NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン16  11話「化学兵器/Toil and Trouble」

2019/04/05

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン16 クライム ジェーン洞

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あらすじ

NCIS 16x11 Sneak Peek 1 "Toil and Trouble"


2019年1月24日(木)~FOXジャパンでシーズン16 日本最速放送(全24話)
★2019年1月5日第1話先行放送済み

(アメリカ放送2018年9月25日~)


登場人物はこちら

前回:シーズン16 10話「舞い降りた天使/What Child Is This?」へ

21人目の遺体

ギブスとマクギーの代わりで「捜査活動と世論」のセミナーに嫌々参加させられていたビショップとトーレスは、会場のホテルの宴会場にずらりと並んでいた遺体を発見する。

すぐにギブスとマクギーも駆け付けたが、ホテル側は医学関連の学会用に用意した、合法な20体の献体だと説明した。
だが、遺体は21体あった。

リストを確認し、ないはずの1体を見つけた。

検死

検死によると、遺体は20代後半で昨夜死んだ事が分かった。
死因は、塩素ガスによる肺の崩壊だった。
国際条約で禁止されたガスのはずだが……。

ケイシーのプレゼンで、時間と予算の都合でまだ廃棄が完了していないと分かる。
アメリカの完了は、2023年予定。
しかも化学兵器は今も使われている。
テロの可能性もあり、NCISに緊張が走る。

マクギーの小包

マクギーに一流のIT企業スプレンディフィダから小包が届く。

中身は、ドローン、VRゴーグル、カメラとナイフが隠れているスパイ道具のような腕時計だった。
トーレスは腕時計を一目で気に入りすぐに腕にした。

マクギーは、恐らく犬型ロボットの欠陥を指摘したお礼ではないか、と周囲に説明していた。

身元判明

死体の指紋の照合から身元が判明した。

キーナン・グラント。
姉を呼び出して話を聞くと、キーナンは廃棄物処理のトライン社で働いていた事が分かった。
ただの運転手だったと言うが、トーレスとマクギーがトライン社に向かった。

主任技術者のハートグレイヴが2人を出迎えた。
ハートグレイヴは施設の処理法などを説明した。

キーナンとの面識はないと言いながら、ロッカーにも案内した。
2日前の出勤状況を確認すると、目の前で勤怠記録にアクセスして調べてくれた。

それによると、フリーモント・インからの集荷をしていた事が分かった。
それは死体の発見現場だった。
集荷の内容はホテルのゴミだとハートグレイヴは言った。

話しているとCEOのグリーンがやってきた。
防犯カメラで監視していた事は分かっていた。
ガスについては、廃棄済みで手元にはない、と話しそれ以上は安全保障上の理由で話せないと口をつぐんだ。
「国防総省に確認を」

国防総省

国防総省にはギブスが向かった。
だが、あからさまNCISを歓迎しなかった。

ギブスはクロフォード国防長官に門前払いを食らった。
「国の判断で記録は非公開になった。
君の要請と化学兵器の捜査が不安をあおってる」
ギブス達がテロと言うのが気に入らないようだった。
「不用意な発言は困る」

捜査への協力は一切する気がないようだった。
「別の方法で証明しろ。交渉の余地はない。
NCISが兵器の紛失を具体的に説明できないなら、捜査を中止しろ。これは命令だ」

ハートグレイヴ

ハートグレイヴをNCISの取り調べ室に呼んだ。
処分されていない塩素ガスについて知っている事があるのではないか、と追及したがハートグレイヴはすぐに口を割らなかった。

だが、しばらくすると吐血をした。
ハートグレイヴもガスを吸っていたのだった。
「口を割る前に死ぬだろうね」

これで塩素ガスがまだどこかに存在する、という推測の裏付けは出来た。
恐らく在り処も知っているのだろう。

ハッキング

ハートグレイヴの口が堅い事から、トライン社の記録にアクセスする事にした。
実はトーレスが腕時計のカメラでトライン社訪問を撮影していたのだった。
ハートグレイヴがデータベースにアクセスした時も。

