ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン5 15話「パティ・スー・エドワーズ/Pattie Sue Edwards (No. 68)」

2018/05/09

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン5

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あらすじ

NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


2018年1月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。
(アメリカ放送:2017年9月27日~)


登場人物はこちら


ウイルス


ニューヨークのカフェでウイルス感染騒ぎが起きた。
レッドはそれを人的なものだと言う。

9か月前に南アフリカの闇商人オコロから顧客の依頼だとレッドに接触があった。
最も感染力の強い病原菌を、という注文で。
レッドは倫理的な理由でそれを断っていたのだった。

恐らくその顧客の仕業だろう。
そしてオコロはすでに殺されていた。

軍やCDCと協力して捜査を進める事に。

病原体は、空気感染をし増殖も速い。
救急隊員も含め、カフェではあっという間に26人が感染していた。
6時間で3倍になり、汚染地域は3ブロック。
12ブロックを封鎖している。


容疑者


カフェの防犯カメラに映る1人の女性が、唯一行方が分からなかった。
吸入器を使っていたので、恐らく抗ウイルス薬を吸っていたと思われる。


すると今度は、感染者達が搬送された総合病院で、ウイルスを拡散するような装置が発見された。

感染者をさらに感染させるのかと思いきや、スーツケースの中には「治療法」と書かれたカードが入っていた。
同じ女性が置いて行っていた。

顔認識で、パトリシア・スー・エドワーズ大尉だと判明。
生化学者で、陸軍感染症医学研究所で働いていた。生物兵器の専門家だ。

夫はネイビー・シールズのデニス・エドワーズ少佐。
最強の軍人のはずだが、夫は2017年3月に駐屯先のシリアで押収品のアヘンを盗んだ罪で、目撃者に撃たれて死んでいた。
そのシールズ隊員は自己防衛が認められている。

妻も調査されたが証拠はなく無関係となっている。
だが、そのせいで機密を扱う資格を剥奪され、退役していた。
だから、闇商人を頼るしかなかった。


ウイルス情報


CDCはウイルス情報を本部にアップロードした。
するとそれは途中で変異してコンピューターウイルスになった。

たちまち端末がアクセス拒否を表示し出し、次々にダウンして行く。

そもそもの目的は、CDCのサーバーの乗っ取りだったのだ。
何のために?

CDCのサーバーなら、数千のウイルスにアクセスできる。
彼女の目的を調べるには、直接サーバーにアクセスするしかない。

しかしCDCのサーバールームは汚染区域のど真ん中だった。
これも狙い通りなのだろう。


アラム


アラムは防護スーツを来て20分の時間制限の中、CDCのサーバーを調べに行く事になった。
スーツは万能ではなく、汚染とは別にスーツないの環境を保つのに時間制限がある。

慣れないスーツに、プレッシャーを感じながらアラムは、サーバーを調べるがどうしても残り時間の減少と共に落ち着かない。
それをサマルが通信で励まし、アラムは落ち着きを取り戻した。

その結果、無事エドワーズの目的が分かった。
政府の通信網が繋がっている事を利用して、CDCを飛び越え国防総省にアクセスしていた。
データベースの検索はDNA情報を条件に使っている。
誰かを捜しているのだった。

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ケイレブ・クローニン


エドワーズが捜していた人物は、元ネイビー・シールズのケイレブ・クローニンだった。
特殊部隊のIDは機密だから強硬手段を取った理由が分かる。
そして、夫を撃った人物でもあった。

エドワーズには自己防衛が認められたのが不満だったのかもしれない。


エドワーズはクローニンの家に向かい、クローニンを感染させて拘束していた。
3時間で死に至る、と脅す。

情報を渡せば、治療薬の入った吸入器を渡す。
エドワーズの知りたい事は、夫の死の真相だった。

夫はアヘンなんて盗まない。
むしろ犯人を捜していた。
返却された夫の軍服についていた血を調べて出たのが、クローニンだった。
本当はアヘンを盗み、見つかったから夫に罪をなすりつけて殺したんでしょ。
他の仲間は誰?

