あらすじ
武器を集めて
救世主と戦うための銃を探し回るリックとミショーンだか、数日かけて得たものは2丁の銃とわずかな食料のみだった。
しかしミショーンは、戦っている感じがいいと笑顔だった。
途中救世主たちを発見し、車から無線機とプリッツェルを盗む。
もう帰ろうと言うミショーンに対し、リックはあと1日半だけと提案する。
森の中で休憩中、鹿を見つけたミショーン。射止めようと森を進むとその先にフェンスで囲まれた学校を見つける。
フェンスの中には軍人の恰好をし銃を背負ったウォーカー、地面にはたくさんの薬莢が落ちていた。
建物の屋根に立ち様子をうかがうと、フェンスの向こう側には移動遊園地があり、民間人ウォーカーに混ざり銃を下げている軍人ウォーカーも歩き廻っていた。
リックとミショーンは、ここが探していた場所だと喜ぶ。
「できるか?」と聞くリックに対し、ミショーンはライフルを構え遊園地の射的台に置いてある的を狙い撃ち落としてみせた。
すると足元から物音が響き建物の屋根が崩れ落ちた瞬間、二人の姿も屋根から消えた。
建物内に落ちたリックとミショーンだが、その真下にはマットレスがあり二人は事なきを得る。
(Photo by Gene Page/AMC)
笑いながら起き上がった二人の目の前には”非常食”と書かれた大量の食料があった。
ディナーを楽しむ2人。
ミショーンはニーガンを殺した後、ニーガンに代わるグループの統率者が必要だと話す。
それはリックが適任だと言うが、リックはそれを望まないと言った。
しかし自分とミショーンの2人で導くなら望むと言い、ミショーンも同意し2人はキスを交わした。
翌日武器を手に入れて帰る予定だったが、ここでもリックはあと1~2日は大丈夫だと言い出す。
ミショーンは帰るべきよと答えるが、リックは銃さえ手に入るなら急ぐ必要はないと言い帰りたがらない。
その夜、眠るミショーンの横でリックは眠れずにいた。
苛立つロジータ
アレクサンドリアでは、ロジータが鏡を覗き込んで顔の縫合した傷を抜糸していた。
そこにタラが訪れる。ロジータの様子を見てタラは「きっとうまくいく」と言うが、ロジータは銃が見つかるまで待っていられないと言い、銃を探しにアレクサンドリアを出て行ってしまう。
銃を探し歩くロジータは、ある民家の玄関に銃が落ちているのを目にする。
家の中からは太った女ウォーカーが出て来てロジータに襲い掛かったが、ロジータはウォーカーを倒し銃を手に入れた。
しかしそれはおもちゃの銃だった。
銃を見つけられずアレクサンドリアに戻ったロジータは、教会に行きゲイブリエルに向かって話し出す。
以前まだ手元に銃があったとき、1人でニーガンを殺そうと決意したが、ゲイブリエルに止められた。
そのせいで他の仲間が死に、ユージーンも連れ去られた、なのに自分は残っている。ゲイブリエルは人生の説教ばかりで何も分かっていない、と。
ゲイブリエルはそれを認めたが、バカな自分でもロジータが必要なことは分かると話す。
そして「死ぬほうが簡単だ」
「鼓動が止まるまではなんでも可能だ」
「バカをなじる以外にも」と微笑んで出て行った。
タラの苦悩
アレクサンドリアでジュディスの子守をしているタラ。
ジュディスに誰にも言えない胸の内を話している。
オーシャンサイドに武器があることをリックに言えば、それを奪いにいく。
しかし彼女たちは隠れていたいので近づけば攻撃してくるだろう、そうなればこちらも応戦する、だからオーシャンサイドのことは話せない、と。
「私たちの命のほうが大事?」
「他人を傷つける者を―」
「止められるから?」
「どうすれば?」
タラはジュディスに問いかける。
ウォーカーランド
翌日リックとミショーンは学校のフェンスが開いている箇所を見つける。
そして学校の敷地内にいるウォーカーを退治して、隣の遊園地との間のフェンスを車で塞ぐ作戦を立てた。
ミショーンは順調にウォーカーを退治していたが、リックは動かす予定の車のフロントガラスに突き刺さった軍人ウォーカーに難航していた。
足を引っ張っても胴体を引っ張っても腐って千切れてしまうのだ。
(Photo by Gene Page/AMC)
やっとウォーカーを取り除き、ミショーンもやってきて車を動かしていると運転席にいるリックが叫んだ。
「ブレーキがきかない」
と同時に銃弾が2人を襲った。
