あらすじ
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2019年5月17日(金)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
(アメリカ放送 2018年9月~)
・【登場人物】
女弁護士レイプ事件
警察の慈善イベントパーティーに出席した、弁護士のニッキ・ステインズが帰り道でレイプ被害にあっていた。
ステインズは、日頃からSVUと対立関係にあり、人権侵害で市警に対して訴訟も起こしていた。
酒を注文した後から記憶がなかった。
盗まれたのは携帯だけだったが、仕事の重要な情報が入っていたと本人にとっては大被害だった。
しかし、監視カメラや検査から薬を盛ったという証拠は見つけられなかった。
付着していた毛髪から先月出所した元依頼人のDNAが一致したので、依頼人を調べているとステインズがキレてSVUに乗り込んで来た。
自分達と同じ警察関係の仲間を庇っている、と。
「犯人は情報(携帯)を奪う為にここまでした。私を恨む警察関係者は多い」
確かに警察関係者なら、監視カメラを避けられるかもしれない、とパーティーの出席者のリストをドッズにもらいに行った。
だがドッズは情報開示の許可に即答でノーと言った。
「そんな記録が残れば敵を喜ばせるだけ。
我々は仲間でステインズは敵だ」
その上許可の代わりに、ミラーに協力を頼むよう指示を出した。
ロブ・ミラー
ロブ・ミラーは、ステインズが警察に起こした人権訴訟の弁護団の1人で、裏社会に通じるやり手だった。
オリビア達もパーティーでドッズから紹介を受けていた。
オリビアがミラーのオフィスを訪ねると、ミラーは当日現場近くにいた性犯罪者のリストを用意していた。
携帯の位置情報を集計している民間企業に作らせたものだった。
「警察がやれば人権侵害だが私は警察じゃない」
リストと一緒にステインズの情報もオリビアに渡した。
「深入りする前に彼女をよく知るべきだ。
4度の法廷侮辱罪、偽証教祖で罰すると判事に脅された事もある。
個人的に彼女の事は好きだが、話をうのみにしないほうがいい」
「それでも……、事件として捜査する」
ミラーはオリビアを気に入ったのか、パーティーの時から続いて酒に誘った。
違和感
ロリンズは、ミラーの協力内容を聞いてステインズを調べた事に違和感を持った。
「対抗する弁護士を調べるなんて変よね。普通は原告を探る」
ロリンズが不審に思うには別の理由もあった。
パーティーの時、ロリンズにローガンビルなまりがある、と出身地を当てていたがそんななまりはなかった。
気になったロリンズは、ミラーが転職をしようとした部下を解雇し、業界から追い出したという事実もつかんだ。
何でも自分の思い通りにしている。
ステインズ自身にも確認をしたが、ミラーとは特に揉めている意識はなかった。
だが、ミラーがまとめたステインズの調査資料を見せると、ある事に気づいた。
記録には残っていないはずの、レナード判事に脅された裁判の事が記載されていた。
「あの件と無関係なミラーが何故知ってるの?」
ロリンズはレナード判事にも突撃したが、レナード判事はよほどミラーを恐れているのか、何も認めずロリンズに手を引くように言うだけだった。
「火だるまになるぞ」
だがカリシの調べで、レナード判事とミラーが繋がっているという情報はすぐにみつかった。
黒幕
ロリンズは確証を得て、ミラーが黒幕だとオリビアに報告した。
オリビアはちょうどミラーの誘いを受けて、会う準備をしている所だったがロリンズの話に驚きはしなかった。
オリビアは、資料をもらった時から疑っていたのだった。
「だから誘いを受けたの」
ミラーと会ったオリビアはバーに仕込みを入れ、ミラーのグラスをDNA鑑定に回した。
だがミラーは勘がするどく、その事に気づいた。
「あの持ち方は鑑識の人間だろう」
「ご明察。
ニッキ・ステインズの件で言い忘れた事があるでしょ。
レイプ検査のDNAがあなたと一致するかもしれないってこと」
「一致するさ」
ミラーはあっさり認めたが、それは合意の上だという。
「携帯は知らん。薬は他のやつの仕業だろう。すでに酔っていた」
リムジンから降ろしたのは彼女が歩きたいと言ったから。
オリビアが来た時にオフィスで言わなかったのは、対抗相手と寝た事を彼女が恥じると思ったから。
うまい言い訳だったがオリビアは信じる訳なく、検事に連絡して逮捕状を請求する、と言った。
「何の容疑もない、ただ酔って楽しんだだけ」
それでもミラーは余裕だった。
脅し
その後、ロリンズがステインズに会いに行くと急に態度を変えていた。
「もう忘れる。私の勘違いだった。酔って判断を誤っただけ」
ステインズは、娘の親権争いで負けると脅されて、ミラーの言う通りにしていたのだった。
さらに、オリビアにも警告のような脅しがすぐに仕込まれた。
ミラーと別れた後、ノアを迎えに行った帰り道で警察に車を止められ、言いがかりで逮捕されていたのだった。
ノアの目の前で。
ドッズ
翌日オリビアはドッズに、黒幕はミラーだと訴えた。
これまでの経緯を説明すると、ドッズは「決めつけるな」とすぐに信じなかった。
「まさか弱味を握られてる?」
「私は違う」
オリビアはドッズへの疑問を剣幕になって投げつけた。
「何故、ミラーへの協力を求めるよう指示したのか?
