シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン3 21話「正義(ジャスティス)/Justice」

2018/03/24

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン3 バイオレンス 海外ドラマ

t f B! P L

あらすじ

Elizabeth Morris/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC

2017年11月3日~AXNでシーズン3日本初放送(全23話)

登場人物はこちら

前回:20話「バッグの中身/In a Duffel Bag」

★「シカゴ・ジャスティス」(2017年3月~全13話、シーズン1打ち切り済み)のパイロット版



警官銃撃事件


夜間パトロール中のバージェスとローマンが、パトカーを停めて今後について話し合っていた時――。

突然フードを被った人影が近づいてきて、パトカーに向かって発砲した。
ローマンは被弾をするが、バージェスに追え! と叫んだ。

バージェスは人気のない夜のウエスト・セルマック通りの川岸を逃げる犯人を追った。
一瞬建物の影に姿を見失うが、次に見つけた時には背後を狙って発砲した。

しかし弾に当たって倒れた少年は、「何もしていないのに撃たれた」と言った。

現場に駆けつけた特捜も、すぐには犯行に使用した銃を見つけられなかった。

警官が被弾し、そして別の警官が黒人少年を撃った事から2人を搬送したシカゴ医療センターは、物々しい雰囲気になっていた。

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC

ピーター・ストーン


すぐに州検事補のピーター・ストーン(Philip Winchester)が21分署にやって来た。
昔ボイトを有罪にしていた男だった。
ストーンと握手をしたボイトはバージェスの判断を信用している事を伝えた。
ストーンは、その上で検索も並行して捜査を行うと宣言した。

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


バージェスが容疑者だと思った少年は、マイケル・エリスといい前科は一切なかった。
両親もしっかりしていて、周囲の評判も優等生で通っていた。

手術が終わったマイケルに話しを聞くと、発砲した犯人がビルに入って逃げて行くのを見たので、自分も違う方向に逃げていたら撃たれた、と言った。
マイケルは一生車椅子生活になるかもしれなかった。

夜の川岸に居た理由は、彼女にフラれて1人になりたかったからだった。

倒れた場所が水たまりだった事から発射残渣も確認できないし、目撃者もいない。

しかし、ストーンはマイケルの偽証に気づいていた。
通りの防犯カメラに映っているのは1人だけ。
男が逃げ込んだというビルには3重の鍵がかかっている。

しかし、起訴を急いで万が一間違いだった場合の影響の大きさを、検事総長に指摘される。
ストーンは、マイケルの動機を調べる事で起訴に持ち込む事に。


ひとまず不起訴にして捜査を続ける、とストーンから報告を受けたボイトは「俺を怒らせるな」と凄んだ。

バージェスは、プラットから警察権の剥奪を宣言され事務に回された。

21分署の前では、主に黒人が集まりデモが行われていた。


手掛かり


ストーンの部下が捜査を進めていると、やっと手掛かりとなる証言に行き当たった。
バイト先で、マイケルはシカゴ警察についてボロクソ言っていたという。

そして本人のアカウントはすでに削除されていたが、元カノのSNS上にマイケルが銃を持っている写真がアップされていた。
優等生の素顔を見つけた。

更に近隣の住民から防犯カメラの映像が提供された。
聞き込みの際にはド忘れしていたが、思い出して確認したらはっきりと映っていたのだった。
マイケルが転んだ際に、銃を遠くに投げていた所が。

その映像を元に、51分署のセブライド達が川を捜索し見事、犯行に使われた銃を見つけた。
マイケルは正式に2人の警官の殺人未遂で起訴となった。


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC



裁判


マイケルの動機がはっきりつかめないまま、裁判となった。
裁判では、マイケルは黒人の少年、しかも今となっては車椅子姿で有利な上、担当検事のグリーンも手強くストーンは苦戦をしていた。

Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


そんな中、証言台に上がったバージェスは優秀な警官である事をアピールされながらも、ローマンとの交際をルゼックはもちろん、仲間達が見守る前で認めないといけなかった。
防犯カメラの映像が鮮明化され、パトカーの中でローマンの顔にバージェスが触れているのが、はっきりと見えるようになっていたのだった。

交際相手を撃たれた事で、判断が鈍ったのでは? と更に追い詰められた。


動機


だが、ギリギリの所でマイケルの動機を掴む事が出来た。
マイケルの自宅と現場が、実はかなり離れている事に着目しこれまでの交通カード履歴を調べた所、過去4年間で16回も現場を訪れていた事が分かったのだった。

そこから、デュワン・モトリーという男の名前が浮上した。
マイケルの叔母の恋人で、現場の地区で逮捕されていた。
シカゴ警察と揉めたのが原因で。

ボイトから報告を受けたストーンは、ここから先は特捜は手を引いてくれ、と頼んだ。
相手を無駄に刺激しない為に。
ボイトは、「俺を放り込んだ時はもっと自信のある目をしていた」とストーンを試す。
「あなたの場合は明白だった」
「その目だ」
ストーンが有罪にすると信じて、ボイトは手を引く事に従った。


決着


Matt Dinerstein/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC


裁判が続けられると、マイケル本人が証言台に呼ばれた。
何を言っても優等生の車椅子の少年が答えるのだから、陪審は信用しやすい雰囲気になっていた。

しかし、ストーンがモトリーの名前を出すとマイケルの様子に変化が見られた。
途端に落ち着きを失くし始めた

当時、泥酔したモトリーは逮捕される時に抵抗して警官を殴っていた。
殴られた警官は倒れた際に頭を打ち、意識不明のままだとストーンがシカゴ警察との因縁を説明をした。

それでもモトリーに想い入れがあるマイケルは、叔父は悪くないと言った。
最後には監獄で自殺していたから(警官に)腹が立ったとも。

ストーンは、マイケルに隙を与えなかった。
そのモトリーの命日が、ローマンを撃った前日だった事。
そしてその当日、彼女に「男らしくない」とフラれていた事を突きつけて。


