あらすじ
David Giesbrecht/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月12日（水）22:00～ FOX 日本初放送 （全24話）
（アメリカ放送 2017年9月27日～）
・【登場人物】
天才少女ピアニスト失踪事件
16歳のヘイリーが、NYのクラブで不気味なピエロのマスクを被った男と一緒に居たのを最後に、姿を消していた。
ペンシルベニアから、音楽教師ジェームズ・ターナーに引率されて初めてNYへ来ていた。
両親も駆けつけ、特に娘を溺愛する父親は興奮していた。
ヘイリーからの連絡
ジェームズの携帯に、ヘイリーから助けを求めるような動画が送られていたのが発覚した。
迷惑メールに入っていた為、気づくのに時間がかかった。
昨夜23時20分頃、ヘイリーはピエロのマスクの男が運転するバンに乗っていた。
男は動画の中でマスクを外していた。
ヘイリーは不安そうな表情で、手がかりとなるブルックリンの精肉店のロゴを撮影していた。
ブルックリンの精肉店
ブルックリンのBALZARINI BROTHERS BUTCHER SHOPへ向かった。
ピエロ・マスクの男の写真を見せると、従業員のヴィニーだという。
奥で豚の解体をして、血まみれになっているヴィニーを連行した。
一度は自宅に連れて行ったが、16歳である事は知っていたので何もしていないという。
そして朝、勝手に姿を消していたとも。
だが、自宅を調べるとバスルームにヘイリーの血が残されていた。
車からも血痕が出た。
ヘイリーのバッグと携帯が、近くのゴミ箱に捨てられていたのも発見した。
NY中の監視カメラを調べた所、大きな袋を持って午前2時にゴミ処理場へ行く姿が映っていた。
ところが、それはヘイリーの遺体ではなく期限切れの肉だという。
実は、店主に内緒で業者に売っていたというのだった。
ヴィニーにアリバイが出来た。
肉の購入者はホゼ、黒いバンで携帯はプリペイド。
まだホゼは見つかっていないので、ゴミ処理場を捜す事に。
ところが指令が行き届かず、ゴミ収拾箱が運び出されてしまっていた。
すでに焼却されたか、州外に運ばれているという。
残りのゴミは調べていたが、ヘイリーに関するゴミは運び出されてしまったかもしれない。
するとゴミ処理場にも両親がやってきて、父親が騒ぎ出した。
「俺も捜す。俺の娘だぞ！」
ヘイリーは３歳の時に音楽的才能を見出されていた。
教師の母親に、清掃作業員の父親。
どちらにも音楽の経験はなかったという。
4歳でピアノをマスターし、5歳で名人の域に。
父親にとってはそんな娘が何より誇りなのだろう。
オリビアはストーンに、遺体はないままだが第2級殺人容疑で有罪にするよう、頼んだ。
ピエロ・マスクの男の写真を見せると、従業員のヴィニーだという。
奥で豚の解体をして、血まみれになっているヴィニーを連行した。
一度は自宅に連れて行ったが、16歳である事は知っていたので何もしていないという。
そして朝、勝手に姿を消していたとも。
だが、自宅を調べるとバスルームにヘイリーの血が残されていた。
車からも血痕が出た。
ヘイリーのバッグと携帯が、近くのゴミ箱に捨てられていたのも発見した。
David Giesbrecht/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
それでもヴィニーは犯行を否定した。
ヴィニーは過去に、DVとストーカー行為、脅迫で元恋人への接近禁止命令が出ていた。
ヴィニー
ヴィニーが昨夜、2度プリペイド携帯に電話している事が分かった。
また、車で午前1時38分にマンハッタン橋からブルックリンへ移動していた。
NY中の監視カメラを調べた所、大きな袋を持って午前2時にゴミ処理場へ行く姿が映っていた。
ところが、それはヘイリーの遺体ではなく期限切れの肉だという。
実は、店主に内緒で業者に売っていたというのだった。
ヴィニーにアリバイが出来た。
肉の購入者はホゼ、黒いバンで携帯はプリペイド。
まだホゼは見つかっていないので、ゴミ処理場を捜す事に。
ところが指令が行き届かず、ゴミ収拾箱が運び出されてしまっていた。
すでに焼却されたか、州外に運ばれているという。
残りのゴミは調べていたが、ヘイリーに関するゴミは運び出されてしまったかもしれない。
するとゴミ処理場にも両親がやってきて、父親が騒ぎ出した。
「俺も捜す。俺の娘だぞ！」
ヘイリー
ヘイリーは３歳の時に音楽的才能を見出されていた。
教師の母親に、清掃作業員の父親。
どちらにも音楽の経験はなかったという。
4歳でピアノをマスターし、5歳で名人の域に。
父親にとってはそんな娘が何より誇りなのだろう。
オリビアはストーンに、遺体はないままだが第2級殺人容疑で有罪にするよう、頼んだ。
裁判
David Giesbrecht/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
裁判で、遺体が見つかっていない事が強調された。
するとジェームズが発見されるまで裁判の延期を提案してきた。
「無罪になれば永遠に放免だ」
それでもストーンは必ず有罪にする、と後戻りをする気がない事を伝えた。
ジェームズ
翌日は、ジェームズが証言台に立つ予定だったが、突然ホテルから姿を消していた。
妻によると証言を怖がっていたという。
自宅に戻ったかもしれないので、急いで車を飛ばした。
ところが自宅にも戻っていないという。
妻に連絡をさせるが留守電のままだった。
すると妻が「ヘイリーの話しばかりでうんざりしていた」と言い出した。
子供がいないせいか、生徒達を子供のように愛していたが、中でもヘイリーは特別だったという。
