あらすじ
★ストーリーの落ち、ネタバレが含まれますので、未視聴の方はご注意ください。
803回目
始めて記憶を残したままリブートした803回目がスタートした。マイケルは4人にこっそりとヴィッキーの手口をリークする。
4人は記憶がない体でそれに乗る振りをしなければならない。
マイケルは監視という名目で、4人の側にいても不自然ではなかった。
そしてジャネットも正式に仲間になった。
ジャネット
Colleen Hayes/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
だが所詮アホなジェイソンにタハニは満足が出来なかった。
誰にも言えない。でも寝てしまっている。
タハニはセラピー的なノリで、ジャネットだけに打ち明けた。
ジャネットはカップルセラピーを引き受けるが、2人が仲良くなるのを見て不具合を発生し始める。
ジャネットの故障は地震を引き起こし、地区の全滅の危機に。
最初はジャネット自身にも原因が分からなかった。
だがタハニとジェイソンが付き合ってると宣言した時に、ジャネットが不具合を起こした事にマイケルが気づいた。
ジャネットは潜在意識の中でジェイソンとのつきあいを覚えていて、恋をしていたのだった。
だから2人を祝福するという感情が自分では気づかぬうちに「ウソ」になっていた。
それが不具合を引き起こしていた。
マイケルはジャネットに過去にジェイソンと結婚していた事を教えた。
ジャネットはそれを理解すると、再起動ではなく「自己破壊」を頼んだ。
説明書にはこうある。
「機能不良が続く場合、鼻を下げ左耳の後ろの穴にクリップを挿入。
すると崩壊圧縮が始まる。
ビー玉状になったら次元間吸引チューブで宇宙空間へ発射する。
または食べてもよい。
そして新しいジャネットを調達する」
だがマイケルにはできなかった。
ジャネットとの思い出が積み上がっているから。
「友達だから!!」
2人は人間の感情に直面しているからと、最も問題のあるエレノアに助言を仰いだ。
エレノアはすべてを聞いた上で、他の男を見つけろと助言をした。
「悲しまずガンガンいけ」
デレク
エレノアのアドバイスを受けた結果、ジャネットはデレクという彼氏を作りだした。だがデレクは初めて作った人間という事もあり、バカだった。
あるいは無意識にジェイソンに似せたのか……。
ともかくデレクのおかげか、ジャネットの不具合による地震は治まった。
しかし、ヴィッキーがジャネットを呼んだ時に、デレクを見られてしまったら。
ヴィッキーに想像以上の事が起きているとバレてしまう。
マイケルがエレノアに相談すると、結局ジェイソンとタハニを別れさせようという事になる。
ところが知らぬ間に2人は結婚しようとまで話を進めていた。
そしてジャネットとデレクはさっそく喧嘩をし、隠しておきたい存在のデレクは街に飛び出ていた。
絶体絶命となり、なんとか結婚を阻止してジャネットを悲しませず、デレクを消させる事に。
Colleen Hayes/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
エレノアはもう隠し事はせず、結婚式ですべてを打ち明けた。
すっかり混乱した後、エレノアはジャネットに改めて説明をした。
「慰め役を勧めたのは幼い恋だと思ってたから。
あの助言は取り消す。
本気の失恋を癒すのは難しい。
時間の概念がないジャネットは、自分の気持ちを受け入れて昇華させるのよ。
そして言葉にするの。
友達に話したくなったら私がいる」
落ち着いたジャネットはデレクを消す事にした。
デレクは7時間だけの命となった。
エレノアの秘密
ジャネットの恋愛相談を受けているうちに、エレノアはチディに過去の関係を隠している事が気になっていた。ミンディの盗撮ビデオをチディに見せて打ち明けたが、特別な感情はないとはっきり言われてしまう。
自分もよ、と強がったもののエレノアはショックを受ける。
そんなエレノアにマイケルが弱音を吐いた。
今の倫理を勉強する日々が苦しい、いつ楽になるのか?
