アトランタ:略奪の季節/Atlanta Robbin' Season シーズン2 4話~6話

2018/09/27

アトランタ アトランタ 略奪の季節 シーズン2 コメディ ジェーン洞

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あらすじ

Atlanta Season 2 "Heavy Rotation" Teaser Promo (HD)


2018年9月17日(月) FOX 日本初一挙放送
(アメリカ放送:2018年3月~) 全11話

Atlanta/アトランタ シーズン2 1話~3話

第4話 ヘレン/Helen

★タイトルロゴ:ヴァンの家のポスター
★アーンとヴァンの回

アーンとヴァンは、ヘレンでのオクトーバーフェストに参加していた。
ヴァンにとっては里帰りで、アーンと踊るのを楽しみにしていた。

アーンは乗り気ではなく、最初はコスプレもしていなかったが、黒人が珍しい村だと分かると勧められるまま、マスクを被った。

祭りには、シュナップフィーシャーという恐ろしい鬼も居た。
毎年、村人から何かを盗む習わしだった。

祭りに乗りきれないアーンに、ドイツ語で楽しそうにバーテンと会話をするヴァン。

踊りの時が近づくと、アーンはヴァンに卓球勝負を挑む。
なんとかして踊りたくないようだった。
それを察したヴァンは、自分が勝ったら文句を言わず踊ってと条件を出した。

ヴァンは卓球が上手くて、あっさりと負けてしまった。
それでもアーンは踊りたくないと駄々をこねた。
「本気? ガキみたいだわ」
「分かった。君に従うよ。いつものことだ」
この言葉をヴァンは聞き逃せなかった。
「従ってるのは私の方よ。
ストリップにも行った」
一緒に居たかったから、我慢をしていた。

頑なに踊りたくないと言うアーンに、アルとはいつも一緒なのに、とヴァンは愚痴った。
「仕事だ。君の生活を支えてる」
「男って意地悪ね」
ヴァンは諦めたようで1人で踊りに行った。

その後、ヴァンは地元の黒人の友人から「ロッティのママ」と紹介されてブチ切れる。
「名前があるのに、私が母親でしかないってこと?」
すると、昔から黒人寄りのヴァンと白人寄りの友人で、遺恨があった事をぶつけ合う。

その時、ヴァンは携帯を失くしている事に気づいた。
今年のシュナップフィーシャーのターゲットはヴァンだったようだ。

ヴァンは外を歩いているとトイレに行きたくなり、物陰に向かった。
誰もいないことを確かめて用を足したが、気配を感じて声を掛けた。

すると背後にシュナップフィーシャーが出てきて驚き、思わず殴り倒してしまった。
ヴァンは盗られた携帯を取り返した。
そこには「話したい」というアーンからのメッセージが入っていた。

携帯を取り戻したヴァンは、今年の戦士になった。

ヴァンはアーンと話した。
「真剣なつきあいを望むわ」
アーンは、今の関係は僕に都合がいい、と言った。
ヴァンは卓球で決めることにした。
「私が勝ったら娘を介してだけの関係に」
アーンはそんなつもりではなかったが、勝負を受ける事にした。

どうやらヴァンが勝ったようだった。

第5話 理髪店/Barbershop

★タイトルロゴは理髪店のヘアスタイル・ポスター
★アルの回

アルは、写真撮影の前に馴染みのバーバーショップへ行った。
担当のビビーは遅れてきた上に、ずっとイヤホンで通話していてなかなか仕事が進まなかった。
何度もアルに「今日はどうする?」と聞いていた。

