あらすじ
The Resident: Official Trailer | THE RESIDENT
2018年9月4日(火)~ FOX 日本初放送
(アメリカ放送:2018年1月~) 全14話
・登場人物
インチキ男
アトランタのチャステイン・パーク記念病院で、虫垂の手術(アッペ)中に医療ミスが発生して本来命には危険がなかったはずなのに、患者を死亡させてしまった。
執刀医は外科部長のランドルフ・ベル。
病院の顔でもあり、伝説だと有名な医師だった。
患者に麻酔が掛かっているのをいい事に、ベルと組むのが初めてだという看護師は記念の自撮りもしていた。
バレたら全員クビと自虐的な事を言っていたが、それどころの騒ぎではなかった。
メスを持つベルの手は異常に震えていたが、それを周囲には隠していた。
患者が麻酔から覚醒し始めた時、ベルは謝って動脈を損傷させ、あっという間に失血死させてしまったのだった。
ベルは、最初は麻酔の投薬ミスの不測の事態だと誤魔化そうとした。
「患者が覚醒したからだ」
だが全員がベルの動脈損傷が原因だと分かっていた。
スケープゴートに目をつけられた麻酔担当は、なんとか逃れようとするがベルは圧力をかけた。
だが周囲の仲間は「私達はチームだ」といい、誰も罪にならない言い訳を考え始めた。
結果、心筋梗塞で死亡した事として処理をした。
記念写真のデータも消した。
実はベルの医療ミスは少なくはなかった。
それにどんどん周囲の人間が気づき始めていた。
それでついたあだ名が「インチキ男」だった。
医師評価は星5つだったが、自作自演のコメントもしていた。
デヴォン・プラヴェシュは、ハーバード大を卒業してチャステイン・パーク記念病院の研修医になっていた。
初日から憧れのベルを見かけて、握手を求めた。
デヴォンの指導医の研修医(レジデント)は、コンラッド・ホーキンス(Matt Czuchry)だった。
コンラッドはタトゥーに無精ひげ、態度は横柄で真面目な医者らしいデヴォンとは相容れないタイプだった。
「教わった知識は誤りだ。過去の規則も葬れ。
規則は1つ。”俺が正しい”。
常に俺に従え」
しょっぱなからパワハラのような扱いを受けてしまい、不満気な態度を露わにすると、更に追い討ちを掛けられる。
「俺の一声でキャリアが終わる。
ここを追い出され他で研修はできない」
一番初めは、馬尾症候群の患者でいきなり直腸検査を命じられた。
流れ上、デヴォンはイジメを受けているような気になった。
デヴォンはすぐに目に入った看護師ニック(Emily VanCamp)にクレームを言った。
「指導医を変えて」
ニックはその言葉だけでコンラッドの事を言っていると分かった。
そして、コンラッドを援護した。
「よく学んでね。
態度は悪くても一流よ」
麻薬患者の21歳女性、クロエが運ばれて来た。
暴れて手が付けられないクロエを、コンラッドは慣れた様子で大人しくさせた。
クロエには麻薬患者に多い、感染症心内膜炎の症状が出ていた。
「治療しなきゃ死ぬぞ」
大人しくなったものの、途端その場に倒れ込んでしまった。
すぐにデヴォンに蘇生措置をさせた。
最初は、戸惑って拒否をしていたデヴォンだがコンラッドの喝とアドバイスで、うまく立ち回り始めた。
しかし、20分以上経過してもクロエは息を吹き返さなかった。
コンラッドは諦めるように言ったが、デヴォンは聞かなかった。
「嫌です! 僕に任せましたよね」
まだ21歳という若い命を救いたい。
その一心でデヴォンは蘇生を続けた。
デヴォンの諦めない気持ちが通じたのか、クロエの心拍が再開した。
初めて命を救った、そう感じられた。
だが、コンラッドに厳しい現実を突きつけられる。
「26分間、脳は酸欠状態。
心拍が再開しても、脳死状態だ」
意気込みだけは立派だったが、救ったのは命じゃなく脳幹だけ。
コンラッドに逆らった代償を知る。
「これから家族は悲惨な日々を過ごす」
目覚める事のない娘を、いつか目覚めると信じて世話をし続けなくてはならない。
デヴォンは改めて規則を繰り返す。
「あなたに従い反論しない」
「学校で習う医学は、患者を救うだけでなく時に害になりうる」
デヴォンは命の恩人だと感謝を述べる家族に、複雑な気持ちになった。
ニックは、あなたのお陰でボロ儲け、と辛辣ながらもデヴォンを励ました。
デヴォンは、白血病患者のリリーの担当にもなった。
ERの常連で皆の想い入れが強いと、コンラッドからしっかり面倒を見るよう言われていた。
そのリリーがデヴォンと居る時に、急に容体を悪化させていた。
血圧が低下してしまい意識を失ったのだった。
周囲からはコンラッドを待って、と言われるがデヴォンは時間を無駄に出来ず、ノルアドの準備を始める。
するとコンラッドが間に合ったが、そのままデヴォンにやらせようとした。
デヴォンは、自信がないのかコンラッドに代わろうとすると、またしても喝を入れられる。
「これまで学んだことはお遊びか?
