あらすじ
NCIS 16x05 Sneak Peek 2 "Fragments"
2019年1月24日(木)~FOXジャパンでシーズン16 日本最速放送(全24話)
★2019年1月5日第1話先行放送済み
(アメリカ放送2018年9月25日~)
登場人物はこちら
前回:4話「ギブスの休暇/Third Wheel」へ
★2019年1月5日第1話先行放送済み
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前回:4話「ギブスの休暇/Third Wheel」へ
届かなかった声
郵便局の跡地から配達されていないままの小包が発見された。
中身はベトナムの戦地で録音した音声テープだった。
海兵隊員のダニエル・ホール中尉と妻クレアは当時、音声テープでやりとりをしていた。
再生してみると、内容はダニエルの遺書だった。
今まで殺されたと思っていたダニエルが自殺していた可能性が浮上する。
自白して終身刑となった犯人の海兵隊員レイ・ジェニングスに話を聞く事に。
レイ・ジェニングス
レイは、すでに48年刑務所に入っていた。
事件当時の1970年は18歳だった。
凶器は手りゅう弾で、目撃者は通信兵のトーマス・フレッチャー伍長。
ベトナム戦争では、「味方殺し(フラギング)」は珍しくなく自白もあったので特に深く調べる事なく終わっていた。
ダニエルは記者を目指していたらしく、スキルアップもかねてテープに録音していた。
スローンは、ダニエルが録音したテープの中にレイとダニエルが仲良く話しているのを見つけた。
2人は上司と部下でもありながら、兄弟のように親しい関係だと思えた。
殺すとは思えない。
だが、レイは「俺が殺した」の一点張りだった。
ギブスと局長
ギブスは局長にダニエルの遺体発掘申請を却下されていた。
費用が掛かり過ぎるという理由で。
その為、2人の仲は険悪になっていた。
トーマス・フレッチャー
目撃者のトーマス・フレッチャーにも話を聞いた。
すると実際に手りゅう弾を投げた所を見ていない事が分かった。
口論をしながら偵察から戻った2人は、一度テントの中に入り、そしてレイだけが出て来た後に爆破したと言う。
その時レイは酔っぱらっていた。
フレッチャーは、戦地では誰もがおかしくなるからレイがそうなっても不思議ではない、と言った。
「自白したんだろ?」
雲行きが怪しくなった。
テープ
その後、正式に化学分析官に任命されたケイシーが編集したテープを聞くと、さすがのギブスでも気分が悪くなる程、過酷な戦地での様子が伝わってきた。
古い資料から、レイが証言を変えていた事が分かったのでもう一度テープを持ってレイに会いに行った。
マクギーは自分の父親もベトナム経験があった事からこの事件に思い入れを感じていたので、ギブスに同行した。
そんなマクギーの訴えもレイには届かなかった。
「俺はここで死ぬ。
あんたたちも受け入れて帰れ」
そこでギブスは、ダニエルと仲良く話している会話が録音されたテープを再生した。
「彼の為に話すべきだ」
テープを止めろ! と興奮したものの、ギブスが追求するととうとう認めた。
実は泥酔して記憶がなかったという事を。
だから目撃証言に合わせて証言を変えていた。
だが、記憶がないなら何故自白したのか?
それはまだ分からなかった。
ギブスは再び、遺体発掘の許可を求めた。
今度こそ、局長は許可を出した。
遺体
パーマーが遺体を調べた所、手りゅう弾のものではない10センチの金属プレートが第5肋骨に癒着していた。
当時金属を使った処置はないはず。
ケイシーがゴミ取りをすると、何かの刻印が現れた。
それを見たギブスはすぐに閃いた。
刻印はダニエルが使っていたテープレコーダーについていたものだった。
クレアが当時プレゼントしたもので、プレートに同じ刻印をつけていたのだった。
当時は世の中全体が暗く、ベトナム戦争だけでなく、キング牧師の殺害もあった。
そんな中、テープレコーダーがダニエルの気分を明るくさせていた。
レコーダーは妻の分身のようなもの。
恐らく自殺した際に、抱きかかえていたのだろう。
「君を抱いてさよならを言うよ」
それはテープにも録音されていた。
偵察
マクギーはもう一度レイに会いに行った。
ダニエルは自殺したのに、何故レイは自分が殺したと言うのか?