やっと始めたかと思ったら、おしゃべりに夢中で手を止めてしまう。
用事があると言っているのに、人の話は聞いていなかった。

そこへまた電話が掛かってきた。
すると、彼女の家に行かなくてはいけないから一緒に行こう、と言い出す。

用事は彼女の息子の散髪だった。
ビビーは、遅れた理由をアルのせいにした。

そして予約を入れていたアルを放置して、子供の髪を切り始めた。
アルに納得できるはずがない。

次にアルの髪を切ろうとすると、電気代を払っていないからと電気が止まってしまった。

結局散髪途中のまま、また店に戻る事に。
車中で、ビビーはおわびに食事をおごると言い出した。
「食べたらすぐ店に戻ろう」
空腹だったアルはチキンを楽しみにした。

ところがビビーが案内したのは建築中の住宅だった。
ビビーはその現場の食べ残しのチキンをアルに勧めた。
「これ以上俺をからかうと殺すぞ」

すぐ店に戻ろうとするアルに、木材を運び出すのを手伝わせた。
最初からそれが目的だったのだ。

早く戻りたいアルは仕方なく手伝った。
すると1台の車が停まった。
「うちの木材を盗んでるの!?」
ビビーは慌てて車を走らせた。

今度は、ビビーの息子ラマーが友人とたむろしているのを見つけて車で追いかけた。
学校をさぼっている事を注意すると、ビビーは助手席で待つアルにも助言を頼んだ。
「若者を励ませ」
「関係ねえ」
ラマーはペーパーボーイだと気づいた。
「あんたイケてねえな。
有名人のくせに、髪が最悪だぜクソ!」
スーパーサイヤ人みたいに爆発してると笑われて、アルは思わず車から降りた。
「なぜ髪がこうなったと?
お前のイカれた親父のせいだ」
ラマーは脅しにもびびらなかった。
「もういい。終わりだ。くだらねえ」

ビビーはラマーを車に乗せて、店に戻った。
車中でもビビーの説教は続いた。
度々後ろを向いていた為、ビビーは前の車に追突してしまった。

前の運転手が背中を抑えて降りてくると、ビビーは慌てて逃げ出した。
ビビーには逮捕状が出ていたのだった。

やっと店に戻った、と思ったら入口でビビーに電話が入った。
「車に忘れ物した」
アルは、戻ろうとするビビーの胸倉を掴んで無言で睨みつけた。
「早く髪を切ろう」

今度こそ散髪が終わると、アルは金を払わないで店を出ようとした。
「俺の1日を台無しにしやがった。
おかげで逮捕されそうだし、下手な運転で死にかけた」
それでも文句を言うビビーに、金を床に投げ渡した。
「チップは?」

後日、アルはまた来店した。
だが予約していたのはビビーではない、別の美容師だった。
ビビーはそれを見てショックを受けた。

アルはちょっと気にした。

6話 テディ・パーキンス/Teddy Perkins

★タイトルロゴ:ノーマル
★ダリウスの回

ダリウスは、ネットの掲示板で見たピアノを譲ってもらう為にテディこと、セオドア・パーキンスの屋敷をトラックで訪ねていた。

テディは真っ白で、不気味な男だった。
ベニー・ホープというピアニストの兄弟で、渡すピアノはベニーのものだと言った。

屋敷の中には確かに有名人と映る写真が飾られていた。

だがベニー自身は、皮膚の病気で日光を浴びられず、テディが看病していると説明を受けた。

広い屋敷の割に手伝いはいないようだった。
水を頼むとテディが取りに行った。

その間屋敷の中を探索していると、その様子を防犯モニターが映していた。
屋敷中にカメラがあるようで複数のモニターが並んでいた。

ダリウスがピアノの音に導かれて、ある部屋のドアを開けようとするとテディが出てきて驚いた。
隙間からピアノがある事は確認できた。
テディはベニーが寝ているといって、ドアを開けようとはしなかった。

あまりの怪しさに、ダリウスは庭に出てアルに電話をした。
「ピアノをもらわないと後悔する」
「殺されてもいいのか? 殺人犯かも」
ピアノをもらってすぐ帰れと言われるが、ダリウスはなかなか帰らせてもらえなさそうだった。
「売人をしてると、無駄話する奴もいればすぐ帰る奴もいる。
つまり俺は大麻と購入者の単なるパイプ役だ。
そいつにもそう思わせれば早く帰れる」

ダリウスは「率直な言葉で健全な取り引きを」と解釈した。

テディは、屋敷の中にダリウスを呼び入れると、いきなりポラロイドで写真を撮った。
ボトルで水を渡すと言ったのに、グラスを渡した。
ダリウスは警戒せずに水を飲んだ。

その部屋は、土産売り場のようにグッズが並んでいた。
いずれ博物館にするつもりがあるようだった。
「君は最初の客だ。ブログに何でも載せていい」

話がどんどん逸れて行くので、ダリウスは軌道修正しようとした。
「実は俺急いでて……」
「見せたいものがある」
ピアノはその後だった。

次に案内されたのは、またしてもサイコな部屋だった。
「私のお気に入りの部屋さ」
真っ暗な中に、スーツを着た顔のないマネキンが立っていた。
「私の父だよ」
幼い頃、厳しくピアノの練習をさせられていた。
体罰もあった。
だが、いい父親だと言う。
「心から感謝している」
ダリウスは、やりすぎだったんじゃないかと同情したが、テディは恨んでいないと言った。
「大きな痛みが偉業を生み出す」
父親がよく言っていた言葉だった。