医者になりたくないのか?」
デヴォンは決心をして、リリーにメスを入れた。
無事済むと、コンラッドは「童貞卒業おめでとう」と笑顔で言った。
そのティシャンを使って最初の、前立腺摘出の手術が決まっていた。
ガン病棟の為の寄付をしていた大事な客で、ベルの友人だった。
オカフォーが担当すると知ると、ベルにやって欲しいと言い出した。
ベルは、オカフォーに担当を変わるよう話しをした。
オカフォーも、ベルがインチキ男である事を知っていたので、当然断った。
そもそもベルは、ティシャンに触った事もないのに根拠のない自信を持っていた。
オカフォーがうんと言わないとなると、ビザの申請の推薦状を利用して脅した。
仕方なく、オカフォーはベルの特訓を始めた。
しかし例の手の震えのせいで、練習用のプラムはあっという間にズタズタになっていた。
ベルは機械の故障のせいだと言った。
「インチキ男」に度々、文句をつけていたコンラッドはティシャンの使用を止めに行った。
「明日の手術はライブ配信されます。
資金提供者に加えて数千人が見るんです。
手を引いてください」
それでも、謎の自信を持つベルは腕を証明する絶好の機会だと引き下がらなかった。
翌日、いよいよティシャン手術が配信された。
コンラッドやニックも見ていたが、もうベルのキャリアは終わりだと確信していた。
ところが手術は順調だった。
怪しんだコンラッドが、手術室を見に行くと実は裏で操作していたのはオカフォーだった。
ベルは、あたかも操作しているように見せかけていただけだったのだ。
クロエの件を引きずっているデヴォンに、コンラッドは自分の過去を話した。
アナベスという、財布に入れている少女の写真を見せて。
アナベスは、ガン患者だったがコンラッドが新人の時にカリウムを投与し過ぎるというミスを犯していた。
そのせいで死なせてしまった。
「難しい仕事だが最高の職業だ。
いろいろあるが、そこが醍醐味だ」
そして、デヴォンが帰宅した後、コンラッドはクロエの病室に行った。
周囲に気づかれない事を確認し、警告音をオフにし、生命維持装置の電源を消した。
しかしそこにニックが現れた。
コンラッドは再びスイッチをオンにした。
ニックは何も言わなかった。
2話「二つの心臓/Independence Day」へつづく
バレたら全員クビと自虐的な事を言っていたが、それどころの騒ぎではなかった。
メスを持つベルの手は異常に震えていたが、それを周囲には隠していた。
患者が麻酔から覚醒し始めた時、ベルは謝って動脈を損傷させ、あっという間に失血死させてしまったのだった。
ベルは、最初は麻酔の投薬ミスの不測の事態だと誤魔化そうとした。
「患者が覚醒したからだ」
だが全員がベルの動脈損傷が原因だと分かっていた。
スケープゴートに目をつけられた麻酔担当は、なんとか逃れようとするがベルは圧力をかけた。
だが周囲の仲間は「私達はチームだ」といい、誰も罪にならない言い訳を考え始めた。
結果、心筋梗塞で死亡した事として処理をした。
記念写真のデータも消した。
実はベルの医療ミスは少なくはなかった。
それにどんどん周囲の人間が気づき始めていた。
それでついたあだ名が「インチキ男」だった。
医師評価は星5つだったが、自作自演のコメントもしていた。
新人
デヴォン・プラヴェシュは、ハーバード大を卒業してチャステイン・パーク記念病院の研修医になっていた。
初日から憧れのベルを見かけて、握手を求めた。
デヴォンの指導医の研修医(レジデント)は、コンラッド・ホーキンス(Matt Czuchry)だった。
コンラッドはタトゥーに無精ひげ、態度は横柄で真面目な医者らしいデヴォンとは相容れないタイプだった。
「教わった知識は誤りだ。過去の規則も葬れ。
規則は1つ。”俺が正しい”。
常に俺に従え」
しょっぱなからパワハラのような扱いを受けてしまい、不満気な態度を露わにすると、更に追い討ちを掛けられる。
「俺の一声でキャリアが終わる。
ここを追い出され他で研修はできない」
一番初めは、馬尾症候群の患者でいきなり直腸検査を命じられた。
流れ上、デヴォンはイジメを受けているような気になった。
デヴォンはすぐに目に入った看護師ニック(Emily VanCamp)にクレームを言った。
「指導医を変えて」
ニックはその言葉だけでコンラッドの事を言っていると分かった。
そして、コンラッドを援護した。
「よく学んでね。
態度は悪くても一流よ」
麻薬患者
麻薬患者の21歳女性、クロエが運ばれて来た。
暴れて手が付けられないクロエを、コンラッドは慣れた様子で大人しくさせた。
