警告海外ドラマクイーンズ(http://fdramaqueens.blogspot.com/)のイラスト・テキストの無断転載、無断利用、無断引用および画像への直リンクは堅く禁じます。

あらすじ



2018年 7月26日(木)~ スーパー!ドラマTV 日本初放送 全8話
(2018年1月~ デンマーク&スウェーデン放送開始/Bron/Broen)


シーズン4登場人物

シーズン3はこちら THE BRIDGE/ブリッジ シーズン3 1話~5話(前半)



サーガ


サーガは母親殺害容疑で服役していた。

セアボーの娘捜しはそのせいで中断となっていたが、セアボーは月に2,3回は面会に来ており、関係は続いていた。

刑務所の中で人を避けるサーガに、エルサという女がまとわりついていた。
娘セシリアを、新しい母親に奪われた事に拘っていた。


新たな事件


オーレスン橋の下のペバアホルム島で、デンマーク入国管理局局長のマーガレテ・トアモウの遺体が発見された。
首の下からは地中に埋められた状態で、石打ちの刑にあっていたのだった。

現場からスロバキア製のタイヤの跡が見つかっていた。

入国管理局は、「シャンパン・スキャンダル」で注目されていた。
シャンパンで国外退去の祝杯をあげるスタッフの動画がリークされ、局長への嫌がらせが増えていた所だった。
しかし、局長自身は祝杯に参加していなかった。

追放しようとしていた人物は、イラン人のターリック・シラチ。
シラチはゲイだった。
イランではゲイは死刑になる可能性があった。石打の刑で。
その為現在は行方不明となっていた。
容疑者として逮捕状が出された。


夫ニルス


セアボーは相棒のヨナス・マンドロップと、マーガレテの夫ニルスに会いに自宅へ向った。

するとニルスは心臓発作で倒れて、病院へ搬送される所だった。
結婚30年目の妻の死がショックだったのだろう。

秘書のスザンヌが言うには、マーガレテはおととい、ノルウェーの別荘へ出かけたきりだったという。
1人になりたいようで、電話も切っていた。


レッド・オクトーバー


シャンパン・スキャンダルをきかっけに入国管理局に脅迫を行っていたのが、レッド・オクトーバーだった。

「国外退去は文明国家にはふさわしくない」
「行動には結果が伴う」
それらはスウェーデン語だった。

マルメ署


セアボーはオーレスン橋を渡ってスウェーデン、マルメ署のリンに会いに行った。
レッド・オクトーバーの資料をもらう。

リンはサーガの面会には行っていなかった。
サーガの判決は2日後に迫っていた。
2人で釈放を願った。

リッカッド・ダルクビスト


リンから左翼過激派への取材で、レッド・オクトーバーにも詳しいと思われるリッカッド・ダルクビストを紹介してもらった。

レッド・オクトーバーは2年前から活動をしているが、ネット上に犯行声明を投稿するだけで、存在は不明。
広報担当も、マニュフェストもなし。その実態は不明で、リッカッドは良く知らないと言った。

集団に見せかけているが、1人の可能性もある。

過去の標的は、銀行と多国籍企業のみで、人を傷つけたり殺人はなかった。

「何にでも最初はある」
セアボーは、疑ってかかった。
「彼らが犯人なら、犯行は続くんじゃないですか?」


面会


セアボーは、マーガレテ殺害事件の資料を持ってサーガに面会した。

サーガは、自作のマグカップをセアボーにプレゼントした。
決して上手な出来とはいえなかったが、底には「SN」のイニシャルが入っていた。
ろくろの前に居れば他の受刑者と話さなくて済む。

サーガは判決に不安を持っていた。
有罪になってしまったら、あと2日が、あと8年になってしまう。

セアボーは話題を変えるように、捜査への協力を依頼した。
「もう警察官じゃない」
サーガは資料を突き返した。

セアボーに手を握られると、服を脱いで誘った。


偽物


ロビンという女性が、バーでリッカッドを見かけて声をかけた。
リッカッドのファンのようで、写真を強請るとそのまま一夜を明かした。

しかし、翌朝TVをつけると生放送のニュース番組にリッカッドが出演していた。
驚いたロビンに、リッカッドは録画なんだよと誤魔化すが、そう都合よく信用はされなかった。

実は男はリッカッドではなく、リッカッドとは双子のパトリックだった。
顔の知れたリッカッドに成り済ます事は、珍しくないようだった。


リッカッドは、レッドオクトーバーから接触を受けていた。
待ち合わせに、パトリックも同席させ補助をさせた。
車のナンバーをメモったり、尾行したりさせる為に。

だが、パトリックの存在がバレていた為、レッドオクトーバーは現れなかった。

リッカッドは自宅の前で、パトリックと別れると何者かに背後から殴られて倒れた。


通信記録


マーガレテの通信記録から、アプリを使ってタクシーを呼んでいた事が分かった。
だが、その時間は飛行機の予定よりも4時間も早い9時半だった。
空港には30分で着く。

その1時間後の10時39分に、発信者不明の着信があって58秒話していた。
発信元はプリペイド携帯で、電源がオンになれば追跡できるが、おとといから電源オフのままだった。

