あらすじ
2017年3月31日~FOXjapanにてシーズン5日本初放送(全21話)
自転車ひき逃げ事件
夜、帰宅途中に自転車でひき逃げされた青年が死亡した。
40メートルも引きずられて。
LAでは自転車の死亡事故が頻発している事から、ひき逃げも重犯課で扱う事に。
遺留品からウィル・サックス24歳、法科大学院生と判明。
タイヤ痕がないことからドライバーはブレーキをかけていない。
自転車のフレームの横側には広範囲にべったりと車の塗料がついていた。
自転車は明るい色で反射板もついているから、夜道でも確認はできたはず。
酔っ払いか、それとも狙ったのか。
フリンは、このひき逃げは殺人だと指摘した。
ブレーキを踏まず、2度当てているし、他の巻き込みもない。
ウィル・サックス
被害者ウィル・サックスの背景を調べるとかなり優秀な上、恵まれた生活を送っていた。
典型的なミレニアム世代で、婚約者との結婚を控えていた。
両親は裕福で、ロースクールは名門。
控訴裁判所の書記官に採用されたばかりだった。
ただ、婚約者の話では車につけられているという話はしていたという。
最後のメールは、親友のクリフからの「覚えていろ」という暴言だったが、聴取した結果喧嘩のようなやりとりが日常茶飯事だったと分かる。
書記官の次点はクリフだと言う事に、殺意を追及すると怒って否定した。
ホリー判事が人種の多様さにこだわっているおかげで、黒人だからウィルが選ばれたと冗談を言いあったりもしたが、ウィルが選ばれたのは見事な小論文を書いたからだ。
それは、ホリー判事が本人に言っているから事実だ、と。
ホリー判事にも話を聞くと、クリフとウィルの仲は良くもし生きていたら将来は一緒に事務所を持つ程だと言った。
才能の点ではクリフの方が上回っているが、ウィルには奉仕の精神があった。
それが書記官に選んだ理由で、小論文に書かれた過去の交通事故の話を読んで感動したと話す。
判事の口から、「過去の交通事故」という新事実を得た。
ウィルは16歳頃に10代の少年を轢いて殺していた。
だが、その経験を経て人生が変わって、奉仕の精神を発揮するようになっていたのだった。
しかし、過去の事故を調べてもその事実が見つけられなかった。
婚約者もクリフも知らなかった。
プロベンザの憂鬱
フリンは、プロベンザ夫妻とのディナーのデザートに、お手製のグルテンフリーのチョコケーキを取り分けていた。
普通にこってりとしたチョコケーキが食べたいプロベンザは、ワインボトルとグラスを両手にべランダに逃げる。
そこに居たのはガスと長電話をするラスティだが、お構いなしに存在を知らせて電話を切らせる。
俺の事は気にするなと言いつつ。
そして珍しく、ラスティにウィルの事故を愚痴る。
一見、殺される理由がまったくないウィル。
何故あんな死に方をしたのか。
ウィルと婚約者の家には、結婚パーティーの招待状があった。
そこをパトリスに「招待状選びを手伝って欲しいみたい」と声を掛けられ、今朝見たよ、飛び降りたい気分だとラスティに言う。
ラスティが、「ワインを持って、帰りはパトリスの運転なのに?」とプロベンザを茶化すと余程調子が悪いのか素直に受け入れた。
「言う通りだな、俺をよくわかってる」
プロベンザがこの事件から受けた影響はその後も尾を引いていた。
とうとうパトリスに様子が変だと声を掛けられ、退職を口にする程に。
ひき逃げ殺人だけでも酷い話なのに、過去の事故がデッチあげかもしれないとすると、確かにウィルには隠された恨まれる要素があったのかもしれない。
未だ両親からの話は聞けていなかったが、それに加えて副本部長の件も重なり嫌気が差していたようだ。
レイダー以外なら重犯課は終わる。レイダーになればその後任は?