歩いてきた軍人ウォーカーがトラックから突き出た何本もの棒に引っかかり、持っていた銃が発砲されていたのだ。
咄嗟に車のトランクに入るミショーン。
ブレーキがきかない車は予定の位置を通り過ぎてから停車し、ウォーカーに取り囲まれた。
サンルーフから飛び出た2人はウォーカーを倒しながら遊園地の中を逃げる。
二手に分かれウォーカーを分散させて倒していく。するとリックの視線の先にあの鹿がいるのが見えた。
リックが観覧車を登りはじめ鹿に銃を向けると、ウォーカーが鹿に向かって歩いてきていた。
鹿を撃つのを諦めたとき、リックが乗っていた観覧車が落下してしまう。
鹿に向かっていたはずのウォーカーたちが、リックに向かってくる。リックは持っていた銃で応戦するがやがて銃弾も尽きてしまう。
(Photo by Gene Page/AMC)
慌てて駆けつけたミショーンの前には、座って何かを貪り食うウォーカーたち。
それがリックだと思い、ミショーンは刀を地面に落とし呆然と立ちすくんでしまう。
やがてウォーカーたちは振り返り、今度はミショーンに近づいてきた。しかしミショーンは動くことができない。
するとリックが隠れていたボックスから飛び出してきて、ウォーカーを押しのけ刀をミショーンに投げる。
ミショーンは我に返り刀を空中でキャッチし、ウォーカーを薙ぎ払う。
そして2人でウォーカーを一掃した。
抱き合う2人。
武器と食料を車に積み戻る途中、リックが車を止めて話し出す。
「あと数日と思った、そうしたかった」と。
さらにグレンのことを考えて眠れない夜が続き、気晴らしになればと思ったが変わらなかったと言うと、ミショーンはリックの頬に手をおいて慰めた。
そして救世主と戦えば大勢の仲間、もしくは自分たちが死ぬかもしれないが、それでも戦う意義があるというリック。
ミショーンは「あなたなしじゃ……」と涙ぐむ。
しかしリックはミショーンが人生を教えてくれたと言い、自分が死んだらミショーンがみんなを導くように話す。
ミショーンが尋ねる「どうして 分かるの?」
リックは答えた「君が俺をここに導いたからだ」
ゴミ山のジェイディスに銃を届けるリックたち。ロジータ、タラ、ゲイブリエルも一緒だ。
ジェイディスは銃の数が足りないと言う。
リックはもっと銃を探すために20丁くれと交渉し、ジェイディスもイエスと答えた。
片道切符
タラが家を出ると、そこへリックが訪ねてきた。
監視をさぼったロジータの行方をとリックが尋ねると、タラは多分銃を探しに行ったと答えた。
そしてリックに話がある、とタラは言った。
一方、ロジータは1人でヒルトップのサシャの元を訪れる。
エイブラハムのお墓の前でロジータが話し出す。
「手を貸して」
サシャが「条件がある 私に撃たせて」と言うと、ロジータはそれを了承し、内緒で持ち出したライフルをサシャに渡した。
サシャはロジータにニーガンを殺す意味を理解しているのかと問う。
生きて捕まれば救世主たちが優位に立つのだと説明した。
ロジータが尋ねる。
「2人とも片道切符ね 覚悟はいい?」
サシャは答えた。
「もちろん」
かんそう
今週はリックとミショーンのラブラブ・イチャイチャ回でした。
正直この2人のイチャついてるのは見たくないね。
そして導かれたあの場所がどこだか知らないけれども、よくあんなに大量の武器が見つかったもんだな~と感心しちゃう。
リックがゾンビに食べられてる~!のシーンは、正直シーズン6の”グレン危機一髪”を見ていた人は絶対騙されなかったよね。
それよりショックで立ち尽くしてしまったミショーンにツッコミたい。
いつから乙女に?
そしてそのあと箱から飛び出してきたリック。
プリンセス天功並みのイリュージョン、もちろん効果音は”テッテレ~”
面白すぎでした。
ジュディスが超かわいい~~!
少し大きくなったけど、それでもまだ2歳前くらいだよね?
あれからまだ2年くらいしか経ってないのか……。
そう考えるとカールは成長し過ぎだね。
ロジータとサシャは、どうしたもんかね~。
ゲイブリエルの説得が全く役に立ってないじゃん。
どっちも死んじゃうとかやめてよ~!
イラストはロジータがやっつけた今週のおもしろゾンビ。
太ってるとこういう風になるのかな?
首回りがたっぷたぷ。
そして来週はキングダム回。
いよいよキャロルくるか? ウォーカーぶっ倒しながら歩く様子が予告にあった!
楽しみすぎる~!
(イラスト:Simoom 文:ぼぼち)