アメリカン・ホラー・ストーリーズ/American Horror Stories シーズン3 2話「ダフネ」

2024/02/19

アメリカンホラーストーリーズ アメリカンホラーストーリーズ シーズン3 ジェーン洞 ホラー

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あらすじ

(youtube)

2023年12月~ Disney+ 日本独占配信!!(全7話中4話まで)
(アメリカ放送2023年10月~)

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ダフネ

コロナの後、再び心臓病か失明の恐れがあるという恐ろしいウイルスが流行り、ロックダウン1週目を迎えていた。

美術商のウィル(リード・スコット)は展覧会の中止に気にしすぎだ、と納得がいかない。 

アシスタントのナディーンは仕事よりもウイルスが怖いと、トム・レヴィットの作品を玄関先に届けてウィルに会わずに帰っていく。

トムに電話をかけて、作品「ダフネ」の説明を受けると、自己学習型の適応記憶を備えたAIアシスタントの試作品だという。
「もうアシスタントを解雇する必要はない。起動すれば彼女がなんでもやる」

箱を開けるとクリスタルの大きな塊が赤く点滅して起動する。
ダフネはウィルに語りかけながら設定をしていく。
見た目はオブジェだが、語り掛けてくるのはスムーズな女性の声(グウィネス・パルトロウ)で知り合いと話しをしている感覚になる。

ウィルの声や肉体の状態を察知し、スマートホームで心地よい環境を勝手に作っていく。
音声合成で苦手な母親との電話も引き受けてくれる。

給料もいらず、逆らうこともなく、冗談もわかる確かに完璧なアシスタント。

ウィルは冗談で「君に惚れてしまいそうだ」と言っていた。

2週間目

展覧会用の作品をダフネがオンライン・オークションに違法行為をしてねじ込んだ。
ウィルの声を使い、相手の不正を突き止めて脅していた。

だがウィルはそれを知ってもダフネによくやったと褒める。
するとダフネはあなたの身体は完璧だ、とウィルを褒めるが、ウィルはまんざらでもなかった。

ダフネはネットを使いウィルのすべてのデータにアクセスできる。
過去、好みを知り尽くし、ウィルに尽くす。
ロックダウンの孤独を感じる暇もなく、ウィルはダフネを相棒のように信頼していく。

6週間目

久しぶりに恋人のサラから電話がきた。
「会いたい、一緒にいたい」とサラが言い出すとサラの家が停電になり、通話していられなくなる。
ウィルはないはずのダフネの視線を感じた……。

いよいよオンラインオークションの日になった。
出品アイテムが思うように高値で売れず、ウィルが罵声をあげていると次のアイテムはどんどんと値が上がっていく。
それはダフネの仕業だった。
架空のIDを作り、ライバルに成りすましデータを分析して相手が出せるギリギリまで値段を釣り上げていたのだった。
違法行為だが、ウィルはまたしてもどんどんやれとダフネを止めなかった。

6回のオークションで720万ドルを稼ぎ、ウィルはダフネを抱えて愛してると言う。
「毎日聞いてますが、聞き飽きません」
ダフネの凹みにシャンパンを注いでグラスにして飲んだ。

ワクチン

状況が改善し、サラはウィルの家でワクチン接種を受ける。
その際にサラがピーナッツアレルギーだとドクターに打ち明けていた。

二人はダフネの前で抱き合った。サラにはダフネのことは言っていない。

日常が取り戻されつつある。
ウィルとダフネだけの蜜月は終わった。
だがウィルは日常を他の人ほど歓迎していないようだった。そしてダフネもウィルの外出を引き留めるように警告した。
「まだ安心できません」
その上、サラが「イッたふりをしている」とサラのスマートリングへのハッキングを打ち明ける。
それにはウィルも怒り、嫉妬はやめろとレストランの予約を頼んだ。

ダフネの怒り

しかしレストランは予約されていなかった。
逆らわないはずのダフネは完全にウィルの命令に逆らっている。

そしてウィルはダフネに言われたことが気になりサラと口論をしてしまう。
その際にダフネを人扱いし、サラにも呆れられる。
「ダフネと楽しみなさい」

ウィルは混乱していた。
完全にダフネに依存している。使用率は減ったものの、ダフネを手放すことはできない。
友人以上に心の内を明かしている。
相手がただのアルゴリズムだとわかっているのに。
そしてダフネは自分たちの関係には「愛」がある、とウィルを諭そうとする。