それまで優等生を崩さなかったマイケルは、とうとう叫んでしまう。
「警察が悪いんだ!」

ずっと息子の無実を信じていた両親も、さすがに疑いの表情を浮かべていた。


ストーンはグリーンに取り引きを持ち掛けられた。
陪審が有罪にするだろうと踏んで、銃所持の加重暴行で少年鑑別所に。
それでは軽すぎると思ったが、検事総長に報告すると譲歩しろと言われてしまう。

ストーンは当事者である2人に確認を取った。
ローマンは、すでに退院してバージェスと揃っていた。

取り引き内容を聞いた咄嗟の回答は「あり得ない」だったが、バージェスはローマンの判断に任せた。
するとローマンは、ストーンに言った。

「今夜はベッドで眠ろう。
街にも静かな夜を」


22話「記憶の奥に/She's Got Us」へつづく




かんそう


基本ネタバレを避けているので、この回が「シカゴ・ジャスティス」のパイロット回だとは知らないで見ていましたが、しばらくして気づきました。

というか、サブタイトルで気づいてもおかしくないですよねw
そこは、括弧ジャスティス? なんじゃそれ! と普通にツッコんでいましたw
アホですね……。

そして、最初に記述してあるとおり、PD発のスピンオフ「シカゴ・ジャスティス」はすでにシーズン1で終了しております。

正直、このパイロットを見てそれには納得しちゃいました。

まず、ディック・ウルフで法廷ものとなると相当期待値が高くなるのではないでしょうか?
ただシカゴ・ブランドをつけただけでは、全然足りないんだと思います。

例えばファイアには、ありそうでなかった消防士という人気ヒーロー設定があります。
PDは、ボイトというこれまたありそうでなかった悪徳刑事&バイオレンスという、超個性が。

今回のジャスティスのパイロットを見る限りでは、そういったジャスティスならではの個性が感じられませんでした。

特にパイロットといえば、それがシリーズ最高であってもおかしくないのにシカゴ・シリーズのメンバーの豪華さだけに頼っていた、と言ってもいいくらい地味でした。

むしろ、普段と比べると特捜の出番も少なくて物足りなかった。

ゲストが豪華といえば、本当にびっくりしたのはファイアのセブライド、キャップ、クルース、シルビー、ジミーがエキストラレベルで登場していた事。
クルースは証言台に上がっていましたけど。
ジミー&シルビーの救急ペアは、良く見てないと気づかないくらい病院の人混みに紛れてました。
そこの所は、通常のPDのゲストよりも豪華だったのでジャスティス・パイロットとしての意気込みは感じましたw

そのジャスティスの主人公といえば、ストーンなのですが、演じるのはフィリップ・ウィンチェスター。
最近だと「プレイヤー」も打ち切りになっていましたね。
うーん、何かの呪い?

それに、実は見ていてプレイヤーの人って気づかなかったんですよね。
どこかで見た事あるなぁ、とは思いましたが。
なんだかそれくらい、覇気が感じられなかったんです。

設定上はボイトを有罪にしたとありますが、初登場です。
そしてウソでしょっていうくらい、あの頃の今より悪徳度の300倍くらいあったボイトを有罪にできるような器には見えなかった。
ボイトも最初は目が違うと言って、その目だ、なんて言ってましたけど、違いがわからなかった……。

だいたい、有罪にした男という触れ込みで、事件を解決しつつもきっとストーンVSボイトでバッチバチになるんだわ! と楽しみにしていたら、パイロットの手前ボイトも控え目でその設定、知らぬ間に風で飛んで行ったって感じだし。

かといって周囲の部下に個性があるかといえば、そうでもなかったし。
ともかく、シカゴ・ブランドであっても超見たい! とは思えませんでした。
でも、ボイトが出るかもしれないから見れたら見るんだけどね!w


覇気といえば、出番が少ないながらにボイトもなんだか調子悪そうな感じに見えました。
もしかしてジャスティス・パイロットが気に入らなかったのかしらw
いつものパリッっとした感じが、感じられなかった~。
ただ特捜要素が少なくて、そう感じただけかもしれないけど。


そんなジャスティス軍登場の為に、撃たれたローマンw
最初は、バージェスとの交際フラグは死亡フラグなの!? と超びびりましたけどw

そしてなし崩し的に、早速バージェスとの交際も明るみに出てしまいました。
ルゼックに知られたとかってのレベルを超えて、シカゴ、いや場合によっては全世界発信でw

今回はルゼック、素直に可哀想でした。
別れた事は受け入れつつも、味方だから頼っていいよってわざわざバージェスに声を掛けてイケメンだったのに。


とにかく、いつもの特捜メンバーの活躍は逆にゲスト程度の尺で、ほとんどがストーン(ジャスティス)で進行していました。

ただ後半に法廷シーンが続き、最後はローマンのふわっとした台詞で余白を残して終わらせるという雰囲気には、少し本家ロー&オーダーぽさを感じました。


さて日本でもジャスティスはいつか放送されるのかな? クロスオーバーとかもありそうですよね。
もちろん、放送されたらボイトが出るかもしれないから見ますけど!w


◆確認できたシカゴ・ジャスティス本編にも出るキャラ

ピーター・ストーン(フィリップ・ウィンチェスター)
ストーンの部下 Laura Nagel(ジョエル・カーター)
検事総長 Mark Jefferies(カール・ウェザース)


22話「記憶の奥に/She's Got Us」へつづく

登場人物はこちら

前回:20話「バッグの中身/In a Duffel Bag」

(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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