NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン15 16話 「毒入りクッキー/Handle With Care」

2018/05/11

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン15 クライム ジェーン洞

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あらすじ


NCIS 15x16 Sneak Peek 1 "Handle With Care"


2018年1月25日(木)~FOXジャパンでシーズン15 日本最速放送(全24話)

登場人物はこちら

前回:15話 「探偵の手腕/Keep Your Enemies Closer」へ

二等兵曹の死


スペインのロタ海軍基地に派遣中のジェームス・スウィニー二等兵曹が心不全で亡くなった。


ダッキーは大学の春休みと確定申告の為、戻って来ていた。

検視結果も心不全に間違いはなかったが、23歳の健康な現役水兵の死因としては理由が怪しまれた。

アビーに血液を分析してもらうとシアン化物質が発見された。
支援物資のアーモンドクッキーに毒が混入されていたのだった。


元三等軍曹ジョン・ロス


支援物資の送り主は、バージニアの元三等軍曹ジョン・ロスだった。
退役軍人会の集会場から毎日発送している。

ギブスはロスの軍服姿の写真の勲章で、ロスが戦争捕虜だったと気づく。
イランで拉致されて5年監禁されていた。

ロスを取り調べると、スウィニーと個人的な面識はないといった。
毎週リストが届くのでいちいち覚えてはいない。

アーモンドクッキーは手作りだと認めたが、毒については見当もつかないと言った。
集会場の仲間も全員愛国者でこんな真似はしないし、梱包は自分でしている。

ロスは慌てて釈放するよう取り乱した。


取り調べを見ていたスローンは、ロスの落ち着く場所でゆっくり話してみる事にした。


スウィニーの妻


スウィニーの自宅で葬儀が行われている中、ビショップとリーヴスが妻から話しを聞いた。
敵はおらず、子作り計画もしていたという。
ジョン・ロスと言う名前に聞き覚えはない。

ボブという親戚が暴れて騒ぎを起こした。
NCISが来ていると知ると、俺ならこの女をまず調べると言った。

二等兵曹の稼ぎにしては豪華な家。
それはスウィニーの両親の金だという。
ボブにとっては兄夫婦になる。事故死してスウィニーが相続をしたことを恨んでいるらしい。
「この女はジェームスの金にしか興味がない」
すると、スウィニーの兄だというクライドが妻を庇って止めに入った。

リーヴスも追い払うのを手伝い、ボブを帰らせた。


その後、スウィニーの資産を調べると65万ドルで家を購入していた事が分かった。
しかし、銀行の記録では遺産は15万ドルだけ。
妻を呼んで、大金を相続したはずではないかと訪ねると、妻は疑われるなら協力はしないと怒って帰って行っていた。


郵便局


ジョンが毎日利用するという郵便局へ行き、小包の追跡データを貰う。

その際に応対した女性局員は、ジョンに好かれていると話した。
いつもジョンはその女性の列を選んで並び、クッキーをくれたり家族の話しをしたりするのだという。

トーレスとマクギーは、最近のクッキーは食べない方がいいとアドバイスした。

追跡データの結果、スウィニーが受け取った小包は近くのポストで集荷されたものだった。
郵便局員はいつもと違うと首を傾げた。

そして2月16日の集荷日にはジョンはシカゴに居た事が分かった。
誰かが彼の仕業に見せかけたのだった。


容疑者


ジョンがデクスターのポッドキャスト番組に出演していた事が分かった。
支援物資の話しかと思いきや、デクスターは非常識な持論でジョンを悪目立ちさせていた。

「支援物資に金を出して、アメリカ政府は経営難の郵便公社にテコ入れしている」
その上、ジョンの捕虜生活を「ハワイ旅行みたいなもの」とバカにした。

挑発に乗ってしまったジョンは、立ち上がって怒っていた。

ジョンの印象を悪くするよう、過去に起こした暴行事件なども暴いていた。


トーレスとリーヴスはデクスターに会いに行った。

国税庁を批判する番組を録画しているのを見て、確定申告で苦労しているトーレスはデクスターに同調した。

3分のCMの間に話しをした。
デクスターはふてぶてしく、スウィニーは知らない、話しがあるなら弁護士にといって2人を追い返した。


しかしその直後、デクスターはトーレスとリーヴスが来た様子を「NCISからの嫌がらせを告発」としてネットにUPしていた。
殺人の罪を着せようとした、と。
そこでデクスターはまだ公表していないはずの、スウィニーの死因などを語っていた。


レストランで食事中のデクスターを連行しようとすると、カウンターに潜んでいたジョンがデクスターに掴みかかった。
ジョンを抑えるギブスの様子を、またしてもスマホで撮影し、デクスターはNCISとジョンはグルだ、と伝えた。


デクスター


デクスターを連行して、何故死因を知ったのかとマクギーが問い詰めた。
ふざけてばかりいるデクスターに、ギブスが席を替り、デクスターの娘の名前を出して大人しくさせた。

デクスターは、自分はエンターテイナーで話す内容はインチキだと言う。
ジョンの事はネットで見ただけ。
個人的に恨みがあるとかではなく、単にリスナーが欲しがる情報を与えているだけだという。
ネットで話題になっていたからそれに乗っただけ。


