American Horror Story:Roanoke/アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談 シーズン6 第2章【ロアノーク】

2017/08/01

Simoom アメリカンホラーストーリー アメリカンホラーストーリー:体験談 ジェーン洞 ホラー

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あらすじ


2017年7月24日~FOXジャパンで放送!(全10話)

登場人物はこちら

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番組の性質上、不快な表現が含まれる場合があります。
ご観覧にはご注意ください。


儀式?


森に迷い込んで恐ろしい光景を目にしたシェルビー。

たいまつ軍団が、逃げていた男の頭にブタの頭をかぶせ、尻にはブタのしっぽを打ちつけ、ブタ人間にしていたのだった。



その男は、たいまつ軍団の食糧を盗んだ裏切り者だとシェルビーが車で轢いた女性(キャシー・ベイツ)が叫んでいる。
リーダー格のようで炎の前で儀式のような行為を取り仕切る。

「この者は沼地で朽ちる邪悪な獣だ。
その腐りきった魂は肥やしと同じ。
ブタよ、話すのだ。
この者を清めよ」

男はブタの丸焼き同様に手足を串に縛り付けられて、火にかけられる。
リーダーの隣にいた女が耳打ちすると、こっそり見ていたシェルビーの存在に気づき、叫ぶ。
「その女を捕えよ!」



慌てて逃げたシェルビーは、リーの運転する車の前に飛び出し倒れて、病院に運ばれた。


病院


シェルビーは病院でマットに見舞われる。
シェルビーの言う、人間の生贄だという話を警察が信じるわけがないし、またしても痕跡は見つかっていない。

だが、マットはもう家に戻らないでいいと言うが、シェルビーはあんな光景を見たにも関わらず急に強気な態度に出た。
「逃げないわ」


リーの娘


シェルビーとマットが家に戻ると、リーが娘のフローラを屋敷に呼んだ。
この場所に連れて来る事が気にはなったが、貴重な面会の機会を逃したくなかった。

すぐに、フローラは屋敷で見えない友達プリシラを作る。
8歳の少女なら珍しい事ではないし、リーは離婚が原因でこういった行動をとるケースが多い事を知っていた。

しかし、プリシラが「もう血は沢山だから」助けたらボンネット(昔の頭巾)をくれると言っていたと子供らしからぬ物騒な事を言い出す。
その時、ガラスが割れる音がしたので見に行くと、花瓶が割れてそこに薄汚れたボンネットが落ちていた。


焼き豚?


夜、シェルビーとマットは屋敷を売りには出すが売れるまでは住処だ、とお互いに言い聞かせるように話してベッドに入った。

しばらくしてブタの泣き声でマットが目覚めると、シェルビーはすでに起きていた。
外に誰か居るようなので、2人で森に出て行く。

マットが闇から出てきたブタに驚いていると、炎の明かりを見つめるシェルビーの背中を見つける。

てっぺんにブタの頭、その下には皮や内臓などが吊るされて、火にかけられていた。
辺りに人気はない。

今度は警察に、証拠として焼け跡を見せる事が出来た。
それでもポーク家に注意する位しか言わない警察に、シェルビーは世間に公表するわよ、と脅して24時間警備をつけさせた。


電話


やっとリラックスできると思ってベッドに入ると今度は家の電話が鳴った。
マットが受話器を取ると、「助けて。虐待なのになぜ止めないの?」と一方的に話していて、こちらの応答には答えない。
ふと気づくと、電話線は抜けていて通話できるはずがなかった。

すると、屋敷内で声がした。
「やめて!」

その声に近づくと、看護婦2人とベッドに寝ている老婆がいた。
以前、シェルビーが1人で留守をしている時に廊下の先を歩く姿を見た看護婦だった。

2人は薬を嫌がる老婆の頭を銃で撃ち、笑い合った。
そしてMARGARETのMだと言いながら、壁に赤いスプレーでMと書いた。


マットは、外で警備している警官に助けを求めるが、家の中を調べても痕跡はなかった。
そもそもマットが見ていた光景は、家具や壁紙等の部屋の様子そのものが違っていた。

LAで襲われた時の後遺症で、おかしなものを見たのかもしれないとマットは納得する。
だが、お陰でシェルビーと合わせて嘘つきのイカレ夫婦になってしまった。


リー


フローラを預かる期間が終わり、夫のメイソンが迎えに来る。
またしても姿の見えないフローラを探すと、暗闇でプリシラと話していたのに声を掛けられたから居なくなっちゃったと不満を表した。

