あらすじ
市会議員の妻殺人事件
ルゼックとアプトンは、出勤前に一緒に居たところに「女性の悲鳴の通報有り」の無線を受け、現場に向かった。
2人が到着すると、青い日本車が警告を無視して逃走。
家の中では、血まみれの住民アリソン・コリアーが暴力によりその場で息を引き取った。
夫は市会議員のジェイソン・コリアー。
夫の留守中、現場に残されたバールで裏口がこじ開けられていた。
夫妻とは友人だというブレナンは、ボイトに今日中に犯人を逮捕しろと命令した。
不審者
通報した近所の女性の話によると、今朝早くに場違いな男がウロついていたという。
20代前半の白い帽子を被った、アフリカ系アメリカ人。
「上着で隠れてたけど何か持ってた。明らかに怪しかった」
市会議員
夫のコリアー議員によると、夫婦間は円満で特に恨みを持つような問題もなかったという。
ボイトは犯人逮捕を約束して握手を交わした。
手掛かり
防犯カメラの映像から、車のステッカーを分析し、フランクリン・プラスチック社の駐車証であることを突き止めた。
そして社員の中で青い日本車を持っているのは、ジェローム・ヨークだった。
ボイトは、ルゼックにアプトンと向かうよう指示を出したが、ついでに何故朝一緒にいたのか、と確認した。
ルゼックはアプトンの車が修理中だから、と咄嗟の嘘で誤魔化したがボイトにはバレバレだった。
「車が直らず今後も送迎を続けるなら、上司と話して人事書類を提出しろ」
ルゼックは何も言えず、現場に向かった。
ジェロームの自宅へ行くと、家の中から目に痣をつけた娘が顔を出した。
アプトンは娘が気になり声をかけると、娘はサッカーで怪我をしたと答えた。
ジェロームはアプトンの虐待を疑う態度に不愉快になり、取り調べ所ではない雰囲気になる。
ルゼックがアプトンを下がらせ、なんとかジェロームの話を聞いた。
するとジェロームにはアリバイがあり、そもそも車は近所のデビン・ウィリアムズという青年に貸したままになっていた。
デビン
祖母と2人暮らしだというデビンの家に特捜班が行くと、デビンはすぐに逃げだした。
裏庭で押さえつけると、何も言っていないのに「ノースサイドの殺人とは関係ない。女性を殺してない」と自分から言い出した。
デビンの取り調べを始めると、デビンはシラを切っているのかそれとも何も知識がないのか、弁護士を呼ぼうともしないまま罪を認める事もなく、延々と居座った。
言い分は、犯行時刻にはハンボルト公園のチェステーブルで大麻を吸っていた、というアリバイがある事と、事件については「何となく知ってただけ」。
「一緒にいたのは神様。楽しかったよ」
現場にデビンの指紋はなく、百戦錬磨のボイトですらふざけているのか愚か者なのかと扱いに困った。
それでも目撃者の面通しをするとデビンを指さした為、自白させようと入れ替わりで仕掛けたが、デビンには誰の作戦も通用しなかった。
「俺は殺してない。公園にいた」
自白
最後にアプトンが自信がある、と立候補した。
アプトンはデビンが虐待されていたという過去を調べ、自らも虐待されていたから気持ちが分かる、とデビンの弱味をついた。
「父親のせいでこうなったの。あなたが悪いわけじゃない」
アプトンの言葉を受けデビンは涙を流し、ついに犯行を認めた。
「彼女はビビって俺を殴った」
「だから殴った? バールで」
「叫ぶのをやめさせたくて」
最後に1人でいた事も認めると、大声で泣きながら謝った。
アプトンの虐待経験者に成りすました迫真の演技が見事に自白を引き出した。
ボイトも褒め、アトウォーターもその手腕を称賛した。
だが、ルゼックだけは演技ではないのでは? と思っていた。
新たな証拠
一件落着かと思いきや、現場からデビンのものではない髪の毛が発見された。
何度も服役をしているネイト・スティーブンソン。
令状を取り、スティーブンソンの留守宅を捜索すると盗品リストに載っていた女性用高級時計が発見された。
市会議員に確認を取ると、似ているが少しベルトの細さが違うかも、とすぐには判明しなかった。
