Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン4 20話「重い十字架パート2/Hindsight part2」【メジャー・クライムス】

2018/01/10

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あらすじ


Major Crimes: Tao and Hickman Fight- Season 4 Ep.20 [CLIP] | TNT


2016年6月14日~FOXjapanにてシーズン4日本初放送(全23話)
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発見されたウージー


フランシーヌの試射により、教会で見つかったウージーはリース事件の銃と同じだと分かった。

指紋はないが、グリップには祭壇の下に散らばってたのと同じコーンスターチが。
ステファニーがヘロインに混ぜていると説明した。

警察犬はヘロインの残り香に反応したのだろう。
シャロンは、そこにウージーだけを置いていったのは不自然だと感じた。

サイクスはこの流れで、第3の男の存在について初めて触れた。
「生花店の強盗で共犯者が車に居た可能性は?」

タオが、ヒックマンと同じ事を言う。
当時、プライス達に否定はされていたが、その可能性は考えていた。
その男がウージーを隠したというのは納得が出来るから。

条件に合うブラッド家系者のリストアップまではしたのだが、グレイ検事に調査を止められてそのままだという。
ベテラン検事は、裁判で不利になるような不確実な情報を避けたいのだとプロベンザが説明した。

サイクスはホワイトボードに、候補者の名前を書き出した。
アックス
リトル・アックス
プリティボーイ
バナナ
ホットショット
ショータイム
ビッグイヤー


シャロンは、もはやヒックマンの存在も無視できないと唯一面識のないサイクスに見張りを指示した。


プライス牧師


プライス牧師にウージーを見せ、麻薬犬が吠えた事も伝えると弁護士はブツが見つかってないんだから帰ると言い出した。

しかしプライスは足を洗ったという所を証明したいのか、自ら協力すると申し出た。

昨夜のタコス・マンデー後はホールを貸し出す。
週に1度の気を緩められる、若者たちのお泊り会になる。

牧師のアリバイを証言できる人数は40人はいるだろう。

エミールとは交流がなかったが、動揺した電話はあったという。


サンチェスとステファニー


ステファニーが捜査に加わる中、サンチェスとの距離が縮まって行く。
お互い、伴侶を亡くしているという共通点を持っている。
特に今回は夫が死んだ事件を掘り返すという厳しい作業を引き受けているステファニーを、サンチェスが労わっていた。


サイクスとヒックマン


夜、サイクスはヒックマンのボートハウスを訪ねた。

ウージーを見つけた事を伝えるとヒックマンは驚いたが、サイクスはヒックマンの仕業だろうと疑っていた。

ヒックマンが教会へ行った時は、プライス牧師の弟デニスが教会に出入りするのを見たという。
その時間は数分で礼拝すらしていないと思われた。

サイクスが教会はステファニーが調査しているというと、ヒックマンはステファニーを無能扱いした。
夫も最悪のボディガードだと批判し、何か過去にあるようだった。

サイクスが、最新情報を持ってきたんだからと協力を求めると、勘の良いヒックマンは、上司に言われて監視に立候補して来たと思ったと嫌味を言いつつ、エミールに集中したらどうだといった。
「のんきな連中だ。
過去の資料に、プライスの裁判を傍聴していたブラッドのリストがある。
1人くらいはプライスの支援者じゃなくエミールの支援者がいたかも。
エミールが証言する日だけ傍聴してたヤツだ。
そいつを運よく見つけ出せば……」

ストレートにエミールの居場所を教えてとサイクスが聞くと、知った経緯をボスにどう説明する? と聞き返された。
「あるいはいい機会だから俺のことを仲間に話すか?」
「あなたを尾行してエミールの家に着いたという」
「俺はどこにも行かない」

