あらすじ
旅行者レイプ事件
シンガポールからNYへ旅行に来ていた23歳のリアがレイプにあった。
オリビアはカリー警部と、FBIとSVUの両方に所属することになったサイクス捜査官を連れて病院へ行く。
リアには同じ宿に泊まるモーラというアルゼンチンからの旅行客が付き添っていた。
宿のシャワーで倒れていたところを発見し、念のために下着を持ってきていた。
ワンナイトする気でバーに行ったのにナンパされた2人に相手にされず、一人で先に帰ったことに責任を感じている。
「白人とアジア系の2人とバーで出会ったの」
宿泊先のカメラには泥酔したリアを送り届けたタクシー運転手が映っていた。
観光客を食い物にするドライバーも多いという。
運転手を聴取するとただ仕事をしただけだといい、リアは白人とアジア人の男と一緒にタクシーに乗り込んだという。
「二人は彼女をめぐって口論していたが、直前で降りたよ。バスに乗るとか言ってた」
レイプ検査でも運転手のDNAは出なかった。
レイプにショックを受けたリアが帰国するまでに解決を急ぐ。
容疑者
ケンブリッジ行きの格安バス乗り場の防犯カメラで容疑者と思われる2人組を見つけた。
乗客名簿からヘイデンとフレッドで、ケンブリッジ工科大学の学生だとつきとめる。
2人はロボット工学科の優等生で日頃は男だらけの環境で研究に熱中するオタクだった。
NYまではバスで5時間かかっている。
2人ともリアと飲んだことを認めるが何もしていないと否定をした。
「いちゃついたのは合意の上だよ」
リアに2人の写真を見せて特定してもらうと、白人のヘイデンを指した。
だがリアは自分から誘ったと打ち明ける。
言えなかったのは父親がジュロンイースト教会の助祭だからだった。
しかし興味本位で試したかっただけで、ヘイデンとは最後までしていないという。リアにはレイプされた記憶がなかった。
行動分析
サイクスがこれまでの情報から行動分析をした。
2人の知能が高いことから、複雑な事件であり4人の行動パターンに違和感を持つ。
モーラの方が本人もナンパを望んでいて落としやすいはずなのに、地味で遊んだとしても最後まではする気のないリアを選んでいる。
しかも、普通男女4人なら2組のペアになるところを、ヘイデンとフレッドはモーラを無視してリアを2人で口説いていた。
バーの防犯カメラの映像を見て確信する。
「2人は競ってた。ゲームをしてたのよ」
これが初回ではないだろうと、近隣のホステルに2人の宿泊履歴があるか調べる。
第3の男
ヘイデンとフレッドが度々NYへ来て旅行者をナンパしていることはわかったものの、大学にも女子は大勢いるのに何故わざわざNYまで時間をかけてくるのかは謎だった。
ベラスコとブルーノが大学へ行くと、フレッドがヘイデンではない学生と話しているのを見つける。
怪しんでその学生を追い、寮に入っていく。
学生はダスティンとい言い、恋人だという日本人の女の子もいた。
すぐに彼女から離れたので聞かれたくないことがあるんだろうと、寮を捜索する。
すると部屋の奥に世界地図がありピンが各地についていた。
ピンの色は3色。
3人に国外渡航歴は少ない。
「これはゲームだ」
シンガポールには赤いピンがついていた。
改めて3人を別々に聴取する。
セックスは違法じゃない、といい誰もがレイプを否定した。
ゲームにはしっかりとしたルールがあり、レイプは違反行為だという。
記録係
2人の話からリーダー格はヘイデンだった。ヘイデン曰く、構内での女性関係にはリスクが大きいという。一度の失敗がすべてを終わらせる。だからアメリカ人とのアバンチュールを求める旅行客をターゲットにしていた。
そして、ゲームが激化してルールを破った可能性がある。
赤のピンだけが立っていた地図に緑を足してヘイデンに見せた。
すると緑がフレッドだったらしく、「あいつが後からレイプしたのか?」と驚いただけだった。
三人が弁護士を雇い、行き詰る。
するとベラスコが「そもそも行為をどう確かめてるんだ?」と言ったことをきっかけにオリビアが気づく。
「記録係がいるのよ」
そこへ再渡米する、類似の被害者が見つかり、オリビアとサイクスが話を聞いた。
3人の印象からヘイデンたちに間違いなかった。
被害者は、ヘイデンにレイプされていた。レイプの証拠が見つかり一気に進展する。
「もう一つあるの。遺伝子診断の会社から変な電話が来た。遺伝子の変異があるって」
彼女はDNAの提供をしていなかった。
ケンブリッジ工科大学には遺伝子研究所がある。
性交時にDNAを採取し、記録係に渡していたのだろう。
ロボット工学科と遺伝子研究所の接点を調べると、1人の遺伝子研究所の生徒が浮上した。
その生徒を追及すると、ゲームには参加していないが確かに事後にペニスをぬぐった綿棒を分析をしていたことを認めた。
「遺伝子で出身地がわかり、世界旅行をした気分になれる」
研究室には最新のDNAとしてリアのものが保管されていた。
真犯人
リアのDNAを持ってきたのはダスティンだった。
三人はすぐに停学処分となり、それぞれの罪を負わされ、明るい未来はなくなった。
つづく(SVUシーズン25 あらすじはこちら)
かんそう
キャッチアップで1話~4話までも追いつきました。
シーズン25はカリーとサイクスの2人が新たな仲間に加わって、がらっとチームの雰囲気が変わりそうです。
このキャスティングだけで判断すると、視聴者の年齢層が高いんでしょうね。
そこそこキャリアのある女性が3人になり、恋愛系よりも重いサイドストーリーが展開されそう。
前シーズンはクロスオーバーが多く、本来のSVUの良さが感じられなかったのでこれでまたピュアなSVUに戻って来るのかな~と期待はできました。
事件もSVUらしく考えさせられました。
世界地図を埋めるっていうのはネタとしては珍しくないと思うんですけど、それをゲームにして競うっていうのが、賢さの無駄使いでした。
レイプは絶対だめだけど、通常の恋愛がしにくい時代になっているっていうのも確かに、と思わされたり。
にしても賢さ故に万能感? を持ちやすいのかな? と思いました。
賢いならダメなことはわかるだろうに、自分たちだけは大丈夫ってなりがちなんでしょうね。
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