シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン4 1話「サイロ/The Silos」

2018/04/21

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン4 バイオレンス

t f B! P L

あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC



2018年4月20日~AXNでシーズン4 日本初放送(全23話)
(アメリカ放送2016年9月~)


登場人物はこちら

前回:シーズン3 23話「墓穴/Start Digging」へ

リンジー


リンジーは、クロウリィー署長にサイロのある場所に呼び出された。

ボイトがジャスティン殺しの犯人、ケビンを始末した場所だった。
あの夜、特捜の無線を傍受していた事から、リンジーとボイトが落ち合っていたのを知っていた。

リンジーは、ボイトが心を落ち着かせる場所だからと誤魔化したが、クロウリィーは信じなかった。
いつまでボイトを庇うのか?
それとも、もうボイトの世界からは抜け出せない?

ボイトを庇うリンジーにとっても決して平気な事ではなく、うなされてもいた。


リンジーは心配するハルステッドに、クロウリーから目を着けられている事を打ち明ける。
そして確かにボイトの真実を知っている。
ボイトの為に自分を犠牲にするな、とハルステッドはいうがもうリンジーは戻れない、とはっきり言った。
「前に進むだけよ」

そんなリンジーにハルステッドは、同棲を提案する。
「仕事やボスの代わってもいいが、君だけは失いたくない」

リンジーは即答はしなかった。


車内の放火遺体


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ボイトは現場に復帰した。

最初の仕事は、車の中で焼死した遺体の現場だった。
もがいた様子はないので、死んだ後火がつけられていたようだが、胸には警察の盗聴器が遺されていた。

車の所有者は父親のテッド・バーナー。
息子エバンに車を貸していたのだが、何も知らないようだった。

リンジーと顔を合わせたボイトは、リンジーが何かを隠している事を察する。
探りを入れても、リンジーは何も言わなかった。

ボイトはクロウリー署長からの電話を無視し続ける。


姉アリー


オリンスキーとルゼックがエバンの部屋を調べていたら、父親に姉のアリーを紹介された。
しかし警察に恨みがあるのか、非協力的な態度をする。
怪しく思い姉の調査をすると麻薬捜査課の女刑事リッチに連行されていた事が分かった。

改めてアリーに、リッチの名を出して話しを聞くと隠していた事を話した。

麻薬所持で捕まった時、常習犯ではなくたまたま友達からもらっただけなのに、学校付近にいたという理由で重警備刑務所で懲役10年だと、おとり捜査への協力を強制されていたのだった。
その相談を受けたエバンが身代わりになっていた。

リッチは、弟でもいいけど失敗したらアリーを逮捕するとも脅していたという。
そしてエバンは焼死体で発見された。

だからアリーは警察が信用できず、話せなかったのだ。


リッチ


リンジーとハルステッドがリッチに会いに行った。
リンジーは、リッチのやり方にあからさまに軽蔑を表し、きつい態度をとった。

リッチは、最初はエバンの死にもとぼけていたが、無駄に揉めたくはないようで最初から話始めた。

狙いは、大物売人のコナー・ウィックス。
元海兵隊でジムを経営している。
エバンの車に同乗した事が分かっている。


コナー・ウィックス

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


アントニオとアトウォーターは、ジムの外でウィックスが携帯を使うのを待って、携帯の番号を入手していた。

通話記録からウィックスの手下の4人の女性を突き止めた。
そのうちの1人、資金洗浄係の子持ちのニッキーに目を付ける。

ボイトは息子ライダーの教室でニッキーを待っていた。
息子と離れたくないなら協力しろ、と。


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


仕方なく盗聴に協力する事にしたニッキーは、周囲の「俺たちがついているから大丈夫だ」と言う台詞に「彼はどう?」とボイトを気にした。
その視線に気づきボイトが言う。
「俺は人殺しの恋人を気遣ったりしない」


ウィックスを呼び出し、エバンを殺した事を認めさせると、ウィックスはニッキーが裏切っているのに気付き、逃走するが囲んでいた特捜班が捕り押さえた。


バージェス


退職したローマンの代わりに新しく、女性の相棒ジュリー・テイがやってきた。

最初は裁判所の巡回をしていたと聞いて、あまり役に立たないのではないかと期待できずにいたが、いざパトロールに出て車中でのレイプに出くわすと、テイは仕事が出来る事が分かった。
犯人は逃がしてしまったが、いいコンビになれそうだった。

