American Horror Story:Roanoke/アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談 シーズン6 第8章【ロアノーク】

2017/09/12

Simoom アメリカンホラーストーリー アメリカンホラーストーリー:体験談 ジェーン洞 ホラー

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あらすじ


2017年7月24日~FOXジャパンで放送!(全10話)

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番組の性質上、不快な表現が含まれる場合があります。
ご観覧にはご注意ください。


シェルビーとドミニク


本物のブッチャー達にアグネスが殺される所を窓から見ていたシェルビーとドミニク。

屋敷に設置されたカメラに向かって「早く助けろ!」とシドニーに呼びかけるドミニクだが、シェルビーに鼻で笑われる。
すでに殺されているだろうから、助けなど来ない。


うろたえるドミニクに体験済みのシェルビーは、トンネルから逃げようと冷静だった。
しかし、地下室のマットの死体を見ると自分のした事を目の当たりにして、歩みを止める。

なんとかドミニクが宥めて先を急ぐが、トンネルの奥にチェン一家が出現。
襲われ屋敷内に後戻りをすると、ピギー・マン、サイコ姉妹などが集まって来ていた。

2人は、スピンオフ主演とヨガ・スタジオ運営を希望に持って、なんとか2階のバスルームにまで逃げる。
ドアを破ってまではゴースト達は入って来ないようだった。


シェルビーは、バスルームの床に座り込むと、結局元の場所に戻った笑う。
その笑いには、愛するマットを自ら殺したという自嘲と諦めの気持ちが感じられた。
直後、愛する人のいない世界に居場所はない、とせっかく逃げ延びたというのにシェルビーは持っていたナイフで自らの喉を切って自殺した。


ポーク家


ポーク家に捕まっていたが、まだ命までは奪われていなかったリー。
だが、生かしつつギリギリまで肉を切られ、その肉を食べられるという死んだほうがマシかもしれない状況に置かれたままだった。

ポーク家は1929年の大恐慌の時代に余所者に土地を荒らされ、先祖の最後のブタまで殺して食べられていた。
その経験から、今後何があっても飢えないという教訓を持ったとママが説明する。
「ごちそう」と呼ぶ、人肉をその時から食べ始めていたという。
一家を守る為、警察にも金を渡しているから捕まる事はないのだった。
後から見て楽しむ為に、リアリティ番組同様ずっと拷問の様子を撮影をしていた。

ママはまだ一人前とはいえない息子の1人、ジェサーをリーの見張りに残していった。

ジェサーは、ポーク家の有名人はキンケイド・ポークだとリーに話す。

ブタの解体でシカゴまで行っていた。
1800年代の万国博覧会でピギー・マンが産まれた。
ブッチャーやゴーストがすることを真似て、解体したブタの頭を被り、人を殺した。
ブタの頭を被せて、生きたまま焼いたり、内臓や皮を剥いでバスタブに逆さに入れるのを見ていたから。
そして、彼は伝説になった。

リーはもう逃げられないと、一度は死を覚悟し、ジェサーの撮影するカメラに向かってフローラに隠していた真実を告白をし始めた。
「パパを殺した」

夫殺しは真実だったのだ。
シドニーの狙い通り、リーは自ら自白したが、すでに死んでいるシドニーにはその動画を見る事は出来ない。


その後、ジェサーの様子が変わった事からリーは未熟さに付け込んで、色仕掛けで拘束を解かせると首を絞め、止めはナイフでジェサーを殺した。


オードリーとモネ


オードリーとモネもまだ生きて拘束されていた。

ポーク家も「ロアノークの悪夢」のシーズン1は見ていたという。
その為、再現ドラマを演じた2人を本物のシェルビーとリーだと混同し、ロットとイシュマエルは恨みをぶつける。

ロットは、人間の歯で作ったネックレスをママの教えでお守りとしていた。

歯が降るのはゴーストからのギフト。
犠牲になった人間の歯。
歯だけは、燃やしても燃えない事から、歯のネックレスをすれば焼かれない。

ポーク家といえども、ブラッドムーンの夜はゴースト避けをしたいのだった。

ロットは、番組で使った小道具の歯と本物の見分けもつかず、ネックレスの歯が折れたからと、モネの歯をペンチで抜こうとする。
その時、あばれた勢いで椅子が壊れてモネは倒れてしまう。

ロットはペンチも壊れたから取りに行くといって部屋の外に出るが、モネは拘束も外れていたようで、1人になったイシュマルを張り倒した。

急いでオードリーの拘束も解こうとしたが、手間取ったのでロットが戻る前に「後で戻る」と言って1人で逃げて行った。

結局、ロットとイシュマエルは逃げたモネを森に捜しに行った。


次に歯を狙われるのはオードリーだった。
ママ直々に歯を抜かれかけた時、ローリーの死はポーク家の仕業ではないと思える発言を聞く。
「あんなふうに肉を無駄にしない」

いよいよ歯を抜かれた時、背後からリーがママを殴り倒した。

リーは、傷ついた身体でオードリーを助け出すが、ママに止めを刺したのはオードリーだった。
倒れたママの顔をカナヅチでメッタ撃ちにした。


合流


森に逃げたモネの行方はわからないが、リーとオードリーはトンネルを利用して屋敷まで戻った。
地下室に倒れる遺体を見て最初は誰だかわからなかったが、マットだと気づくとリーはショックで泣き崩れた。

