シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE シーズン5 1話「波乱の幕開け/The Hose or the Animal」

2018/04/20

ジェーン洞 シカゴファイア シカゴファイア シーズン5 消防士

t f B! P L

あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


2017年4月19日(木)~AXNでシーズン5日本初放送(全22話)
(アメリカ放送 2016年11月~)


登場人物はこちら

シーズン4 最終回:23話「愛する人へ/Superhero」へ


キッド


グラントがナイフを持って潜んでいるとは知らずに、セブライドを部屋に連れて帰っていたキッド。

朝、目覚めると隣で寝ているセブライドに寄り添った。
しかしセブライドは目を覚ます事なく、反応が無いままなのに驚き、慌てて置き上がった。
するとセブライドは笑い出す。
ふざけているだけだった。

セブライドを送り出した後、スマホのチャールズ先生の着信に気づく。
メッセージでグラントが抜け出した事を知ると、今更ながらに家の中を警戒した。

グラントの姿はすでに消えていたが、そこに居たという証拠の病院のバンドが落ちているのを見つけた――。


しばらくすると、チャールズ先生から、グラントをシカゴ署に通報したとの連絡が入った。
ひとまず安心となった所で、初めてセブライドにグラントの事を報告した。
セブライドは、気味の悪い出来事に驚いた。


待機中にキッドは車に忘れたタブレットを捜しに外に出た。
すると、すぐ側のフェンスからグラントがキッドを見ていた。

何も気づかないキッドは、車の中に身体を突っ込んで捜していた。
そこへ近づく人影が――。

キッドが車から出ると目の前にはセブライドが居てびっくりする。
心配して様子を見に来ていたのだった。

2人が署に戻って行く時には、もうグラントの姿は消えていた。


キッドにグラントからメールが届いた。
シラフだと分かる謝罪の言葉が、誤字脱字なく綴られていた。
ベンという信頼の出来る友人の元でやり直すとわかり、キッドは安心した。


ドーソン


ドーソンは、ルイの里親になった喜びを日々噛みしめていた。
階下にいるハーマンの妻、シンディにルイを預け出勤するという、環境にも友人にも恵まれていた。

Parrish Lewis/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC



スクールバスに、ゴミ収集車のピストンが吹っ飛んで突き刺さるという事故が発生した。
回収したゴミのせいだろう、突然爆発を起こしていた。

救助を始めようとした時に、2度目の爆発が起きてドーソンは巻き込まれかけていた。

ピストンが1人の少年の肩に貫通するという、大きな事故ではあったが被害が増える事なく、無事救出していた。

だが、その出来事はドーソンに強く影響していた。
ドーソンは心配して声を掛けてきたハーマンに相談をした。
家族を置いて、どんな気持ちで炎に飛び込んでいるのか?

ドーソンはルイという家族が出来た事で、現場での危険な任務に不安を感じ始めていた。
ハーマンは炎の中に家族がいると考えていると答えた。

だがドーソンの不安は消えない。
今はケイシーも同じ現場に出ている。
もし2人が一度に事故に巻き込まれたら……。

何があってもシンディがいるから心配ない、とハーマンはドーソンを励ましたがあまり効果はないようだった。


夜、ドーソンは家に来ていたケイシーに、ルイの為にはしご隊を辞めたいという気持ちを伝えた。
ケイシーは、あれだけ苦労してなったのにと驚きつつも、ドーソンの気持ちを尊重して何を選んでも応援すると言った。

そこにセブライドがルイへのおもちゃの土産を持って顔を出した。
すぐ側でルイが寝ているから起こさないように、と気遣って話す。

セブライドは、今のケイシーと住んでいる部屋を自分が出るから使えばいい、と2人に譲って恩返しをしたい、と言ってきた。
ドーソンは迷わず、ありがとうとその恩に甘えた。

更に、シンディにも毎日預ける訳には行かないので、本格的にシッター捜しを始める。


ケイシー


訓練中にスーザンがケイシーを訪ねてきた。

スーザンは、先日の出張でケイシーを部屋に誘った事について、悔やんでいると言った。
プロとして恥ずかしい。
関係を悪くしたのが最大の失敗だ、とあくまでもケイシーの政治家としての才能を見込んでいるとも言った。

