あらすじ
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)
・【登場人物】
高齢女性レイプ事件
エスカンソ・ガーデンズという老人向け施設で、高齢女性のマデリンがレイプされたと言い出した。
マデリンはアルツハイマーだったので、妄想の可能性もあったが施設が通報をした。
レイプ検査の結果は、何も出なかった。
それでも娘クリスティーンは母親が時折怯える様子に、レイプはあったとオリビア達を頼った。
マジパン・クッキー
その後、マデリンの会話からレイプが昔の事件である可能性を掴んだ。
マデリンは、マジパン・クッキーを見て記憶が刺激されたようで、その後もクッキーの話題が出ると興奮した。
そして「マックスを拒んだ」とも口走った。
マデリンは、5年前に売却していたがベーカリーを夫婦で営んでいた。
今もあるカフェ・ローマを訪ねて、当時の事を知る従業員に話しを聞いた。
すると、マックスウェルという大学教授の常連が居た事が分かった。
ある日突然来店しなくなっていたという。
マックス
マックスはマデリンを覚えていた。
マックスは感じのよい83歳の老人で、元大学教授だけあって話しも上手だった。
ロリンズでさえ、すぐに好感を持つ位だった。
マックスはマデリンを愛していたという。
だが出会った時、マデリンはすでに結婚をしていた。
片思いだったが、一度だけ結ばれていた。
それがマジパンを沢山作っていたイベントの日だった。
あくまでも同意の上で、レイプではなかったがマデリンは悔やんでいた。
そして「二度と会わない」と言われたので、店に行かなくなっていたのだった。
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
マデリンにマックスの面通しをさせた。
マデリンは老人ばかりね、と言った。
マックスが気になるようだったが、マデリンには誰も見覚えがなかった為釈放となった。
ところが帰り際に、両者はすれ違ってしまった。
マデリンを見つけたマックスは、すぐにマデリンだと分かって喜んで声をかけた。
だが、マデリンの方はアルツハイマーのせいで「知らない人」だと認識した。
2人目の被害者
マデリンのレイプは、アルツハイマーのせいの妄想か、もしくは過去の話しかと思っていた所へ、2人目の高齢レイプ被害者が現れた。
シルバーウォルドという別の施設だった。
被害者は80歳のパトリス・コネリー。
パトリスは記憶はしっかりしており、レイプの様子をはっきりと伝えた。
相手は、新しい職員のダンだった。
パトリスは18歳で結婚してから、夫一筋だったのにレイプを受けた事で相当なショックを受けていた。
容疑者
容疑者のダン・ハーマンを調べるとすでに死亡しており、IDは盗まれたものだった。
犯人は、短期間の臨時職員となりあちこちの施設を渡り歩いているようだった。
看護師、用務員、シェフなど職種も変えていた。
マデリンの施設では厨房スタッフだった。
50年前の記憶を呼び覚ましたのは、容疑者からしたマジパンの匂いだった可能性がある。
そしてマックスとの情事と混同してしまった。
防犯カメラの映像から、施設の従業員に聞き込みをした。
ほとんどの従業員は付き合いがなく、手がかりがなかったがやっと、トゥルーディ・モリスというブロードウェーの女優が浮上した。
その女優の曲をよく口笛で吹いていて、知り合いだと言っていたのだった。
トゥルーディ・モリス
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
トゥルーディ・モリスを訪ねて、容疑者の写真を見せると息子だと言った。
トゥルーディは息子の話しを聞きたいと言っているのに、今でもスター気取りで自分の話しばかりしていた。
するとそこへ息子ヘンリー・フィリップスが帰って来たのですぐに逮捕をした。
ヘンリー・フィリップス
ヘンリーは偽名を使ったのは、母親が女優だとバレると面倒だからだと言った。
父親の姓を名乗っていても、検索すれば分かる、と。
レイプについては、認めず弁護士を要求した。
パトリス
パトリスが急死してしまった。
死因は動脈血栓だったが、カリシは夫への愛からのショック死だとレイプ被害との関連性を訴えた。
パトリスからはヘンリーのDNAも出ていたが、ヘンリーはパトリスが死んでしまった以上同意したと主張するだろう。
オリビアは、マデリンにヘンリーの写真を見せた。
すると「クッキーよ!」と叫んで怯え出した。
やはりマデリンもヘンリーの被害者だったのだ。
証言能力
ストーンは判事を信じて、マデリンに証言をさせようとした。
しかしマデリンは、ストーンを亡き夫と思い込んで会話をしたり、書類を手に取りレストランのメニューとして読み上げるなどの奇行を見せてしまった。
結果、証人としては認められなかった上、棄却になってしまった。
スキャンダル
ストーンは、オリビアにマスコミを利用するようアドバイスをした。
すぐに「ブロードウェーの悪い種子」と元スターの息子レイプ事件のスキャンダルが一面に掲載された。
するとその記事を見て、他の被害者達も名乗り出てきたのだった。
ヘンリーを再び、第1級レイプ罪で逮捕した。
今度は証人がいるから逃れられないだろう。
すると母親はヘンリーを責めだした。
そこでヘンリーは積もった母親への執着を明らかにした。
スターだった母親は何度も離婚し、夫に捨てられていた。
でも自分だけは愛し続けている。付き人のように側に居続けて。
「少しくらい僕を愛して」
マデリン
オリビアがマデリンとクリスティーンに、逮捕を報告しに行くとそこにマックスが花を持って訪ねて来た。
マデリンが好きな白い菊の花束だった。
今度はマデリンは、マックスだと認識してお礼を言った。
フィン
フィンは21分署の巡査部長に昇進が決まった事を、ギリギリまでオリビア達に隠していた。
ドッズからの知らせでオリビア達が知ると、昇進を祝って送りだした。
だが、ヘンリーを逮捕した後フィンはしれっと自分のデスクに座っていた。
どんな手を使ったのかは言わなかったが、またSVUに戻ってきたのだった。
オリビアは、深く追求せずにフィンを受け入れいつものように仕事を頼んだ。
23話「過去の記憶/Remember Me」へつづく
かんそう
SVUがヘヴィで目をそむけたくなるような事件を扱っているのに、一度見てしまうとやみつきになってしまう理由には、実は勇気をもらえるからなんだろうな、と今回改めて気づきました。
アルツハイマーの高齢者が言い出した「レイプされた」という言葉を、オリビア達は一度も疑わず、真実があると信じて捜査を進めていました。
心強い他の何ものでもないです。
だからマデリンがアルツハイマーのせいで、棄却になってしまったとしても信じてくれる人がいて、やるだけやってくれたというだけで、もうストーリーは終わっているようにも感じました。
でも今回は、さらに被害者を見つけて犯人にしっかり罪を背をわせる事が出来てスッキリ。
更にさらに、マデリンが昔の恋愛を再びスタートさせようとするという、素敵な終わり方まで!
SVUにしてはw 珍しいハッピーエンドでした。
高齢者のレイプ被害というスキャンダルな事件だっただけに、最後に緩和要素があってバランスが良かったと思います。
本当にSVUが頼もしかった!
フィンは、急に異動になりそして急に戻ってくるというw
まあ、異動と聞いて嘘でしょ~って思って、すぐに戻るんだろうなとは思いましたが。
それにしても、1本の回の中で出て戻るとはびっくりしましたがw
フィンのドラマが何かあるかな~とは思っていましたが、またこの続きで何か起きるのかな?
・【登場人物】
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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