議員はネイトの事は知らず、共犯者がいたのか? と驚いた。
デビンのアリバイ
共犯者の存在に混乱する中、デビンのアリバイの裏が取れ更にアプトンを驚かせた。
公園の防犯カメラにしっかりとデビンの姿が映っていたのだった。
デビンが言っていたのは本当だった。
アプトンは何故デビンが嘘の自白をしたのか突き止めようと、デビンの檻に向かうがすでにデビンは首を吊って死んでいた。
アプトンは無実の可能性を考えず、強引に心の傷をついたやり方を後悔した。
自宅で落ち込むアプトンを相棒のジェイが慰めていると、そうとは知らずルゼックが顔を出す。
ジェイの姿にルゼックは慌てて帰って行ったが、ジェイは自分とアプトンが誤解されたのでは? と考えた。
「私は職場恋愛しないと彼は知ってる」
「懸命だ。ろくなことがない」
とりあえず、ジェイを誤魔化す事は出来たようだった。
ネイト
その後の調べで、デビンの携帯に昨日ネイトからメールが届いていた事が分かった。
「チクったら祖母も殺す」
ネイトはデビンから借りた車を使い、強盗殺人をし車を返却していたのだった。
携帯の位置情報からネイトの居場所を突き止めると、ネイトは倉庫の中で死んでいた。
ネイトの携帯には、不明の番号から何度もメールが入っていた。
最後のメッセージは、「パスポートを持ってこい」。
ネイトには協力者がいたようだった。
そしてその協力者が、呼び出してネイトを殺した。
倉庫の向かいの防犯カメラを確認し、映っていた車のナンバーから導かれたのは信じがたい人物、コリアー議員だった。
真犯人
ネイトの家で発見された高級時計は、コリアー家から盗まれた物だった。
議員は嘘をついていた。
さらにネイトの口座に妻殺しの代金として、1万8000ドルを入金していた。
だが足がつきそうになり、口封じをしたのだろう。
動機は友人に送った妻のメールから判明した。
夫からのDVで離婚しようとしていたのだった。
ボイトがブレナンにすべて報告すると、ブレナンは議員をおびき出す役を買って出た。
「事件は解決した、と伝えるわ」
自宅の前に、特捜を待機させ議員の帰りを待った。
アプトンとルゼック
逮捕直前、逃げ出す議員をアプトンが追い詰めた。
だが議員はふてぶてしく、逆キレをし出しアプトンに立ち向かおうとする。
アプトンが警告はするものの、撃つ気配がないと分かると議員はいよいよ銃を取り出した。
「銃を捨てなさい!」
言葉だけでは効き目はなく、議員はアプトンに狙いを定める。
その時、議員の背後から近づいていたルゼックが議員の腕を撃った。
議員を無事逮捕したが、ボイトは何故アプトンが撃っていないのか疑問に思った。
「歩行者がいたし、僕がいると知っていたからです」
ルゼックはアプトンの代わりに答えていた。
「そうなのか?」
「ええ」
帰宅し、ルゼックはアプトンに改めて「何故撃たなかった?」と確認した。
「分からない、動けなかった」
そういうアプトンにルゼックは、父親からの虐待は事実なのでは? と再び尋ねた。
今度はアプトンは誤魔化さず、真実だと認めた。
「いつもじゃないの。優しい時もあった。他人が思うより複雑なの」
ルゼックはアプトンを抱き寄せた。
かんそう
今回もアプトンとルゼックの関係が軸となっていました。
アプトンがルゼックとつきあう? ようになって、職場での刑事としての顔から素顔を見せるようになっていて、最近どんどん好きになっています。
美人で、普段は特捜の中でかっこいいクールビューティーって感じだけど、プライベートだと笑顔とか可愛らしさも垣間見せてくれる、いわゆるギャップってやつですねw
ところで、基本的には特捜内恋愛はご法度派でしたけど、今回ジェイとの三角関係がありえる? と考えたらそれはそれで悪くないな……と思ったりw
特捜って基本みんなイケメンだしねw
でも私の中ではボイトが一番のイケメンですがwww イケオジかw
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