくはないが、男にだらしない噂があった」
モリスは、自分よりレイチェルに詳しい人物としてギャリーの名前を挙げた。
「だが俺が名前を出したとは言わないでくれ」

ギャリー

警備会社にいるギャリーを訪ねた。
元警官を雇い、経営は安泰しているようだった。

「レイチェルはクセ者。警官はみんなそうだ、優秀だったが問題があった。
エドから動画の話は聞いた。ここだけの話、彼女は男をあさってた。拒絶すると脅しにかかった。
タッカーが調査した時にそれを伝えたが、彼女は反対の主張をした。
そして調査の結果、彼女の主張は嘘だと結論づけた。彼女を救おうとしたが恩を仇で返された」

タッカーの嘘

レイチェルを知らないと言ったタッカーを、フィンとロリンズが自宅から連行した。
フィンとカリシが取り調べをする。

「何故知らないと言ったのか?」
「知らないのではなく、思い出せないと言った」
「暴行を訴えた時、あなたはIABに居た」
「そうだが15年前の話で記憶になかった。だが今は思い出した。彼女は苦情を申し立てると言っていた」
それが元相棒、ギャリー・ウォルドの事だと確かめると、タッカーは無言になりつつも認めた。
「調べたがお互いの主張が食い違った。彼女は他の同僚たちとも関係があった。正式に訴えれば4組の結婚生活が破綻し、彼女の人生も台無しに。だが追及しないと決めたのは彼女だ」

別室から見ていたロリンズはタッカーが責任逃れしているのではないかと責めたが、オリビアはそうは思えなかった。
「タッカーが隠蔽するとは思えない。たとえ彼女に悪評があっても」

モリス

そこへキャットが元上司のモリスが自殺した、と涙を堪えて報告してきた。
話したのはほんの2時間前だったのに。

妻の話では、この数年自殺願望を抱えていたという。
「何度も署にお願いしたわ。銃を取り上げて、と。主人は仕事で疲れ果ててた。
今日は取り乱した様子で帰宅し、死にたいって言っていた。
911に連絡している間、携帯に向かって叫んでその直後銃声が」

最期の言葉

オリビアは予約を取ってリンドストロームを訪ねた。

実はモリスは患者だった。
自殺する前に何本かかけた電話のうち、2本はプリペイド携帯であと1本が先生だった。
「あなたは最期の言葉を聞いた」
リンドストロームは、オリビアが患者として来たのではないと知ると怒りを露にした。
「君を信頼していたのに。面談を装って尋問しに来るとは」
モリスとの会話については守秘義務を主張した。
「協力してくれないなら、検察が召喚するわ」
「では法廷で会おう」

そして法廷でも守秘義務を主張し、それが認められた。
「これからカウンセリングを受ける警官にとって、秘密は守られると約束される事が重要だから。たとえ死後でも」

状況整理

モリスの最後の通話の中にギャリーの番号も確認できた。
2004年、風紀課にはレイチェル、ギャリー、モリスがいた。
レイチェルの相棒はゲバラ刑事。
レイチェルはこの3人と、もう1人潜入捜査官と関係を持っていた事が分かった。

キャットには師匠の不倫が信じられなかった。

オリビアは、レイチェルの自殺に罪悪感を抱いたモリスが、ギャリーに口止めされ追い込まれてしまったと考えた。

オフィス荒らし

審理で留守の間に、リンドストロームのオフィスが荒らされた。
盗まれたのは、パソコンとモリスのファイルだけ。
明らかに、裁判所への提出を恐れた人物の犯行だった。

捜査に来たオリビアに、リンドストロームは昨夜ギャリーが訪ねて来た事を打ち明ける。
モリスの最期の言葉を知りたがってたという。
「もちろん教えてない。だがこれだけは言える。エド・タッカーが全て知っている」

タッカーの秘密

オリビアはタッカーの用事に付き合いながら、話しを聞く事にした。
だが、行き先にたどり着いて驚く。そこは癌センターだった。
「妻には言うな」

もともと肺がんを患っていたが、今度は脳腫瘍が出来たという。
治療しても余命は半年から1年と言われていた。
記憶力の衰えはそれが原因だった。
「君も気づいたろ。彼女について記憶が失われるなんて、恥ずかしくて言えなかった。
だがギャリーから電話が。相棒だった時のように味方してくれ、と。しかし隠蔽は絶対しない。
彼は不倫したが別れた、と言ってた。彼女は腹いせにレイプを訴えたと。それを信じてしまった。
レイチェルとラルフィに良心の呵責を感じてる。
死ぬ前に正義を果たしたい」

ギャリー

タッカーに隠しマイクを仕込んでギャリーの自白を録音した。
元IABのタッカーに、ギャリーを信用させ自白させることは簡単だった。

ギャリーは、リンドストロームのオフィスを荒らし、ファイルを処分したことも認めた。
「これで安心だ。ラルフィがレイプしたことに」
「ラルフィ?」
「彼女と不倫してた。レイチェルはストーカーだよ。妻にまで電話をした。許せなかった。だから襲った」
「襲ったなんて聞いてない」
「家族や仕事を守るためだった」
タッカーは責任を果たした。疲れたのか、店を出るとフラついていた。

逮捕

カリシに録音データを聞かせ、ギャリーは逮捕となった。
性的暴行、証人への圧力、不法侵入で刑務所行きとなった。

タッカーの証言については、オリビアが潔白を保証した上で、記憶があいまいだから出来ないと個人的な事情を伏せて回避させていた。

別れ

逮捕後、オリビアはタッカーと2人で会った。

タッカーはレイチェルを助けられなかった事で責任を感じていた。
「目の前の汚職警官を私が見落とさなければ……。友人なのに何も知らなかった」
オリビアは自分も後悔している事があると、タッカーに謝った。
「あんな別れ方して。本心を言うと怖かったの。私達にもっと時間があれば……」
「いいんだ、パリの思い出がある。そう伝えたかった」

オリビアと別れた後、タッカーは自殺をした。
妻には財産と遺言を残した。
「最良の時間を死にゆくものに費やして欲しくない」

オリビアは、タッカーと撮ったパリの写真をしばらく見ていた――。



かんそう

エンド・クレジットの前に、命の電話の案内がありました。

オリビアとタッカーさん、お似合いだったなぁ。
別れただけでもショックだったのに、まさか永遠のお別れになってしまうとは。

しかも病死でもキツイですが、自殺だなんて。
それだけ今回の自殺防止のテーマに重さが加わってはいますが、重すぎる……。

オリビアは、身内や知人の死が立て続いていますが、大丈夫なんでしょうか。

それにしてもSVUらしいと思うのは、被害者のレイチェルのキャラ設定。
普通なら、同情されるような設定を安易に考えてしまいそうですが、レイチェルの男関係が派手いうのはあながち作り話ではなかったようで。
だから乱暴されても良い、という事にはならないという、テーマの細やかさを感じました。
そしてそれがSVUにとっては当たり前になっているように、誰も取り沙汰にしていないのも。



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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