【最終回】BELOW THE SURFACE 深層の8日間/Gidseltagningen シーズン1 8話「8日目:偽りの英雄/Episode #1.8」ビロウ・ザ・サーフェス【シーズン・ファイナル】

2018/11/23

BELOW THE SURFACE 深層の8日間 BELOW THE SURFACE 深層の8日間 シーズン1 クライム サスペンス ジェーン洞 北欧

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あらすじ

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2018年10月4日(木)~ スーパー! ドラマTV 日本初放送
(デンマーク放送:2017年4月~) 全8話

登場人物


最後のインタビュー


約束通り、地下へ降りて行ったフィリップは、身体にプラスティック爆弾をつけられ人質と同じケージに入れられた。

何故こんな事をというフィリップの問いにマークは、「お前だよ」と答えていた。

脱出していた人質達は、残りの3人の解放を揃って本部で待っていた。


その後、マークは最後のインタビューだとフィリップをカメラの前に座らせた。

マークは、ジムはまだ生きていると言った。
まだ人質のままだったが。

実は、マークが集めた身代金は、ジムを救う為の身代金だったのだ。
「ジムは思ったより長く耐えてるが、限界だ」

フィリップは、2人が生きている事を知らなかったと訴えた。
事実、それまでは2人の救出の為にフィリップは懸命に動いていた。

それこそマークの知りたい話題だったが、まずナヤに連絡をすると言った。
「すべて明るみに出す時だろ?」
ナヤに連絡をし、「最高のスクープ。フィリップの物語だ」と生配信の約束をさせた。

だがそれを知った上層部は、マークとジムの真実が明るみに出る事を恐れて配信の許可を出さなかった。
現場の誰もがその判断には異論を唱えたが、ハンスには上からの命令だ、としか言えなかった。

ナヤは、すぐに荷物をまとめてこっそりと本部を抜け出した。

身代金


マークはルイーセに電話で、身代金の引き渡しの指示をした。

指定場所は森の中。
金の中に発信機を入れてバレたら、人質の命が危ない。
仕方なく、目視で尾行をすることにするが、引き渡し場所は森の奥で相手はバギーで登場した。

あっという間に金を取って走り去って行き、すぐに姿を見失ってしまう。

そのバギーは、そのまま滑走路へ向かい、身代金を別の男に渡した。
金はすぐに飛行機でどこかへ運ばれていった。

バギーの男がフルフェイスのメットを外すと、K7部隊隊長のサミーだった。
サミーは、マークの命令で協力させられていたのだった。
金の引き渡しが済んだ連絡を受けたマークは言った。
「これでチャラだ」
「マーク、ジムに言ってくれ。悪かったって」

真実


約束の12時になり、ナヤはカフェのWIFIを利用してノートパソコンで配信を始めた。
携帯は投げ捨てていたので、警察はナヤの居場所を見つけられず、配信を止める事は出来なかった。

フィリップは、マークの誘導で隠されていた真実をカメラの前で話し始めた。

マークとジムは、一緒に拘束されていた。

初めて会った時は、先に拘束されていた2人を見て驚いた。
何故なら隊長のサミーから死んだと聞かされていたから。

マークは、知っているのにフィリップがどうやって脱出したのかわざと尋ねた。
「砂漠の中の民兵が大勢いる建物からどうやって逃げた?」
そのおかげでフィリップは素晴らしいキャリアを築いている。
世間も知りたいだろう、と。
「お前も俺のように、一瞬の隙をついて脱出し、北極星を頼りに国境まで走ったのか?
お前はどうやって逃げた?」

するとフィリップは、自分自身を悩ませていた秘密をやっとカメラの前で告白した。
「俺は逃げてない。解放された」
フィリップは、身代金で解放されていたのだった。
フィリップの父親が貯金をはたいて作った金だった。

その時、マークとフィリップは抱き合って「必ずここから出す」と約束していた。
だが、それは実現していない。

マークは一番聞きたかった事をやっとフィリップに聞いた。
「出してくれるって約束したのに、なんでそうしなかった?」

フィリップはヴルフ国防軍事司令官から受けた命令を暴露した。

まずデンマーク兵の救出に身代金を払った事は、公表しないという事。
その為、フィリップは逃げた英雄として扱う。
そして人質も1人だけだった、マークとジムは世間的には存在しない事とされた。

フィリップはそんな話は誰も信用しない、と訴えていたがヴルフは自分が言えばみんな信用する、と強要していた。

兵士の為に身代金を払った事が公になれば、すべての兵士がターゲットになる。
ジムとマークについては、交渉は続けるが公にして身代金を吊り上げられても困るから、1人だったと言え。

