アメリカン・ホラー・ストーリー:1984/American Horror Story: 1984 シーズン9 1話「ようこそ レッドウッドへ/Camp Redwood」

2020/11/03

アメリカンホラーストーリー アメリカンホラーストーリー1984 ジェーン洞 ホラー

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あらすじ

American Horror Story Season 9 - All Trailers (HD) AHS 1984


2020年11月2日~FOXジャパンで放送!(全9話)
(アメリカ放送2019年9月~)


1970

あるサマーキャンプ場で大量殺人事件が発生する。
宿舎に居た指導員と子供達、全員が一晩で殺された。
その上、犯人は全員の片耳を切り取り、戦利品としてネックレスを作った。

犯人は、ミスター・ジングルズと呼ばれたベンジャミン・リクター。
ベトナム戦争に徴兵され、自分の残忍性に目覚める。
殺傷能力は部隊でトップ、負傷した後でも再び任務に戻っていた。
当時も戦利品の首飾りを作っていた。
その素行から負名誉除隊となり、帰国。

キャンプ場で職を見つけたが、そこで凶行を犯してしまう。
動機は不明だった。

1984 ナイトストーカー

そして今また、"ナイトストーカー"と名付けられたシリアルキラーが犯行を重ねていた。
数日前にはLA北東部で、同一犯と思われる被害者が発見されていた。

出会い

LAに来たばかりのブルック(エマ・ロバーツ)は、ジムのエアロビのクラスでモンタナ(ビリー・ロード)、ゼイヴィア(コーディー・ファーン)、チェット、レイと知り合う。

ナイトストーカーを怖がるインストラクターのゼイヴィアは、2ヶ月間LAから避難する為サマーキャンプの指導員をやるといい、仲間達も誘った。
出発は明日だと言われるが、知り合ったばかりのブルックはカレッジがあるからと断っていた。
ブルックは獣医の助手を目指しており、派手な雰囲気のモンタナ達とは少し違い真面目そうだった。

ところがその夜、ブルックの家に不審者が侵入し、ブルックは襲われかける。
犯人はナイトストーカーだと名乗り、金目の物を要求しつつ悪魔崇拝を仄めかしていた。
近所の人の通報したという声を聞き、男は逃げブルックは無傷で助かっていた。

キャンプへ

1人暮らして怖い想いをしたブルックは結局、まだよく知らないモンタナ達の誘いに乗ってキャンプに行く事にした。
1人でLAにいるのは怖すぎる。

途中「ロイのガソリンスタンド」に寄って給油をした。

ゼイヴィアが公衆電話から留守電を確認すると、「逃げてもムダだぞ、どこに行こうが隠れる場所はない。行き先は分かってる」という謎のメッセージが入っていたが、その事は誰にも言わなかった。

スタンドの主人ロイは、行き先が”レッドウッド”だと聞くと、今すぐLAに引き返せと怖い顔をして言った。
「なぜ再開したんだか。死ぬぞ」

だがブルック以外は気にしなかった。

事故

山道を走っていると、突然男が車の前に飛び出して来て跳ねてしまう。

倒れた男に意識はあったが名前は思い出せないといい、身体には事故以前の傷がついていた。

心配したブルックが声をかけると、何かと勘違いしたような返事をした。
「信じてくれ、頑張ったんだ」

そのまま気を失ったので、車に乗せ一緒にキャンプ場に連れて行った。

レッドウッド・キャンプ場

キャンプ場に到着すると、経営者のマーガレット・ブース(レスリー・グロスマン)がブルック達を出迎えた。
雇った指導員は彼らだけだといい、自ら薪を割っていた。
子供達が来るのは明日からだという。

怪我をした男は、山道で倒れていたとだけ伝えすぐに救護室に運び、専属ナースのリタに診てもらった。
近隣の森は深く、山歩きで遭難するケースは少なくないようで、リタはそれ程驚かなかった。

マーガレットは一通りキャンプ場を案内すると、ブルック達に厳しいルールを押し付けた。
男子と女子は別の建物を利用し、性行為は禁止。
マーガレットにとって1980年代は堕落した時代だった。
「お尻が見える下着や自宅でのポルノ視聴、ヴァン・ヘイレン。私は何年も神と共に世界の腐敗と闘ってきた」

早死にした夫の多額な遺産でキャンプ場を買い取ったという。
「夏の間、子供達が避難できる安全で清く神聖な場所を作りたかった」

14年前の事件

夜になり、ブルック達はリタからキャンプ場であった14年前の事件を教えてもらう。
リタも含め、全員指導員未経験なのに雇われたのには理由がある。
「誰も来たがらないから」
レッドウッドはミスター・ジングルズの大量殺人事件現場だったのだ。

「被害者は10人」
そう説明すると、マーガレットがやってきて「9人」だと訂正した。
「伝えるなら正確にね」
アルコールやハーブも禁止、と注意しながら髪をかき上げ、切り取られた自分の耳の傷痕を見せた。

マーガレットはジングルズの被害者で唯一の生き残りだった。
ナイフで刺され死んだと思ったが、イエスの導きで生き延びたという。
意識があるまま、耳を切られたが微動だにせず、死んだ振りをしていた。
「神のご加護とお慈悲のお陰でね」