相談相手にエレノアを選んだのは、常にエレノアが諦めないから。
生前はそんなことなかったのに、ここでは常に努力を諦めない。
生前のエレノアは悪の声が聞こえていたというが、今はそれが聞こえなくなっている、と言った。
マイケルは話をしただけで安心できたようだった。
それこそ人間らしい行動だった。
「勉強会の成果が出て来たわ」
マイケルも満足するが、オフィスに戻るとショーンが待っていた。
何かバレたかとヒヤヒヤしたものの、報告書によって成功が認められ、ショーンは最高会議の一員に出世していた。
「偽グッド・プレイス拷問法を拡大し、君を責任者とする」
マイケルも上級スタッフに昇進した。
サムズダウン(ブーイングする時の指の形)のメダルをもらう。
「偽グッド・プレイス拷問法を拡大し、君を責任者とする」
マイケルも上級スタッフに昇進した。
サムズダウン(ブーイングする時の指の形)のメダルをもらう。
ネタばらし
マイケルは何の前触れもなく、ショーンの指示によってエレノア達にネタばらしをすることになった。
4人は戸惑いながらも、何も知らない演技を続ける。
ショーンは初回は失敗したが、2回目は成功したとドヤ顔で告げ、信じ込んでいた。
そして新たな処置として、この地区は閉鎖となり、4人は本物のバッド・プレイスへ行かせると言う。
「脳は取り出して検査後、ビーチボールに」
マイケルは、今更いい人間になれると思ったか? とまるっきりデーモン側に戻っていた。
「チディの哲学なんぞ実にアホ臭い」
マイケルは4人に向かって、延々と悪態をついた。
だがそれは演技で、その中にマイケルはヒントを隠していた。
マイケルは即閉鎖だというショーンに、スタッフをねぎらう為のパーティーを開きたいと時間稼ぎをした。
4人にとって頼みの綱となるジャネットは、拘束ブレスレットでパワーを封印されていた。
「マイケルは味方よ。マイケルは寝返ってない」
朝まで続いたパーティーの後、4人は列車に乗って脱走した。
ショーンが次に来た列車で去って行くと、実は4人とジャネットはその列車の下に隠れていた。
「ああ、皆! どれだけ心配したか!」
無事な4人を見たマイケルは久しぶりに本心で話せた。
エレノアの思った通り、マイケルはずっと味方だった。
「君たちは私の友達だ」
グッド・プレイス
Colleen Hayes/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
ショーン達をまんまとやり込めたのだから、もうグッド・プレイスに行ける。
そう思ったが、実はグッド・プレイスに行くあてなどないとマイケルが自白する。
いろいろ試してみたが、行く方法はなかった。
唯一の方法は生前に良いことをする、という事だけ。
ショーンが割り込んでさえこなければ、永遠にここに居ればよかった。
4人がどこにも居ない事が分かれば、いずれここにいるとショーン達に気づかれる。
エレノアはもう後がないなら酒を飲もう、とジャネットに用意させた。
タハニはこのタイミングでジェイソンに別れを告げた。
エレノアも思い残しがないよう、受け入れられないと分かっていながらもチディに告白をした。
皆で思い思いに語り、飲み明かしているとタハニはトップに訴えられないのか、と思いつく。
マイケルも一度は考えたが、正式な手順もなく審理を受けるのはかなり大変だという。
判事の部屋へ行く道には専用の門があり、バッド・プレイスを通る必要もある。
気づかれずには決してたどり着けない。
それを聞いてエレノアは立ち上がった。
「やろう」
失うものはない。
人間の気持ちを知りたかったマイケルは今、最も人間らしいことをする気になっていた。
「根拠なき自信を持ち、悪あがきしたあげくに、見事に大失敗する」
バッド・プレイス
翌朝、バッド・プレイスから迎えに来たバッド・ジャネットをビー玉にして、列車に乗り込む。
向かうは、バッド・プレイス本部のメインオフィス中央にある判事の部屋につながる門。
さらに門をくぐるには幹部クラスにだけ支給されるバッジが必要となる。
マイケルの分しかないから、4人の分を調達しなければならない。
ジャネットは手荷物扱いだから必要ない。
4人はバッド・プレイスに馴染むよう変装をした。
地区で働いていた顔なじみは元の部署に戻っているので出くわしさせしなげれば、バレる事はない。
ジャネットもバッド・ジャネットに成りすました。
バッド・プレイスに到着すると、マイケルは4人を拷問博物館に残してバッジを調達しに行った。
ショーンには、4人を奪還する為の作戦にバッジが必要だと報告するが取り戻すプランは別にある、と相手にされなかった。
すでに別チームがミンディの家に向かっている。
マイケルは、4人がミンディの家にいない事がバレるのが時間の問題だと分かると、会議室にかけてあった幹部バッジつきのジャケットを掴んで飛び出した。
そして4人の所へ行き、追ってくるショーン達から逃げながら門に向かった。
次々にバッジを渡して門をくぐらせるが、バッジは1つ足りなかった。
ショーンも追いついてきている。
マイケルは自分を犠牲にして、エレノアを門に押し込んだ。
マイケルはショーンに捕まり、ジャネットはバッド・ジャネットにビー弾にされていた。
マイケル
ショーンに追い込まれたマイケルは、そもそもショーンの監督不行き届きだと責任転嫁した。
嘘の報告書を見抜けなかった責任がある。
マイケルは、人間は拷問し合うと結果を出すつもりだったが、実際は助け合い成長するのを知った。
「悪い人間だったらあり得ない」
そもそも間違いが起きていて、彼らは良いところに属するのでは?