もう忘れたと言うケイシーは、誤解のないようはっきりと言い直した。
「将来は分からないと言ったが、今は消防士の仕事に集中したい」

握手をして別れ、これでスーザンはケイシーから手を引いたようだった。


ジミーと大隊長


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


ジミーは相変わらず様子がおかしいままだった。
大隊長への反抗的な態度もあからさまに続いていた。
それでも大隊長はジミーを気遣い、声を掛け続けていた。
ダニーの追悼式に現れなかった事に触れると、すべてが急すぎてと答えていた。

だが、次にジミーが大隊長の部屋を訪ねると、はしご隊に戻りたいと言い出した。
それこそ急ぎ過ぎではないか、と大隊長は即決をしなかった。
不服そうに見せながらも、ジミーはうっすらと笑みを浮かべて部屋を出た。


その後大隊長はジミーを呼び出し、検討した結果を伝えた。
やはり時期尚早という判断だった。

ジミーは怒ったり、取り乱したりはせずに封筒を渡して去って行った。
まるでその結果がわかっていたかのようだった。

そのままランチを摂ろうとしていたジミーを大隊長が受け取った封筒を見せて、部屋に呼んだ。
食事するんで、と断るジミーに強い口調になると、ジミーもやっと本音をぶちまけるように叫び出す。
「兄貴を殺した!
バッジを剥奪してやる!」

仲間達は突然の変貌に驚く。

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


大隊長はその場でジミーに停職を言い渡した。
「あんたの命令なんて、誰も従うな!」

大隊長に出て行けと言われ、ジミーは指を指して一言言い残して帰って行った。
「皆見てた」

すぐにセブライドとケイシーは、部屋に戻った大隊長を追いかけた。
ジミーが渡した封筒は、大隊長への調査申し立ての書類だったのだ。
驚いた2人は、大隊長に落度はないと味方である事を伝えた。


ジミーが停職になった翌日、ドーソンは抜けた穴を、救急隊員経験者の自分が埋めると志願した。
ドーソンの気持ちを知っていて声が掛けにくかったという大隊長は、その申し出に感謝した。


ジミーを停職にした事で、組合的にも大隊長の立場が悪くなる。
なんとか改善しようと、ケイシーがはしご隊にジミーを受け入れると提案するが、大隊長は意見を曲げなかった。
まだ早すぎる。
マウチにも気にせず組合にも書類を提出しろ、と言った。

セブライドも動いた。
自宅に居るジミーを訪ね、説得に出た。
「お前は偉大な人を傷つけている。
そして兄さんの死をおとしめてる。
バカな真似はやめて本来のお前に戻るんだ」

しかし、ジミーの答えは「余計なお世話だ」だけだった。


ジミーの調査依頼を受けた上層部は、大隊長の立場を考慮して調査以前に、ジミーの思い通りにはしご隊に戻すと決定した。


ジミーが抜けた救急の穴は本格的にドーソンが埋める事に。
ドーソンにとってもそれが望んだ事なのに、大隊長には何も言わず「署の為ですから」と恩を着せていた。


消防士ブログ


シルビーは消防士の面白いブログを見つけて、皆に紹介した。
消防士ならではのネタに加えて、「消防署物語」という小説もあった。
ある消防署で花開いたロマンスの物語。

シルビーが読み上げて行くと、クルースとオーチスは夢中になって行く。
と同時に、その内容とキャラ名が何処かで聞いた事があるようだと気づいて行く。
どのネタも、51分署での出来事に似ていたのだった。

仲間達を疑いの目で見るも、誰もが否定した。


夜モリーズで飲んでいるマウチの隣に、シルビーが座った。
差し出したのは、ブログの消防ロマンス小説のプリントアウト。
シルビーは推理の結果、作者はマウチだと睨んでいた。
主人公の消防士のあだ名はマンとアニマルからマニマル。
マウチの由来は、マンとカウチ。