ジングルズは裁判にかけられ、マーガレットは重要証人になった。
キャンプ場を買い取った理由には、未だ苦しめられる事件の記憶を楽しいものに上書きしたいという目的もあった。

謎の男

事故に遭った男が目を覚ました。
男が鏡で確認するとバンダナを巻いた髪の下にはマーガレットと同じ、耳が切り取られた痕があった。ブルック達はまだそれに気づいていない。

男は様子を見に来たブルックに、ここがレッドウッド・キャンプ場だと教えてもらうと強く怯えた。
「電話の回線は切れてる。逃げないと恐ろしい目に遭うぞ」

ブルックは、男が支離滅裂な事を言っていると内容を気にせず、脳震盪でも起こしてしまったのではないかと、ただ心配した。

トレヴァー

ブルック達が団らんをしていると、野外活動監督だと言うトレヴァー(マシュー・モリソン)が突然現れて挨拶をした。
マーガレットとは正反対なタイプでちゃらく、すぐにモンタナと意気投合していた。

2人は夜の湖に入りいちゃついていると、モンタナが向こう岸に見える車のライトに気づいた。
嫌な感じがして、嵐が近づいているのを理由に建物の中に戻った。

3時間前

嵐の中、とある施設からジングルズが脱走を図った。

首つりの振りをして、スタッフを油断させ近づいた所を襲い、鍵を奪ってすべてのドアを解錠して精神病患者を解放して行った。

緊急で呼び出されたホップル医師がジングルズの部屋を調べると、カーペットの下から「レッドウッドキャンプ再開」の新聞記事が見つかった。

そしてジングルズはロイのスタンドまで到着し、ロイを殺して車を奪っていた……。

ブルック

キャンプ場にも嵐が到着していた。

レイが手に怪我をし心配したブルックは雨の中、救護室まで薬を取りに行った。

すると寝ていたはずの男がドアの裏側に打ち付けられ、首から血を流して死んでいるのを見つける。

慌てて外に飛び出すとレインコートを着た男に追われ、泥道を転がりながら逃げた。
やっとモンタナ達のいる小屋に辿り着き、ジングルズだと助けを求めたが誰も信じなかった。
「レインコートで鍵の音も聞こえた!」

男達が外に出て周囲を確認したが人影は見えなかった。
そして救護室に遺体の確認をしに行ったが、何故か遺体は消えていた。

ブルックは絶対に見たと訴えたが、関節的なマリファナのせいの幻覚だと片付けられた。
消えた男については怪我が治り家に帰ったんだろう、と誰も気にしなかった。

公衆電話

皆が寝静まった頃、小屋の外にある公衆電話が鳴り出しブルックは気になった。
そもそも怪我をした男は、電話の回線は切れてると言っていたはず。

モンタナを起こして声を掛けたがどうでもいいと言われ、仕方なく1人で外へ出て電話に出た。
するとLAでブルックを襲った男、自称ナイトストーカーがどこからか現れた……。


かんそう

有料配信から数ヶ月遅れましたが、やっとFOXでの放送が始まりました!

とにかく毎度凝りに凝ったオープニングはもちろん、あちこちに80年代の魅力だらけで、その時代が好きな人にはたまらないスタートでした!!

改めて80年代の突出した個性を感じました。
音楽、ファッションいろんなものが、明るくてポップで突き抜けてる!!
そこにホラーや悪魔崇拝などのダークさも共存していて、本当に自由な時代だったのではないかな、と感じました。

劇団アメホラとしては、まだ1話だけなので何とも言えませんが、個人的にはコーディー・ファーン、ビリー・ロード、レスリー・グロスマンが嬉しい。

特にコーディーの80年代ファッション!
美形はどの時代でも美形なのね~w とは思いいつつもちょっとウケてるw

ガス・ケンワージーはどこかで見たかなぁと思って調べたら、俳優というよりはアスリートの方なんですね。
しかも、韓国の食用犬農場から90匹もの犬を米国に連れ帰った人だった!!
マーフィー組合、さすが凄い人材がいますね。


第1話は、アメホラならではの捻りはまだ見られず、比較的分かりやすい、ただただ80年代ホラーが堪能できたように思えました。
もちろんストーリー的には、ちゃんとジングルズとナイトストーカーというシリアルキラー2名が登場して、今後の展開が気になるようになっています。

良く分からなかったのが、ブルック達がロイの店を出た後、道端の電話ボックスが強調されたシーンでした。「TELEPHONE」という箱に書かれた文字に「電話」とわざわざのテロップも入っていたのですが、あれはなんでだろう? と。
ちなみにその時流れていた曲はデフ・レパードの「Photograph」。電話関係ないよね……。

その前にゼイヴィアがロイの店の公衆電話で留守電を確認していますが、その脅しのような内容を「身に覚えがある」のか「ないのか」は明言していません。
恐らく、表情からは「身に覚えのない」メッセージだったんじゃないかな、と推測していますが。これも軽くまだ謎。

その後、怪我をした男がキャンプ場に運ばれて意識を取り戻してすぐ混乱して「電話の回線が切れている」とブルックに言っています。

エンディングもブルックが公衆電話に出て終わっているので、単に「電話」がキーになるよ~と教えてるだけだったのかな?

アメホラだからって気にし過ぎなだけかもしれませんがw

アメホラは先に進まないと分からない事が多いので、とりあえず早く続きが見たい!



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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