あらすじ
Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)
・【登場人物】
前回:4話 「無邪気な悪意/No Good Reason」へ
逃げ出した少女
セントラルパークを巡回していた警官が、助けを求めて来た少女を保護した。
身元の分かる所持品はなく、記憶喪失でもあるようだった。
年齢は15歳~20歳。
性行為をさせられたとの証言と暴行の痕が見られたが、身体に触られるのを嫌がって検査をさせなかった。
ロリンズとカリシがSVUで聴取をした。
スティーブが運転する白いバンから逃げてきた。
スティーブは一緒に住んでいた男だが父親ではなく、性行為をさせられたという。
本当の父親は優しく、自分を「リトルM」と呼んでいたという。
家族と離れたのは、幼稚園の入園式の頃だと分かった。
カリシには思い当たる節があるのか、その後も誘導し少女の記憶を呼び覚ました。
その結果、少女が10年前に行方不明になっていたエマ・ローレンスだと分かった。
6歳の幼稚園の初日に、姿を消していたエマ・ローレンス。
プロスペクト公園で兄と遊んでいたのが最後の姿だった。
カリシは当時話題になったそのニュースを覚えていたのだった。
リトルMと呼ばれていた事等、少女の話しとつじつまが合う。
生きていれば今16歳。
経年人相画を作ると、少女にそっくりだった。
DNAの一致など確固たる証拠はないものの、エマだと言う事を否定する根拠もないので、家族に知らせる事に。
写真ですぐに娘だと認めたローレンス一家がエマと対面した。
しかし、その後フィンの調べでエマの証言に嘘が見つかった。
セントラルパークのカメラの映像には誘拐犯は映っておらず、エマが地下鉄を利用している姿が映っていた。
もう1つ、ブロンクスのグランドコンコース駅を利用している姿も見つけた。
白いバンというのは嘘のようだった。
エマの帰宅はニュースになり注目された。
それでもエマの正体を確認する為、両親にDNA検査を申し入れる。
だが、父親がやっと落ち着いたのに混乱させる、と協力を拒んだ。
カリシは、誘拐犯を放っておけば家族も危ないと別の切り口でエマとの面会の許可を貰った。
そこでエマに地下鉄の事をつきつけると、あきらかに動揺した。
自分がいたのはオレンジ農場だといい、ペンシルベニアかも、と言い出すが信用は出来なかった。
挙句、もう話したくないと言うと父親も心配して話しを切り上げた。
ペンシルベニアのナンバーの白いバンは、周辺でも見つけられなかった。
更にカリシが決定的な証拠を見つけた。
リアルタイム犯罪のデータに、クレジットカード詐欺で手配されていたブリトニー・テイラー21歳。
その顔は、今のエマだった。
ローレンス一家はテレビ番組にも出演してインタビューに答えていた。
それをSVUで見ていると、カリシが兄グレンの発言が当時の資料の内容と違う事に気づいた。
誘拐時の説明をするエマの話しに、合わせているのだ。
当時、グレンが疑われていたかどうかは不明だが、尋問は何度もされていた。
バーで飲むグレンにロリンズが話しかけた。
グレンは何かを隠しているようだったが、途中で父親がやってきてグレンを連れ戻していった。
すぐにエマを偽物という事で連行した。
自分をエマだと言い張るが、指紋からブリトニー・テイラーと一致した。
それでもスティーブに偽名を使わされた、とブリトニーは諦めなかった。
DNAを調べるというと、いよいよ開き直って「両親が喜んでて、今年一番のニュース。その必要がある?」と言った。
実は、本当の家族に虐待されていたというブリトニー。
もう家には戻りたくはないのだ。
そして21歳になってしまったから、未成年のシェルターには入れない。
大人のシェルターでは、やっていけない。
たまたまニュースで見た両親のエマへの「愛してる、帰ってきて」という呼びかけ。
エマは幼い頃の自分にもそっくりだった。
家族が欲しくて嘘をついたのだった。
そしてグレンも一番自分を求めてる。
本人がそう言っていたという。
グレンはブリトニーがエマではないと分かった上で、黙っていればずっと居られると言っていたのだった。