だが根っからのデーモンなショーンはマイケルの主張は一切相手にせず、今引退させて注目を受けたくはない、とマイケルを監禁する事にした。
ところがその部屋に入ると、バッド・ジャネットはショーンを壁に投げ飛ばした。
実は、グッド・ジャネットが成りすましていたのだった。
判事の部屋
Colleen Hayes/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
4人は判事の部屋に到着していた。
判事が意外とアバウトで、30年審理がなくて暇だったといい、飛び込み審理を許可してもらえる。
4人は進歩をしたかどうかのテストをそれぞれの方法で受けた。
合格したのはエレノアだけだったが、エレノアは皆の前では不合格だったと言って、全員不合格という結果に終わった。
地獄へ落ちるしかない。その時、ショーンをまいたマイケルとジャネットが追いついた。
マイケルは、改めて判事に訴えた。
彼らが死後の世界で成長している事を。
そしてシステムにも疑問を抱いた。
「何億人もが不当にバッド・プレイス行きを宣告され、永遠に拷問されている」
マイケルと判事が協議する間、チディは自分の気持ちに気づき、エレノアにキスをした。
救済
協議の結果、判事は4人を救う事にした。
ミンディのような中立の場所へ一時的に移動し、その後グッド・プレイスへ。
だが、4人一緒じゃない上、調整にかかる時間が何百年にもなる可能性があると分かり、エレノアはクレームをつけた。
せっかくチディとキスしたのに独りになるなんて。
するとマイケルは正しい方向への一押しがあればいいんだ、と気づく。
4人を死ななかった事にして、生前に自力で善人ポイントを稼がせるようにした。
もちろん、これまでの記憶はすべて失くして。
「我々が負い合うもの」
エレノアは、死ぬはずだった時間まで戻され、その時をマイケルに助けられて「死にかけた」という体験をする。
もちろん、これまでの記憶は一切ない。
もちろん、これまでの記憶は一切ない。
マイケルの狙いは、それにより4人が自主的に良い人間になり自然とグッド・プレイスに行くことだった。
最初は思い通りだった。
エレノアは、死にかけた体験から良い人になろうと生活を変えていた。
だが、それは長続きせずいつしかまた元の生活に戻っていった。
マイケルは再びこっそり人間界へ行き、エレノアの軌道修正をした。
エレノアはマイケルの言っていた「我々が負い合うもの」という言葉からチディの存在を知り、倫理講座の動画にはまってしまう。
シーズン1だけでも、ええそうなの?! と思わぬ展開にビックリ、ドキドキ、わくわくしましたが、シーズン2でもジェットコースターのように予測不能な動きに振り回されました。
本当に面白い!!
そして、エレノアが嫌な女だったけど、そこには家庭環境という理由があった事が分かって、ますます応援したくなりました。
何より、最初は敵か味方かふわふわしていたマイケルが、はっきりと「友達」になっていく手ごたえが感じられて、楽しい!
人間好きのデーモンって面白いキャラ。
まったく通用しない常識に苦労しながらも、デーモンであるマイケルが人間味を出していくのも面白さの1つ。
マイケルやジャネット、仲間達との友情、同志みたいな関係がフォーエバーな感じでいいんですよね~。
バッド・プレイスを避けていたのに、ストーリー上バッド・プレイスを目指す羽目になったり、そして今度こそ登場した本物の判事が結構いいひと? だったり。
それでもなかなか簡単にはグッド・プレイスに行くことはできず、とうとう生前をやり直す事になるとは!!
死後の世界だけの話、だとしてもこれまでも相当スケールの大きさは感じられましたが、今度は地上にまで!
見ていて先が読めないのに、展開を見せられた時には違和感は一切ないんですよね。
驚きと納得感と、すごくいろんな感情を揺さぶられますw
後半はリブート1週間の記憶しかない4人、という事で絆薄目なのが寂しいくらい。
早く、また団結した4人とマイケル、ジャネットという6人チームが見たい!!
0 件のコメント:
コメントを投稿