そう言われて、従わざるを得なかった。

そして、最後に聞かされたのが、ドローン攻撃で2人が死んだという話だった。

マークとジムはその間も、ずっと人質のままでフィリップが英雄となったニュースを見せられていた。

これが人質となったフィリップとマークとジムの真実だった。

そこまで語り合うと、マークはカメラのスイッチを切った。

「すまないマーク。悪かった。許してくれ」
「ああ。
真実を公表してよかったろ?」
「もっと前にやるべきだった」

すると、マークの携帯が鳴った。
身代金が届いたようで、ジムを解放するという連絡だった。
「帰ってくる」
マークはフィリップに伝えた。

解放


真実を知る事、ジムの解放というすべての目的を達成したマークは、3人の人質をエレベーターに乗せて解放した。

だがその直前に、マークは携帯メールでジムが首を吊って死んでいたという連絡を受けていた。
実は、数時間前にジムは耐えきれず遺書を残して自殺していたのだった。
ほんの少しのすれ違いになってしまっていた。

そのメールを見る様子をヨアキムは見ていた。
だが、マークはフィリップには何も言わなかった。

フィリップの爆弾も外し、兵士として自首をするからフィリップに連行して欲しいと頼んだ。
フィリップにマークを疑う理由はなかった。


その頃、地上では人質達が再会に喜びあっていた。
ルイーセは、ヨアキムに地下の様子を尋ね、メールを受け取っていた事を知り、すぐにメールの内容を調べさせた。


マークは、入った時の格好で出たいと兵士の服装に着替え、フィリップを先に歩かせた。

マークはトンネルを歩きながら、ジムの面倒を見てくれるか? とジムが生きている体で話した。
フィリップはもちろん、と即答した。

すると、前方からダニエルと2人の隊員が銃を構えて近づいて来ているのに気づいた。

ルイーセがハッキングでマークが受け取ったと思われる、ジムの首吊り画像を発見し、フィリップが危険だとすぐに突入していたのだった。

まだ何も知らないフィリップは、マークが完全に降伏していると信じて銃を下げさせた。
だが、ダニエル達は引かなかった。

まさか知られているとは気づいていないマークは、フィリップにルイーセに電話して撤退させるよう携帯を渡した。
フィリップは、ルイーセが電話に出るとすぐにジムの自殺を知らされた。
「マークもさっき知ったわ」

驚いたフィリップが振り返ると、マークはフィリップに銃を向けた。
「こんな風に出て行きたくない」

フィリップはダニエル達を怒鳴りつけ、対テロ特殊部隊の責任者である自分に従えと下がらせた。
「ダニエル、俺に任せろ。俺が解決する」

フィリップの気迫が通じたようで、ダニエル達は下がっていった。

そしてフィリップはマークと向き合った。
マークは銃を降ろした。

フィリップはまだ2人ともやり直せる、と説得した。
「俺には未来はない」
そういうマークにフィリップは、人質時代の思い出を持ち出した。
「まだ終わってないチェスのゲームがあるだろ?」
マークも覚えていた。
「とっくにお前の負けだろ。
お前はチェスがほんとに下手だ」
マークは笑った。
「じゃビールは? 飲みに行くだろ」
「エールかラガーか」
「ケシの実あり? なし?」
「ポークかビーフ、それともエビ?」
「そうだな、悩む」

それは、2人が人質になってから平凡な悩みが懐かしいと話していた会話の再現だった。
気が付くと2人は笑い合っている。

だがマークはそれじゃ、というとこめかみに銃を突きつけた。
一瞬の出来事だった。

その銃声に、地上のルイーセはフィリップが撃たれたのかと取り乱した。

だがすぐにフィリップは無事で死んだのはマークだと伝えられた。

フィリップはマークの遺体をしばらく抱いていた。

解決


事件発生から8日目、地下鉄でのテロ事件はやっと終焉を迎えた。

人質達は家族と再会をしていた。
マリエは、入院しているシーラスを見舞い、デートの約束をしていた。

地上に出たフィリップに声を掛けたのはルイーセだけで、誰もすぐには声を掛けられなかった。

パレ・ヴルフ国防軍事司令官の解任のニュースが流れた。
フィリップの今後については不明で、特別委員会の調査が決定したとキャスターが言っている。

ナヤはTV局に戻って居た。
キャスターへの復帰を求められたが、ナヤは断った。
「現場に戻りたい」
「おかえりなさい」
今度は受け入れられた。

テロ対策本部は正式に解散となった。
立ち去るフィリップにルイーセは声を掛けた。
「あなたはよくやったわ。ありがとう」
「君にウソを」
「私を信じて欲しかった」
「君が正しかったな。すまない」
「いいの」
ルイーセは本部に戻っていった。