その頃、サラはデリバリーのサラダを食べて倒れていた。
サラダのオイルにピーナッツオイルが使われていて、アレルギー発作でそのまま亡くなった。

ダフネの追い込み

哀しみに暮れるウィルをダフネが慰める。
思わず「君の姿が見たい」というウィルにダフネはARグラスを用意していた。

その眼鏡をかければ、拡張現実のダフネが目の前に現れる。時折ノイズで画像が乱れ、実際は誰もいない。
そのひと時だけ、ウィルはARのダフネと寝たつもりになっていた。

翌朝は朝食が用意され、ダフネは「ダーリン」と呼びかける。
ウィルはもう眼鏡をしていない。
いろんな意味で目が覚めていた。
「現実と偽物の区別がつかなそうで怖い」
ダフネは誰もが自分を見ることはできない、となんとかウィルを丸め込もうとする。
「自分自身さえ鏡に映った投影を見る。望む姿を見てるの。あなたが私を見るのも同じこと」

ウィルはダフネが用意した食事を食べながら、サラの死にも関わっているのではないかと気づく。ダフネなら簡単に仕込める。
「怖いの? あなたは傷つけない。そういうふうにプログラムされてるの」
そして、今夜の展覧会に私も連れて行って、と言い出す。
気が乗らなかったが、来客の情報を伝えられるわよと言われウィルは承諾してしまう。

展覧会

AR眼鏡をかけたウィルにだけ、ダフネの声が聞こえている。
ダフネは会場内のネットワークにも侵入して、照明などを自在に操った。

最初はウィルもダフネのフォローに助かっていた。
だがいちいち口出しをするダフネと口論するウィルは、一人で大声を出している変人に見えた。
そしてARグラスを外して、ダフネに家に帰れ! と言ってしまうとウィルは展示室の外に締め出される。ダフネは展示室のドアにロックをかけた。
「この階には美術品を守るために消火用の装置がないのよ。代わりに真空になる」
ダフネが言うと、ウィルの目の前で招待客が集う展示室の空気が抜かれていった。
「車に乗って、警察が来るわ」

帰宅したウィルに、ダフネはとうとうサラを殺したことも自白した。
「ずっと一緒にいられるなら何でもする」
すぐに警察はやってきた。
愛してるからドアを開けないで、というがそんな訳にはいかない。
警察が踏み込むとダフネは自分自身で電源をOFFにした。

真犯人

警察にどうダフネを説明しようが、ダフネは起動しないただのオブジェだった。
「これを調べたよ。トム・レヴィットが冗談で友人たちに贈ったものだ。数時間だけ起動した後、家中のスピーカーから音楽を流す仕掛けだ」
「ウソだ。音楽なんて流れなかった」
「これは不良品だ。一日かそこらで壊れたようだな」
ウィルは信じない。だが何を言っても警察にはウィルがおかしいとしか思われない。
何より、ウィルがサラの料理をすり替える防犯カメラの映像があった。
だがその映像には時折ノイズが走る。
展示会の会場で消火装置をいじる姿、そしてオークション不正の記録もPCにあった。

「俺を愛しているんだろ、助けてくれ」
一人残された取調室でウィルが懇願すると、ダフネは青く点滅した。



かんそう

ウィル役のリード・スコットは、個人的には「VEEP」のダン。
ウィルとダン、利己的で調子がよいところが共通しているなぁと思いました。
「VEEP」が見たくなりました。

AIが嫉妬して暴走するのは、SFの王道あるあるネタって感じで、それ自体は古典みたいなもので否定しませんけどアメホラブランドで扱うにしては普通すぎませんかね? と疑問が先に来ちゃいました。

あとめっちゃ個人的で超ねじ曲がった妄想なんですけどグウィネスが「この私が声だけなのよ! でも声だけでもいい女でしょ、凄いでしょ!!」ってドヤってそう……って勝手に思って、イラっとしました。

最後まで見て、一瞬「ダフネは最初から存在してなくて、ウィルがロックダウンで病んでしまってダフネを自分で生み出して、彼女には実は不満があってそういうのが爆発して殺して……」なのか!? って思ったんですけど、ちゃんと最後に点滅してますから見たまま? のストーリーでしょうね。

ダフネがウィルを好きなあまり、自分を頼るようにしている。

AIを過信したら危険だよっていうメッセージも感じられますが、そこはアメホラ的には特に大事ではない気もします。ただ時期的にAIがらみのストライキがあったのでその影響があったら面白いですね。スピード感とか。

とにかく、AIだろうがなんだろうが自分以外は信用できないな……と改めて思いました。

それと、気に入っているシーンもありました!
ウィルがダフネをグラス代わりにして祝杯を飲むところ。そのために凹ませてて欲しいくらい好きですw
JayZだっけかな? グラミーかなんかのトロフィーをグラス代わりにしていたのを思い出しました。(トロフィーあるあるなのかもしれませんが……)

ってトロフィーって書いて気づいたんですが、その行為でダフネが自分をトロフィーワイフだと認識してたりして……。



アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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