恋はチーズ・イン・ザ・トラップ #12「ホンネの勝負」

2017/03/30

Simoom 韓流 恋はチーズインザトラップ

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あらすじ


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 焦るヨンゴン



イノは、シム教授からコンクール出場を提案され、挑戦する気になるのだった。


一方、家路につくソルは、学食で気を悪くした様子のジョンのことを考えていた。
そこにヨンゴンが現れ、「もう現れないと念書を書くからあのチンピラをやめさせてくれ」と土下座する。
ネットに載せた犯人がイノだと思い込んでいるようだ。
ソルが、自分が載せた、とウソをつくと、打って変わって攻撃的になるヨンゴン。
ソルは防犯スプレーで反撃して逃げおおせる。

その様子を物影から盗撮していたイナは、その動画をジョンに送った。
ジョンは”今までの動画を保存した携帯を送ってくれ”とイナに返すと、ウンテクに連絡を取った。


ヨンゴン成敗


ヨンゴンが先輩たちに肉をおごっていると、
大学の掲示板にアップされた、ヨンゴンの皆への悪口が知れ渡る。
皆に責められ、ヨンゴンはたまらず焼肉屋を飛び出した。

”昨日、ソルを脅してた”
イナから届いたメールに驚くヨンゴン。
ストーカー行為の画像が次々と送られてきてパニくるヨンゴンは、急いでイナにメールする。
”これが目的で近づいたな””俺の前に現れたらただじゃ置かないぞ”

即座に返信が来る。”ウソも見分けられないくせに”
去年、ジョンに向かい自分が言った言葉だ。
”あの言葉 お前に返すよ”
そして、昨日の動画が送られてくる。
泣きながら電話をかけてきたヨンゴンにジョンは、
「最後の警告だ。僕の前に現れるな」と言い電話を切った。


ソルは、ウンテクから、
”ネットにヨンゴンの悪行を載せたのは、全てジョンの指示だった”
”ジョンは、ソルの方からヨンゴンについて打ち明けてくるのを待っていた”
と聞き、ジョンのマンションへ向かうのだった。


 ソルの願い


ソルは、イノに何度も助けてもらい、ピアノがまた弾けるように勉強の手伝いをして親しくなったことを話し、
ヨンゴンにまだストーカーされていたことをジョンに打ち明けた。

ジョンは、もう済んだ話はやめようと言い、席を立つ。
しかしソルは、ジョンの腕を掴んで、
この問題はまだ終わっていない、私と先輩の話だからと言う。

”ヨンゴンを近づけたのは、君が嫌いだったから””連絡をしなかったのは、イノと親しい君に怒ってたからだ”
と正直に話して欲しかった、何かを隠されると腹が立ったと打ち明ける。
「先輩のせいだと思ってたけど、気づいたの。私も隠し事をしておいて、先輩にだけ正直さを求めてたと。
私も直すから、先輩も直して欲しい。何も隠さないで、ありのままの先輩を見たい」
ソルにそう言われたジョンは、「何の話かさっぱりだ」と拒むと、
「行こう。送ってやる」と言いソルの手を放すのだった。

 

 回想(高校時代~ジョンとイノの確執)


イナがジョンの言いなりになり、見返りを貰ったことを知り、腹を立てるイノは、昔のことを思い出す。

好きなピアニスト(レドコビチ)が来韓すると知り、サインをもらうと意気込むイノ。
「生演奏は、聴けないと思ってたのに来韓する。この人が編曲した楽譜を手に入れるぞ。サインしてもらって宝物にするんだ」
しかしその日は、イノのコンクールの日だった。
出場を辞退してでもと行く、と言うイノにジョンは、自分で父さんを説得しろ、と言う。
「冷たい奴だな。名前はジョンなのに、情(ジョン)が全くない」
笑い合う2人。

 コンクールの日、イノが演奏している。
会場には、ジョンの父とイナ(居眠りしてる)が観にきている。
ジョンが居ないことを父に尋ねられるイナは、用事を済ませてここに来ると言う。
「コンクールより大事な用か」と父は若干不服げであった。

ジョン、父、イノ、イナがレストランで食事していると、父が、イノとイナの養子縁組の話をする。
突然のことに3人は驚きを隠せない。
戸惑うイノにジョンは、微笑んだ。


奨学生のヨンスにジョンが、レドコビチのCDをあげているところにイノがやって来る。
イノはジョンがコンクールの日に演奏会へ行きサインを貰ったことを初めて知り驚く。
そのCDをヨンスにやってしまったことを知り、ジョンが養子縁組のことで自分に腹を立てているのだと思いイノは、
「お前は、どう思ってるんだ。イヤならはっきりイヤだと言えよ」と聞く。
しかしジョンは”どっちでもいい”と何も気にしていないかのように笑顔で答えるのだった。