プリシラは変な服をきた女の子で、殺されない為にフローラの持ってた人形のマンディをあげたかったと言う。

皆殺される。
私は最後の獲物。

メイソンは、リーに預けたせいでフローラが恐ろしい事を言ったと激怒し、もう会わせない勢いで連れ帰った。

リーは、このショックで禁酒を破って酒に手を出してしまう。
一晩中キッチンで起きていたようだが、朝食器を割る音でシェルビーとマットに気づかれる。
するとシェルビーは、天井に何本もの包丁が刺さっているのに気付く。
それは私じゃない、とリーは言うが酔ったせいだろう、と2人は聞き流した。

マットが、リーを運んでベッドに寝かせるとシェルビーに呼ばれて部屋を出た。
その背後で、あの看護婦2人がリーのベッドに近づいていた。

リーは、二日酔いながらも、何かに見られているという気配に気づく。
そしてふらつきながら廊下に出ると壁に複数のブタのしっぽが打ちつけられ、血まみれで左右に揺れ動いている幻覚を見る。

さらに近づいてくるブタ人間の姿も。


貯蔵庫


シェルビーは窓からフローラの言う少女、プリシラの姿を見ていた。
呼ばれたマットにもしっかり見えた。

プリシラのいた付近に行くと、地面に埋め込まれた木のドアを見つける。
地下への入り口だった。

プリシラの古く汚れた服装から2人は、ポーク家の人間でこれは何かの罠かもしれないとも思った。
それでも2人は興味を捨てきれず地下に降りていった。


地下室は、大分埃を被っているが誰かが住んでいた痕跡があった。
その荷物の中にあった、ビデオカメラを持ち帰り家で再生する。

すると、シェルビーとリーが閉じ込められた地下室で見ていた映像の男(デニス・オヘア)が記録をすると言ってしゃべっていた。

それによると、元々屋敷に住んでいたが邪悪な力によって、夜は幻覚を見せられ暴力まで受けていた。
いつかきっと殺されるから屋敷から出て、この貯蔵庫に住み始めたと言っていた。


イライアスの記録


「1997年10月11日。
最後の記録で真実を伝えたい」

名前は、イライアス・カンニガム。ブラッドリー大学の教授で2か月前に書著の下調べで屋敷に来た。
その題材は看護師のミランダとブリジット・ジェーン姉妹。

姉妹は、1988年ロチェスターの老人ホームに勤務し、2人の入居者の変死で関与が疑われた。
逮捕される前に辞めてノースカロライナに移り、15年間空き家だったこの屋敷で老人ホームを開業する。

その15年前の住人は父母と2人の娘。
短期間住んで家財を残したまま移転先も告げずに出て行っていた。
姉妹にはこの不吉さが魅力だったのかもしれない。

奇妙な入居の条件は、身内が介護に疲れ切って死ぬまで預けたがっている事と、名前の頭文字にこだわった事。
それは、いろんな殺し方で選んだ入居者を殺し、その頭文字を壁に血のような赤いスプレーで書いて単語を作っていく為だった。

ミランダは死者の魂が姉妹の情熱に命を与え、2人の絆に無限の力を与えると確信していた。

そして、1989年10月29日。
とうとう入居者の身内が連絡を取れないと通報し、警察が施設を捜査する。

屋敷に入った途端に異臭にむせ込んだ。
姉妹の殺した遺体が残る中、姉妹の姿はなく、所持品もなくなっていた。
壁に残っていたのは「MURDE」(殺人)の書きかけの文字だった。


事件発覚後、屋敷は何事もなかったかのように掃除された。
それでも、「MURDE」の壁の赤い文字だけは何度塗り替えても浮き上がってきたので壁紙を張ってごまかした。

昨夜見た、Mの文字が気になりマットは幻覚を見た部屋の壁紙を剥がす。
すると、ビデオの中の教授の言うとおり壁には「MURDE」の文字が。

真実だった。


再び、ビデオの続きを見る。


公式発表では、姉妹が5人を殺して国外に逃げたとなっているが、教授はそうではないと思っていた。
この屋敷な森などあちこちにいる存在。
姉妹よりも、より邪悪な存在によって捕えられ、2人の目論みが阻止されたのだと。


