あらすじ
American Horror Story 9x07 Promo "The Lady in White" (HD) Season 9 Episode 7 Promo AHS 1984
ゴールデンスター・キャンプ場
1948年。
ゴールデンスター・キャンプ場に住み込みで働くシングルマザー(リリー・レーブ)がいた。
小学生位の息子が2人。兄は太目のコミック好きでキャンプ場の嫌われ者だった。
弟ボビーは賢く、母親のお気に入りだった。
ある日、兄弟は湖で泳ぐことにした。
ボビーの希望だったが、兄は体形をバカにされ泳ぐ事を止め、ボビーに空いた監視台に座っているよう命じた。
兄はさぼった監視員を追い、女とイチャつくのを見ていた。
その間、ボビーはいいつけを破り1人で湖で泳いだ。
溺れる事はなかったが、兄が心配して駆け付けた時、モーターボートに巻き込まれて死んでしまった。
その事を知った母親は怒り狂った。
兄、監視員はもちろん、誰もボビーを見ていなかった。
「全員の責任よ。あんたら全員が悪いのよ!!」
ブルックとドナ
ドナに蘇生させられたブルックは、ホテルで看病されていた。
当初はドナを信用せず暴れていたが、献身的な看病とドナの忍耐強さに次第に態度を軟化させる。
ドナは最初からブルックが死なないよう、死刑の薬剤を入れ替えていたのだった。
新しいパスポートも与え、ブルックに新たな人生を用意した。
その理由はただ過ちを正したかったから。
「人が死ぬ時に審判が待ち受けている。私は地獄じゃなくて天国に行きたいの」
回復したブルックは、新聞広告でキャンプ場でのフェスを知る。
もう関わるなとドナは諭したが、ブルックに効果はなかった。
「あの女の死を、生きて見届ける」
5年の投獄の間、ブルックの頭の中に常にあったのはマーガレットへの恨みばかり。
「80年代はアメリカの夜明けだった。なのにマーガレットの嘘のせいで、私は体験できなかった」
ドナはそれならば、と過去は取り戻せないが今でも80年代が体験できる場所に行こう、とブルックを連れ出した。
ローラーディスコ
ドナが案内したのは、すでに廃れつつあったがまだ営業しているローラーディスコだった。
ブルックは過去を取り戻すかのようにはしゃぎ、楽しんだ。
ドナは満足しているブルックにもう一度レッドウッドには戻らないで、と頼んだがたった1日楽しんだだけでは過去は清算できなかった。
そこへレッドウッドの話題を耳にした男(ディラン・マクダーモット)が声を掛けて来た。
「フェスに行くなら車に乗せて欲しい」
男はブルースと名乗るが、2人は警戒し即答で断った。
ところがディスコの駐車場を出ようとすると車が動かない。
困っているとブルースが声を掛けてき、修理をしてくれた。
「俺はカルマを信じてるんだ。因果応報だよ」
そのまま見返りを求めず去ろうとするブルースを見て、2人は車に乗せる事に決めた。
だが2人は周辺で5人の女性が行方不明になっている事を知らなかった……。
ブルースの本性
車中でブルースは怖い話をして2人を怖がらせた。
そんなブルースに2人は怒り、車を止めて降りるよう命じた。
そこへ停車している車を見てパトカーが寄って来た。
3人は知り合いか? と確認されドナは今知り合ったばかりだと話した。
「頼まれて乗せたの」
「張り紙は見たか? 女性の失踪が続いている。IDを拝見します」
するとブルースが警官を撃って車を降りた。
その瞬間、ドナは車を発進させ逃げた。
「逃げやがったな!」
ブルースは怒鳴りながら走り去る車に向けて発砲した。
その後、警官に止めを刺しパトカーを奪ったブルースは、ドナの車に追いつき激突した。
「因果応報なんだよ」
ブルックが意識を取り戻すと、ドナは車の後ろに紐で縛り付けられていた。
助手席にはブルースが座り、ブルックに銃をつきつけながら脅した。
「車を発進させ生きてビリー・アイドルのコンサートを見るか、俺に殺されて俺が女を引きずるか」