マウチは降参して、シルビーには正体を明かした。
ペンネームはサイラス・メイベリー。

バカにされるのかと思いきや、シルビーはマウチの文章を気に入り褒めた。
実はロマンス小説が好きだと言うシルビーは、要望を伝えつつ共同執筆での出版を持ちかけた。


そうとは知らぬ、クルース、ハーマン、オーチスの3人は署内で作者探しをしていた。
目をつけたのは、コニー。
観察しているとコニーがロマンス小説を読んでいるのを見つける。
間違いない、と確信し出す。


シルビーからの依頼についてマウチが答えを出した。
慎重にやる事を条件に、合作をする事に。
他の誰かにバレたらおしまいだから。


シルビー


シルビーは久しぶりにドーソンと共に救急で出動する。

現場は怪我をした男コーリーのタチの悪い仲間が興奮していて、早く手当しろ! 等とかなり物騒だった。
その場にいた警官にも悪態をついて、一触即発状態となる。

すると21分署からアントニオが駆けつけて、その場を治めてくれた。
シルビーはアントニオに礼を言い、なんとか応急処置が済んだコリーを救急車に運び入れた。

そのままアントニオも一緒に乗り込んだ。
実はコーリーはアントニオの情報提供者だったのだ。

揺れる車内で、まだ処置が必要なシルビーはアントニオに手伝わせながら、気丈に振る舞う。
怖くて大声を出して暴れるコーリーにも、ビシっと喝を入れて黙らせていた。
「死にたいの?! じっとしてて」

コーリーが落ち着くと、やっと一息つけた。
改めて2人は顔を見合わせるが、シルビーは真っ直ぐなアントニオの視線に目を逸らしていた。


その夜、モリーズでドーソンと久々のペア出動を祝っていたら、アントニオが乱入してきた。
ドーソンの存在が見えないかのように、シルビーだけに「君の仕事ぶりは奇跡だった」とベタ褒めした。
コーリーも回復しているという。

2人の雰囲気にドーソンは、引き気味だった。


SNS有名人


身動きできない男の通報で、救助に向かうとそこは日中のプールパーティーでにぎわっていた。
すぐ側の電柱に自らよじ登ったのか、シャツの首だけで引っかかっている男だった。

すぐ頭上では電線から火花が出ていて危険だったが、酔っている男は気楽なもんで、イエーイと喜んでいた。

セブライドは手際良く、すぐに男を無事救助した。
するとパーティーの客から拍手が沸き起こる。

救助が終わって冷静になったクルースが、ホストの顔を見てトラビス・ブレナーだと気づいた。SNSでフォロワーが多い有名人だった。
ブレナーは消防士達にもいつでもパーティーに来て、と感謝を表した。

クルースは今にでもビキニのギャルについて行こうとするが、セブライドに片づけをするよう命じられていた。


グラント


モリーズでキッドは、家捜しを始めたセブライドにしばらく家に来てもいいよ、と声を掛けた。
だが、セブライドは特定の1人に決めるのは苦手だ、と断った。
キッドは、結婚指輪をはめさせる気はないから、と言って去って行った。

側で聞いていたクルースは、「今のはハイウェイ事故より恐ろしい」と言ってセブライドの肩を叩いた。


キッドはゴミ出しでモリーズの外に出た。
その時、振り向くとナイフを持ったグラントが立っていた。

メールは見せかけだけのようで、セブライドといたキッドへの憎悪をむき出しにする。
「何で女だ。アバズレ!」

その時、騒ぎを聞いたセブライドが助けに来た。
するとグラントはキッドに襲いかかったので、セブライドが後ろから止めた。
ナイフを向けられ揉み合う中、セブライドはゴミの中から棒のようなものを取り出して振り下ろすと、それは鋭利だったようでグラントの首を切りつけていた。

グラントは大量の血を流して倒れてしまった――。


つづく


かんそう


シーズン5の幕開けと言う事で、かなり豪華でやる気を感じる充実っぷりでした。

今Dlifeのシーズン1を見てるせいか、それともそれで自分の濁った目が洗われたのか、今回はシーズン1と同じようなドキドキや興奮が味わえました。
久しぶりに大満足で面白かった!!