誘っても断る妻よりも、ヘイリーを誘ってコンサートなどに出かけていたと言う。
ヘイリーとは、一度だけ自宅で会ったという。
スタジオに籠って何かをしていた時に。
自宅スタジオ
自宅のスタジオを調べると、ヘイリーを称える歌の楽譜が出てきた。
そしてヘイリーの写真も。
それを見る限り、単なる生徒と教師の関係ではなさそうだった。
すぐに両親にジェームズとヘイリーの関係を確認した。
あくまでもただの音楽教師だという認識だった。
これまでジェームズと居て、気になるような言動にも気づいていないという。
ただヘイリーを心配しているようにしか見えなかった。
だが、NYへ来て知り合いに会っているのを見たという。
友人アラン・ヒューバート
ジェームズが昔、一緒にCMソングを作ったアラン・ヒューバートを訪ねた。
ジェームズとは決して仲が良い訳ではないという。
生徒を連れてNYへ来る前に連絡があった。
泣いて、妻と揉めたからロングアイランドの別荘を貸してくれと頼まれた。
他に友人がいないから可哀想で、鍵を貸したという。
それ以来連絡はない。
ロングアイランドの別荘
別荘に踏み込むと、2人はベッドの中に居た。
すぐに引き剥がすが、意外な事が分かった。
ジェームズが一方的に誘拐したのではなく、ヘイリーも共犯だったのだ。
「放っておいてよ。彼を愛してるの」
ヘイリーは、40歳のジェームズを愛していると言った。
計画はヘイリーが立てたものだった。
死んだと思わせて姿を隠し、ほとぼりが冷めたら２人でウィーンへ行く。
ジェームズは決してレイプではないと言った。
「2人の声のフーガさ。ソプラノとテノールの融合だよ」
2人はお互いを音楽的理解者と見なし、認め合い、愛し合っていると言った。
真相
両親とヘイリーが再会した。
両親はジェームズの仕業だと知り、怒りを覚えたが今度は特に母親が興奮した。
「殺してやる」
ジェームズの登場に、母親が詰め寄り押さえられた。
すると、ヘイリーが「愛してるの」と言う。
そこで母親はすべてを悟ったようだった。
「バカな男。
2人の声のフーガとか言ったんでしょ。
またワインで酔わせて操ったのね。
何人誘惑すれば気が済むの？！」
どうやらジェームズの常習手口だったようだ。
「今回は違う。本物の愛だ」
そして、母親とジェームズの関係も露呈されてしまった。
過去に2人は関係を持っていた。
17年前に一度だけ。
何も知らなかった父親はショックを受ける。
だが、もう1つ秘密はあった。
「気づいた？
そのとおり、あなたの子よ」
ヘイリーはジェームズの子だった。
今度は父親が暴れ出した。
「こいつと2人きりにしてくれ、5分でいい！」
ヘイリーは意外な事に傷ついていなかった。
むしろ、納得をしていた。
「彼が本当のパパなら納得がいくわ。
ずっと絆を感じてた。
音楽や芸術を愛するところも同じ。
私のパパが清掃員のわけがない。分かってたわ」
ジェームズには第2級レイプと略取、誘拐、近親相姦が認められた。
大分ショックを受けているようで、自殺警戒がされていた。
オリビアは、ジェネリック・セクシュアル・アトラクションをストーンに説明した。
離れて暮らしていた父親と娘が出会うと、あり得る事。
信用できるセラピストを紹介して、あとは祈るしかない。
オリビアは今回の件で、ストーンがシカゴに戻ってしまわないか心配した。
するとストーンは姉のパメラとの約束があるから戻らないと言った。
姉は統合失調症で施設に入っていた。
父親の代わりに、週一で見舞わねばならない。
かんそう
フィンの誕生日でした。
お孫さん登場。息子さんは同性婚されているのかな？
とってもハッピーな雰囲気でしたが、そんな始まりとは反対に、今回もSVUらしい重い事件でした。
ヘイリーが居なくなった時点で、ただの失踪ではないんだろうな、というSVUならではのヒネリは覚悟していました。
でもまさか、ここまでだとは。
さすが、です。
ジェームズに関しては、裁判の時に「無罪にしたくない」と言い出したのが「一番冷静じゃん！」と感心しました。
でも、実際は自分がビビり始めたからだったという……。
今回の裁判沙汰は、かなりオリビアの勇み足だな～と感じていました。
遺体のないまま、ヴィニーを犯人だと決めつける。
もはや、事実がどうかというよりも陪審にそう思わせたらいい、という考え方のように思えて怖いな、と思いました。
あとジェームズの行動も若干イミフでした。
裁判ブッチしておいて、ヘイリーとしけこむ。
まるで「捜してくれ」と言わんばかりの目立つ行為。
本当に、ヘイリーを隠しておきたいのならもう少し慎重に行動するべき！
スタジオから発見したヘイリーの写真も、簡単に見つかるのが不自然。
2人の関係は秘密なんだから、他人が入ってすぐ手に取れるところに置いておくのは不用心すぎる！
だいたい母親は、自分が身を持って「あいつはヤバイ＆実の父親」と知っている男に、なんで娘を預けるかな～、とそこが気になってしまいました。
むしろ母親がヤバくて怖っ、と思いました。
お父さん、清掃員である事をさりげなくディスられてて可哀想。
と、SVUにしては珍しく事件そのものにちょっとツッコミ所も多かったのですが。
ただそれ以上に、真相が衝撃的すぎて、それを成立させる為の無理やり感は目をつぶってよ～って感じでしょうか。
ヘイリーの家族はもちろん、ジェームズの家族ももう二度と元の生活には戻れないんですよね。
結局、傷を負うような被害者はいない事件でしたが、関係者の心の傷がズタズタすぎる事件でした。
・【登場人物】
(文：ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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