あらすじ
American Horror Story 9x08 Promo "Rest in Pieces" (HD) Season 9 Episode 8 Promo AHS 1984
1989年 ハロウィーンの前日
ブルックとドナはダイナーに居た。
これが終われば自由になれる。
2人が近い未来の夢を語り合っていると、ステイシー(ステファニー・ブラック)というオカルトライターに声を掛けられる。
「ブルックのファンに会うのは初めて。あなた元から似てるけど衣装もバッチリ」
ステイシーは2人のテーブルに割り込むと、80年代は殺人鬼が人気だからレッドウッドの虐殺を本にしていると自己紹介した。
2人はキャンプ場で会えるかもね、と誤魔化し早々に席を立った。
その後、2人がモーテルで休んでいるとステイシーが部屋まで訪ねて来た。
その上「ドナ」と呼び2人の正体を知っているようだった。
仕方なく部屋に入れると、ステイシーは独自の調査でドナがジングルズと面会していた事、ドナの父親が殺人鬼だった事を突き止めていた。
その上、2人が一緒に居る所を見て、ドナががブルックを死刑から助け出したという事にも気づいた。
ドナは所長を買収して監視カメラの映像を入手していた。
だが分からない事もまだまだ沢山あった。
「でも目的が分からないわ。何故助けたの?」
ブルックは復讐だといい、もっといいネタがあると取引きを持ち掛けた。
「全部話すからキャンプ場に忍び込ませて。現場を見て回りながら何が起こったか教えてあげる。その代わり私達を見逃して」
本が出るまでは、ドナの名前と自分が生きてる事を秘密にして欲しい、とブルックは頼み真実を教えた。
レッドウッドの最初の虐殺の真犯人がマーガレットであること、自分がモンタナを殺したのは正当防衛である事を。
「だから正義の為にキャンプ場に行くの」
ステイシーはマーガレットが犯人だと証明する事を求め、本当ならパリ行きのチケットをプレゼントする、と静かに興奮していた。
ブルース
ブルック達に指を切られ置き去りにされていたブルースは、その後車で通りかかった女性に助けられると、その女性を襲い車を奪ってキャンプ場に向かっていた。
キャンプ場の近くに差し掛かると森の道を歩くジョナスを見かける。
ブルースはゴーストだとは思いもせずにジョナスを車に乗せてやった。
お互い行き先は同じ。
すると車のトランクから女性の助けを求める叫び声が響いた。
ブルースは舌打ちすると車を止め、トランクに入っていた女性に命乞いさせてから心臓を突き刺した。
カジャグーグー
朝になりマーガレットも、カジャグーグーのツアーバスの中の複数の遺体に気づいた。
隠蔽を指示されたアシスタントのコートニーが血まみれになって片付けていると「TooShy」が聴こえて来て驚く。
死んだはずのカジャグーグーがリハーサルをしていた。
殺人者の集まり
ビリー・アイドルのスタッフからビリーのピックをもらい、上機嫌でエアギターをしていたナイトストーカーは、その隙にジングルズに襲われた。
そのまま取っ組み合いになると、突然ブルースの運転する車が突っ込んで来てジングルズを跳ね飛ばしてしまった。
ジングルズを見失いナイトストーカーは不機嫌になるが、ブルースは目の前にいる男がナイトストーカーだと気づくと上機嫌になった。
「あんたの大ファンなんだ。ひどく刺激を受けて俺も血のゲームを始めた。あんた以上に殺してやろうとね」
トランクの遺体を見せ、今で6人目だとアピールし、さらに2名フェスで殺すつもりだと伝えた。
「俺の指を切った女達が来る」
ブルースはナイトストーカーの手伝いをするから一緒に狩らせてくれ、と頼んだ。
「俺が追ってるのは大物だぞ」
ナイトストーカーがさっきの男がジングルズだとドヤ顔で言うと、ブルースは伝説の男だと興奮した。
ナイトストーカーはブルースを受け入れたようで、その場で魔法陣を作り自ら血をサタンに捧げてジングルズの居場所を調べ始めた。
ブルースがナイトストーカーにジングルズを恨む理由を聞きながら歩いていると、ゼイヴィアが道案内に現れた。
「その気持ちは分かるよ」
ゼイヴィアが案内したのは、ジングルズの遺体が埋まっている現場だった。
その意味が、ナイトストーカーにはすぐ分かったが、ブルースには理解できなかった。
そこへジングルズ本人も現れ、ゼイヴィアを後ろから刺した。
ブルースはますます混乱する。
「何故死体があるのに本人が立ってる?」
ジングルズはブルースを殺すぞ、と脅しその場から去らせナイトストーカーと対峙した。
