あらすじ
Law and Order SVU 20x06 Promo "Exile" (HD)
2019年5月17日（金）22:00～ FOX 日本初放送 （全24話）
（アメリカ放送 2018年9月～）
・【登場人物】
（アメリカ放送 2018年9月～）
・【登場人物】
暴行レイプ事件
グレイス・ウォーカーという女性がバーで知り合った男に暴力とレイプを受けた可能性があった。
だが、本人は酔って記憶がなかった。
胸部外科医だという恋人トミーには言いにくそうだった。
グレイスは医学研究者だが失業中で、金銭的にもトミーを頼っているという。
カリシは、そのトミーが住む高級マンションの前まで送って別れていた。
容疑者
その後、グレイスをレイプしたのがサイラス・ペリーだと突き止め連行した。
サイラスはグレイスに襲われたと顔を腫らしていた。
グレイスを殴った事は認めたが、それは金を狙われたのを阻止したからだという。
グレイスは財布も下着も最初から身に着けていなかった。
セックスは合意の上だと、恐れているのは妻に浮気がバレる事だけのようだった。
消えたグレイス
グレイスを面通しに呼ぼうとしたが、連絡先の間違いなのか電話をかけたらスペンス大学の女子寮だった。
しかも在籍しておらず、連絡が取れなくなってしまった。
カリシは自宅のマンションに直接行ってみたが、グレイスが嘘をついていた事が分かった。
トミーという住民はおらず、監視映像のグレイスは入ってすぐ出て行っていた。
手がかり
サイラスから聞き出したグレイスの情報で、グレイスがよく「ウォーカー・ハウス」に行っている事が分かった。
そこはホームレスを支援する施設で、名前からオーナーの娘かと思ったがグレイスはホームレスとして利用していた事が分かる。
スタッフはグレイスがレイプを受けたと聞いても驚かなかった。
ホームレスの女性がレイプを受ける事件は珍しくはない。
グレイスからは聞いた事はないが、シェルター嫌いで路上生活をしているからリスクは相当高い。
ちょうどトミーもいたので、声をかけるとすぐに逃げたが捕まえて連行した。
トミー
トミーはグレイスを知ってはいたが、恋人とは言わなかった。
「イカれた女だ」
レイプを伝えると驚いたが、居場所は分からないと言った。
真実
嘘まみれのグレイスの中で、スペンス大の電話番号だけは本物だった。
過去に在籍していた可能性があるので、女子寮に向かった。
生徒に写真を見せると、グレイスではなく「ソフィー・シモンズ」だと言った。
3年前の1年生の時友愛会に一緒に入っていたと、写真も残っていた。
だが突然消え、その理由も見当がつかないという。
1年生のサボリは珍しくはないから通報はせず、1週間後に両親に連絡をしていた。
その話を聞いてピーターは死んだ姉を思い出していた。
入院前に失踪して麻薬中毒者と2人で路上生活者となっていた。
それを知った父親が泣いていた事も。
両親
SVUに父親と再婚した義母パティーが到着した。
ソフィーの実母は脳腫瘍で他界していた。
パティーが言うには、自分を見てソフィーは動揺していたという。
それ以来両親共、連絡もなければ会ってもいなかった。
チラシを貼って1ヶ月以上NYに留まり、探偵も雇っていたというがソフィーの居場所が分からないというと、興奮して警察を責めた。
ピーターは、自分の姉との類似点につい感情的になって言い返していた。
暴力
ホームレス追跡アプリにグレイスの写真をアップした事で、グレイスの居場所が分かった。
駆け付けると、ちょうどトミーもグレイスを見つけて声をかけていた。
ところがトミーはそのままグレイスに殴りかかっていた。
グレイスに暴力を振るっていたのは、トミーもだったのだ。
再びグレイスを保護したが、グレイスはトミーの暴力を許容していた。
「放っておいて、余計なお世話よ。彼に守ってもらってる」
レイプする奴らよりマシ。
危険な路上生活の代償だというのだった。
サイラスについても、レイプではなく合意の上だったという。
殴られたのは、欲張って金を更に要求したから。
サイラスにウソはなかった。
記憶
そしてオリビアが両親について尋ねると「死んだ」と答えた。
路上でしか生きる道はない。
だが両親の名前すら憶えていない上、グレイスは大学時代の自分の写真を見ても誰だか分からなかった。
オリビアは両親と対面させてみた。
すると父親を見てパパと呼んだ。
「なぜ泣くの？ ここどこ？ 私どうしたの？」
グレイスは記憶を一気に取り戻していた。
解離性遁走（かいりせいとんそう）
精神鑑定の結果、ソフィーは解離性遁走だった。
引き金は大体児童虐待や性的暴行だが、それをきっかけにそれまでの記憶や本人らしさを失ってしまう。
ソフィーがグレイスになってまで逃避したかった事は？
大学の時、もしくは昔の事なら父親が虐待していた可能性もある。
更に記憶を呼び覚まさなければ起訴は出来ない。
きっかけ
オリビアはきっかけを作るために、「グレイス」になった場所、スペンス大学へソフィーを連れて行った。
歩きながらいろんな話しをしたが、校内の廊下を進んでいるとソフィーは外に出たがった。
オリビアは何かあると先に進ませた。
そこにあるのは教授達の部屋だった。
するとソフィーはアダムスという教授を嫌っていた事を思い出す。
「Bマイナスをつけられ、パパに殺される」
と興奮し始めた。
オリビアは親はそうやって脅すもの、と落ち着かせた。
アダムス教授の部屋の前までくると、いよいよ本格的に嫌がった。
「会いたくない」
オリビアは励まし、誰もいないからと部屋の中に入らせた。
そしてはっきりと思い出した。
この部屋で教授に単位と引き換えにセックスを要求された事を。
だが部屋の主だという女性が入ってきて、アダムス教授が3月に亡くなった事を知らされた。
岐路
ソフィーは今度はオリビアを責めた。
言われた通りにしたのに、過去を知っても乗り越える術がなかった。
「やっぱりトミーと路上で暮らす方がいい」
オリビアはソフィーを救う方法を諦めはしなかった。
ふとカリシが吐いた「教授が生きていたら俺が殺した」という本音を聞いて閃いた。
アダムス教授の墓にソフィーと両親を連れて行った。
墓に向かってソフィーの言いたい事を言わせた。
「あんたのしたことを一生許さない」
だけど乗り越える、家族の支え、オリビアという友人もいるから。
「私は強く生きていくの」
かんそう
今回は、珍しく？ ポジティブで救いのある終わり方！
それにしてもSVUらしい複雑な展開でした。
最初はいつものレイプ事件かと思ったら、そもそもレイプではなかった。
サイラスの暴行も自業自得みたいな感じだったし。
グレイスが嘘つきの美人局？ みたいな感じなのかな～と思いきや、実は父親に虐待されたのが原因で家を出たのではないか？ と思わせての、教授からレイプされた事がきっかけで病気になってしまったという。
しかもその教授はすでに死んで、罰する事が出来ない！
でもオリビアが最後まであきらめずにソフィーに過去を乗り越えさせる事が出来ました。
本当にオリビアって頼りになる……。
今回はメインの事件が濃厚で、サイドストーリーはほとんどナシでしたが、そんな中でも捜査中に合法マリファナ移動販売車から、ちゃっかりフィンがクッキー？ を頂いているのにクスっとなりました。
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