ウォーキング・デッド シーズン8 第10話「託された手紙/The last and the Plunderers」

あらすじ

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ミショーン

カールを失い、失意のどん底にいるリックとミショーン。
アレクサンドリアにはウォーカーが大量に押し寄せてきている。
２人は車に乗り、アレクサンドリアを後にした。


リックはカールが残した言葉の意味を理解出来ずにいた。
「救世主と戦うのをやめろって？」
「ニーガンに屈しろと？」

ミショーンはカールが残した手紙を読もうとするが、リックは今はいいといって拒否。

リックはジェイディスたちが必要だと言い、ゴミ山へ向かった。

ゴミ山の入り口から中に入ると、入り口にしかけてあったトラップにかかりゴミ山に閉じ込められてしまう。
大量のウォーカーと共に。

ニーガン

ニーガンはサイモンにゴミ山に行くように命令する。
救世主を裏切ったゴミ山の集団を皆殺しするつもりのサイモンに、ニーガンは諭すように言った。
「裏切りを繰り返すクソどもだが、資源であることに変わりはない」
そして取引して言うことをきくように話しをつけろと命じた。
その際殺すのは１人だけだと念を押して。

しかしそれに不満そうなサイモン。

そこへヒルトップから棺が届く。
マギーが棺に書いた"あと38人いる、撤退せよ"の文字。
棺の中にはウォーカー化した仲間が入っていた。

サイモンはヒルトップの住人を殺してやるとわめくが、ニーガンは任務をこなすように命じた。

イーニッド

アーロンとイーニッドはオーシャンサイドのシンディらに拘束されていた。
イーニッドはナターニャがわざと自分に殺させたとアーロンに話す。

アーロンとイーニッドは開放されることになり、アーロンはシンディに協力を求める。
しかしシンディは「殺さないことが協力よ」といい救世主たちと戦うことは拒否した。

森で２人を開放し、二度と村に来ないように言うシンディ。
イーニッドがシンディに向かって言う。
「よそ者を殺さないで」
「わたしたちは分かる、誰が友人で誰が敵か」
「あなたもでしょ」

シンディはそれには何も答えず、ただ「戻ってこないで」と言い村へ戻っていった。

アーロンはオーシャンサイドを説得できるまで帰らないと言い、イーニッドにはヒルトップに戻るように言った。
２人はまた会う約束をし、イーニッドはヒルトップへ戻っていった。

サイモン

ニーガンに命じられ、サイモンは仲間とともにゴミ山に向かった。
ジェイディスに救世主を裏切り、リックと手を組んだことに対する謝罪を要求。
ジェイディスは裏切りではなく、リックを差し出しに行ったのに撃ってきたと答えた。

サイモンは元の契約通り取引するなら全て許す、だが銃と弾は全てもらっていくと言った。
ジェイディスもこれに従い全ての銃は救世主たちに奪われた。

そしてサイモンが再度ジェイディスに謝罪を要求する。
ジェイディスに深い後悔が感じられないとサイモンが言い、ジェイディスはいつもの調子で「後悔してる」と答えた。

するとサイモンはジェイディスの仲間を撃った。

「後悔してる」
先程とは全く違う口調で答えるジェイディスだったが、満足しないサイモン。
やがて仲間に命じてジェイディス以外のゴミ山の住人を全員撃ち殺した。

聖域に戻り、ニーガンに「いつもどおり言って聞かせた」と報告するサイモン。

その時、ニーガンにリックから無線が入った。

ジェイディス

リックとミショーンがゴミ山の住人ウォーカーから逃れてゴミの上に登ると、ジェイディスから声をかけられた。

「何があったの？」と問うミショーンに「救世主よ」と答えるジェイディス。
ジェイディスはいつもの様子とは全く違い、座って涙を浮かべていた。

リックは「君がやった」「君の責任だ」とジェイディスに言い、ミショーンと２人でゴミ山を脱出しようとする。
ジェイディスは一緒に行かせてと頼むが、リックは拒否。
ミショーンとゴミ山を出て行った。

置いていかれたジェイディスは、音を立てて住民ウォーカーを呼び寄せ始めた。
そして大きなゴミの圧縮機のスイッチを入れると、呼び寄せられたウォーカーが圧縮機の中に落ちて砕けていく。

圧縮機から吐き出されるミンチ肉となったかつての仲間たち。
その様子を涙を流しながら見守った。

リック

リックはジェイディスを置いてきたことに対して後ろめたさを抱いていた。

車を止めて降りると、自分とニーガンに宛てられたカールの手紙を読み始める。
読み終わると救世主の無線を使い、ニーガンを呼び出した。

リックはニーガンにカールが死んだこと、ニーガンにも手紙を残したこと、そして手紙には戦いをやめて和平を結べと書かれていると話した。

しかしリックはそれは無駄だと言い「お前を殺す」と告げた。

ニーガンはカールの死の原因について尋ね、リックは人を助けて噛まれたと答えた。
ニーガンはお悔やみを言い、カールのことは「あの子は未来だった」と話した。

ニーガンはカールが死んだのはリックのせいで、リーダーとしても父親としても失格だと言った。

ニーガンが続けて言う。
「あきらめろ」
「お前はすでに負けたんだ」

かんそう

あの憎らしかったジェイディスちゃんの怯えた姿はなかなか見応えがありましたよ。
でもあの人肉ミンチはいかがなものか……。

カールはニーガンにも手紙を書いていたんですねぇ。
うーん、どうなんだろう。
やっぱり今更仲良しこよしにはなれないと思うんだけどな～。

ニーガンも何だかいい人風の演出が目立ってきたし。
逆にサイモンが暴走し始めたのを止めちゃったりして。
どこに向かっているのか分からないけど、やっぱりニーガンにはもうひと暴れして欲しいところです。

FOXのウォーキング・デッドのサイトにカールからのメッセージが掲載されていました。
カールがだんだんと大きくなる様子が分かります。
もう会えないなんて寂しいね。







（イラスト：SiMoom、文：ぼぼち）