これまでは、屋敷から逃げていたが、死を覚悟で正体を確かめに戻ると言ってビデオの映像の様子が変わった。


視点がPOVになり、屋敷の暗闇の中を歩きながら映し出すビデオ。
そこに映ったのは映像からははっきりと見えなかったが、明らかに教授以外の人物の存在だった。

そして、マットとシェルビーは物音に気づき、玄関を見に行く。

ドアには、血のついた包丁が刺さっていた。


フローラ


屋敷の真実を知り、代理人を呼んで詐欺だと訴えた。
だが、内見して納得したのだから、と相手されずお金が取り戻せない事を知る。

そこにリーがフローラを連れて来た。
実の娘とはいえ親権のないリーは、法を犯している。今の状況では誘拐になってしまう。

マットが説得する間、シェルビーがメイソンに引き取りに来るよう連絡をした。
リーは、自分のしたことに気づき反省した。

その頃、屋敷で1人になっていたフローラは窓から森に居るプリシラの姿に気づく。


落ち着いたリーがフローラの居た部屋に顔を出すと姿がない事に気づき、大人3人は森を捜す。
ブタのしっぽが複数打ちつけられる木の側を通るが、反対側を通って気づかない。

そしてリーは見つけて叫ぶ。
どうやってそこにあるのか分からない程、高い木のてっぺんにフローラのパーカーが引っかかっているのを。




かんそう


たいまつ軍団、そしてキャシー・ベイツはそのリーダー格である事がわかりましたが、まだまだ登場が少ないので、謎に包まれています。

ポーク一家に、ブタにこだわるたいまつ軍団。
でも、ブタを崇めているのではなく、邪悪な獣として清めるべき存在という扱いのようなので、仲間関係ではないのかもしれません。

人間にブタの頭を被せるだけではなく、お尻にしっぽを釘で打ちつけるという残酷さ。
さらにそのまま丸焼きにするという。
ビデオにはブタ人間を発見する映像もありましたから、また別に存在もしているんでしょうかね。

まだまだ謎ばかりですが、それでも「屋敷に住む住民が常に姿を消している」という事実がわかりました。
15年前の家族(おそらくプリシラ)→サイコ看護婦姉妹→イライアス教授→マットとシェルビーって流れですね。

ただ、姿を消すといっても、姉妹はゴーストのように屋敷に出没してますし、イライアス教授もビデオを見せようとしたり、プリシラも姿を見せて真実を知らせるような導きをしています。

今の所、人間(マット達)、屋敷のゴースト(過去の住民)、たいまつ軍団、ポーク一家、焼かれていた裏切者(人間なの? 軍団の一員なの?)、ブタ人間という屋敷周辺はなかなかの人口密度になっていますw

まったくたいまつ軍団側の話が出ていないのが、逆に不気味さを煽りますね。
すんごい今後が楽しみ!

1話でチラ見した、看護婦が老人ホームの老人を殺すサイコ姉妹で単なる賑やかしではなく、しっかり伏線になっていたのはさすがアメホラ。
その設定もいちいち凝ってて、ほんと悪趣味な世界なんだけどセンスがいい!!
MURDERの文字を完成させる前に、阻止するってのも、どう言う意味があるのか。

邪悪同士で気が合いそうなもんなのに、そこ止めちゃうの?! みたいな。


そして初回で「ポーク一家」のネーミングが、適当で思い入れのない捨てネームか、なんて思ってしまった自分が恥ずかしいです。
今回、ブタのしっぽ揺れへの推しっぷりを見て、ブタへのこだわりを強く感じました。

ただブタを焼くシーンが出る毎に、不謹慎にもいい匂いがするのかな……と考えてしまうのは、私が食いしん坊だからでしょうか? 


今の所はホラーの怖さよりも、ブタへのこだわりによってちょっとコミカルさも感じつつ、シェルビーとマットが本当に、よく生きてテレビ番組で語ってるな、と思える程無謀すぎるので、ツッコミで忙しい感じです。

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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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