LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン21 6話「MURDERED AT A BAD ADDRESS/16年前の真実」

2021/01/30

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン21 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC

2020年12月18日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全20話)
(アメリカ放送 2019年9月~)

【登場人物】



公団レイプ事件

公営団地に住む14歳の少女、ルーペ・ペレスが団地内でレイプ被害にあった。
現場に一番乗りしたのはキャットだった。

キャットはゴーワヌスの公団出身で公団の事情に詳しいようなので、フィンの判断で担当になった。
腕試しだ、とオリビアもキャットを見守る。

手掛かり

キャットがルーペからいくつかの手掛かりを聞き出した。
「コードで首を絞められた。
大きかった多分白人かヒスパニック系。鉛筆削りみたいな木の匂いがした」
顔は見ていないが、声を聞いていた。
『いい子だ。パパに優しくしろ』
「もし私がやらないなら、妹ジゼルにさせると言われた」
犯人はルーペの家族を知っている……。

捜査開始

夜勤だったという母親がルーペを心配して駆け付けた。
父親は2年前に亡くなり、母親1人で育てていた。
ルーペに特定の大人の知り合いがいるという話はないようだった。

近隣の性犯罪登録者を調べても全員シロだった。

木の匂いをヒントに、公団に出入りする管理業者のリストを調べる事に。

過去のDNA

ルーペのヘッドホンから採取されたDNAが、2003年の解決済みファー・ロッカウェイの事件で採取されたものと一致した。

コードで首を絞められた母親とレイプされ首を絞められた娘、2人が殺された事件だった。

当時15歳のリカルドが自白し、その後18歳のカルロスも自白していた。
カルロスは被害者の家族でもあった。

ところが、DNAはそのどちらのものでもなかった。
第3の捕まっていない犯人がいた!

カルロス

母親と妹を殺したカルロスは終身刑で服役中で、リカルドは去年出所し保護観察官は休暇中だった。

カリシとフィンがグリーンヘブン刑務所へ行き、カルロス(ギレルモ・ディアス)と面会した。

するとカルロスは3人目の存在どころか、そもそも自分達は無実だと主張した。
「子供だったリカルドの自白はモンテ刑事に釣られたんだ。
15年で出られる、と。
自分も自白しないと死刑だと脅され、18歳で誰も助けてくれず仕方なかった。
共犯じゃない。俺は現場にいなかった」

家に帰ったら家族が死んでいた――。
気になったカリシはリカルドとどこに遊びに行っていたのかと確認するが、カルロスは監視の目を気にして言わなかった。

リカルド

リカルドを捜索すると、数日前に刑務所で感染したHIVで死んでいた事が分かった。
リカルドの遺灰を撒いた女性は、カルロスの無実も信じていた。
「自白は脅し」
モンテ刑事と当時の検事を全く信用していなかった。
「殺したのはあの刑事。心が痛むなら彼と話して」

モンテ刑事

モンテ刑事を訪ねると、ちゃらくて適当な印象だった。
「当時、団地の少女ばかり狙うレイプが連続していたが、それも彼ら。
それまで立件できなかった」
今でもカルロス達が犯人だと言い切り、自分の手柄だと自慢気味で3人目の存在は全否定した。
「家族を襲うほどバカで助かったよ」
本当なら16年連続レイプ犯を野放しにしていた事になる。
未解決レイプ事件の手口を探る事に。

類似事件

未解決レイプ事件の12件中、2件に類似ケースを発見した。

3つの事件現場で働いていた管理業者は18人で、うち10人は特徴が違うので残り8人に任意のDNA提供を頼み、絞り込んでいった。
「無実なら任意でも応じるはず。断ったら令状を出す事に」

ティム・スタントン

そしてティム・スタントンという男が残った。
フィンとロリンズが会いに行くと、口では調子よく協力的な態度を示すが、実際は非協力的でDNA提出も拒否した。
だがフィンが目ざとく、作業中に口にはさんでいた釘が落ちているのを見つけた。

鑑定の結果、スタントンのDNAと一致した。
オリビアは万全を期すため、ルーペに面通しをさせた。

顔を見ていないルーペは声で判断した。
1人ずつレイプ時の台詞を言わせると、案の定スタントンは言いたくないと拒否した。
だがその言葉だけでルーペはすぐにスタントンが犯人だと分かった。

容疑者取り調べ

スタントンは、最近ルーペの家の浴室で作業したからその時DNAが残ったんだろうと言い訳した。
ファーウェイの事件についても仕事をしたからだと。
「被害者のツメに血と皮膚がついていたんだぞ」
フィンがするどく追求すると態度を一変させ、弁護士を要求した。

刑務所にいるカルロスにも画像で面通しさせると、すぐにスタントンが食器棚を直しに来た事がある、と思い出した。
カルロスの無罪を確信したカリシが検事に頼んでなんとかしてみると言うと、カルロスは顔を曇らせた。
「クイーンズの検事キーンか? 俺を有罪にしたことで地区検事に選ばれた」
カリシは信頼できる善人の検事補がいるとフォローしたが「ならなぜキーンの下にいる?」と言われ、何も言えなかった。