その理由が、口論をしていたという「偵察」にあるのではないかと探る為に。
相変わらず拒否するだけのレイにマクギーは言った。
「父に一度ベトナムの事を聞いたら、今みたいに拒絶されました。
何があったにしろ、あの経験が父を変え、形を作った。
それきりにしたことを後悔してます。
何回でも聞くべきだった。話してくれたかも。
父を理解できたかも。そして、和解できたかも」
マクギーの訴えはレイの心を動かした。
レイは話始めた。
実は偵察の途中で、捕虜を見つけていたのだった。
ダニエルは、基地に戻って救出作戦を立てようとした。
だが、味方はたったの6人だった。
レイは死を恐れ、反対した。
それが初めての口論の内容だった。
だが、ダニエルは作戦を実行する事しか考えていなかった。
「記憶をなくす前、自分が何を考えていたかは覚えてる」
ダニエルを殺せば、作戦は実行されない。
自分が死にたくないから、ダニエルを殺してしまったとレイは考えたのだった。
手がかり
家族のいないレイに30年間匿名で寄付をしている人物がいた事が分かった。
偽名4つとダミー会社2社を通じてたどり着いたのは、目撃者のトーマス・フレッチャーだった。
呼び出したフレッチャーが誤魔化そうとするとギブスが活を入れた。
すると当時の真実を打ち明けた。
実は爆発前に、レイは泥酔して完全に気を失っていた。
テントにいるダニエルにフレッチャーは報告をしていた。
そしてテントを出ると、爆発したのだった。
フレッチャーは自殺だと知っていた。
何故レイのせいにしたのか。
これ以前にも2回アフリカ系の海兵と争っていたという資料も出て来た。
フレッチャーは、黒人であるレイが味方として信用できるか分からなかったので、追い返したかったと白状した。
まさか自白するとは思わずに。
せいぜい除隊処分になるくらいだと思っていた。
それでも嘘を認めてしまえば、自滅してしまう。
だから罪の意識で匿名で寄付をしていた。
「誤解を解くのに48年もあったんだぞ」
「生きるためには仕方なかったんだ」
フレッチャーの偽証罪については、時効が成立していた。
マフィン
事件解決後、ギブスは局長にマフィンを差し入れした。
最近通りの向こうで売り始めたらしい。
「うまいって評判だ」
局長の好物のクランベリーだった。
かんそう
ベトナム戦争という重い背景の事件という事で、全体的にトーンが暗めでした。
事件自体も切なかった。
そんな中、ケイシーが正式にNCISの一員となりました。
ってまだ研修中だったのか、という位馴染んでいた気がしますw
それにしても、シーズン16はギブスの新たな一面というか、意外な面が登場するようになっているような感じがしています。
前回は、ツンデレにも友人と山小屋を楽しんでましたし、今回は局長にお詫びのマフィンを差し入れ!!
16年目にもなってまだ新たな面てw
さすがギブスw
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
2 件のコメント:
こんにちは、ジェーン洞さん。
今回はさながら過去の未解決事件を扱うドラマ "コールド・ケース" のようでした。
こういうエピソード、好きです!
最後に流れた CCR の "雨を見たかい" のカヴァーにも、グッときました。
この曲、歌詞の意味を知って、あのシーンを見ると、より心に響きます。
マギーの父に対する想いが、レイの心にも届き、最後にレイとフレッチャーが
曲に合わせて再開を果たすシーンも泣けましたね。
ギブスが海兵の現場を思わせるような佇まいでフレッチャーに迫るシーン。
あぁいう感じで迫られると、軍に属した経験を持つ人には堪えるんでしょうか。
ベトナム戦争当時の黒人に対する意識の違い。同じような意識が今もまたあるアメリカには
このエピソードが持つ意味は大きいのかと。NCIS らしいです。
そんな中、ローレル? と聞こえる聞こえないが、ギブスはブリザードでしたっけ?
あれには…。(*_*; そんな風に聞こえるか、ギブス? 笑いのツボもしっかりある回でした。
White Dragonさん
コメントありがとうございます!
曲の事は全く知らず、知っているとより一層理解が深まるようにいなっていたんですね~。
教えて下さりありがとうございます。
コールド・ケースのようというのは、すごくしっくりきました!
ギブスの超人? ぷりも面白かったですねw
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