そして嫉妬深い妻が元警官ですぐに銃を取り出すと言ってサイクスを追い返す。

「もう1つ。
強盗に使われた車も未発見ってことに注目しろ」

サイクスは、会話をすべて録音していた。

すぐに「エミールの証言時だけ傍聴していた人物」について署に電話をして調べさせた。

その結果、グレッグ・マン a.k.a. ブッダが浮かび上がった。
エミールが証言した3日間だけ法廷に現れていた。

フォンタナで車の修理工場を経営しているが、前歴はなくすぐに令状は出せそうになかった。

署に戻ったサイクスのお手柄だとシャロンが褒めると、タオは「啓示を受けたようだ」と怪しみだす。


エミール


発見したエミールを呼び出してウージーについて話しをしていると、タミカの携帯履歴とブッダの工場があるフォンタナが結びついた。

フォンタナで13日前に売れた携帯の番号から、5日間で7回もの着信を受けていたのだった。
すぐに取り調べ中のシャロンに伝え、その場でリダイヤルをするとエミールの携帯が鳴った。

シャロンは、今タミカなんて知らないとトボたエミールに
「死んだから無視する?」
といって電話に出るよう言う。

するとタミカの死を知らなかったようで、エミールは驚いた。

タオが、
「君たちのつながりは興味深い。
タミカもこのウージーで殺されたからだ」
と言うとエミールは、慌てて大声を出した。
「タミカまで! ウソだ!!」

そして、ウージーを使ってタミカ母子を殺し、プライスへの復讐の為教会に銃を隠したと見られても仕方ないというと、真実を話し始める。

実は、出所時にウージーの在り処についてはヒックマンに話していたという。


ヒックマン


見張っていたサイクスがヒックマンを連行した。

署に着くと、知った顔にチャラけて挨拶をする。
シャロンの個室に行く事は拒否して、デスクのあるスペースで話しをする事に。

ヒックマンは、凶器の在り処を聞きたくて、エミールを迎えに行ったと言った。
そして第3の男説を話し出す。
銃を持ってグレイとボディガードを殺した男、エミールはその男を知っているはずだ、と。


今となっては一般市民のヒックマンに捜査妨害と警官を装った罪での逮捕をちらつかせ、事件から手を引くように言った。
ヒックマンは、「逮捕する目的以外で二度と俺を呼ぶな」「エミールがいるなら第3の男の名を吐かせろ」とわめいた。

そしてサイクスに向かって、
「君、俺に付きまとう暇があったら犯人捜しに集中しろ」
と芝居を続けて2人の関係は伏せる事をアピールして出て行った。

態度は腹立たしいが、言ってる事は無視できず重犯課も「第3の男」がいると仮定して、突き止める事に。



弟のデニス


拘束する理由がないエミールからは何も得られないままだった。

その後、タオがプライス牧師の弟デニスが裁判を傍聴していなかった事に気づいた。
実の兄の裁判なのに傍聴していないのは、表に出たくないようにも思える。

デニスは、ブラッドの元メンバーで通称クリップ。
タミカ殺害の夜現場で、大声を出して目立っていた男だった。

逮捕歴もあるが、プライス牧師同様現在は牧師となっており2009年以降の犯罪歴はなかった。


デニスに話しを聞いても、兄の無実も信じているし、自分も改心していると言った。
タミカ殺しのアリバイはプライスと同じタコス・マンデーで、12年前は未成年で人殺しなんて出来るかと否定した。

自分が疑われている事に腹を立てたのか、「逮捕する気あるのか? エミールを捜せ」とここでもまたエミールの名前が出た。

理由は、イカれているから。
通常イージー。
何時も「落ち着け(イージー)」と言われていたのが由来。
エミールは未熟で危険だと主張する。

そしてヒックマンと同じ考えを言った。

出所後、エミールがウージーを使いタミカを殺し教会に隠した。

結果的に、デニスは簡単にエミールを売っていた。
それでもエミールが第3の男の存在を隠し続けている理由は?