荒れた屋敷の中には、生存者の気配はなかった。
2人は1人にならないよう一緒に2階の部屋に辿りつき、オードリーの持っていた強い鎮痛剤を飲んだ。
水を取りに行こうとオードリーがバスルームに行くと、シェルビーの遺体を発見して大声で叫んだ。
「私の一部が死んでしまったみたい」

その反対の隅に音も立てずにいたドミニクが「殺したのはマットだ」と告げる。
だが、2人は信じないどころか、生き残っていたドミニクを犯人だと思い込んだ。

マットがシェルビーよりもゴースト(森の魔女)を選んだショックで暴走したと言っても、納得しなかった。
身勝手なシェルビーが自殺するわけない、シェルビーがマットを殺すわけないと、信じがたい理由もわからなくはなかったが、冷静になればドミニクがシェルビーを殺す理由も考えにくいのだが。

2人は、助けてくれと懇願するドミニクを部屋の外に追い出す。
すると途端にピギー・マンが現れ、部屋の中からでもドミニクが襲われている事がはっきりとわかった。
それでも2人は助けようとしなかった。



結局、オードリーとリーの2人が生きて朝を迎えられた。
部屋のすぐ外にはマットが死んでいた。

せっかくホっとした所に、リーはポーク家に戻らなきゃと言い出す。
2人を殺した映像がポーク家に残っているから回収しないと、と。

オードリーは拷問も映っているから有罪になる事はないと言うが、リーは世間に公表された場合にはオードリーがママを殴り殺した犯行のインパクトが独り歩きすると脅す。
本当は、自分の殺人の告白が残っているのを回収したいのだろう。

何も知らないオードリーは、納得してポーク家を目指す事に。

外へ出る経路で安全なのはトンネルだがマットの遺体を見たくないリーは、表玄関から出ようと言った。
もう日も出ているから安全だろう。

しかし玄関のドアを開けるとそこには、ピギー・マンが立っていた。



慌てて持っていたリーの杖替わりの火かき棒で殴りつけるが、ピギー・マンはやられるまま「俺だよ」といってブタ頭を外す。
すると、そこに居たのはブッチャーの息子役をしていた役者のディランだった。



つづく


かんそう


やっぱり一筋縄では行きませんでした。

シドニーは撮影前にいくつかの仕掛けをしている事を明かしていましたが、そのすべてを把握しているわけではありません。
だから、ブラッド・ムーンの騒ぎの中にもシドニーの仕込みが混ざっていてもおかしくはないだろうとは構えてはいました。

でも、実際撮影開始すると「アグネス(シドニー含むスタッフ3人)」「シェルビー(マット)」と、ブラッドムーンとは関係のない殺しが目立ちました。

そして今回、シーズン1の殺人についてもリーが夫を殺しましたと告白しました。

なので、ほとんどが人間の仕業とゴースト、ブッチャー達で手一杯でw すっかり「シドニーの仕込み」については意識が離れていました。

そこに不意打ちの「ピギー・マン」が役者だったという事実!!

ちょちょちょちょ、ちょっと待って~~。

そこで「続く」になっているので、まだまだどういう事なのかは次回次第なんですけど、とりあえず「演じていたピギー・マン」がいた!!

と言う事はいろいろまたまた、勘ぐりたくなっちゃうじゃん~。

ママのいう、「ローリーの死体見たけど、あんな肉の無駄使いうちらはしないわよ」的証言も、「仕込み」を仄めかしているとも取れるんですよね~。

え、もしかしてこのシーズン2のゴースト&ブッチャー騒ぎって全部仕込みとかないよねぇ?

でも、あのゲスいシドニーなら視聴率の為にやりそう?!

となると、シェルビーとマットの体験談はそもそもなんなの??

まさかまさか、ポーク家も含めて今回の殺人もぜーんぶシナリオとかもあり!?

進んだように見えて私の中では結局ふりだしに戻った感じですw
今となっては、全部ありじゃん!w


今回特に、面白く感じたのは、リアリティという番組のスタイルを「自虐的」に扱っているかもしれないって事です。

リアリティとはいえ、台本がないなんて事はないだろうな~と見ている方もうすうす気づきつつ、それでも面白いから暗黙の了解ネ! みたいなノリはありましたが、これはもう「リアリティなんて言ってるけど、全部作り物だよ!」って言っているかもしれないんですよね!
そんな結末も別の意味で過激で、期待しちゃう!


とやや興奮冷めやらぬ状態ですが、他に新事実として「キンケイド・ポーク」という今まで名前がわからなくてブタ人間と表示していましたが、ピギー・マンの生みの親がいることが判明しました。

これが、リアリティ番組的なエピソードなのか、事実なのか……。
ていうか、もうポーク家そのものが怪しすぎるもんね。
一応設定上はつじつまは合っているけど、そもそもこの現代にあんな一家野放しにしてる事がTV番組で放送されるって……、違和感はあるなw


それと面白かったのは、シェルビーの死体を見たオードリーとリーの反応。
マットを殺して自殺なんてするはずないと、一見シェルビーをフォローしているように思えて、2人ともただシェルビーをディスっているのにウケましたw

残り後2話ですが、FOXの放送としては次週はエミー賞放送でお休みとの事です。

1話だけでも急展開が用意されているシーズン6。残り2話、このたった2話でもまったく先が読めないです!!


今回の死者 3人
シェルビー(自殺)
ドミニク
ママ(ポーク)
ジェサー(ポーク)

生存者
リー
オードリー
モネ(不明)

次回はこちら

登場人物はこちら

前回はこちら

(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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