不良グループと話しているジョン。
8時にリメンバーという店でという待ち合わせを交わし別れる。
ジョンと仲良くなりたいヨンスは、仲間に入れてもらう。
ジョンは、イノも誘うがイノは断る。
「気をつけろ。おじさんに知られたら大変だ」
「誰かさんがバラさなければいい。だろ?」
イノは「もっと練習に励め奨学生が予選で落ちたらどうする」とヨンスに釘を差す。
いつも上から目線のイノにヨンスは、顔をしかめてその場を去った。



ジョンが居ないことを知らずにリメンバーへやって来たヨンスは、不良たちと一緒に補導されてしまう。
捕まったことで、コンクール欠場を余儀なくされるヨンス。
腹立ちまぎれに、たれ込んだ奴を知ってると不良グループに言う。

怒った不良グループは、俺じゃないと否定するイノを痛めつける。
そして、ヨンスが金属バットをイノの手に叩きつけた。
苦痛と絶望に絶叫するイノは、ジョンが見ていることに気づくが、ジョンはそのまま何もせず行ってしまった。


右手を損傷したイノは、病院から飛び出しジョンの元へ向かう。
ジョンに掴み掛かるイノ、「このクソ野郎!なぜ、こんな仕打ちを?俺が何かしたのか?」
「人は欲張りだな。人の物を欲しがったら―自分の物まで失うのに」
「養子にさせたくなくて―俺をこんな目に?たかがそんな理由で!!」と叫ぶイノ。
イノの手を振りほどき「好きに考えろ」と言って、ジョンは出て行った。


対決


ソルを車で家まで送って来たジョンにイノからメールがくる。
”今どこだ””顔を貸せ”


公園にやって来たジョンを見つけたイノは、すぐさま襟元を掴み「イナに何をさせた」と言う。
「貰う物を貰って被害者ヅラするな」とジョンはイノの手を振りほどく。
「開き直るのか」
「ソルから離れろ」
「僕を怒らせるためとはいえ情けないよ。目を覚ますんだな」
イノがソルと仲良くしているのは、ジョンを怒らせたいがためだと勘違いしているジョン。
「お前に――頼みがある。殴らせてくれ。一度お前とサシで勝負したい。どうだ?」と言うイノに、
ジョンは、「いいよ」と即答した。

すぐさまジョンに殴りかかるイノ。
ジョンもすぐにイノにやりかえす。

「暴力的な本性をよく隠してたな。最初から本性を見せろ。そしたら俺たちの中はこじれなかった」
「僕のせいか?お前の被害妄想は病気だ」
「お前はどうだ。気に障ると陰で牙をむくくせに。彼女にストーカーを近づけたり引き離したり、それが犬毛を守る方法か」
「お前には、関係ない」
「俺は、犬毛が好きだ。好きな女だから俺にも関係ある」
「そうか。お前らしいよ。友達のフリをして裏切る」と言い思い切りイノを殴るジョン。
「どっちが先に裏切った。(右手を見せ)もう忘れたのか?」と言うとジョンに向かっていく。

殴りつかれて倒れ込む2人。

「お前はソルに何ができる。半人前のくせに」
「お前はどうなんだ。俺にした仕打ちを―犬毛にしないと言えるか?自信あるのかよ。
お前の本性は、少し付き合えばすぐ見抜ける。犬毛もとっくに気づいてるぞ。もう仮面を外せ!お前は周りの人たちを不幸にするんだ。
犬毛から離れるべきなのは―俺じゃなくて、お前だよ」と言うと寝ながらジョンを蹴とばす。
「言わせておけば」とお返しにジョンもイノを蹴る。
倒れているジョンにかぶさり「いつまでそんな生き方をするんだ。お前こそ別れろ」と再び転げまわるジョンとイノ。


ベッドに座り考え事をするソルに、帰ったと思っていたジョンからメールがくる。
”ソル、家の前に居る。ちょっと、会えるかな”
急いで向かうソル、ジョンが待っていた。
顔中傷だらけで、一目でケンカをしたとわかったソルは驚きを隠せない。
手当のために、ホン食堂へ連れて行く。

「高校時代のことで今もケンカするのは、おかしい。ケンカっ早い人でもないでしょ。なぜ彼のことを憎むの?」


回想(高校時代~イノの失言)


レドコビチにサインを貰うジョン。
「こちらにも」と楽譜を差し出すとレドコビチは驚く。
「私の楽譜では?編曲した楽譜だね」
ジョンは、イノから聞いていた通り「原曲より好きです」と応える。
名前を訊かれ、「イノ・ペクです」とイノの名前を伝えた。
ジョンは、コンクールで来れなかったイノの代わりに来たのだった。