タオとヒックマン


タオが、まだヒックマンが何か隠しているだろうと言うと、シャロンは今はまだ聞かなくていいと止めた。

しかし、タオには考えがあったようだ。

再びエミールを呼び出すが特に収穫がないまま帰すと、ヒックマンが乗り込んで来た。
「何故エミールを帰した!? 何故檻の中にいない?」

その勢いで、タオにも詰め寄った。
「俺の捜査まで無駄にするのか!!」
12年前に止めていないから母子が犠牲になったとタオを責めだした。
それを受けたタオも興奮して、バッジと銃をデスクに置いて、ヒックマンを追いかけた。
眼鏡を外し、やる気まんまんで帰ろうとするヒックマンを廊下で突き飛ばす。

しかし、ヒックマンは手を出したら終わりだという事を理解し、やられるままでいた。
タオは煽るようにヒックマンに暴力を振るいながら、怒り続ける。
「グレイと浮気してた時、味方してやったのに! 何度浮気から救ったと?」

追いかけていたシャロンはその発言にピンと来た。

タオは不正利用していたビジターパスを引き剥がして、エレベーターに押し入れた。
「情報なんかないくせに!」
するとヒックマンは悔しかったのか情報を言う。
「エミールは車の修理工場の経営者といる」
その瞬間、満足気にタオはエレベーターのドアを閉めた。

これはすべてヒックマンに情報を吐かせる為の一芝居だったのだ。
タオは芝居の終わりを告げるように眼鏡を掛けてシャロンに冷静に言った。
「これでブッダの工場の捜索令状が取れますね?」

シャロンは、同意しながらも自分の命令を破った事には厳しく念を押した。
「手を出すなと言ったらその通りにして」
タオは、ヒックマンは怒る程有益な情報をくれます、と言い訳をした。


このままブッダとエミールの捜査になだれ込む前に、シャロンは釘を刺した。
ヒックマンとグレイ検事の浮気を確認する事。
男達が掘り起こされたくない過去のゴシップとしてだけ扱う中、シャロンは無視できない事と言った。


フォンタナへ


ブッダとエミールが繋がっていて、匿っているだろうという事は簡単に想像出来た。
フォンタナへ向かい、ブッダの工場捜索で脅し、自宅の捜索にも同意させてエミールと薬物を捜す。

すると、そこでエミールの死体を発見する。
死んでいる状況から、オーバードーズである事は間違いなかった。

しかし、タオは注射器を見て他殺だと断言した。


ラスティ


ラスティは、プロベンザに呼ばれて署に顔を出していた。

プロベンザからゲイリーが武装強盗容疑で指名手配されている、と聞かされる。
ラスティは、そこでゲイリーに後をつけられた事を告白し驚かれる。

途中で捜査に呼ばれたプロベンザは、「ありがとうな。昨日母親を捜す理由を正直に言ってくれて」と嫌味を言いながら去って行った。

バズにもシャロンには自分で言うように、と言われた。


その後、ゲイリーは家に居る所をクーパーとアラモが捕り抑えようとしたが、アレルギーのアラモがくしゃみをした事で気づかれ、車で逃走していた。

実母の家にはラスティがクーパーとアラモを案内した。
だが、すでに実母の姿はなく、もみ合った後と血痕が残されていた……。




かんそう


全5話の2話目です。
じわじわと事実が判明しています。

この段階なので、後から納得する理由があるのかもしれませんが、「エミールがヒックマンに銃の在り処を言った事」を勿体ぶっていた理由はよくわかりませんでした。
自分が怪しまれたくないなら、真っ先に言うようなw

今回の見どころは間違いなく、タオの理由ある暴走でしょう!
最初はびっくりしました。まさか芝居だとは思わなくて、タオどうしちゃったの!? って。
でも、全部お芝居だったというのは、すごくタオらしくて納得できました。

そして芝居といえばヒックマンとサイクスの裏でのやりとりも、どんどん深みにはまって行っています。
全5話もあるせいか、意外と細かい部分を忘れていて見ていて新鮮ですw
普通に、サイクスどうなるんだろう、いつバレるんだろう、とドキドキしていますw

それにしても全5話構成と言う事で事実の小出しは仕方ないにせよ、「ヒックマンと死んだ検事の浮気」が「わざわざ掘り起こさなくても……」な取扱いになっていたのは、ちょっと笑ってしまいましたw

何でもない所も疑うのがお仕事のようなw
早く調べて~!w


本編と同様、ラスティの実母も行方不明になるという、緊迫した状態に。

まだまだ3話ありますから、どうなるのか先が読めません。


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(文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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