フィリップは自宅の父親を訪ねた。
庭を見る父親の隣に座り、2歳の時に腕を骨折した話を聞いた。
フィリップは、病院に連れて行っても全く泣かなかった。
「脱臼だと間違えられ、痛いはずなのにお前は我慢してた。自分に与えられた運命だというように」
ただ父親の手を握って。
父親はその手を離したくないから、夜も隣で寝た。
「お前も離さなかった」

フィリップは父親の手を握った。
「父さん」
「もう何も心配ない」


シーズン2につづく


かんそう


やっとテロ事件が終わったと共に、フィリップの隠していた秘密等すべての真相が明らかになりました。

ちょっとルイーセが優秀過ぎるな~というのが気になりましたが、毎回緊張感があって面白かったです。

今回は特に、ジムの自殺の画像を発見するのにヨアキムが、マークがメールを受信して様子が変だったよ、とルイーセに教えるのですが、そこの流れはかなり強引に感じました。

なんで3人残っていたのに、わざわざヨアキムピンポイントで話を聞くんだろうって。
まあ、時間節約って事で仕方ないんでしょうけど……。

最後のルイーセとフィリップのやりとりも、1話目でルイーセがフィリップに隠し事があるでしょ、と問い詰めた結果別れていましたけど、あの時本当の事を言ってくれてたら……みたいな、まるでルイーセが知ってたらテロ事件をもっと早く解決できた! とでも言っているのかのようだし。
君が正しいってフィリップが言うのもよく分かんなかった。

フィリップとルイーセの2人だけの会話は、そもそもよく分かんなかったな~と改めて思いました。

そして結局、復縁するのかと思いきやそうでもない感じ?

あとそもそもの事件が、ジムを助けたい+見捨てたフィリップへの恨みが発端となっていましたが、その割にフィリップへのダメージが少ない感じがしました。

それはマークがそもそもいい奴でフィリップを心のどこかでは疑い切れずにいた、のかもしれませんけどだったらそういう描写が欲しかったな~。

別に感情的には間違ってないんだけど、重大な事件を起こしたというのにあっさりしすぎてちょっと拍子抜け、もありました。

そもそもマークは、ジムの死をフィリップに伏せて地上に出ようとしましたけど、あのまま出る事ができたらどうしようと思っていたのか?

それが謎でした。
ジムの死の恨みをフィリップにぶつけて、地上でフィリップを殺すつもりだったのか?
でもそれなら、場所が変わったというだけで地下で2人だけで残された時に殺すことが出来た。
だけどマークはそうせず、自殺を選んでますからね。

最初は殺すつもりだけど、対峙した事でフィリップとの友情を思い出してフィリップを許した、って事なのかな。

だとすると、やっぱり最初はフィリップを殺すつもりだったって事なのかな?

今となっては永遠の謎ですけど、マークにはちょっといい奴でいて欲しいっていう欲目を持っているので、フィリップを殺すつもりがあったなんて思いたくないんですよね~。

ちなみにマークはどこかで見覚えが~と思ったら、ブリッジ2のエコテロリストの1人でした。


フィリップの隠していた真実は、勘のいい人なら気づいていそうですね。
実は脱走していなかった。

でも、マークとジムの扱いについてはなかなか気づくという類ではなく、さすが北欧といった捻りを感じました。

何より、本当の悪人(パレ・ヴルフ)がちゃんと存在していて、罰せられたというスッキリ感がありましたし。

フィリップがもっと前に言うべきだった、と言ってましたけどフィリップはマークとジムが死んだと思っていたのだから、どうしようもなかったと思います。

そもそも疑う理由もなく、父親との関係や、仕事上のしがらみで上からの命令に従っていた。

それを急に大暴れして暴露したら、その方が頭がおかしいと思われそう。

ただ結果的にそういう心情になるというのは理解できますし、いう事で少しでも気持ちを軽くしたかったんだろうな、と解釈しました。


マークが自殺して終わってしまったのは、救いがないようにも感じられますが、ジムというある意味マークの生きる支えを失い、大事件も起こしてしまったのでマークとしては他に道はなかったような気もしました。


流れ的にちょうど同じ北欧ドラマという事で、ブリッジのシーズン4の後だったので実はそれほど期待をしていませんでした。

事件も連続殺人という訳ではないので、どう驚かされるのかな? とまったく予想できなかったのですが、1話目からどっぷりはまりましたw

全8話というコンパクトさも、緊張感を継続するのにちょうど良かったです。

基本密室なので、何気に北欧初心者さん向けにも良いかもしれないな、と思いました。
登場人物もほぼ固定ですし。
でもちゃんと北欧の良さを味わえる。

シーズン2は2019年に放送予定となっています。

ここからどうストーリーが進んでいくのか、また新たな北欧の定番ドラマになって行く事を楽しみに日本放送、待ってます!


アテンションプリーズ!!

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