コンクールの会場では、イノが演奏が終わり幕下へはけると、ヨンスが待っていた。
会長(ジョン父)は、自分を見に来てる、とうそぶくイノに、ヨンスはジョンと親しくなりたいと言う。
そんなヨンスにイノは、
「うらやましい?何もわかってないな。気の毒な奴だよ。家は裕福だけど、あいつは、夢もないし好きなこともできない、
だから俺を慕ってる。あいつを理解してるのは、俺だけだろう。哀れな奴だ。」
と言い伏せる。
サイン入りの楽譜を持ってやってきていたジョンは、イノの言葉を聞いてしまい茫然とするのだった。


その夜、電話での父と母のやり取りを耳にするジョン。
「ジョンも嫌がるはずがない。監視させてると?ジョンがどんな子か知ってるだろ?横でケアしてくれる人が必要だから―兄弟を作ってやる」
イノとイナが自分の監視役を父から指示されていたことを知ってしまった。


ジョンの気持ち


「ショックだったけど、受け入れられた。
だけど、友達だと思っていたのに監視されてたなんて。父は、いつも僕の全てを知ってた。一日中、僕を見てたかのように。
いつも僕に言ってた。”大人しくしろ””欲張るな””人に譲れ”いつも僕が悪いみたいに。危ない子に見えたかな僕って―そんなに変か?」

黙って話を聞いていたソルは、ジョンをそっと抱きしめた。

ソル自身もまた人から気難しいとかもどかしいと言われていた、それで悩んだこともあった。
けれど、結論は”私はそういう人”と受け入れた。
ジョンも同じように変なのではなく、ただ違うだけと慰め、
「先輩は―胸の内を打ち明ける機会が少なかったんだと思う。1人で寂しかったでしょうね。
もう一人で悩まないで。私がいるから。先輩のことを―もっと知りたい。」
ジョンは、「怖かった。本当の僕を知ったら―君が逃げそうで」と正直な気持ちを告白した。

ソルは、ジョンを見つめ傷だらけの手をそっと握り、「私は―先輩のことが好きよ。前よりもっと」と言う。
ジョンは、握られたソルの手の上に自分の手を置いた。
「君は、みんなとは違った。僕を見抜いて本音を隠さなかった。僕に刺激を与える君を恐れていたようだ。
僕を変えそうで…それがイヤだった。でも、今は違う。今は―君が逃げそうで怖い。僕も君が好きだ。すごく。好きだよ」
ソルは、再びジョンを抱きしめた。
ジョンもソルを強く抱きしめる。


店の明かりの前にイノが立ち、切なそうな目で見つめている。

「痛いな。ちくしょう、寒いぜ」と言いながらその場を去った。


かんそう


とうとう仮面は外され、人間味溢れるジョンが見られた回でした。
ジョンとイノとの関係もはっきりしてきた。
やっぱり根源はジョンの父親でしたか。
ジョンを想ってやったことが逆にジョンを傷つけてしまった。
裏で勝手に自分を操ろうとされる感じってイヤなものですよね。
イノは、ジョンの唯一の理解者だったのに、たった一つの失言でジョンの信用を失ってしまった。
ちょっと調子乗っちゃった物言いでしたよね。つい、ジョンと絆をひけらかしちゃったって感じがしたけど、
自信マンマンのイノの性格が裏目に出た?
ジョンもちゃんとイノと話さなかったことで誤解が生まれ、どんどんこじれちゃった。

ジョンは、養子縁組がイヤだったわけではなく、
友達だと信じていたイノが監視役を任されていたということが許せなかったんですよね?
結局イノも、自分をいいように扱ってるだけだと思ってしまった。
そして、監視が必要だと思われるほど、自分の性格には難があると思い知らされ更にショックだったんでしょうね。
でも、誰にも何も言わずにイノにあんな仕打ちをするなんていうのは、けっこう恐ろしい性格なんじゃ…
イノに復讐するんじゃなくて父親と向き合えよ、って。父親もジョンのことをもっと理解する努力をしろよ、って。

そんな2人も、定番の”河原(公園)でケンカ、(土手で)寝転んで仲直りパターン”で腹割って、
ソルの前でもやっとこジョンも正直になれて、絆が深まったのは嬉しかった。

そんな2人を察知したかのように帰っていくイノ。
イノっていい子だから、ソルとジョンがうまくいくと切な悲しくなっちゃう。
でも、やっぱソルはジョンとうまくいって欲しいなぁ。
ソルは、イノのこと友達以上には見ていない感じがするし、いや、”おっぱあ”か。
ジョンからの昔話を聞いて、今後イノへの対応がどうなるのか見どころの一つでもありますね。




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(イラスト&文:Simoom)




アテンションプリーズ!!

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