テイもそう感じたのかプラベートな話しをバージェスに打ち明けた。

実は、テイは以前24分署にいた。
その時の署長、今と同じフォーゲル署長にセクハラ未遂をされて裁判所に飛ばされていたのだった。
キスを拒んだ翌日に。

その後女性警察協会でプラットと知り合い、助けてもらったのだという。

テイは偶然目に入った野球チームのマークを見て、レイプ犯の車に貼ってあった野球場の駐車許可証に気づく。

球場の近くに絞り込んでデータを調べる2人に、プラットは車の窓を割っていたのなら修理屋も調べろ、とアドバイスをした。

そのおかげで、犯人のSUVを修理工場で発見した。
工場のオーナーもグルなのか一度は隠そうとしたが、テイがシートが掛けられたSUVを暴いた。
オーナーから犯人の住所を聞き出し、2人はレイプ犯を捕まえた。

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


署でテイはフォーゲル署長に声を掛けられた。テイの異動を知らなかったようだ。
頑張れよ、と言うがその本心はまだわからない。


ボイト


ジャスティンを失ったボイトの唯一の心の支えは、孫のダニエルだった。
まだ幼く父の死を理解しないダニエルの存在にかなり助けられていると、リンジーにも話していた。

しかし、オリーブはジャスティンの思い出がありすぎるシカゴを出る事を決めてしまう。
スコッツデールの姉に世話になると、荷物をまとめていた。
ボイトがもう少しだけでも、と引き留めるのもむなしくダニエルまでも失ってしまう。


クロウリー署長は、ウィックスを捕まえたその現場に、ボイトを捜してやって来た。
ボイトはリンジーを見たが、リンジーはクロウリーを見ていた。

銃を取り上げられ、ボイトは車に乗るよう指示された。

行き着いた先は、サイロのある場所だった。
クロウリーは今から掘り起こして調べるとボイトを脅して、その前に自白するなら取り引きしてもいい、と言う。
ボイトは子供はいるか? と聞く。
黙っているクロウリーに、頭を撃たれた我が子を抱いたことがあればここにはいない、と言った。

クロウリーは穴を掘らせたが、何も出てこなかった。
「生き延びたわね」
ボイトは銃を返してもらい、仕事に戻って行った。


夜、ボイトはリンジーの部屋を訪ねた。
しばらく黙って見つめ合うだけの2人。
ボイトがありがとうと言って沈黙を破った。
「あなたは命の恩人よ。
出会わなければ私は15歳で死んでた。
恩返ししたかったの」
ボイトは目頭を押さえたが、堪えきれなかった。
「家族はお前だけになった」
リンジーにもたれかかって泣いた。




かんそう


シーズン4の幕開けは、見たいボイトと見たくないボイトが半々と言う感じでした。
息子の死を迎えているのだから、しょうがないんですけどね。
ボイトに涙は似合わないよ!
いい人キャンペーンの次は同情引こうって作戦なのかしら?

孫と引き離されてしまうボイトとか、見てられませんでした。
最後のリンジーに「家族はお前だけだ」と泣きつく所も。

でも、この先はここからは浮上していくばかり……と思って期待する事にします。

そんなハートブレイク・ボイトのいつもとは違う静かな炎みたいな感じは良かったですけれども。
協力者にも容赦なかったり、クロウリーを無視し続けたり。
決して、自白する事もなくかといって否定する事もないボイトは、今回捕まる事も覚悟の上だったのが格好良かった。
誰に手助けを頼む事もなく。

でも、結局はリンジーがボイトを想って遺体を他の場所に移していたんですね。
正直、リンジーの様子からはそこまでの事をするようには思えなかったので、2人の関係の絆にはホロリとしました。

ボイトもリンジーに、隠せとも強要せず言いたいのなら言え、責めないからって感じではありましたけど、まさかそこまでしてくれるとは思っていなかったんでしょうね。

これでボイトのジャスティン復讐劇は一段落かなとは思いますが、クロウリーがボイトを本気で失脚させたいと思えば、まだ捜査は続けますよね。
でもクロウリーの進め方を見てる限りは、罪は許さないけどボイト自身の働きは認める所もあるって感じがするので、証拠がないからスルーって事にしそう……。てかそうして。

シーズンの始まりとしては、今後の展開を予想させる新要素は、バージェスの相棒テイの登場くらいという、比較的通常運転でのスタートでした。

そして、テイはいきなりセクハラ絡みという事で、短命な予感……。



2話「愚行の果て/Made a Wrong Turn」つづく

登場人物はこちら

前回:シーズン3 23話「墓穴/Start Digging」へ

(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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