NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン17  16話「エフェメラ/Ephemera」

2020/04/24

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン17 クライム ジェーン洞

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あらすじ

NCIS 17x16 Sneak Peek Clip 1 "Ephemera"


2020年1月9日(木)~FOXジャパンでシーズン17 日本最速放送(全24話?)
★2020年1月5日第1話先行放送済み

(アメリカ放送2019年9月~)

登場人物はこちら

前回:シーズン17  15話「射抜かれたハート/Lonely Hearts」へ

元水兵の自殺

海軍の最上級兵曹長アート・アマドールが自宅のガレージの車内で自殺した。
「アニー1972」と書かれた女性の写真を持っていたが、未婚で家族はいなかった。

アートの死因は、排気ガスによる一酸化炭素中毒だったが検死の結果末期癌だったことが分かった。
遺書も残され、自殺に間違いなかった。

アートの想い

アートは除隊後、海軍博物館のボランティアをしていたのだが、博物館ガイドの責任者で友人でもあるマリーが不審に思って捜査中のアートの家を訪ねて来た。

飼い犬を頼むというメッセージと寄付するという硬貨がオフィスのデスクに置かれていたのだが、問題は硬貨にあった。
それは、100万ドル以上する価値と言われる「1870-S 女神座像1ドル硬貨」だった。

博物館は国営の為予算削減があり、まさにアートの時代であるベトナム戦争の展示の中止が決まっていたという。
「硬貨が本物なら展示を無期限で延長できる」

だが来歴不明の寄付は受理できない、とマリーはギブスに頼んだ。
「なぜアートが持っていたのか? 来歴を示すものを捜して」

適任者

ギブスは硬貨の背景を調べる適任者として、ダッキーを現場に引っ張り出した。

アートはレシート、手紙、説明書等々、どんな書類でも保存していた。
それをダッキーは、短期的な使用のための文書や印刷物として「1日の命(エフェメロス)」というギリシャ語を語源とした「エフェンメラ」と表した。

それらの山の中から硬貨にまつわる資料を捜し出すのは困難だったが、ビショップが手がかりを発見した。

ラブレター

それはアートが持っていた写真の女性、アニーから1972年に送られたラブレターだった。

2人は、海軍のパーティーで出会いつきあうようになったが、アニーの父親が結婚を許さなかった。
アートが貧しい水兵だから、と。
そこからそもそもの貴重な硬貨の持ち主は、アニーの父親だと判明した。

アニーの兄

アートの家で書類捜しをしていると、突然アニーの兄だというスペンサー・ダウニングが姿を現した。
「硬貨は50年前に我が家から盗まれたものだ」

アニーは、1972年のコイン盗難直後に母親と同じ甲状腺疾患で病死したという。
鑑定書、保険書類などで来歴は証明できる。

ダウニング社は印刷機の大手メーカーだったが、今では現存の印刷機の修理をするだけになっていて赤字経営になっていた。
スペンサーは、雇用を守る為処分をしたいからと硬貨の返却を度々急かした。

ダイヤの指輪

スペンサーの主張によりアートは泥棒扱いになるが、ビショップには信じられなかった。
「泥棒は普通金銭目的。車も家の中のものも古かった。泥棒なら海軍に人生を捧げたりしない」

そんな中、書類の中から一粒石のダイヤのリング、1200ドルのレシートが発見される。

それはアートがアニーに送ったものだったが、指輪を見て怒った父親が抜き取って暖炉に投げ捨てていた。

それでも、食事のレシートなどの記録から2人の交際は進んでいたと思われた。

バーサという叔母だけが、アニーとアートの味方をしていた。

警察の調書

盗難届があるかと警察の調書を調べると、ダウニング家にまつわるのは暴行疑惑だけだった。

アートとアニーは、車内で口論しているのを暴行だと誤解を受けて通報されていたのだった。
この時、アートの所持品の中に硬貨が記録されていた。

口論の理由は、アートが硬貨を盗んだ事だったのだろうか?