エマは帰ってこない、とも。
エマはグレンに殺されたのかもしれない。
ブリトニーにグレンをダイナーに呼び出させて、グレンの本性を暴く。
ブリトニーは、証拠不十分で解放されたがまだ疑われている、でも誰も信じられないから言えない、とグレンを詐欺にかける。
グレンは、僕は信じてと言う。
「黙っていれば何もかもうまくいく」
自分を守る為に真実が知りたいといい、エマの真相を聞く。
エマが戻ってきたら自分は逮捕されるから。
すると絶対に戻らない、とグレンは断言をする。
やっぱりグレンが何かしたのかとエマが驚くと、それは誤解していると言う。
エマは事故だった。
わざとじゃない。
2人の会話の録音テープを元に、グレンに自白をさせた。
あの日、エマはグレンが見ているテレビの前で踊っていた。
それが邪魔で、注意したのにどかなかった。
「だからクッションを押し付けたんだ。
もがいたけど、頭に来てたから抑え続けた。
そしたら動かなくなった」
そしてグレンもまだ子供だった。
エマの遺体の始末に協力したのは父親だった。
バーバは、父親には、第3級虚偽申告罪と第2級公務執行妨害罪として、グレンの第2級故殺罪を過失致死罪に軽減を希望した。
父親の最終陳述。
娘の遺体を見つけた時、人口呼吸やマッサージなど試みたが手遅れだった。
それで息子の人生を考えて、父親として息子まで失いたくないと協力をした。
息子を守った事は後悔してない。
あの時も迷いはなかった。
罪を認めたのは妻を苦しめないため。
そして妻に呼びかける。
「エマに会いたいよ。
私はグレンを許した。君も彼を許して欲しい。
私の事も」
しかし、妻は立ち上がって裁判所を出て行った。
「知りたくなかった。
前は希望があった。娘が生きているという。
今はすべてを失った」
シーラはオリビアに、親としての資質に問題があると主張した。
ロリンズとカリシがSVUで聴取をした。
スティーブが運転する白いバンから逃げてきた。
スティーブは一緒に住んでいた男だが父親ではなく、性行為をさせられたという。
本当の父親は優しく、自分を「リトルM」と呼んでいたという。
家族と離れたのは、幼稚園の入園式の頃だと分かった。
カリシには思い当たる節があるのか、その後も誘導し少女の記憶を呼び覚ました。
その結果、少女が10年前に行方不明になっていたエマ・ローレンスだと分かった。
Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
エマ・ローレンス
6歳の幼稚園の初日に、姿を消していたエマ・ローレンス。
プロスペクト公園で兄と遊んでいたのが最後の姿だった。
カリシは当時話題になったそのニュースを覚えていたのだった。
リトルMと呼ばれていた事等、少女の話しとつじつまが合う。
生きていれば今16歳。
経年人相画を作ると、少女にそっくりだった。
DNAの一致など確固たる証拠はないものの、エマだと言う事を否定する根拠もないので、家族に知らせる事に。
写真ですぐに娘だと認めたローレンス一家がエマと対面した。
最初は知らない人達だと怯えていたエマも次第に記憶を取り戻し、自分がエマだと思い出した。
エマはローレンス家に10年ぶりに帰って行った。
嘘
しかし、その後フィンの調べでエマの証言に嘘が見つかった。
セントラルパークのカメラの映像には誘拐犯は映っておらず、エマが地下鉄を利用している姿が映っていた。
もう1つ、ブロンクスのグランドコンコース駅を利用している姿も見つけた。
白いバンというのは嘘のようだった。
エマの帰宅はニュースになり注目された。
それでもエマの正体を確認する為、両親にDNA検査を申し入れる。
だが、父親がやっと落ち着いたのに混乱させる、と協力を拒んだ。
カリシは、誘拐犯を放っておけば家族も危ないと別の切り口でエマとの面会の許可を貰った。
そこでエマに地下鉄の事をつきつけると、あきらかに動揺した。
自分がいたのはオレンジ農場だといい、ペンシルベニアかも、と言い出すが信用は出来なかった。
挙句、もう話したくないと言うと父親も心配して話しを切り上げた。
ペンシルベニアのナンバーの白いバンは、周辺でも見つけられなかった。