そこからパスワードを推測できる。
キーナンの記録については令状を取得済。
ギブスの許可をもらい、グレーな行為ではあるがトライン社の防犯カメラの映像にアクセスした。
だが当然大企業なのですぐに探知されてしまった。

オフラインのPCで盗んだデータを確認すると、事件当時の映像を見る事が出来た。
するとキーナンの運転するトラックにハートグレイヴが乗り込むのが映っていた。
面識はないと、ウソをついていたのだった。

マクギーとトーレス

その頃、NCISからのハッキングを知ったトライン社からの連絡で、クロフォード国防長官がNCISにやってきた。

2人はバッジと銃を取り上げられ、刑務所送りにすると突きつけられていた。
ヴァンス局長は、それにはちゃんとした理由がある、と2人に説明させた。

これまでに分かっている事、ハートグレイヴが塩素ガスについて何か知っていると説明をしたが、クロフォード国防長官はその事実よりも違法行為を重く見ているようだった。

それも事件を解決する為にやむを得なく、となんとか状況を理解してもらうよう説得した。

真実

防犯カメラの映像から誤魔化せないと観念したのか、ハートグレイヴが口を割り始めた。
「僕は、キーナンを救おうとした。
安全に塩素を降ろそうと思ったが、ホテルに着いたらキーナンが荷物を開けてた。
栓を閉めた時にはすでに死んでたよ」
それで標本に紛れ込ませていたのだった。

「倉庫にボンベがあった。記録になかったので盗んだ、とは言えない。
世界の過ちを平和的に正す為に役目を果たしたかった」
ハートグレイヴは、政府にガス攻撃されている市民たちの為に必要な武器だと主張した。
「志が同じだから、自由の闘志たちに届ける」
シリアに届けばガスは安泰、と悪用するわけではないと余裕だった。

だがスローンは自由の闘志にもテロリストが紛れ込んでいる、と脅した。
「情報や武器を盗むために」
「責任を持てるか?」
ギブスが追い打ちをかける。
それでももう終わった事、と動じなかった。

信念があるから説得は無理だろうが、何か方法があるはずとスローンは考えた。

時間稼ぎ

スローンは作戦を思い付いたようで、マクギーとトーレスにクロフォード国防長官の足止めを頼んだ。
ガスの紛失が決定した事から、NCISから国土安全保障省とFBIに託すと言い出した時だった。
それにはヴァンス局長も抵抗をした。ここまで捜査したのに素直に途中で引き渡す事など出来ない。

2人の背後で、マクギーとトーレスは顔を見合わせていた。
多分同じ考えだろう、とすぐに行動に移した。

マクギーはテーブルの下のスイッチを押してSCIFモードで通信制御をした。
トーレスは銃を持って長官の前に立った。

長官はもちろん、マクギーもトーレスの行動に驚いた。
「何してるんだ?」
「同じ考えじゃ?」

2人は不本意ながらクロフォード長官を人質にとった形になってしまった。
携帯は通じなくなり、銃を持って武装している。

マクギーは、ハートグレイヴがガスの場所を吐くまでの時間が欲しいだけです、と説明した。

だが取調室のカメラには、まだ応急処置を拒み何も話そうとしない様子が映っていた。

テロ発生

ハートグレイヴは最期を覚悟すると、母親との連絡を要求し始めていた。
その時、周囲がなにやら騒ぎになっている事に気づいた。

取調室のモニターにニュースを流した。
ガスを使ったテロが発生し、大騒ぎになっていたのだった。

「あなたのガスが使われた」
スマホで撮影された逃げ惑う人々の様子も放送された。

ハートグレイヴは、使われると思っていなかったのでショックを受けた。
「こんなはずじゃ……」
「それなら誰のせいだ?」

ハートグレイヴは税関の職員にガスを渡したと自白した。
「中身は言ってないが勝手に開けたのかも」
ギブスは住所を聞くとすぐに駆け付けた。

解除

一連の流れをカメラ越しに見ていたヴァンス局長は、SCIFモードを解除した。

ニュースは、NCIS内部だけで流れる偽の番組だった。
セミナーに参加していたジャーナリストのガイ・ロスに、訓練用だと言って協力してもらっていたのだった。
逃げ惑う人々もセミナーの捜査官達だった。名目は捜査活動と世論の演習として。

