ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン5 19話「イアン・ガーヴェイ(続編)/Ian Garvey (No. 13): Conclusion」

2018/06/06

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン5

t f B! P L

あらすじ

Eric Liebowitz/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


2018年1月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。
(アメリカ放送:2017年9月27日~)


登場人物はこちら


月に吠える


レッドは、モサデックとの取り引きで、ガーヴェイから「骨」の返却を約束されていた。
その時に、ガーヴェイを無事に帰すつもりはないと、リズに知らせた。

リズは、トムが死んだ理由を隠し通そうとするレッドを批判した。
「私を責めて月に吠えてもいいが、これは私の問題だ。
君のじゃない」
言わないのはリズともトムとも無関係だからだ、とレッドは言い続けるがリズが納得するはずはなかった。


盗聴


その頃、リリアンはイアンを呼び出していた。
イアンの裏の顔を知った事をリリアンは突きつけた。
「あなたも(レディントンと)同じ?」

イアンは理由があるといい、明日からは怯えて生きなくていい、と話を逸らした。
それはレッドを殺すと言う事だとリリアンはすぐに気づいた。
「トム・キーンのように?」
イアンは、リズがリリアンにすべてを吹き込んだとすぐに思いつく。


これらの会話はリズがリリアンの上着に仕込んだ盗聴器で、アラムが聞いていた。



リズはリリアンの存在は伏せたままで、レッドに「取り引きは罠」だと伝えた。

レッドは、それでも行くしかない為、ローリー・シンクレア3世に連絡をした。


シンクレア

Eric Liebowitz/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


シンクレアは、レッドの頼みを聞いて最初は無理だと断っていた。

シンクレアの「替え玉」作戦は、入念な計画を前提として成立する。
レッドが与えた時間は16時間。
とても成功するとは思えなかった。

しかし、レッドの強固なオーダーを受けているうちに、シンクレアは閃いた。
与えられた条件の中で、替え玉を成功させる方法を。

そこからは急スピードで、マスクの作成、服の用意、演技指導などが始まる。
替え玉にはアンソニーが選ばれた。

現場は、ガーヴェイとモサデックの手下はもちろん、その周囲をFBIも包囲する。
偽物だとバレず、誰も死ななかった場合でも脱出する事はほぼ不可能だと思われた。

その「ほぼ」の少ない可能性に賭けるしかない。
シンクレアは脱出方法も考えた。

「私は天才だ。
綿密に計画した仕事は自身を持てるが、こういう即興仕事も興奮で燃えてくるな」


取り引き

Will Hart/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


「骨」の引き渡しの時間がやってきた。
予想通りの厳重な包囲の中、シンクレアが離れた場所にいる車の中からアンソニーをコントロールした。
「忘れるな。
顔を上げて胸を張るんだ」

レッドを乗せた車が現れ、FBIも警戒を強める。
だが、そのレッドは替え玉かもしれない。

まずは、モサデックとレッドの両者が、お互いの身体検査をした。

その後モサデックは条件の再確認をした。
「バッグを受け取ればガーヴェイとの戦争は終わりだ」
レッドはその返答に声を出さずに両手を挙げて答えた。

そこへイアンの乗った車が入ってきた。
バッグを持って近寄るイアンをレッドは止めた。
今度はしっかりと口を開くが、その話しっぷりはレッドそのものだった。
「今お前の命があるのはバッグのお陰だ。
でなきゃ殺してる」
「まだキーンの件で怒ってるか」
「シングルトンを忘れるな。
同僚を殺せる奴は普通じゃない」
「キーン殺しは遊び。
シングルトンは仕事だ」

FBIにとってはこの発言で、両事件の証拠が取れた。
リズは逮捕の許可を得ようと、居ても立ってもいられなくなるが待機を命じられる。

モサデックは、イアンとは引き続きビジネスを再開したい、と口を挟んだ。

レッドはバッグを受け取る前に、その場で中身を見せるように指示をした。
そして、バッグを開けてイアンが取りだしたのは、銃だった。
モサデックがそれを見て言う。
「悪いな。計画に変更が出た」