クロエには麻薬患者に多い、感染症心内膜炎の症状が出ていた。
「治療しなきゃ死ぬぞ」
大人しくなったものの、途端その場に倒れ込んでしまった。
すぐにデヴォンに蘇生措置をさせた。
最初は、戸惑って拒否をしていたデヴォンだがコンラッドの喝とアドバイスで、うまく立ち回り始めた。
しかし、20分以上経過してもクロエは息を吹き返さなかった。
コンラッドは諦めるように言ったが、デヴォンは聞かなかった。
「嫌です! 僕に任せましたよね」
まだ21歳という若い命を救いたい。
その一心でデヴォンは蘇生を続けた。
デヴォンの諦めない気持ちが通じたのか、クロエの心拍が再開した。
初めて命を救った、そう感じられた。
だが、コンラッドに厳しい現実を突きつけられる。
「26分間、脳は酸欠状態。
心拍が再開しても、脳死状態だ」
意気込みだけは立派だったが、救ったのは命じゃなく脳幹だけ。
コンラッドに逆らった代償を知る。
「これから家族は悲惨な日々を過ごす」
目覚める事のない娘を、いつか目覚めると信じて世話をし続けなくてはならない。
デヴォンは改めて規則を繰り返す。
「あなたに従い反論しない」
「学校で習う医学は、患者を救うだけでなく時に害になりうる」
デヴォンは命の恩人だと感謝を述べる家族に、複雑な気持ちになった。
ニックは、あなたのお陰でボロ儲け、と辛辣ながらもデヴォンを励ました。
リリー
デヴォンは、白血病患者のリリーの担当にもなった。
ERの常連で皆の想い入れが強いと、コンラッドからしっかり面倒を見るよう言われていた。
そのリリーがデヴォンと居る時に、急に容体を悪化させていた。
血圧が低下してしまい意識を失ったのだった。
周囲からはコンラッドを待って、と言われるがデヴォンは時間を無駄に出来ず、ノルアドの準備を始める。
するとコンラッドが間に合ったが、そのままデヴォンにやらせようとした。
デヴォンは、自信がないのかコンラッドに代わろうとすると、またしても喝を入れられる。
「これまで学んだことはお遊びか?
医者になりたくないのか?」
デヴォンは決心をして、リリーにメスを入れた。
無事済むと、コンラッドは「童貞卒業おめでとう」と笑顔で言った。
ティシャン
病院では、ティシャンと呼ばれる機械を使った遠隔手術の訓練もしていた。
神の手、とも呼んでいた。
人為的なミスを避ける為のもので、国内初導入に注目が集まっていた。
ティシャンをいち早くモノにしていたのは、ミーナ・オカフォー医師だった。
黒人女性で、技術はコンラッドも認める優秀さがあったが、どうやら情が薄いようで患者からは不人気だった。
本当の事だから、と真実だけをズバズバ言ってしまうのだった。
ガン病棟の為の寄付をしていた大事な客で、ベルの友人だった。
オカフォーが担当すると知ると、ベルにやって欲しいと言い出した。
ベルは、オカフォーに担当を変わるよう話しをした。
オカフォーも、ベルがインチキ男である事を知っていたので、当然断った。
そもそもベルは、ティシャンに触った事もないのに根拠のない自信を持っていた。
オカフォーがうんと言わないとなると、ビザの申請の推薦状を利用して脅した。
仕方なく、オカフォーはベルの特訓を始めた。
しかし例の手の震えのせいで、練習用のプラムはあっという間にズタズタになっていた。
ベルは機械の故障のせいだと言った。
「インチキ男」に度々、文句をつけていたコンラッドはティシャンの使用を止めに行った。
「明日の手術はライブ配信されます。
資金提供者に加えて数千人が見るんです。
手を引いてください」
それでも、謎の自信を持つベルは腕を証明する絶好の機会だと引き下がらなかった。
翌日、いよいよティシャン手術が配信された。
コンラッドやニックも見ていたが、もうベルのキャリアは終わりだと確信していた。
ところが手術は順調だった。
怪しんだコンラッドが、手術室を見に行くと実は裏で操作していたのはオカフォーだった。
ベルは、あたかも操作しているように見せかけていただけだったのだ。
コンラッド
クロエの件を引きずっているデヴォンに、コンラッドは自分の過去を話した。
アナベスという、財布に入れている少女の写真を見せて。
アナベスは、ガン患者だったがコンラッドが新人の時にカリウムを投与し過ぎるというミスを犯していた。
そのせいで死なせてしまった。
「難しい仕事だが最高の職業だ。
いろいろあるが、そこが醍醐味だ」
そして、デヴォンが帰宅した後、コンラッドはクロエの病室に行った。
周囲に気づかれない事を確認し、警告音をオフにし、生命維持装置の電源を消した。