ナイトストーカーはジングルズが戦う為に自殺したと知ると、大した度胸だと褒めたが、同時にバカだと言った。
「あんたはここから出られない。だから俺はここを抜け出してアラスカで息子を切り刻んでやる」
そうはさせまいとジングルズがナイトストーカーに襲いかかると、銃声が響きジングルズが倒れた。
ナイトストーカーを助けたのはマーガレットだった。
ブルック達
その頃キャンプ場に到着したブルック達は、ステイシーに事件現場の案内をしていた。
ステイシーはブルックから聞く話は、ブルック視点の物語であなたの言う事が全てだと認めた上で、「優先すべきは真実より高く売れる物語」だとモットーを伝えた。
ドナはブルックに、ステイシーは金優先で自分達の秘密もきっとバラされる、と不安を訴えるが、ブルックは気にしていなかった。
「大丈夫、次は私が捕まった小屋へ行く。そこで殺す」
ドナは正当防衛以外の殺人をしないで、とブルックを止めたがブルックはもう5年前とは違う、と耳を貸さなかった。
――そんな3人を遠くからマーガレット達が見ている事には気づいていなかった。
ブルックは小屋を案内すると、外にいるドナに聴こえないようにドナがジングルズとグルで自分を襲ったと教えた。
そしてステイシーをひきつけ、隙を作らせると後ろからナイフで襲おうとした……が、ドナが気づきステイシーを助けて逃がした。
ドナは、マーガレットと同じになってはダメとブルックに言い聞かせ、2人で「ファイナル・ガール(最後の生き残り)」になろう、と改めてターゲットはマーガレットだけだと釘を刺した。
ジングルズの願い
ジングルズは不慣れな生き返りに戸惑いながらも、息子の為だとナイトストーカーへの復讐を繰り返すが、倒れた所を再びモンタナ達に囚われ、責められていた。
「早く幽霊ママに脱出法を聞いてよ」
「よくも丸焼きにしたな!」
ジングルズは悪かったと非を認め、拷問する前に復讐させてくれ、と頼んだ。
だがそれはゼイヴィア達には聞き捨てならなかった。
ここで殺せばナイトストーカーと一緒に居る事になる。
「サタンの下僕といたくない」
ジングルズは逆に幽閉する事が望みだった。
「そうしないと罪のない人が死ぬ」
ナイトストーカーとゼイヴィア達で押し問答になると、ひょんなことからモンタナとナイトストーカーの関係が暴露してしまう。
ジングルズはモンタナと出会ってナイトストーカーがより一層凶悪になったと知っていた。
「君が彼を変えた」
ゼイヴィア達が初耳の情報にピリピリし始める中、ジングルズはなんとか頼み込んだ。
「今のナイトストーカーは誰にも止められない。
子供も老人も関係なく罪のない者たちが恐怖にさらされる。
君たちから奪ったものをできれば返してあげたい。
だが今俺が救えるのは息子の命だけ。
頼むから最後のチャンスをくれ!」
新計画
キャンプ場を逃げていたステイシーは、ナイトストーカーとマーガレットに挟まれ、ブルックの言う事が事実だったと理解した。
そしてブルースに後ろから羽交い絞めにされ、命乞いをしたが何の効果もなくナイトストーカーにナイフで殺された。
マーガレットは、ナイトストーカーとブルースに新たな計画を伝え、手伝うよう頼んだ。
「これは世界を変える計画。モリソンの墓やレノンの自宅、そしてプレスリーの家。
アーティストを感じる為に人々は訪れたがる。
だから聖地を作る。フェスの出演者を皆殺しにして」
フロック・オブ・シーガルズもゴーゴーズも殺す。
だがビリー・アイドルだけはナイトストーカーの希望で手を出さない事にした。
「たくさんの客が80年代音楽の聖地に押し掛けるわ。そして私は大儲け」
モンタナとトレヴァー
トレヴァーは、モンタナがゴーストだと知りつつも惹かれる気持ちが止められなかった。
2人の関係はマーガレットも気づいていた。
マーガレットに嫌気がさしていたトレヴァーは、90年代に差し掛かり80年代のカルチャーが消えかかっている今の人生に何の未練もない事から、自分も死んでゴーストになりずっとモンタナの側にいたいと思うようになる。
だが覚悟を決めたトレヴァーがモンタナに愛を伝えた時、モンタナはナイトストーカーの事で責めら落ち込んでいた。
「私は命がけで愛されるほどの女じゃない。怪物よ」
トレヴァーはそんなことない、と言いつつもラミレスが元彼だと聞くと驚く。
モンタナは、ラミレスは元々悪なのに少しそれが悪化したくらいで責められるなんて、と逆キレ状態だった。
「何故腐った男の代わりに責められるの?! 男は全員くたばれ!!」
それでもトレヴァーはモンタナへの愛は変わらないと伝えようとするが、モンタナは突っぱねた。