すると、元ネイビーシールズのクローニンはエドワーズの拘束を解いて襲いかかった。
揉み合う中、吸入器を踏みつけて壊してしまった。
クローニングが助かる手立てが無くなったのはもちろん、エドワーズも空気感染してしまう。


FBIが踏み込んだ時には2人は家から消えていた。
壊れた注入器を見て、状況を察した。
向かいの住民が銃を持ったクローニングを見たと証言した。

車でエドワーズの家に向かう2人を、アラムが追跡して見つけた。
すでにエドワーズが病院に置いていた特効薬の効き目は確認できていたので、用意をしてFBIやCDCが通行止めにして待ち受けた。


車から降りたクローニングにレスラーは銃を捨てさせる。
その時、エドワーズが「夫の名誉を回復し、無実を証明したい」と叫ぶ。

レスラーは即座に、真実と引き換えの取り引きを持ちかけた。
ウイルスで死ぬのが嫌なら彼女の夫に何があったのか話せ。

するとクローニングは真実を語った。
それはエドワーズの言う通りだった。
他の仲間は、ストーンとマッグロウ。

2人をすぐに治療して、回復したら逮捕する事に。


改めてエドワーズ大尉の葬儀が行われた。
手錠をしたままだが、夫が正しく扱われてエドワーズは涙を流した。


CRITTER CABIN(トリミングサロン)

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レッドがマネーロンダリングに利用していたトリミングサロンが税務署から目をつけられた。

レッドは監査を避ける為、トリミングサロンの放火をアール・フェイゲンに頼む。
炎断ちをしていたフェイゲンはすぐには引き受けなかったが、結局は引き受ける。


レッドは火事の偽装の為、スモーキーに犬の骨を調達させた。
スモーキーは監査が入るのはヘディ(ホーキンス)のせいだと文句を言っていた。


監査員のヘップワースがやってくると、レッドは試しに買収を持ちかけた。
すると、レッドの口車に乗りまんまとダヴェンポート・アカデミーの高校に息子を入れたい、と望みを打ち明ける。

過去にそこの校長の妹を監査した事から恨みを持たれていて、入学が認められないのだった。


ダヴェンポート・アカデミー


レッドは、ダヴェンポート・アカデミーの校長に会いに行き、ロッカールームの寄付と引き換えにヘップワースの息子を入学させるよう頼んだ。
しかし、ヘップワースへの反感はぬぐえず校長は頑なに拒んだ。

そこでレッドは、校長が契約したばかりの土地の所有者にさらにふっかけたのだろう、その土地を横取りした。
でも自分にはこの土地の使い道がないと、取り引き条件として付き出す。

さすがの校長も呆れて、ヘップワースの息子の入学を認めた。
ただし、ロッカールームもつけるなら。


スモーキーが、犬の骨を調達してくるとレッドはもう必要ないと言った。
ヘップワースの買収が上手くいくからだ。

そこへちょうどヘップワースがやって来た。
息子の入学が認められた事を知ると、大喜びする。
そして小声で言う。
「私の担当なら監査もごまかせたのですが……」

さすがのレッドも顔をしかめた。

確かに前回来た時は担当だったのだが、その後担当変えになってしまい、明日新しい担当者のラリー・ホッチキスが監査に来るという。

レッドは、ヘップワースに渡したダヴェンポートTシャツを奪い返した。
「残念だ」


放火

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一度は中止にしたものの、レッドは再びフェイゲンに放火を頼んだ。
「監査は明日。
なんとか出来ないか」
「俺の目に映る火を見て炎で遊べる者が必要だ」
その答えにはレッドも意味が良く分からなかった。

要はオーケーのようだった。
図面は頭に、道具は車にある。
証拠は夜明けまでに灰と化す。

「君の目の火が見えるよ。恐ろしいものだ」


しかし翌日もトリミングサロンは存在していて、監査員は来ていた。
スモーキーは、店に来たレッドに自分も逮捕されると慌てる。
「ここは燃やせなかったよ。気に入ってる」

すると今度は、自分だけ助かって俺たちを捨てる気だな、と慌て出す。
「いいから黙って見てろ」
レッドが放火させたのは別の場所だった。

監査員はレッドに事務所でボヤが起きた事を伝える。
そのせいで、監査資料が燃えてしまった。
おかげで監査は延期となり、ひとまず危険を回避した。


フェイゲンは、また放火の味を覚えてしまった。
レッドは欲望に油を注いだ責任を感じて、「苦しみを愛せ」という本と今後の分も含めた報酬を渡した。
「才能は上手く使えばいい」


ダマスカス

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レッドはシングルトンの家に不法侵入し、FBIとの関係についての口封じの脅しとマットレスの話しをして帰った。