しかしそこにニックが現れた。
コンラッドは再びスイッチをオンにした。
ニックは何も言わなかった。
2話「二つの心臓/Independence Day」へつづく
かんそう
苦手な医療モノという事で、スルーするつもりもあったのですが、最近Dライフでまたグッドワイフのシーズン1が始まっていて、最初から見てて。
そこでやっぱりケイリー(マット・クズチュリー)いいなぁ~って思ってw
さらにグッドファイト2の配信もアマゾン・プライムで始まっていて、そろそろ見終わるのですけど、こちらはいくら見てもケイリーは出てこない……。
そんなこんなでケイリー(じゃないけどw)が気になってしまって、録画してみましたw
見てダメなら消せばいいだけだしね。
とりあえず1話目は、パイロットという事でそんなに苦手な要素が多くなかったので、サラっと見れました。
そして面白そうなので、記事に残してみたいな、と思いました。
全14話と、それ程長くないのもチャレンジできるかな、と。
まず医療が苦手な原因としては、やっぱり悲しかったり、つらかったりという、決して楽しくない展開が多い所なのですが、1話を見る限りはこれまでのそういった「病気ドラマ」がメインではなく、「医療ミス」というちょっと違った切り口になっているので、興味が持てました。
どうしても手術や怪我などのグロいシーンは避けられませんが、そこは薄目でやり過ごしたいと思いますw
とりあえず、伝説の外科医だけど今ではミスばかりしている殺人鬼のようなベルと、その真実に迫る、ダークヒーロー的存在コンラッドの対決が軸って感じで。
そこに新人君の成長や、コンラッドとつきあっていたっぽいニックとの関係などが絡んでいます。
個人的には、オカフォー医師の非情さに、ブリッジのサーガを思い出して笑いましたw
患者の家族に、「死にました」で報告終わり、みたいなw
だって本当の事だもん、というw
オカフォー、気に入りましたw
よくよく考えるとこのインチキ男の方が、病気よりもリアルに怖いんですよね……。
確かに、患者は麻酔が掛かってて知る由もないまま、そこで自撮りされていたり何かミスされているんだろうな……。
あー何も信じられない!?
と、スキャンダラスな内容で医療苦手な私ですけど、見続けてみようと思えました。
っていうか、当たり前過ぎて書き忘れていましたけどコンラッドが格好良すぎるし。
ダークヒーロー的ポジションっていうのが、超ツボだし!
リベンジのエミリー・ヴァンキャンプは、コンラッド寄りの強気なキャラで、早速コンラッドを裸にして閉じ込めるという「リベンジ」をしていましたw
過去につきあっていたっぽい感じでした。
アメリカではシーズン2も決定しているというので、期待して見ちゃいます。
・登場人物
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
2 件のコメント:
こんばんは、ジェーン洞さん。お久しぶりです。レジデント、私も見ています!
こちらでレビューしているのを、つい先程気がつきました! 医療系ドラマは
"Dr.ハウス" 以来。私は好きなジャンルです。
"ER" のような展開が早すぎることもなく、"グレイズ・アナトミー" のように
院内恋愛ドロドロな展開でもなく、医師同士の駆け引きが面白そうな予感です。
外科医のベルは手が震えるのに手術をするなんて、患者からみたら危険極まりない!
早く引退してくれ!! という存在で、このベルをコンラッドがどうやり込めるか?
ここが見どころでしょうか。
"ER" ではレジデントの上にスタッフ・ドクターという存在があり、そこがレジデントを
数人抱え育てていくシステムでしたが、このドラマではそういう存在はなく、いきなり
上にベルのような外科医。こういうのは病院によって違うのかな。
と、過去の医療ドラマと比べながら、全14話とつきあっていこうかと。
また、こちらのブログにもお世話になります。よろしくお願いします!! (^.^)
White Dragonさん
コメントありがとうございます!
White Dragonさんは、医療系がお好きなんですね。
私は苦手なので、取り上げてくださったドラマはほとんど見たことありません><
今回、マットとエミリーが出演している事と内容が少し切り口違うのかな~と感じられたので、チャレンジしています。
こちらこそよろしくお願いします~
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