デクスターの言う通り、メールや通話などに有罪を示す証拠は見つけられなかった。


投稿


そしてジョンの事件についての投稿も、すでに拡散されていた事が分かった。
NCIS総出で急いで最初の投稿を捜す。

徹夜作業をしていると、トーレスがあったぞ! と喜んでやってきた。
ところがそれはトーレスが捜していた給与明細の事だった。

皆が投稿を捜しているのに1人、個人的な作業をしていたのだった。
さすがに全員がひんしゅくした。

そこへアビーが本当の捜し物を見つけた。
「ジャガルーション」というユーザーが書き込んでいたのが、ジョンの事件についての最初の投稿だった。


退役軍人集会場


ジャガルーションの投稿のIPのサブネットから、書き込み場所が判明する。
それはジョンの退役軍人集会場だった。

しかし昨日の投稿時は、ジョンにはスローンと一緒に自宅にいたというアリバイがあった。

集会場のパソコンのカメラをチェックする。
するとそこに映っていたのは、スウィニーの兄クライドだった。

案内してくれた男性も、梱包しに来たのを見ていた。
ジョンとも会話をしていて、段ボールをいくつか持って帰っていたという。

さらに見続けると、女性がカメラの前に入ってきた。
クライドといちゃつくその相手は、スウィニーの妻だった。


真犯人


ギブスとビショップは、スウィニーの妻を訪ねた。
とぼける妻に、クライドとの関係を知ったと伝えて家の中に入る。

するとクライドは銃を持ち出して来た。
すぐ様ギブスとビショップが銃を構えると、反対側に逃げて行く。
そこにはマクギーが待ち構えていたが、それも避けて逃げると玄関前に居たリーヴスがタックルして捕り抑えた。


結局、遺産とは無関係で離婚を望んでいた妻がクライドと組んで、夫を殺したのが真相だった。
ロスを犯人に仕立て上げ、デクスターを利用して世論を操作しようとしていた。


トーレスは祝いのダンスを踊るが、それは自分の税金が戻ってくるからだった。

デクスターは逮捕は出来なかったが、今回の件でスポンサーが次々に降りていた。


スローンとジョン


スローンは、ジョンの家を訪ねて話しを聞いていた。
ジョンの家の中は、退役した今でも軍関係のもので溢れていた。
しかし過去の捕虜生活の話しについては口を閉ざしていた。

その後のデクスターへの暴行未遂。

スローンは、ジョンの事をダッキーに相談をした。
「対象者がトラウマを内に秘めたままだったらどうする?」
「確実に破滅に向かっていくだろう」

あらゆる手を使って彼の心を開くしかない。

スローンは再びジョンと会った。
今ではデクスターを殴ろうとした事を反省している。

スローンは自分自身の体験を告白した。
「9か月間、敵の狙いは陸軍の情報。
私は話さなかった。叫んだけどね」

ジョンは自分だけではないと分かるとすぐに気の毒に、と同情した。

そして話し出す。
「私が許せないのは戦地でのことじゃない。
こっちで奪われた人生だ」

実は、捕虜になる直前に置いてきた恋人クララに子供が出来た事を知った。
戻ったら結婚を申し込むつもりだった。
なのに捕虜にされてしまい5年が過ぎた。
その間に救出作戦は2度失敗し、死んだ事とされてしまった。

帰国すると、クララはすでに別の男性と結婚をし、娘はその男を実の父親だと思っていた。

帰国したばかりのジョンはまだPTSDという言葉もない時代で、復帰の為の環境が整っていなかったから、そうするしかなかった。

今でもボロボロのままだが、上手く隠しているつもりだった。
今では、クララもその夫も他界している。

スローンは娘さんに名乗り出たら? と勧める。
ジョンは、今更手遅れで嫌がられるかもしれない、と敬遠した。


スローンは、ジョンと昔の話しをしたことで自分のトラウマも呼び起こしていた。
それを局長にぶつけ、慰められていた。


事件解決後、スローンは改めてジョンを娘に名乗り出るよう説得した。
お互い人に言えない事を言い合えた。
ジョンは前に進む勇気をもらったようだった。

ジョンは娘に名乗る決心をつけた。
2人が向かったのはジョンが毎日利用する郵便局だった。



17話 「コレクター/One Man's Trash」へつづく

かんそう


NCISを見る時は比較的、リラックスしているのですけど今回はその気の抜きもあったせいか、最後の落ちにハッとしました。

やけに真犯人ではないジョンを引っ張るな~と思ったら、すごく素敵な落ち!
序盤に出ていた郵便局の局員さんが、ジョンの娘だったんですね~。

だから、ジョンは毎日その女性(モリー)の前に並んでいたのでした。

戦地でのトラウマという重いテーマではありましたが、最後は感動で終りました。

それと、スローンの過去にも触れていましたが、こちらはまだ断片だけでした。
私が救えなかったとかなんとか。

相変わらずスローン周辺の情報は、良く分からず(興味が無く)、私には入って来ませんw


事件よりも、最後の落ちでジョンのストーリーの方がまるでメインのような印象で終りました。


あと今回のトーレスは、面白キャラではありましたが皆が徹夜で仕事してるのに1人だけ個人的作業してるってのは、社会経験がある人なら誰もイラっとするんじゃないかしら?w

最後の喜びのダンスは面白かったけど、あれも犯人逮捕の祝いじゃなくて個人的なのだしw

同じ職場なら、かなりムカつくと思いますw
犯人逮捕の祝いなら、一緒に踊る所だけどw

今回は完全におちゃらけ要員でした。


17話 「コレクター/One Man's Trash」へつづく


登場人物はこちら

前回:15話 「探偵の手腕/Keep Your Enemies Closer」へ

(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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