銃の登場にFBIには、突撃命令が出た。
しかしイアンが発砲した相手は、モサデックだった。
銃撃戦の末、レッドとイアンはそれぞれの車に乗ってその場から逃げ出した。

実は、イアンこそが替え玉だったのだ。


イアンとなったアンソニーは、シンクレアの待つトラックの荷台に車ごと乗り込んでFBIの追跡を撒いた。


イアン・ガーヴェイ


本当のイアンは、レッドが捕まえて眠らせていた。

目を覚ました頃にはすべてが終わっていた。
イアンがモサデックを殺して逃げている、とニュースになっていた。
モサデックの手下にとっては、イアンは親玉殺し。
ナッシュにとっては、麻薬の供給者殺し。
もう八方塞がりだった。

イアンは「骨」と引き換えに自分の保護をレッドに頼んだ。
だが、保護下に収まると見せかけ油断をさせたイアンは、移動中のデンベを襲い車を事故に遭わせて、その隙に逃走してしまう。


ピートの店


FBIでも、アラムがトラックのトリックに気づき、助手席のシンクレアを防犯カメラで見つけた事から、替え玉に気づいていた。

リズは、レッドより先にバッグを見つける為、リリアンを頼った。

Eric Liebowitz/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


リリアンがピートの店にいると、最初に姿を現したのはレッドから逃げてきたイアンだった。
イアンは、リリアンがリズに取り引きをバラしたのかと責めたが、リリアンは否定した。
店の前にはすでにリズが到着して店内の様子を伺っていた。

イアンはリリアンに車を貸すよう頼んだ。
車のキーを取ろうとリリアンの上着を探った時に、盗聴器に気づいた。

これから汚名をそそぐと店を出ようとするイアンに、リリアンは今説明を聞きたいと引き留めた。
イアンはリリアンの頬を両手で挟んで言った。
「30年間信じてきたことは嘘だ。
何の理由もなく隠れていた」

そこへリズが銃を向けて邪魔に入った。
「FBIよ。手を上げて」
逮捕しようとするとイアンは、レッドの真実を餌にリズの気を引いた。
「俺を逮捕すれば一生聞けないぞ」

リズはイアンの両手をバーカウンターにつけさせ、話を促す。
するとリリアンが口を挟んで邪魔をする。
「秘密を教えたら逮捕しないという保証は?」
リズは、何がなんでも逮捕はするという意志を伝えた。

するとイアンは2人の関係をコントロールし始めた。
リズがレッドと協力関係にある事を、リリアンに教えたのだ。
レッドを忌み嫌うリリアンには効果があるだろう、と。

しかし、リリアンはそれ以上の真実をリズから聞いて知っていた。
リズはイアンには知られたくなく黙っていて欲しかったが、止める事は出来なかった。
「ずっと欲しかった、私の姉妹」

リズがレッドの娘だと知ったイアンは、トムとレッドの繋がりにも納得した。
だがかといって何故トムがバッグを持っていたのかは、謎のままだが。

そこへレッドとデンベも到着した。アラムが発信器の情報からピートの店を教えていたのだった。
「お前が中身を言おうとすれば私が殺す」
レッドはイアンに銃を向けている。

するとリズはレッドに銃を向け直した。
「殺させない。
撃てば私も撃つ。
夫が死んだ理由を知ることができないなんて、受け入れられない。
撃ちたくないけど、これが私の『月に向かって吠える』よ」

リリアンは、イアンの前に立ちはだかった。
これまでの恩を感じて、リリアンはイアンをどうしても助けたいのだった。
そしてレッドに言う。
「私を見て。分からない? あなたの娘よ。
28年前、クリスマス・イブに捨てた子」

するとレッドはジェニファーと呟いた。
リリアンの記憶は詳細だった。
「ピンクの部屋でサンタさんを待ってた。
眠って起きたら世界がすっかり壊れてたわ。
パパは消えてた」
ここに居るのはそんな自分を守ってくれたイアンのお陰だと言う。
「実の父親に頼んでる。
どうか彼を助けて」
レッドは「すべては彼次第」だと答えた。

そのリリアンの影に隠れてイアンは銃の用意をしていた。
デンベがリリアンをどかすと、その瞬間レッドを撃った。
すると思わずリズはイアンに発砲していた。

レッドとデンベはあっという間に消えていた。


リズは知ってる事を話すまで絶対に死なせない、とイアンにつきそったが最期まで口を開く事はなかった。


20話「ニコラス・T・ムーア/Nicholas T. Moore (No. 110)」へつづく


かんそう


レッドの真実の佳境に入りそうで、なかなか入らない!
それなのにイアンはあっさり死んでしまいました!

