あらすじ
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番組の性質上、不快な表現が含まれる場合があります。
ご観覧にはご注意ください。
ファン3人組
SNSのネタにする為、番組のファン・サイトを運営するファン3人組が森の中でロケ現場を探していた。
人種問題がテーマと見せかけて、男社会における女家長が主題だと深読みするソフィ・グリーン(タイッサ・ファーミガ)。
番組の怖さがウケただけだ、という楽観的なマイロ。
案内役のトッドは、2人に付き合わされた感が強い。
3人は、フローラの服が引っかかっていた木を見つけて撮影をしているとそこに、撮影直前に離脱していたスタッフのダイアナが怪我をして歩いているのを見つける。
「痛い、何処へ行けばいいのかわからない」等と、言って走って行くダイアナを追い掛けると、ダイアナの運転する車を見つける。
逆さまになった車内を確認すると、ありえない事にそこにはさっきまで外を走っていたダイアナが死んでいた。
しかし、通報を受けて警察が到着した時には遺体はなく、3人の言うことは番組放送後によくあるイタズラとして相手にされなかった。
ポーク家
ブッチャーの息子役のディランと屋敷で合流したオードリーとリー。
シーズン2ではピギー・マンの役で待機していたディランは、3日間連絡もなければ、シドニーが電話に出ないとボヤいていた。
1人だけ状況がつかめていないディランに、リーとオードリーは屋敷の有様を見せてすべて現実で皆死んだ、と訴える。
元軍人だというディランは、そんな危機的状況にも動揺せず、ポーク家に捕まったままのモネを1人で助けに行くと言い出す。
殺人の告白ビデオをどうしても回収したいリーは、ポーク家に詳しいからと全員で行く事にした。
ポーク家に到着すると、3人それぞれ分担して侵入する。
ディランは車を調達。
オードリーはモネを捜しに。
リーはビデオカメラを。
オードリーがイシュマルを撃ち殺してモネを救出していると、外のディランは車に乗り込んだ所をあっさりロットに襲われてしまう。
ロットがディランを何度も刺している所を、ビデオカメラを見つけていたリーが証拠として撮影する。
その時、すっかり夜になっていたせいでポーク家であっても恐れる「彼ら」のたいまつの明かりが近づいてきていた。
ロットはイシュマルを呼ぶが返答がないので1人で車で逃げていき、リーもビデオカメラを落として慌てて森に逃げて行った。
そこに、オードリーとモネが家の中から出てきて、ディランの死を知り、ビデオカメラを拾って屋敷に逃げた。
ビデオに残された真実
屋敷に着いたオードリーとモネの2人は、落ち着きを取り戻すと拾ったビデオの映像を確認した。
最初は、リーの拷問の様子が映し出され早送りをしていると、リーがカメラに向かって話しているを見つける。
リーが夫を殺したのは自分だと告白する様子をしっかりと確認した。
戻ってきたファン
警察に信じてもらえなかった事から、真実を伝える使命に燃えたファン3人は、恐ろしい体験をしたというのにまた森に戻ってきてしまった。
すでにブラッドムーンは明々と登っていた。
すると森の中でリーが歩いているのを見かける。
明らかに様子がおかしいのに、警戒もせずにトッドが大ファンだと駆け寄ると目にも見えない速さで、切り倒された。
リーは森の中で、森の魔女に会い、過去にトマシーンが受けたように助けられ、そして新たな魔女の手下「ブッチャー」となっていたのだった。
ソフィとマイロは慌てて逃げると、いつの間にかお馴染みの多数の藁人形の真下に来ていた。
そのすぐ側で番組のトレーラーを見つけて逃げ込もうとすると、シドニー達の遺体を見つける。
大虐殺だ、と驚いているとソフィの背後からまだ息があったのかディランが歩いてきているのに気付く。
驚いてトレーラー内に逃げ込み、ドアを叩かれても中には入れなかった。
現実
2人は、トレーラー内に並ぶモニターに、シーズン2の撮影をしていた事に気づく。
だが、モニターに映されているのはシドニーやドミニクの遺体で、ファンじゃなくても驚く光景だった。
番組で見ていた事は現実だったとつきつけられる。
そこに、オードリーとモネの生存を確認してホっとするが、同時にリーが屋敷に近づくのを見つけて慌てる。
警察に通報するが、案の定相手にはしてもらえない。
ソフィは、オードリーとモネはまだリーの正体に気づいていないと思い、2人を助けないとと正義感を出しておそるおそるトレーラーを出た。
リー
屋敷にいたオードリーとモネは物音で部屋の外に出た。
そこにいたのは、肉切包丁を持ったリーだった。