結末

無事ガスは見つかったものの、クロフォード国防長官はNCISのやり方が気に入らなかった。
戻ってきたギブスのバッジも取り上げようとすると、ギブスは素直に投げ出した。
「これもどうぞ」
資料も投げ出した。

そこにはトライン社の不正の証拠があった。
塩素を破棄したと嘘の申告をして、費用を浮かせていたのだった。
これを発表すれば、株価は大暴落する。
「政府をだました罰だ」
長官は何も関係ないように振る舞ったが、長官が大株主であることを突き止めていた。
「だから介入したと?」
CEOとも親しげな写真が発見されていた。

長官はあくまでも知らなかったと弁解した。
それ自体は嘘ではないようだった。
体裁の悪さを認め、早まったと言った。
ヴァンスとの私的な交流がほとんどなかったから、最悪を想定したと比を認めた。
「このチームに教わったよ」
会見では、堂々と自身の責任を認め、NCISの功績をたたえる、と約束して出て行った。
「次回はお互い慎重に行こう」

バッジは戻ってきた。

ニュースではトライン社のCEOが逮捕された、と報道されていた。

ビショップのデート

ビショップはボイドという男性とメールでやりとりをして、5回目のデートの約束をしていた。

事件発生となり、ビショップがトーレスに携帯を一瞬渡して見せた時、トーレスはそのメールに勝手に返信をしていた。
「ごめん、仕事が入った」
どうせ断るんだから、と親切心のつもりのようだった。

勝手にデートがキャンセルされた事を知ったビショップはトーレスを責めた。

「大きなことも小さなことも信頼し合わないと」
「返信したのは間違いだった」
「なぜやったの?」
トーレスは何も言わなかった。

マクギー

マクギーはケイシーにも、スプレンディフィダからもらったものをお裾分けしようと声をかけた。
ところがケイシーはすでに欲しいものをもらおうと、スプレンディフィダにモニタするからと連絡をしていた。
「製品を無料で送ることはないそうよ。送るのは採用候補者だけだって」

実はマクギーはスカウトされていたのだった。
ケイシーは自分の事のように興奮した。
「すごいわ! 一流のIT企業で数百万ドル稼ぐのね!」
マクギーは否定はしなかったが、内緒にしてと頼んだ。
「誰にも言わないわ。でもみんな鼻が利く」

ウエストリー・クラーク

クロフォード国防長官はCIAのクラークを呼び出していた。
「レオン・ヴァンスを追跡中だろう」
「心当たりがない」
「情報を寄こせ」
「仕事で? 私用ですか?」

クロフォード国防長官はすぐには答えなかった。


つづく

かんそう

マクギーとトーレスが刑務所行きになる、という所から現在と過去を交互に行き来するという凝った見せ方をした回でしたが、個人的にはNCISにはあんまりこういうトリッキーなのは求めていません。

そういうテクニカルさより、人情劇が魅力だと思っているので。

という事で今シーズンやっぱりビショップ&トーレスの関係は1本の流れになっていますね。
仲が良いけどどうなんだろう? から今回はビショップにはデートをする相手がいる、とはっきり分かった所で、それをトーレスが気に入らないと思っているという所まで来ました。
という事は、今のままではトーレスの片思い!?
でもちょっと前はトーレスがデートの約束してたけどね。
まあ、こんな感じで視聴者を揺さぶるのが目的なんでしょうけど。

そして突然のマクギーの引き抜き!?
マクギーが居なくなるとか、いよいよもうNCISじゃなくなっちゃうよ!!
って事でこれも揺さぶりの1つでしょうね。
いなくなるわけない!

今回はトーレスとマクギーがメインという感じで、ギブスの大活躍はありませんでしたけど、長官にも食って掛かる感じとか、バッジをぽいっと簡単に投げつける(勝ち目が分かってるから)所とか、格好良かったので満足です。

ヴァンス局長の周辺の怪しさに、長官も加わるようですが……。
まだまだ良く分かりませんがその分ドキドキします。



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

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