カリシの知り合い

カリシはロースクールの知り合いの検事補(ウェントワース・ミラー)を呼び出し、協力を頼むがあまり良い反応ではなかった。
「何も聞いてないんだな」

そのままクイーンズ地区検事事務所へ行き、キーンに紹介してもらうがキーンは認知症になっていて、会話がほとんど成立しせずカリシ達をロースクール生扱いした。
とても書類にサインがもらえる状態ではなかった。

スタントンと弁護士

スタントンの弁護士は強気だった。
暴力的接触は認めるがレイプは否定。
「目撃者もなし、声だけでは陪審員は信じない。陪審員は警察を嫌う。警官から転身した検事はなおさら」

カリシは取引きを提示した。
「16年前の罪を認めるなら他の6件では起訴しない」
すると自信があるのかスタントンが本性を現し、暴言を吐き出した。
「よくカルロスは刑務所で16年も生きてられたよ。ゲイのくせに」

アリバイ

カリシはその言葉で、カルロスがアリバイを話さない理由に気づいた。
カルロスのアリバイは、ゲイである事を証明する事になる。
一緒にいたリカルドは彼氏だった。
「他の囚人にゲイだとバレたらレイプされ、いいようにこき使われる」
そしてリカルドのようにHIVにされてしまう……。

カルロスは無実の証明を最初から諦めていた。
「自由にはなれないが頼みがある。
母さんと妹の墓がどこなのか心配で夜も眠れない。墓を捜してくれ」

カリシは友人の検事補に相談した。
「ゲイだからレイプを恐れてアリバイが言えない」
「僕に話したのは僕がゲイだから?」
「そうじゃないが、その疲れ切った顔の下に正義感はあるだろ」
「裁判まで保護留置する」
「彼の状態では危険だ。自殺するかも。無実の男を自由にしたい。どうか頼む」
友人は一晩考える、と引き取った。

オリビアはルーペを証言台に立つよう説得していた。
母親は反対したが、ルーペは妹が狙われないように、と勇気を出して引き受けた。

判決

裁判当日、カルロスが護送車で運ばれてきてカリシは驚いた。
「有罪は無効に」
検事補はロースクールへの推薦状だといってキーンにサインをもらっていた。

カルロスは正式に自由になった。

スタントンは殺人については罪を認めた。
結果的に刑務所には長い間入るので、ルーペが証言する必要がなくなり母親はホっとした。

カルロスは母と妹の墓参りをしていた。
墓は新しく、クラウドファウンディングで建てられていた。

オリビアの弟サイモン

オリビアの弟サイモンが突然、オリビアの前に姿を現した。
たまたまノアと一緒にいたのだが、疎遠なサイモンはノアの事も知らなかった。
「今はニュージャージーで仕事してる。妻トレイシーに取られてから子供達とは会ってない。居場所も知らない」

突然の事に驚くオリビアを、埋め合わせだとランチに誘った。
オリビアは警戒したが薬は5年経ってる、というので弟を信じ、約束をした。

ところが当日、ノアと2人で待ちぼうけをくらいオリビアは留守電を残した。
「やっぱり約束なんてしなきゃよかった。だから掛けなおさなくていいわ。
というか二度と電話しないで」

そのまま音信がなかったが、次に弟と対面したのは遺体安置所だった。
過剰摂取で死んでいるのをモーテルで発見されていた。
だが検死官に確認すると、クスリを断ったというのは嘘ではなかった。
「ずいぶん長い間やってなかった。少量で自殺でもない。質が悪かったのね」

オリビアは遺体の横で泣いた。
留守電に残した最後の言葉を悔やんだ。


シーズン21は意図しているのか豪華なゲストが続いています!
今回は、カルロス役にスキャンダルのハック! (ギレルモ・ディアス)。ちょっと悲しい感じの役柄が見慣れたハックと重なり、安定感ありました。

カリシのロースクールの友人? 知り合い? 字幕には恩師ともあったけど、なんか関係的にそんな感じしなくて、かなりラフに見えたんだけど……。と良く分かりませんでしたが、とにかくイケメン検事補で、プリズンブレイクのウェントワース・ミラー!

ウェントワース・ミラーの出演作ってほとんど見た事なかった! ある意味動いているの初めて? 見たw ちょっと感動したw

なので最初はプリズンブレイクって気づかなくって、あれ? SVUの脇役にこんなイケメン出てくるの? ってテンションあがってましたw
これからも大歓迎!

キャラは最初はちょっと怪しい感じがしましたが、最終的には本当に善人だったという感じで、カリシの信頼も裏切られず良かった!!
ただ認知症の検事隠蔽してる事務所ってのは怖いけどw

今回の事件は公団という限定した現場での少女のレイプでしたが、それと同時にゲイの受刑者が抱える問題もアピールしていた印象でした。
ちなみに、ウェントワース・ミラーもギレルモ・ディアスもオープンリーゲイなんですね。
ここまで揃えてメインのテーマにしていないところが、逆に印象に残りました。

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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