彼に情報を漏らしたのでは!?」
ドッズは黙って考えた後、答えた。
「大物を狙って仕留め損ねたらこっちの首が飛ぶぞ」
「確実に仕留めましょう!!」
その後ドッズはミラーと人気のない場所で会っていた。
「ステインズの件で少し困った展開に」
それでも根回しに自信があるのか、ミラーが余裕を見せているとドッズは教えた。
「もうレナード判事との繋がりはバレている。携帯を捨てて警官に拾わせろ。
それで彼女は手を引くだろう」
ミラーは携帯目当てだったことは認めなかったが、リムジンに落ちていたと所持している事は認めた。
「ステインズの気が変わって証言すると言い出したら?」
何をする気だ、とドッズが追求するとミラーは気づいた。
「盗聴器か?
私は君たちの弁護士だ、あのメモを漏らすぞ」
そのタイミングで隠れていたオリビアが姿を見せた。
「逮捕する」
ミラーは顧客との会話で秘匿特権があると主張したが、ドッズはすでに特権を放棄していた。
盗聴した会話から、携帯を取られても気づかないステインズが合意できた訳がないともはっきり分かった。
オオカミ
手錠をされたミラーは悪あがきをした。
「いいか、人間はオオカミ型かヒツジ型に分かれる。
私の父はヒツジだった。毎週父の店はオオカミ連中に荒らされた。
盗む物がなくなると奴らは妹を襲ったが、父は何もしなかった。
それを教訓に私はオオカミになった。
すぐに放免される」
オリビアは首を横に振った。
「どうかしら? 逮捕を知れば皆あなたを裏切る。
手負いのオオカミを助ける者はいない」
メモ
ドッズは、オリビアに君が正しかったと謝罪した。
「過ぎた事です。
ミラーが言ってたメモって?」
ドッズは誤魔化そうとしたが、オリビアには通じずコピーを渡す事になった。
フィンから渡されたそれはオリビアに関するメモだった。
フィンが黙っていたのは、ノアの誘拐の直後だったから。
「私職を失う?」
「しばらくは心配ない。俺はいつだって君の味方だ」
ステインズ
ミラーは保釈なしで拘留され、連邦裁判所で裁かれる事になった。
もう判事は操れない。
オリビアのオフィスを訪ねたステインズは泣き崩れた。
それはPTSDが残る自分の事ではなく、今までの自分の仕事のやり方についてだった。
「今までに自分が担当した裁判と、そこで尋問した被害者達を思い出すの。
私は彼らを責めて心を傷つけてきた。
今は彼らの気持ちが良く分かる。もう今までのような尋問は出来ない」
仕事を続けられるか不安だというステインズをオリビアは励ました。
「続けるべきよ。だってあなたはとびきり有能なんだから」
それでもどうすればいいか分からない、と泣くステインズをオリビアは抱きしめた。
「大丈夫。心配ない」
かんそう
SVU的なレイプ事件とみせかけて、その裏には被害者が起こした警察訴訟が絡んでいたという、目くらまし? でした。
しかも犯人のミラーは自分から目を逸らすように性犯罪者リストとか渡してるしね。
最初からSVUを調べた上で利用するつもりだった……にしては、甘い!
オリビア達がそう簡単に騙される訳がないでしょ。
ドラマ的にそうするしかないんだろうけど、やり手のミラーのはずがダサいスタートになっていましたw
ドッズがどっち側かなのかは、まんまとドキドキしました。
オリビアとの会話の後、ミラーと密会したのを見てウソ! とビックリしつつ半信半疑で……。
やっぱり作戦だったと分かった時にはホっとしました。
でも、良く分からないのが「メモ」の内容です。
メモ(のコピー)をオリビアに渡したのがフィンでしたが、オリビアが現場に居た事が
問題になっていたのかな?
ノアの誘拐の直後だったから、とフィンが言っているので↑ノアの誘拐の回を見直してみましたが、メモの存在については分かりませんでした。
(その時の重要性が分からず、私が書いてないだけかもしれません)
どっちにしても、過去も今もフィンが頼もしくて、フィンに「大丈夫」って言われたら本当に心強い!
ステインズさんは、荒療治じゃないけど被害者になった事でこれまでの自分の行いを顧みる事が出来て、人生においては良かったと思える部分もあったような。
同時に日頃の行い次第では未然に防げた事件とも言えて、やっぱりいろいろ考えさせられました。
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