どちらにせよドナは拷問を受けて殺されるようだった。
「何人殺したの?」
「5人だ。ラミレスの13人に並びたい。いつかバンディの記録を超えたいと思ってる」
ブルースは連続殺人犯だった。
ブルックはブルースが腰に持つもう1つの銃の位置を確認すると、ドナを捨てると嘘をつき車をバッグで発進させた。
車はドナの上を通過し急停止する。
その衝撃のどさくさにブルックは銃を奪いブルースの足を撃った。
2人はブルースを締め上げ、ヒッチハイクが出来ないよう両親指を切り落として道端に置き去りにした。
そしてキャンプ場に向かうブルックにドナもついて行く事にした。
レッドウッド・キャンプ場
キャンプ場に到着したジングルズは現状を知って驚いた。
キャンプ場はゴーストだらけだった。
自分が殺した偽ジングルズの2人、殺さなかったふとっちょジングルズもゴーストとなっていた。
モンタナが仕切るゴースト達の前に連れていかれ、ナイトストーカーとの決着をつける為に来た、と説明した。
そこでモンタナはラミレスが悪魔の力で蘇生し、生きている事を知った。
「奴はここに来る」
モンタナ達ゴーストが今の状態になるまでにはそれなりに時間が掛かっていた。
最初の数ヶ月は戸惑いでたださまようだけ。
でも今は、ゴーストも悪くないと言う。
痛みも恐怖もあるが、喜びもある。
「人を殺すのは最高だ」
「しかも捕まらない」
モンタナ達には計画があった。
フェスの来場者全員を殺す事。そうすれば大ニュースになって超常現象マニアが押し掛けるに違いない。
「私達をここに縛り付けてるものを誰かが解明する」
だからその前の今は殺人を犯さないと決めている程、真剣だった。
ジングルズが、生きたままモンタナ達と会っているのもそのルールのおかげだった。
キャンプ場から出たいのには、大きな理由もあった。
森の中には自分達だけじゃない。
「正体の分からない白い寝間着を着た女が俺たちを脅すんだ」
だがジングルズはその正体を知っていた。
「分かる。俺の母親だ」
ジングルズの母親
レッドウッド・キャンプ場はもともとゴールデンスター・キャンプ場という名前だった。
実は14年の事件が初めてではなく、その前に虐殺事件が起きていたのだった。
そして死んだボビーはジングルズの弟だった。
息子ボビーを失った母親は、怒りを抱えながらキャンプ場に居続けた。
ある夜、ジングルズが目覚めると母親の姿はなく、小屋の中を捜すと母親が監視員達を皆殺しにしていた。
その時、分かった。母親は復讐の為にキャンプ場に残っていたのだと。
ジングルズへの恨みも消える事はなかった。
「お前の弟なのよ。目を離すなんて」
母親に襲われ、脚を刺されたジングルズは、はい逃げる途中で拾ったナイフで母親を刺し殺していた。
その時の姿が白い寝間着だった。
そこから10年キャンプ場は閉鎖されていたが、レッドウッドになり名前が変わった所で怨念は消えなかった。
「母が追うのは指導員を憎んでいるからだ」
ジングルズはゼイヴィアの案内で母親が出没するという小屋へ行った。
再会
小屋にいると母親が姿を現し声を掛けて来た。
「ベンジー」
ボビーの事を捜し続けているようだが、未だ会えていないと泣いた。
だがらこの地に縛り付けられているのだろう。
自ら自分を消そうとしても、この場所で毎回蘇ってしまうという。
そんな中ある時懐かしい波動を感じ、近づいていった。
ボビーに違いないと思ったがそれは、マーガレットといた14年前のジングルズだった。
「お前ったらあの娘に夢中になってて」
実はマーガレットをそそのかしたのは母親だった。
「彼女は既に病んでた。私は少し後押しをしただけ」
未だに自分の息子、ジングルズへの憎しみを露にする。
「ようやく時が来た。あれは私の仕業だったの。お前から愛するものを奪った。
苦しめる為に利用した。大切な息子があの日死んだからよ。
お前が死ねば良かった!!」
そしてジングルズが怪物になった姿も見ていたという。
