あらすじ
2017年9月22日(金)18:30~ スーパー!ドラマTV シーズン9 日本初放送 (全24話)
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誕生日の思い出
エイミーは誕生日会の話題を避けるシェルドンに、今年こそパーティーを開きたいと頼む。
「年に一度主役になれる日よ!」と説得したいエイミーがシェルドンに言うとレナードはにやけて言った。
「年に一度?」
実はシェルドンは、子供の頃誕生日会に良い思い出がなかった。
理由は双子の妹の存在だった。
同じ誕生日なのに、シェルドンの招待客は誰も来なかった。
しかも、妹の招待客にはいじめられていた。
「バットマンが来る」とダマされたことも。
「外で待ったけど、コウモリも来なかった!」
シェルドンはエイミーに何故祝いたいのかと確認をする。
エイミーは自身が祝ってもらったお返しをしたいと言った。
レナードとペニーも加勢すると、シェルドンはこれは貸しだといってエイミーに誕生会開催の許可を出した。
シェルドンへのプレゼント
シェルドン以外の3人の男達は、コミックストアでシェルドンへのプレゼントについて相談をした。
レナードは過去の話しから、本当にバットマンを呼べないかと考える。
スチュアートからアダム・ウェストの連絡先を聞くが、かなりディーバだと言われる。
「バス移動もランチ持参もNG。一晩泊めてもくれない」
実際に送迎の車中でバットマン談義をしていると、歴代のバットマンで自分が1番だと自負して、ベン・アフレックの事は知らなかった。
準備
女子達はシェルドンに直接聞き取りをして、パーティーの準備をした。
シェルドンはセレブの如く細かく注文をつけた。
「アルミ風船はオーケー、ゴム風船はダメ。水風船なら君の車に投げつける」
音楽、ケーキ等々……。
結局、ペニーはケーキ作りをスチュートに手伝わせた。
「招待してくれてうれしいよ。僕はのけ者かと思った」
「自虐ネタもいいけど、手を動かして!」
そんなスチュアートは、バーナデットの妊娠も知らされておらず祝いの言葉に驚いた。
「のけ者には報告なしか」
「グチは後よ。働いて!」
シェルドンの誕生日会
友人達も揃い、ペニーの家で待機させていたシェルドンを呼ぶ。
ところが、ドアの前ですでにめまいがする程シェルドンはパニック寸前だった。
ドアを開けると、いつもの仲間に加えて、レナードの母親、スチュアート、クリプキ、ウィル・ウィートン、レズリー、そしてバットマン役のアダム・ウェストの姿が揃っていた。
「ハッピーバースデー、"シャーマン"」
皆から祝いの言葉を投げかけられ挨拶を返そうとするが、シェルドンはいよいよパニックになってしまい耐え切れずバスルームに駆け込んで行った。
「ギャラは出るよな?」
エイミーとレナードはシェルドンを追いかける為、どっちがよりシェルドンを良く知っていると揉めているので、呆れたペニーがバスルームに向かった。
良く分からないけど苦しくなったというシェルドンにペニーは、だったらここに友達を呼ぶ? と声を掛けた。
それも望まず、パーティーを台無しにしてごめん、と素直に謝るシェルドン。
「台無しになるのは、ラージがダンスを始めてからよ」
部屋には戻りたくない、というシェルドンにペニーは「いいわ」と何も責めず、バスタブの隣に腰を掛けた。
ペニーは、過去のいじめっ子は最低だけど、自分もその場にいたらいじめっこ側だったと思うと話し出す。
ひどい、というシェルドンに昔なら絶対友達にならなかったけど、今はあなたが大好きと答えた。
「バスルームで誕生日を過ごしたいなら付き合うわ」
「僕、変人と思われる?」
「あなたは変人よ」
ペニーはシェルドンに自覚させるように言った。
「皆もそう思ってるけど、あなたが好きだから集まったのよ」
そこへレナードのママを口説くのに髪を直したいと、クリプキがノックをした。
シェルドン復帰
気を取り直したシェルドンがバスルームから出てきて、パーティーの主役が戻った。
楽しんで、と挨拶をするとそれぞれが話しを再開し、誰もシェルドンに声を掛けなかった。
「今度は僕を無視?」
エイミーは仕切り直しで乾杯のあいさつをする。
シェルドンが産まれた事が私にとって最高のプレゼントよ、と褒めたたえるとシェルドンは味をしめる。
「楽しいな。続けよう。次は誰の番?」
ハワードが挨拶をするが、工夫がないとダメ出しをされた。
ウィルの「君と出会って僕の人生は楽しくなった。君はスタトレファンだが、僕はシェルドンファンだよ。長寿と繁栄を」という挨拶には大満足だった。
「これだよハワード、凡人には無理か」
そこから次々と客に自分を褒めたたえさせ、悦に入った。
最後にシェルドンがスチュアートの存在を忘れていたが、ペニーが挨拶させた。
挨拶を始めるとすぐにエイミーが大声を出してスチュアートの挨拶をかき消す。
ホーキンス博士とのビデオチャットが繋がったのだった。
博士も含めて、ケーキと共にハッピーバースデーを歌う。
ペニーとはシェルドンが苦手とするハグもした。
ケーキのろうそくの火を吹き消して盛り上がった直後、アダムが言った。
「誰か送ってくれ」
つづく
かんそう
ゲストは、バットマン役のアダム・ウェスト、ホーキング博士。
シェルドンの誕生日会で、お馴染みのキャストが勢ぞろいという豪華な回でしたが、シェルドンの幼少期のトラウマが軸になっているので、コメディのはっちゃけた誕生日のノリではありませんでした。
せっかくの豪華さなのに、どこかしんみりしたムードがあって残念でした。
こういう幼少期のエピソードはおそらくスピン・オフの「ヤング・シェルドン」でも語られるんだろうな、と思いますが。
そんな中で、よりほっこりさせられたのが、ペニーとシェルドンの不思議な関係ですね。
バスルームで2人きりで話す事で、落ち着くことが出来るという関係。
ペニーのドレス姿も可愛かったですけど、やっぱりこの2人の家族のような男女関係はいいなーと思いました。
これもシェルドンが男性というよりは、「シェルドン」という生き物だから感じられるんでしょうね。
恋人であるエイミーや長年の親友であるレナード達にとって、やっぱりペニーは脅威の存在ですね。
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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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