セアボーは他にも、発信履歴やネット履歴を入手した。


ダン・ブロルン


セアボーは、マーガレテを乗せたタクシー運転手、ダン・ブロルンに会いに行った。

マーガレテの自宅からドロウニンゲン・ホテルまで移送し、1時間後に迎えに行ったがマーガレテは現れなかったと言った。
ホテルには防犯カメラはなかった。

運転手には、複数の前科がある事が分かった。
武器の不法所持、麻薬、暴行、脅迫、殺人未遂。

だが、アリバイが立証された。


ニルス


マーガレテの夫のニルスに、妻のスケジュールを確認した。
飛行機の予定は14時。

ホテルへ行く用事については、何も知らなかった。
浮気の可能性も否定した。
脅迫は自宅にも来ていた。

スザンヌから自宅の鍵を借りて、パソコンを押収する事に。

2日間、妻から連絡がなかった事をおかしいと思わなかったのか? と追及するとスザンヌがしゃしゃり出た。
「マーガレテは離れたかったの。全てから」

ヨナスは2人が出来ていると勘ぐった。


逃げる親子


母親ソフィーと16歳の息子のクリストファーは、父親から逃げて生活をしていた。
その為、クリストファーにはネットに自分の写真が上がる事も死活問題だった。

ある夜、恐れていた事が起きた。
夫が親子の家を突き止め、押し入ってきたのだった。

典型的なDVのようで、ソフィーは夫を目の前にすると逆らえなかった。
1年息子に会っていない、とソフィーを責めた。
「会いたがらないのは、お前のせい」

そして警察に5分で済む話しを、被害届のせいで連行され、ややこしくなった事でも責めた。
車も押収され、生活費が稼げなくなった。

父親はタクシー運転手のダンだった。

そこへクリストファーが帰宅した。
ダンを見てクリストファーは、側にあった包丁を突きつけた。
「出て行け! 警察を呼ぶ」

ダンは素直に出て行った。


親子はすぐに引越しをした。
クリストファーは転校も考えていた。

永遠に落ち着かない生活に、母親に当たるしかなかった。

そんな親子を見て、世話人の男が「力になれるかも」と言い出した。


男は郊外の家に向かうと、「入居者を見つけた」と長い白髪の老女に報告した。
だが「テオが息子を住ませたいと言っている」と一度は断られた。
「テオの息子なんか。ソフィーならぴったりだ。
子供の方は無力で怒りを抱え、感化されやすい」

それを聞いて老女は決めていた。

2人は何に目をつけられたのか?


娘たち


セアボーの家のテーブルの上には、家族失踪事件の資料が散乱していた。

「変えられないものを受け入れる安らぎと、変えられるものを変える勇気をお与えください」
そう呟いた後、以前ドラッグを隠していた車のグローブボックスを眺めるが、何もしなかった。
ドラッグは止めているようだった。


グループ・セラピーにも参加していた。
「失踪から8年。娘捜しは、そろそろ忘れるべきなのか?
でも捜すのを止めたら、自分はどうなるのか?
子供を捜す父親でなきゃ、何者なのか」

車椅子の参加者に、事実を受け入れなければ出口がない、と話しかけられた。
自分は、二度と歩けないと言う事を少しずつ受け入れる事を学んだ、と。

「あなたのほうが僕より大変だけど、まだ子供が生きてるかのように話すんだね。
酷い事を言うようだけど、子供達は死んだって思った方が前に進みやすくなるんじゃないかな?」

セアボーが驚くと、青年は慌てて謝った。
セアボーは、気にするなと言った。

「皆そう思ってる。口に出さないだけで。
だけど大きな一歩だ。
まだ踏み出す覚悟が出来てない」


自宅に戻るとテーブルの上の資料を片づけ始めた。

ふと、娘たちのペンダントを取り出して見る。
手形のマークと、ロケットの2つだった。

すると、ペンダントをつけた娘たちが幻覚となって現れた。
「なんでママは死んだの?」
「なんでスウェーデンで?」
「私達捜すのやめちゃうの?」

それからまた娘たちの幻覚を見始める。


車載カメラ


タクシーの車載カメラのデータを確認すると、新事実が発覚した。
マーガレテは確かにカーステン・ニーブルス・ゲードのドロウニンゲン・ホテルの前で下車していたが、ホテルとは反対に歩いて行っていたのだった。