「でも1人は生き返った」
「ラミレスだ。俺の妻を殺し、子供から母親を奪った」
ジングルズは息子がどんなに大事か、母親に訴えた。その為に決着をつけたい、と。
だが母親は冷酷に言った。
「それは無理ね、今後はずっと私が手を回す」
報いとして――。
「お前の息子を憐れむわ。心からね。お前を父親に持つくらいなら死んだ方がマシ」
何の情けもみせず、母親は姿を消した。
フェス準備
マーガレット達がキャンプ場に到着し、フェスの準備が始まった。
そこでトレヴァーは死んだはずのモンタナと再会して、自分の気持ちを思い出していた。
「正体はなんだっていい。大事なものを忘れていた」
「私は忘れてない」
夜になると、ナイトストーカーも姿を現し、現地入りしていたカジャグーグー一行を襲った。
カジャグーグーは悪魔と契約していたようで、その見返りのようだった。
「悪魔と契約する時は内容をよく理解しろ」
ジングルズ
夜、湖畔でジングルズが弟を懐かしんでいると母親が出て来て邪魔をした。
「他所へ行って。そこへ座る権利はない」
だがジングルズは反抗した。
「弟を恋しがるのに許可なんかいらないだろう」
ジングルズも毎日弟を想っていた。だから息子にもボビーと名付けた。
悪魔と契約するラミレスと闘って勝てる可能性は低い。
だが息子を守るために全力を尽くすのは当然だ。
同じ親という立場になって、ジングルズの息子への想いを知った母親は、突然ジングルズに役立つような情報を与えた。
「お前は悪魔と契約した。ラミレスは魂を回収する。彼に殺されたら永遠に葬り去られる。
でも自ら命を絶てば……何度でも戻れるわ」
母親はジングルズの手を握った。
「本気で守りたければ必要な事をするのね」
母親が姿を消すとジングルズは湖に向かって話しかけた。
「ボビーそこにいるんだろ。聞こえてるか? ごめんよ。お前を死なせたけど、息子は守ってみせる」
そして持っていたナイフで自分の腹を刺した。
口から血を流して倒れるジングルズの横には、ゴーストになったジングルズが立っていた。
腹に突き刺さったナイフを抜き取り、歩き出した。
劇団員リリー・レーブとディラン・マクダーモット登場。どちらも古株と言える存在でアメホラ感が増々濃くなりました。
マーガレットだけでも十分サプライズだったのですが、さすがアメホラ! その元があったとは!
しかもジングルズの母親ってのが本当によくできてる。
ただ、ジングルズの発言にウソはあったんですね。「戦争以外で殺しはしてない」とか。
まあ内容が内容だけにそう他人にペラペラ話す事ではないけど。
ジングルズは精神的に病んでもいたから言動があいまいなのは理解できるんですが、気になったのはそれだけある意味有名人なのに、ホップル医師がそれを知ってる様子がなかった所。
ジングルズは本名変えてないっぽいのに、あの事件関係者ていうか、正当防衛だとはいえ母親を殺しているという過去にたどり着かないって事があるのかな。
そこだけちょっと気になりました。
特に子供がした事だから長い間ケアされていたと思うんだけど。
逆に子供の時だからいろんな意味で封印されていたのかな?
それにしても、そもそもジングルズが14年前にキャンプ場に戻っていたというのが、ドナがしようとしていた実験を14年前に誰かがやろうとしていたようにも思えて面白かった~。
未だ何故ジングルズがキャンプ場に戻ったのかについては説明がないので、想像しかできませんが。
何でジングルズは14年前に弟が死んだ場所、母親を殺した場所、虐殺があった場所に戻ったんだろ。
そこらへんの経緯が明らかになるといいんだけど!
そこにブルースの言う「因果応報」ですからね。超気になる!!
次回はいよいよ再び全員集合って感じ?
そこへジングルズママ、ブルースと新たな異常者が加わってどうなることやら!
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