モサデックも、レッドを騙そうとするもんだから……。麻薬王と言う割には、かなりの雑魚扱いで終りました。

そして今回もリズよ……。
シナリオの犠牲者だとはわかるけど、ほんっとに邪魔な事しかしてない!

せっかくイアンがリリアンに30年間のウソを告白しようとしていたいい所で、割り込むなんて~~。
あれって普通に考えて「リリアンがレッドの娘というのは嘘でした」って事だと思ったんですけど。
そしたら、リリアンがその後余計な邪魔をすることもなかったのに!!

リリアンの子供の頃の思い出話しを聞きながら涙ぐんでるのとか、アホらし……と冷めた目で見る事しか出来なかったわ~。

リリアンもあんなにイアンの味方したり、レッドを実の父親だと思い込んでいて、それが嘘だと思ったら恥ずかしい以外の何者でもないよね……。(そもそも恥ずかしい所の騒ぎじゃないけどw
可哀想過ぎる!

とにかく、リズがイアンの話しを中断させた罪は重い!
結果、レッドに撃たれる隙を与えたとも言えるし!

前回は、レッドにもう1人の娘? って全然気づかなかったけど、今回のクリスマスの話しで、そういえば以前それっぽいエピソードがあったような事を思い出しました。

リリアン(ジェニファー)の話しは、それと一致します。
そしてジェニファーという名前で、ベルリン対決の時に妻子の存在が登場していた事も思い出しました。(元妻ナオミ)

その当時は、リズがまだ娘かどうか判明していなかった事もあり、レッドの家族の話題にもそんなに気にしていなかったようで、まったく覚えてなかったーーー。

リズがジェニファーかと思う女性の登場に嫉妬して、でもそれは実はベルリンの娘だったという落ちだったんですよね。

レッドの本当の家族の事よりも、レッドとリズの関係に何があるのか方が気になって、スルーしていたんだな~。
レッドの執着はずーっとリズでしたし。

その上、今回のジェニファー登場にもレッドの反応は微妙な感じもあって。
イアンの発言が「リリアンにはウソをついていた」をレッドの娘じゃない、とするといろいろスッキリするんですよね。


「骨」から始まった時は、何なんだろうって謎だらけだったのですが、ジェニファーの存在が出てきてなんとなく物語が見せようとする核に近づいたような気はします。
でもシーズン2で伏線になっていた事なんて、すっかり忘れちゃってるよ~w

レッドって見知らぬ人にでさえ、ケチらず親切にするんだから、本当にジェニファーが自分の娘なら、イアンの保護なんて受ける必要がないように手を回している気がするんですよね~。
そこが大きな違和感。

ともあれ、過去のレッドの家族(と言われる存在)についてもこの機会に白黒はっきりしてもらえるなら、凄い面白いと思います!
楽しみ!


ストーリー上の進行もぐんとあって良かったですけど、シンクレアの再登場も印象的でした!
ほんとビショップ博士@フリンジの役どころは、どんなドラマでも個性的で面白いのが多いですが、このシンクレアもハマっています。
いつか出るとは思いつつも、まさかイアンの替え玉とは!
ここは、見ている側もしっかり騙されるような作りになっていて、本当に面白かった。

他、レッドがフーバー長官の恋人、クライド・トルソンの隠れ家アパートを買って興奮していたり、アラムとサマルが家の鍵を返してお別れ確定したりもしていました。

シーズン5も終盤に向けて、かなり盛り上がって来ました!


20話「ニコラス・T・ムーア/Nicholas T. Moore (No. 110)」へつづく

登場人物はこちら


(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

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