ザ・ケイブ


セアボーとヨナスは実際にドロウニンゲン・ホテルの前に行ってみた。
すると向かいには「ザ・ケイブ」というゲイ・バーがあった。

オーナーのシーラスは、マーガレテとシラチの存在は知っていたが、ここには来ていないと言った。
国外退去の反対活動に関わってはいたが、会った事もない。

しかしそれは嘘だった。
バーの奥にはシラチが居た。
「警察が君を捜しに来た。
マーガレテが来たのも知っている。ここから移ったほうがいい」


その後シーラスの嘘はバレた。
シラチに部屋をまた貸ししていたシャーロット・ナンセンは、シーラスの姉だった。
繋がりとあるのを隠していたのだった。

シーラスの家の前で張っていると、シラチが歩いて来た。
セアボーとヨナスは追ったが、捕り逃がしてしまった。


判決


サーガの再審理のきっかけは、新たな証人の心理学者だった。
母親から娘を傷つけると聞いていた。
合理的疑いには十分だった。

そして判決が出た。
サーガは無罪で釈放となった。

サーガは荷物をまとめ、部屋を出た。
すると背後から壊れた卓球のラケットで首を切りつけられてしまった。

犯人は、サーガにまとわりついていたエルサだった。
「ごめんね。
ほんとにごめんなさい」

サーガは血を流して廊下に倒れた。


2話「2人の少女」へつづく



かんそう


いよいよブリッジのファイナル・シーズン、シーズン4がスタートしました~!
ここまで楽しみなドラマというのも、なかなかなかったり。

そしてその期待を裏切らない、1話目から様々な要素が詰まった濃い1話でした。

毎度の群像劇の登場人物がすでに沢山登場しましたが、今回もどんな風に事件に絡み、それぞれのストーリーが展開するのか本当に楽しみ!

石打ちの刑にあった、マーガレテは何故そんな殺され方を受ける必要があったのか?
シャンパン・スキャンダルの責任取りだけにしては、かなり物騒な気がします。

そのマーガレテの夫は秘書と浮気してる? まさかそれでマーガレテを殺したとは思えないけど、お得意のサブ・ドラマがあちこちにちりばめられています。

タクシー運転手から逃げる親子が目をつけられた存在は何? 入居者という響きはカルトかな?
事件と関係しているのかどうか??

セアボーに声を掛けた、車椅子の青年も何か怪しい感じがしちゃうw
ブリッジを見ているととにかく疑り深くなりますw

シラチとシラチを守るゲイバー関係は、ありがちなブラフかな~と思えますが。


1人2役の双子、リッカッドとパトリックも完全に事件に巻き込まれています。
リッカッドを襲ったのは、真犯人? それとも……。
双子である事も何か関わってくるんでしょうね。楽しみ!


もちろんこの先まだまだドラマは増えて行くとは思いますが、しょっぱなから気になる存在がいっぱい!

そしてお馴染みの顔ぶれ達。

サーガは、服役中という事で出番は少な目でしたが、それでも出てくる度に感じられるサーガ節が、懐かしく嬉しかった~。
何処に居ても自分に真っ直ぐでw

でも、最後にサイコな女に襲われて、傷を負ってしまいましたが……。
怪我のせいで、捜査への復帰が遅くならない事を願います。
やっぱりサーガは捜査してナンボ。
セアボーとのペアも早く見たい!

セアボーは、サーガの服役をきっかけに警官に復帰していたようで?
相変わらずのキレもありつつ、まだ家族失踪を引きずってもいました。
サーガとの物理的な距離はありつつも、関係は続行しているのにもホっとしました。
サーガには、絶対的な味方がいないとね!


セアボーの現在の相棒ヨナスは、いきなりキャラの濃い悪人タイプでした。
「ゲイ野郎」とか口も態度も悪い。
サーガ復帰までの役目だとは思いますが、とりあえずサーガとの相性は悪そうでしたw

その他、リリアンとリンが健在。
リリアンはハンスの死はあったけど、デンマークのボスで居続けているようです。
でもヨーンの姿はなし。えー、このまま出ないのかな?


さて、今回の犯人は「レッド・オクトーバー」で決まりなんでしょうかね。
なんといってもまだ1話目。
でももう事件は始まっている。

この1話の中に、すでに犯人が登場している可能性も無くはない!

当たり前ですが、まだまだ全然分からない!
毎週少しずつ、紐解かれていく……とは限らないのがブリッジ!
まだまだしばらくは、こんがらがりながらも、謎解きと最後のドラマを楽しんで行きたいと思います!


2話「2人の少女」へつづく

シーズン4登場人物

シーズン3はこちら THE BRIDGE/ブリッジ シーズン3 1話~5話(前半)

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

更新中の番組


不定期更新
アメリカンホラーストーリーズ シーズン3

ネットフリックス/Netflixはこちら

新番組まとめはこちら ニュース

過去記事は「番組別記事リンク」「タグ別記事リンク」等をご利用ください。

更新をお知らせします



@fdramaqueens

このエントリーをはてなブックマークに追加

follow us in feedly

rssを購読する

ランキング

このブログを検索

ページビューの合計

QooQ