更にカリシが決定的な証拠を見つけた。
リアルタイム犯罪のデータに、クレジットカード詐欺で手配されていたブリトニー・テイラー21歳。
その顔は、今のエマだった。
兄グレン
ローレンス一家はテレビ番組にも出演してインタビューに答えていた。
それをSVUで見ていると、カリシが兄グレンの発言が当時の資料の内容と違う事に気づいた。
誘拐時の説明をするエマの話しに、合わせているのだ。
当時、グレンが疑われていたかどうかは不明だが、尋問は何度もされていた。
バーで飲むグレンにロリンズが話しかけた。
グレンは何かを隠しているようだったが、途中で父親がやってきてグレンを連れ戻していった。
すぐにエマを偽物という事で連行した。
ブリトニー・テイラー
自分をエマだと言い張るが、指紋からブリトニー・テイラーと一致した。
それでもスティーブに偽名を使わされた、とブリトニーは諦めなかった。
DNAを調べるというと、いよいよ開き直って「両親が喜んでて、今年一番のニュース。その必要がある?」と言った。
実は、本当の家族に虐待されていたというブリトニー。
もう家には戻りたくはないのだ。
そして21歳になってしまったから、未成年のシェルターには入れない。
大人のシェルターでは、やっていけない。
たまたまニュースで見た両親のエマへの「愛してる、帰ってきて」という呼びかけ。
エマは幼い頃の自分にもそっくりだった。
家族が欲しくて嘘をついたのだった。
そしてグレンも一番自分を求めてる。
本人がそう言っていたという。
グレンはブリトニーがエマではないと分かった上で、黙っていればずっと居られると言っていたのだった。
エマは帰ってこない、とも。
エマはグレンに殺されたのかもしれない。
真実
ブリトニーにグレンをダイナーに呼び出させて、グレンの本性を暴く。
ブリトニーは、証拠不十分で解放されたがまだ疑われている、でも誰も信じられないから言えない、とグレンを詐欺にかける。
グレンは、僕は信じてと言う。
「黙っていれば何もかもうまくいく」
自分を守る為に真実が知りたいといい、エマの真相を聞く。
エマが戻ってきたら自分は逮捕されるから。
すると絶対に戻らない、とグレンは断言をする。
やっぱりグレンが何かしたのかとエマが驚くと、それは誤解していると言う。
エマは事故だった。
わざとじゃない。
2人の会話の録音テープを元に、グレンに自白をさせた。
あの日、エマはグレンが見ているテレビの前で踊っていた。
それが邪魔で、注意したのにどかなかった。
「だからクッションを押し付けたんだ。
もがいたけど、頭に来てたから抑え続けた。
そしたら動かなくなった」
そしてグレンもまだ子供だった。
エマの遺体の始末に協力したのは父親だった。
裁判
バーバは、父親には、第3級虚偽申告罪と第2級公務執行妨害罪として、グレンの第2級故殺罪を過失致死罪に軽減を希望した。
父親の最終陳述。
娘の遺体を見つけた時、人口呼吸やマッサージなど試みたが手遅れだった。
それで息子の人生を考えて、父親として息子まで失いたくないと協力をした。
息子を守った事は後悔してない。
あの時も迷いはなかった。
罪を認めたのは妻を苦しめないため。
そして妻に呼びかける。
「エマに会いたいよ。
私はグレンを許した。君も彼を許して欲しい。
私の事も」
しかし、妻は立ち上がって裁判所を出て行った。
「知りたくなかった。
前は希望があった。娘が生きているという。
今はすべてを失った」
オリビア
オリビアはノアの件で家庭裁判所に呼ばれていた。
祖母のシーラ・ポーターは探偵を雇って1年娘を捜して、娘の死とノアの存在を知ったという。
シーラはオリビアに、親としての資質に問題があると主張した。
児童保護局からの捜査を持ち出す。
ノアを取られたくないオリビアと2人は対立し合うが、シーラの1言がオリビアの考えを変えた。
「本当にノアの事を想うなら、祖母との関係を否定しないはず。彼にとって唯一の血縁よ」
シーラは養子縁組を取り消せないなら、彼の為に彼の人生に関わりたいと言った。
オリビアはノアを手放すまいと祖母を遠ざける事を考えていたが、果たしてそれは正しいのか?