パトリスにあなたかも? と言われると、ごめんだと即答する。
警部補から警部に名前が変わって皆に呼ばれると言い出した所で、プロベンザはふと気づいた。
隠された過去
両親を呼び出すと、過去の事故をきっかけにウィルが改名していた事をつきとめる。
これで誰も知らず、調べても見つけられない理由がわかった。
当時の名はマリク・ジェイコブ・ルイス。
両親は、息子の人生が詮索されないよう、まるで証人保護のように新しい人生を与えたのだった。
そもそも、あの事故は相手の過失が明らかで息子には責任がないと言う。
実際訴追、裁判はなく終わっていた。
やっと当時の資料を見つけると、道から飛び出してきたケビン・ハリスという18歳の少年をひいていた。
ドクター・モラレスが当時の検視結果を用意する。
2台の車に挟まれる形になった為、記憶にある程悲惨な事故だが、不信な点はなかったという。
ジョアン・ハリス
ケビンの母親を調べると、2台所有するうちの1台が、事故車種に該当するシボレー・タホである事が分かった。
過去の事件の見直しをしているという名目で突然訪ねると、未だに存在している子供部屋に案内される。
車庫の前にはオイルの染みがあったが、タホの確認は出来なかった。
事故車なら修理に出している可能性があると、プロベンザが作戦を立てた。
張り込み
夜、被害車を数台でっち上げて配置し、ジョアンの車の窓を割り無差別の悪戯にあったように見せかけて、ジョアンが見つけるのを待つ。
張り込みは珍しく、プロベンザが参加した。
タオはドラマ撮影があり、サンチェスはマークを寝かしつけたいという理由で、仕方なく。
プロベンザは狭いバンの中で、アンチョビとガーリックのピザを1人食べ始める。
「これが張り込みの伝統的な食事」
蔓延するガーリック臭にバズとサイクスが露骨に嫌な顔をしてもお構いなし。
「この作戦で事件も解決し、シャロンが副部長になって、一時代が終わる。
俺が張り込みで食う最後のピザだ」
朝になり、目論み通りジョアンはまっすぐに修理工場へ向かい、そこでタホを見つける。
車の裏側に血痕がある事から言い逃れは出来ない。
連行して、シャロンとケビンの事故現場で合流する。
そこには未だに花が手向けられていた。
シャロンは疑問をぶつける。
何故重犯課でも見つけられなかったウィルの居場所を知ったのか。
ジョアンは、捜したのではなく、ウィルから現れたという。
そしてウィルは良かれと思ったのだろう、ケビンと交わした最後の言葉で人生を変えたと伝え、自分も今でもケビンを忘れていないと言った。
それからウィルのフェイスブックを見ると充実した生活、明るい未来があった。
ジョアンにとっては、ケビンの命と引き換えに手に入れたヒーローとしての人生に思えた。
なのに、ケビンの事は伏せられたまま。犠牲なのに。
それがジョアンの怒りに火をつけ、公平にしなきゃと思ったという。
陪審も味方するはず、とジョアンは自信満々だった。
事件解決後、プロベンザは個室にいるシャロンに声を掛けた。
退職の件を話すつもりのようだが、それを察したのかシャロンは話をさえぎった。
そして想像できない事が起こったらどうする? と前振りしてから、このオフィスをプロベンザに引き渡すと言った。
それは昇進を意味する。
プロベンザは「信用されてうれしい」と素直に礼を言うとシャロンにハグされる。
「頼まれなくても好意も寄せてるわ」
そして、眺めがいいからと言われて1人部屋に残されると窓の外を見た。
かんそう
またしても、メジャークライムあるあるなんですけど、翻訳のせいなのか元のセリフなのか、言い回しが独特で良くわからない……、つうかそもそも思わせぶりが多くないですか!?
今回は、で、結局シャロンは副本部長になったの?
プロベンザさんはキャプテンになったの??
スッキリしなかったー!
多分、なったって事ですよね?
部屋引き渡した……としか思えないですもん。あれで実はナシよってなったら、それこそ何も信じられなくて退職しちゃうよw
プロベンザさんは珍しく? 乙女モードで「~こんな世の中じゃやってらんねーよ」みたいな感じで、退職を口に出しちゃいました。でも誰も信じないと思うけどw
キャプテンなんてやってられっかよ! ってパトリスには言ってたのに今となっては普通に引き受けそうですw
でもそんな揺れ動く気持ちは、ある意味リアルだと思いました。
そもそもシャロンのこれ以上責任負うのも~って理由で副本部長に乗り気じゃないのも良くわかるし。
生活、家族の為の仕事で家族や生活を犠牲にするっていう矛盾、ありますもんね。
でもでも。
結局昇進なんだよね……?
良くわからないから、私的にはまだ次回までお預けのつもりでいます。
今週はプロベンザさんフィーチャー回で、ファンとしては嬉しいには変わりないのですが、若干テンションが普段と違って低めなのが残念ではありました。
でも、ディナーの時のちょっとこじゃれたスーツ姿、オフの自宅でのストライプシャツにえんじのアラン編み目の入ったニット・カーデ姿、張り込みのコットンのPOLOのウインドブルゾンにえんじベースのボーダーポロ+デニム、ってかなりのパターンのプロベンザ・スタイルを披露しておりましたw
これは大サービスですね!!ww
あと、どーでもいいんですけど、修理工場から連行するシーンで、バズが2人いるように思えましたw
修理工場にいたバズ。
シャロンが待つ隣に立っていたバズ。
先まわりしたと思えば、不可能ではないにせよ一連の流れで見ると結構不自然で、もしかしてつながりミスってたりしてw
とちょっと違和感があって面白かったですw
ほんと、どーでもいいんですけどネ。
そして、グルテンフリーのお手製チョコケーキって、モデルか! とツッコミしておきます。
次回はこちら
登場人物はこちら
前回はこちら
(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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