あらすじ
Barbara Nitke/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2019年5月17日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
ピザ配達員レイプ事件
頼んでもいないピザの配達員がやってきて、彼氏を銃で殴って気絶させ、彼女をレイプする事件が発生した。
被害者はリック・カーシュとアン・ホイットマン。
犯人はバイクのフルフェイスのメットを被っており、顔は分からなかった。
手がかりは犯人がアンを「ステイシー」、リックを「チャド」と呼んだ事。
犯人がアパートの部屋を間違えた可能性も考えられた。
チャド
同じアパートにステイシーはいなかったが、チャド・ムーアという住民がいた。
チャドに心当たりはないが、妻のブリアナには身に覚えがあった。
1年前にジムのインストラクターと浮気をして、別れ際に揉めていたのだった。
その相手のジェイク・サンダースを銃所持で逮捕したが、事件当時にはジムで働いていたアリバイがあった。
チャドとステイシー
すぐに、同じ手口の第2のレイプ事件が発生した。
今度の被害者はパオロとベスだったが、やはりチャドとステイシーと呼ばれていた。
ベスは犯人は背が低く165センチくらいだと言った。
2度目となると部屋間違いではなく、何かの理由があると考えられた。
ダークウェブ
名前だけでは手がかりが見つからず、カリシはダークウェブを検索してみた。
すると、ステイシーが特定の人物ではなく非自発的独身者(インセル)が手に入れられない女性の事を指していると知った。
2018年4月にトロントでインセルによる無差別暴走事故が起きている。
今回も、女性とのコミュニケーションがうまく取れない事を逆恨みして、過激な行動に出たケースなのかもしれない。
彼らによると、美男美女、普通、オメガ(拒絶された者たち)が存在する。
容疑者を絞り込もうにも、6000人もの男がステイシーに関する投稿をしていた。
容疑者
2人の被害者に、身近に思い当たる人物はいないか確認した。
するとアンにはいなかったが、ベスにはいた。
以前シングルの時に、セックスクラブのパーティーに参加した事があった。
審査が厳しく、学歴、職業、容姿がチェックされていたが、そこに入れない不気味な男にを掛けられていた。
一緒に中に入れてくれ、と。
名前はライリー。赤い巻き毛で風変りだった。
パーティーから帰る時もまだいて、1週間後はドーナツ店でも見かけ、気づくとストーカーされていたのだった。
パーティーの運営に申し込みリストを調べさせ、ライリー・ポーターという名前を入手した。
ライリー・ポーター
ライリーの仕事はデータ処理で、ベスの事件当時にはアリバイがあった。
だがライリーの言動は明らかにおかしかった。
ライリーはレイプは存在しない、と言う。
その理由には独立宣言を引用した。
「すべての人間は平等であり、生命、自由、幸福を追求できる」
犯人に間違いないと思われたが、取り調べ中に第3の事件が発生した。
第3の事件
今度の被害者ジョンは、頭を撃たれて病院で亡くなってしまった。
レイプ被害者のキャロルは、犯人の身長は175センチで痩せていたと言った。
そして死ねジョン! と叫んでいて、チャドやステイシーとは言わなかったという。
またオライリーという友達の名前も会話に出していた。
そこで、オリビアは気づいた。
ライリーがストーカーしていたベスのレイプ時には、ライリーのアリバイはあるが、アンの時のはない。
それぞれがレイプ相手を交換したのではないか、と。
ライリーはインセル仲間の為にアンを、その仲間は見返りにベスを。
そうすれば一見、被害者との関係はまったくない事になり、アリバイが出来る。
ライリーのパソコンなどを押収して交友関係を調べれば、4件目の事件が防げるかもしれない。
調査の結果、ライリーがアンの事件の前にネット上で「ヘイトフル1」とやりとりをしているのを見つけた。
ライリーには、3件のレイプと暴行および殺人の共謀になると伝えた。
まだ殺人については知らなかったライリーは驚き、罪の重さを感じたのかすぐにヘイトフル1の名前を吐いた。
ヘイトフル1はクリス・カルナシス。
だがクリスは殺しはしていないと、別の名前も添えた。
クリスがネットで知り合った鉄十字Xという男がいる。
すぐにクリスを逮捕すると、クリスはすべて鉄十字Xが考えた事だと言った。
黙ったままだと同居する母親に迷惑がかかると分かると、すぐに鉄十字Xの名前も吐いた。
動機
図書館で勉強していた大学院生のトニー・ケリーを逮捕した。
カリシの調べたGPS情報でキャロルのレイプ犯だと証明できたが、令状がないと弁護士にガードされてしまい、無罪放免となってしまった。
オリビア達は、新たな裏付けを探す事に。
トニーは、チャドとステイシーと呼ばず、本名で呼んでいた。
何か関係があるはず。
カリシのアイデアでトニーの母親に話を聞くと、キャロルの名前は高3の頃によく聞いていた事が分かった。
一緒にプロムに行ったはずだというが、写真にはキャロルの姿はなかった。
キャロルに相手にされなかった事を10年忘れなかったのだろう。
裏付けにはならないが動機にはなる。
そこでピーターは気づいた。
一見トニーがしくじったように見えるが、しくじってはいない。
2人は赤の他人を襲ったが、トニーは恨む本人を襲っている。
キャロルに自分だと分からせたかったのかもしれない。
キャロル
ピーターは、証拠がなく余裕でいるトニーの目の前にキャロルを呼び出した。
トニーは明らかに動揺し、キャロルを知らないと嘘をついたが、キャロルもジョンを知らないと言った。それは本当だった。
そこでオリビア達は追い込んだ。
「ママの話とは違う。
プロムも一緒に行ったんでしょ」
ジョンは知られたくない事実に、立ち上がって文句を言いかけ弁護士に止められた。
だがキャロルを目の前にして、黙ってはいられなかった。
「あなた誰?
なぜこんなことを?」
「お前が無知で薄っぺらいからだ!」
そこから弁護士もトニーを止めるのを諦めた。
トニーは自分からキャロルをストーカーしていた証拠となる、キャロルの個人情報を話し始めた。
住所、電話番号、何が好物か等々。
そしてプロムの真実も吐いた。
キャロルの家に電話をかけ、留守電にプロムに行こうと入れたのに、折り返しもなく他の男と行っていたのを恨んでいた、と。
「だからレイプしたのね?」
オリビアの問いに、自分のものを手に入れたと自白をした。
逮捕されて連行されるトニーに、キャロルは叫んだ。
「酷い男!
留守電なんてなかった。
私の番号じゃないもの」
トニーは別の人にかけていたのだった。
「あんたはバカで、邪悪なクソ野郎よ!」
かんそう
2018年4月に実際にあったトロントの事件をベースにしたと思える「インセル」による事件でした。
私は「インセル」って言葉を始めて知りました。
インセルの存在そのものについてはさておき、犯罪者になってしまってはどうしようもありません。
しかも今回のトニーに至っては、完全な自分の間違いで、思い込みによるものだったという。
過去の10年もムダにしていますし、事件を起こしたせいでこの先の残りの人生もムダにする羽目に。
事件そのものもゾっとしましたが、本当にゾっとする終わり方でした。
しばらくは、何も言えないくらいの重い余韻があります。
さすがSVU。
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