「お前らはよそ者だ。
悪しき者はこの聖地を汚す」
言ってる事も様子も完全におかしいのに、疲労と飲酒で2人の思考は「悪」という言葉に気を取られただけだった。
「殺人犯が良く言うわ」
と、警戒もせずにモネが詰め寄ると、リーはなんの躊躇もなくモネを吹き抜けから突き落とす。
モネは杭の上に落下して、胸を貫いて死んだ。
残ったオードリーは落ちていたナイフを拾って応戦し、なんとか屋敷の外に逃げ出た。
貯蔵庫に隠れようとした所をリーに追いつかれ、肩を包丁で切りつけられて地下に蹴り落とされた。
ライブ中継
ソフィとマイロは、すでに手遅れとは知らずに、ネットで実況しながら屋敷を目指した。
屋敷を確認すると同時に、ディランを連れたブッチャー軍団も到着していた。
隠れて見ていると、ディランは番組さながらに内蔵を引き出されて生贄にされていた。
そしてそこからの続きは、視聴警告と共にソフィ達が撮影していたライブ映像に切り替わる。
数百万の人が視聴していたショッキングな中継。
軍団に見つかった2人は、それぞれ尻から杭で突き抜かれ、並んで火をつけられ焼かれた。
たいまつ軍団の中心で儀式の言葉を述べているのは、リーだった。
炎と共に映像は消えた。
翌朝
翌朝になると、ライブ中継があったせいか、これまで無視していたパトカーが何台も駆けつけていた。
現場にはソフィとマイロの串刺しになった焼死体。
その側にはディランの遺体も残されていた。
屋敷の中の死体もやっと現実のものとして確認された。
少し離れた所で倒れているリーが保護される。
リーは気が付くと悲鳴を上げて怯え、その場では誰もが被害者と疑わなかった。
パトカーに乗せられた時、貯蔵庫からまだ生きていたオードリーも這い上がってきた。
生存者だと警官に抱えられると、リーがパトカーから降りてふらふらと近寄って行った。
「オードリー、よかった」
オードリーは、あんたが殺したんでしょといいながら、警官の銃を奪うが、即座に周囲の警官に一斉に撃たれてしまった。
これでリーの真相を知る者は誰もいなくなったどころか、番組関係者の中でリーが唯一の生存者となった。
かんそう
先週、エミー賞で放送がお休みだったので、お久しぶりのアメホラの続きでした。
今回は、最終回前の1話と言う事でどうなるのかとまったく予想できずにいましたが、ファンという新しい要素が登場!
POV視点が多くてちょっと見ずらかったですけど。
ファンというのは架空の番組を盛り上げるのには、大事な要素ですもんね!
この世界がよりリアルに感じられました。
そしてそのファンのリーダー的な女の子は、アメホラではお久ぶりなタイッサ・ファーミガでした!
シーズン1と3ぶりですが、いい感じの登場に嬉しい驚きでした。
でも、良い子過ぎてほぼ生贄として罠に自分から入って行った感じで死んでしまいましたが><
前回の終わりで、ピギー・マンが役者だと判明した時に、シーズン2も全部作り物かもしれない説もあるかも、と思いましたが、今回を見ているとやっぱりある部分はリアルだと思えます。
が、気になるのはあくまでも「番組の体裁」を崩していない事。
今回も、警察が到着してからは、警察の撮影していたビデオ映像を流しているという体でいたり、常に「誰かが記録していた映像を流している」という事を意識させ続けていました。
と言う事は、常識で考えたらこれだけ人が死んでいる事件をTVで放送するとも考えにくいんですよね~。
特に警察の怠慢で被害が増えている……という部分もあるし。
ん? でもブッチャー軍団がガチなら警察が出て行っても太刀打ち出来なくて、今以上に遺体を増やすだけかw
あーこんがらがるw
ともかく、普通の物差しでは人の死がリアルなら番組はオクラ入りしているだろうから、やっぱりどこかで「シナリオでした~」が落ちなのかなーと思ったり。
とはいえそれじゃあまりにも普通すぎる!!
ただ、当初から予告されていた生き残りがリーというのは、素直に意外でした!
でもリーは警官時代から鎮痛剤中毒になるという闇を抱えていた上、夫を殺していますし、闇で生きる素養は会ったと思えるので、結果から考えると納得感はあるんですよね。
ラスト1話。
どんな風な結末が用意されているのか、本当に次回の最終回が楽しみすぎる!
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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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