シングルトンのチームの情報が漏れている事から、ナッシュを守る警官がダマスカスだと分かった。
だがダマスカスが誰なのか特定は出来ていない。


シングルトンは、警官仲間のイアンに嘘の情報を流した。
「キーンを追っていたら意外な男に行き着いた。
ナヴァーロ。
FBIと接触していた。
免責と引き換えにナッシュの事をすべて話すらしい。
FBIと午後、ウォーター通りの隠れ家で会う」


そこへ来た人物がダマスカスかあるいはその一味。
リズとシングルトンは向かいの部屋で監視をした。

シングルトンとリズは、お互い子供と離れて暮らしていると知り、親近感を感じた。
ダマスカスを逮捕したら、リズは娘と住み自分は良い弁護士を雇うと約束し合った。

そこに1台のレンタカーがやってきた。
1人の男が降りて、携帯を使う。
シングルトンに見覚えはなく、雇われた男かもしれない。

家の中を調べても誰も居るはずがないので、男は間違いかもと連絡をしながら帰って行く。
ギリギリでその電話番号を検知していた。


リズは、アラムに助けを求めた。
電話番号はどちらも使い捨てだったが、場所から特定した。
「スキッドモア447」
それを電話で聞いたシングルトンはすぐに電話を掛けてみろ、と言った。
「チームの誰が殺人犯か分かる」
それはシングルトンのオフィスの住所だった。

応援を行かせるといいつつも、リズはすぐに電話を掛けてみた。
シングルトンはオフィスの中で鳴っている携帯を捜す。

それをイアンのデスクの引き出しの中で見つけた時、イアンに声を掛けられた。
「娘はオーランドだって?」
イアンは俺に何かあれば、仲間が何人もいると脅した。
そして連れ出した。


その後リズが連絡してもシングルトンは不通だった。
それもそのはずシングルトンは殺されていた。

クーパーとその現場に向かう。
そこでリズは聞き覚えのある話声に気づく。

その主は、イアンだった。
リズは思い出した。
「あいつです。
あのスキンヘッドがダマスカス。
トムを殺した男です」


16話「カプリコーン・キラー/The Capricorn Killer (No. 19)」へつづく


かんそう


シングルトンは本当に悪徳ではなく、良い警官だったんですね~。
なんかイアンと同じ職場にいる時の様子が良く分からなくて、ミスリード……されたのか、それとも勝手に一人でこんがらがっていたのか><

ただ、レッドに不法侵入! って騒いでいましたけど、自分もリズの家に不法侵入してるじゃん……。

そして、リズと急に距離が縮まって娘の話しをして、これが終わったら約束だ、のセリフを聞いた時には「あー死ぬな」と先が見えましたw
あの会話は死のフラグあるある、ですねw
約束したら大抵死ぬw

それにしてもダマスカスってどこから出て来たのか、ちょっと唐突感があったのですが、これも何処かで見落としてるだけなのかな?

でも、シングルトンは先週の終わりに協力関係になったばかりだし……。
そこからの駆け足感が凄かったですw

ともあれ、とうとうリズがイアンを認識しました。
思えばシーズン5もあっという間に15話!
確かにいい加減イアンとの対決になっても不思議ではないんですね。

そして今回のレッドは。
ここらでちょっと変化球って感じで珍しく一般人に振り回されるの巻、でしたw

闇社会のコンシェルジュと言われるレッドが、やることなす事結果を伴っていないという珍しい回でしたw

あのトリミングサロン、気に入っていたので燃やしちゃうの~って思ったら、レッドも惜しくなって気が変わってくれて良かった!

でも監査は延期になっただけなので、また新監査員を買収するつもりかな?w
今度は上手くできるといいけどw

何気に、校長がレッドの正体を知らないが故に強気なのがウケました。
土地はもちろん、ロッカールームもしっかり要求w

でも結局最終的には全部キャンセルになったんでしょうねw
やれやれなレッドも新鮮でした。

フェイゲンは意外と早く再登場して、早速放火を再開してしまいました。
フェイゲンのキャラ、いいですね~。
レッド軍の一員という距離感ではないけど、燃やしたいものはお任せな頼もしい存在!
VSイアンでも活躍して欲しい!


メインの事件は、今回もあんまりブラックリスト感はなく、シンプルでした。
イアン捜しとのリンクも無く、FBIの皆の活躍が確認できたって感じでした。


16話「カプリコーン・キラー/The Capricorn Killer (No. 19)」へつづく


登場人物はこちら


(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

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