「はっきり言うわ。あんたは必要ないの。二度と来ないで! 消えてよ!!」
ジングルズ
結局ジングルズの訴えは理解されず、ゼイヴィア達の復讐から逃れられなかった。
身体を拘束されナイフで刺され、ボートに乗せられ湖に流された。
「血を流しながら恐怖に怯えろ。助けは来ないからな」
ゆっくりと湖を流されていると、向こう岸にモンタナの姿が見えた。
力を振り絞って身体を起こすと、その時――。
湖の中から何者かが現れ、ジングルズを湖の中に引きずり込んだ。
その後、ジングルズが岸で目覚めると突然少年がなぞなぞを出して来た。
「ドレッシングは開いた冷蔵庫に何て言う?」
「分からないなんだ?」
「閉めて、着替え中(ドレッシング)よ」
それは死んだ弟のボビーが生前に言ってたなぞなぞだった。
ジングルズが起き上がると近くには母親がピクニックの準備をしている。
「家族の皆が揃ってよかったわ」
母親は明るくジングルズを迎えた。
だがジングルズは自分に楽しむ権利はない、と息子を救えなかった事を打ち明けた。
すると母親はそんなジングルズを優しく慰めた。
もう母親にジングルズへの恨みの念はないようだった。
息子のボビーは亡くしたようだが、弟のボビーが戻っている。
「お前が連れ戻してくれたの。本当に心から感謝している」
「俺はどうしたら安らげる?」
「過去は忘れない限りつきまとう。私達は家族。ここなら安らぎが得られるはずよ」
そしてあの時のまま時が止まっているボビーに手を取られ遊ぼうと誘われる。
「一緒にいて、もう傷つかないで済むよ」
ジングルズは立ち上がり、弟と一緒に湖の鳥に餌をあげた。
かんそう
次回、最終回ですが直前の今回は少し足早な? 印象がありました。
あまりにいろいろあってとっちらかり感もあったかも。
気になったのは、ジングルズの息子の生死。
ジングルズはもう手遅れ、死んだ扱いしていますが、実際にナイトストーカーが殺しに行くシーンはなく、ずっとキャンプ場にいるはずなので死んではいないと思います。
あとボートからジングルズを湖に引きずり込んだのが誰なのかは分かりませんでした。
湖だからボビーが助けたのかな? とも思いましたが小さなボビーが大人のジングルズをがばっと引きずり込むのは無理だし、どっちかといえばネガティヴな雰囲気のシーンだったからそれはないかな、と。
とりあえず早いシーン&死人なので顔は良く見えませんでした。
関係者で湖で死んだのはボビー以外にはいないから、モブゴーストなんでしょうね。
新登場のライター、ステイシーはあっさり殺されて、とっちらかり感の原因かも。
急に出てくる意味はあったのかな? 最終回まで見れば納得できるのかな。
ブルックの生存に気づくっていうのは面白かったけど、後1話で膨らませる時間はあるの?
どんどんジングルズの良い人度が上がり、ジングルズに報われて欲しいと思うように誘導されますが、今回は弟ボビーが姿を現し、母親も恨みを浄化したようで家族が再会し、ジングルズ的にはハッピーエンドに近づいていてホっとしました。
後はナイトストーカーを殺してキャンプ場に幽閉しないと! ってこれは息子が生きてる前提ではありますけど。
マーガレットは最後まで笑わせてくれますね。
殺人をビジネスに結び付ける才能は凄い! なんだかんだナイトストーカーやブルースをあっさり手なずけているのも。
でもトレヴァーの事は結構気に入っていたのかな? モンタナとの関係を知って少し可哀想でした。
そういえばマーガレットはゴーストの仕組みにまだ気づいていないのかな?
ここでフェス出演者を殺したら永遠のフェス状態になるんだけどw それが聖地って事か?
でもビリーだけは殺したくないラミレスって、ゼイヴィアの次にゆるふわ脳って感じがする。そんなに好きならビリーこそ殺して永遠にライブしてもらえばいいのに。意外とピュア?w
ピックもらって上機嫌になってるのもウケたw
ドナの口から80年代ホラーのお約束「ファイナルガール(生き残り)」という言葉が出ましたけど誰が生き残るのか、って考えると女子で生きているのはブルック、ドナ、マーガレットだけですが、トレヴァー、ブルースも一応生きてますw
トレヴァーのモンタナ愛には感動した! モンタナ素直になればいいのにぃ。
ブルースとドナの関係が今回は全然出て来なかったので超気になる!!
先延ばしする程の価値があるって事なの??
次回、ちゃんと結末を見て年が越せるのがありがたいw
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