シーラの言う通り、唯一の血縁、エリーとのつながりなのに。
ノアの成長と共に、ノアにとって何が一番か分かるという自信を失いかけていた。
思わず愚痴ったバーバに、「それが子育てというもの。自身を持って」と励まされた。
オリビアはシーラをカフェに呼び出した。
シーラはいがみ合いたくない、と開口一番に言う。
オリビアも同じ気持ちだった。
裁判で争うべきじゃない。
2人は、やっと冷静になってノアの為に歩み寄り始めた。
後日、オリビアはシーラを自宅に呼んでノアと会わせた。
ノアはすぐにおばあちゃんと打ち解け、手を繋いで部屋に案内した。
6話「アリ地獄/Unintended Consequences」へつづく
ノアを取られたくないオリビアと2人は対立し合うが、シーラの1言がオリビアの考えを変えた。
「本当にノアの事を想うなら、祖母との関係を否定しないはず。彼にとって唯一の血縁よ」
シーラは養子縁組を取り消せないなら、彼の為に彼の人生に関わりたいと言った。
オリビアはノアを手放すまいと祖母を遠ざける事を考えていたが、果たしてそれは正しいのか?
シーラの言う通り、唯一の血縁、エリーとのつながりなのに。
ノアの成長と共に、ノアにとって何が一番か分かるという自信を失いかけていた。
思わず愚痴ったバーバに、「それが子育てというもの。自身を持って」と励まされた。
Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
オリビアはシーラをカフェに呼び出した。
シーラはいがみ合いたくない、と開口一番に言う。
オリビアも同じ気持ちだった。
裁判で争うべきじゃない。
2人は、やっと冷静になってノアの為に歩み寄り始めた。
後日、オリビアはシーラを自宅に呼んでノアと会わせた。
ノアはすぐにおばあちゃんと打ち解け、手を繋いで部屋に案内した。
6話「アリ地獄/Unintended Consequences」へつづく
かんそう
ノアのおばあちゃん、シーラがブルック・シールズと前回登場時には全然気づいていませんでした……。
何処を見ていたんでしょう><
今回の再登場ではすぐに気づきましたw
「リップスティック・ジャングル」が懐かしいw
ノアの件は、おばあちゃんがブルック・シールズだけあって? それ程揉めずにすんなりいきました! 良かったよかった。
最初からちゃんと話し合っていれば……って感じですけど。
メインの事件は、結果的には性犯罪ではなかったんですけど、そういうパターンもあるんですね。
出だしはまた拉致か~とどんよりしましたけど、事件は全然そういう方向ではなく1転2転があって面白かったです。
この失踪した少女が戻ってくるというシチュエイションで、実は偽物というのは珍しくはないパターンですが、それでも兄怪しい……から、父親も知っていた! というのはなかなか読めず、ドキっとさせられました。
一瞬両親ひっくるめて皆グルか、と思いきや母親だけ知らなかったという……。
これまた残酷な設定。
最後の終わり方も、10年間決して悪意があった訳ではないけど家族に騙されていたという母親のショックが感じられました。
それと息子が娘を殺したという真実は厳しすぎますね。
父親はすぐに気持ちを切り替える事が出来ていましたが、本当に難しい事件。
だいたいグレンは事故と言っていますが、実際のニュアンスは事故ではないですしね……。
結末の驚きですっかり影が薄くなったブリトニーですが、彼女も悲惨な家庭環境から逃げたかったという訳ありさんで、世間を騙した事を100%責められない……。
私の中ではSVUらしいと思える、いろいろ考えさせられる定番といった感じの事件でした。面白かった!!
6話「アリ地獄/Unintended Consequences」へつづく
・【登場人物】
前回:4話 「無邪気な悪意/No Good Reason」へ
(文:ジェーン洞)
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