特に、新展開を感じさせる要素が沢山あって、これからどうなるんだろう、とワクワクが沢山ありました。


まずは、シーズン4でクリフハンガーしていたナイフを持ったグラント侵入については、結局何も起こらずに、いきなりズコーーーって感じの始まりでしたが、そのツッコミを忘れる程の後半へ向けての追い込みが凄かった!
今回のラストの方がよっぽど怖い終わり方だし!

いつもニコニコしてたジミーが、黒ジミーとなりとうとう本音をぶちまけました。
51分署に拘ったから、救急隊に回ったと言っていたので、これは移動ネタかな、と思いきやジミーの思惑は謎です。
51分署ではしご隊になる事に拘っているその理由は?

大隊長との関係は、想像以上に悪化するばかりで。
とうとう大隊長を本気で怒らせてしまうし。
どちらも好きなキャラだし、人気もあると思うので居なくなる事はないと余裕ぶっこいて見ていますが……。
セブライドがジミーに言った台詞がもうまんま、ファンの代弁って感じでほんと本来のジミーに早く戻って欲しい!
あんな悪態つくジミー……。

これから、どう収束させるのか想像つかなくて、楽しみ!


もうドーソンとケイシーについては、ツッコミ要員でFIX。
ドーソン、あんだけケイシーには世話にならない、本気度があんたと私じゃ違うのよ、なんて言ってたのに、あれ? 結局3人で暮らすの?
しかも、ケイシーの住んでた部屋で。

それって、家捜しで大騒ぎしていた時に選択肢としてあったんじゃないの?
ケイシーは「家で」って言ってくれてたのに。

なのにハーマンとか他の仲間も巻き込んで大騒ぎして……。
挙句、プライベートないし、とさくっと引っ越すというww

てか、やっぱり独身の消防士が里親って無理があるよね。
勤務体制が特殊なのに、シッターも見つけて無くて、たまたま近くに居るシンディに預けるって。
あと、現場の作業が怖いって、そんなん考えればわかるだろうに……と思ってしまった。
すべてが行き当たりばったりで、それが里親って人の人生巻き込んでるもんだから、ほんとリアリティなくてウケる。

というか初期のドーソンは友達になれそうだったけど、最近のドーソンは無理だわ~。
シーズン1見てるとほんっと思うけど、ドーソンとケイシーの組み合わせがマズイんだと思う!
ある意味お似合いっちゃお似合いって事なんだろうけどw

そしてルイが双子だと気づいてふふふとなりました。
オルセン姉妹のように、小さいお子様子役は双子ちゃんの方が、いろいろ都合がいいんでしょうね。


小ネタとはいえ、今後の展開も期待出来そうな、シルビーとマウチの共同執筆、ロマンス小説ネタ、SNS有名人との出会い、そしてそして!
シルビーとアントニオの恋愛!!

どれも面白くて、楽しそうで楽しみなんですけど、シルビーとアントニオについては、正直最初の「ありがとう」で、「え? フラグ立った??」って想いました。

でも我ながら、「なんでもフラグフラグって騒ぎ過ぎだよね~」と冷静に見てました。
このまま見ても、単なる過剰反応で何も起きないかもしれない。
そうだったら恥ずかしいからブログには書かないもんね、と。

ところが、ところが思惑通り、アントニオとシルビーがいい感じに~。

今回ばかりはアントニオの、ストレートな押し加減が格好良く感じました。

ちょうどシルビーと関係のあったローマン@PDも居なくなった事だし、救急と言う事でPDにも登場しやすいし、いい組み合わせに感じました。

消防ロマンス小説には、警官と恋する救急隊員の女子も登場するって事かなw

新シーズンに相応しい、期待盛り沢山なスタートでした!


登場人物はこちら

シーズン4 最終回:23話「愛する人へ/Superhero」へ

(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

更新中の番組


不定期更新
アメリカンホラーストーリーズ シーズン3

ネットフリックス/Netflixはこちら

新番組まとめはこちら ニュース

過去記事は「番組別記事リンク」「タグ別記事リンク」等をご利用ください。

更新をお知らせします



@fdramaqueens

このエントリーをはてなブックマークに追加

follow us in feedly

rssを購読する

ランキング

このブログを検索

ページビューの合計

QooQ