アルから「殺されたか?」とメールが入った。
ダリウスは、取り引きを進める事にして、書類を用意させた。

ピアノをエレベータに乗せて運ぶように言って、テディは出て行った。
するとダリウスは、鍵盤に血痕を見つける。

それでもダリウスは、ピアノを運んだ。
エレベーターはなぜか1階で止まらず、地下に行ってしまった。

ドアが開くと、ダリウスはなぜかこれも運命だ、と地下室に降りた。
そこは倉庫のような状態でパイプなどがむき出しになっていて、荷物が乱雑に置かれていた。

部屋の奥に行くと、顔をマスクで覆い、全身の皮膚を出さないようにしている車椅子の男がいた。
しゃべることもできないようで、小さな黒板に文字を書いてダリウスに見せた。
「テディは我々を殺す」

ベニーの存在は事実だった。
そして幽閉されていたのだった。
ベニーは屋根裏に銃がある、とも書いた。
「勘弁してくれよ」

ダリウスは放置して、ピアノを乗せる事にした。
アル達にも報告した。
もう帰る。

ところが、トラックの後ろにテディの車がぴったりくっついていた。
このままではピアノを運べない。

仕方なく、屋敷に戻った。
念の為、火かき棒を手にして。

テディは、幼い頃のレッスン動画を映写機で見ていた。
「何か問題でも?」
車をどかしてもらうよう頼み、その間トイレを借りたいと言った。
テディはトイレの場所を教えると、屋根裏に近い、と付け加えた。
ベニーとの会話もしっかり監視されていたのだった。

そして屋根裏から取ってきたのか、銃を手にしていた。
「おめでとう。
君を選んだ。私の犠牲にする」

ダリウスはこの時、テディがベニーだったと考えた。

銃で脅されるままに椅子に座った。
ダリウスとテディがしゃべっているとエレベーターが止まった。
ベニーが車椅子でやってきたのだった。
「生きてたのか?」
ベニーは驚くテディを銃で撃ち殺した。

そしてダリウスの側まで来ると火かき棒を要求した。
何もわからず渡すと、ベニーは銃を喉に突きつけて、火かき棒で引き金を引き自殺した。

ピアノは押収されてしまったが、ダリウスは無事、屋敷から脱出できた。


4話でアーンとヴァンは、距離を置く事になったようです。
ヴァンって美人で常識的で、アーンには勿体ないと思う……。

でも、いわゆるダメンズ好きなんだろうな~。
アーンもこのままでいいとは思ってないだろうけど、なんせ家庭を持てる状態ではないから今は距離を置くしかないんだよね~。
男の人は大変だ。


5話は、アトランタらしいアルが延々振り回されるだけの回w
髪を切るだけなのに一日掛かりw

ほんとアルの周辺は変人ばっかw
でもアルってアーンが代表だけど、ダメな人を見捨てない、包容力がある!
だから、ダメな奴らが周囲に集まってくるんだろうなw

見た目ぽっちゃりで、超イケメンって訳でもないんだけど、ハート・イケメンで格好いいんだよね~!!


6話もまたアトランタを象徴するような変化球回だと思いました。
なんとダリウスメインの回で、突然のサスペンス仕立てw

ほんとはかなり怖い状況のはずなのに、なんせマイペースで悟ってる?w ダリウスだからコメディになってるw
とにかくピアノが欲しくてたまらないのはよくわかったw
でも命の方が大事だよw

最後は、ピアノが証拠品として押収されていくのを見てかなり寂しそうでウケたw
あんな血のついたピアノ、そこまで欲しいとはw

これでダリウスは単なる賑やかし枠とは言えなくなりました。

アーンあってこそのアトランタだとは理解しつつも、好みとしてはアルやダリウスのような笑いが分かりやすくて好きです。


アトランタ:略奪の季節/Atlanta Robbin' Season シーズン2 7話~9話へつづく


Atlanta/アトランタ シーズン2 1話~3話

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーン)



アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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