新事実

ギブスの指示でパーマーは、アニーのカルテを調べなおしていた。
すると甲状腺関連の症状は半分だけで、すべての症状をまとめると重金属中毒だった事が分かった。
「アニーは殺された」

アートはその当時ベトナムに居た為、容疑者ではなかった。

手掛かりを得る為、墓地の棺に眠るアニーの遺体を調べるとその指にはアートから贈られたと思われるダイヤの指輪があった。
暖炉に投げ込まれたはずなのに……。

動機

マクギーが1972年の新聞記事を発見した。
ダウニング社がスクラップ処理機械に事業を拡大するというもので、その責任者がアニーになっていた。
スペンサーの動機を見つけた。

また、病床からのアニーの手紙も発見された。
死亡の前日、1972年3月29日の消印。

それによると父親は暖炉から指輪を拾って修理に出し、病床にいるアニーに返していた事が分かった。
そしてアートがベトナムから戻り、アニーが退院していたら結婚を許すと伝えていたのだが、それは実現しなかった。

真犯人

スペンサーの財政状況を調べたら「雇用を守る」というのは嘘で、海外口座に金を移していた。

ケイシーが、カルテと手紙から、毒を持った方法はラブレターに貼る為の切手に仕込んでいたと突き止めた。
それならアニーが切手をなめる事で、日々自然に毒を取り入れる事が可能になる。

取り調べでスペンサーが使ったティッシュからDNAを検出すれば一致するはず。
スペンサーにティッシュを使わせる為に、アレルギーを持つ菊を用意したのはアニーの手紙から得た情報だった。

バーサ

アニーの死の真実は突き止めたが、硬貨泥棒については不明のままだった。

だが元気に現存しているバーサを見つけた事ですべて解決した。

「当時、確かに家族はアートを疑ったが、彼が海軍を裏切るわけない」
硬貨を家から盗んだのはアニーだった。

車内での口論の理由は、アートがアニーとの生活より海軍への忠誠を選んだから。
「これを売れば家族から離れられる」
と言われても、アートはベトナムからの帰還後に、と答えていた。

そして無事アートが戻った時、アニーはこの世にはいなかった……。

硬貨はずっとアニーが持っていたが、バーサがアニーの死後に形見としてアートに渡していたのだった。

硬貨の行方

硬貨が盗品ではない事は分かったが、遺言執行者だったスペンサーは殺人罪で刑務所に入る事に。
新たに遺言執行者となったのはバーサ。
寛大なバーサは、アートの最後の願いを尊重しそのまま博物館に寄付をした。

アートが愛した展示場。
その展示物のパーティー写真の中に、人知れずアートとアニーの踊る姿が残っていた――。



かんそう

アートとアニーの1970年代の過去の再現ドラマシーンに、NCISメンバーがダブルキャストで登場する、という演出が悲しいドラマをどこかコミカルに見せていて不思議な回でした。
私は、ゴリゴリの事件物というよりもこういうほんわかムードがNCISの良い所だと思います。
ちなみに配役は、ビショップとヒゲトーレスが主役の2人、アニーの父親はこれがコミカルに思える一番の要因かもしれませんw 黒ぶちメガネギブス、叔母のバーサは70年代風がはまっていたスローン。スペンサー役はマクギー、車内喧嘩に駆け付ける警官がパーマーとケイシーでした。

冒頭は老人の自殺から始まり、重いスタートなのですが最後は展示物の中にアートとアニーは永遠に残るというハッピーエンドで終わりました。
思い返すと、全体が不思議な感覚にも思えます。

ハッピーといえば、ジヴァが無事家族と合流したという情報も!
パーマーがシニアから受け取った手紙で皆にお知らせしていました。

その時、シニアからの皆にハグを、というのをクソ真面目に実行してましたが、さすがにギブスには怯んでそのままナシかな~と思いきや。
ギブスもぬるくなった?? なんと、ハグさせてあげてました。
そしてギブスは暖かいって言われてキレてたw

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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