NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン15 8話「霊能者/Voices」

2018/03/16

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン15 クライム ジェーン洞 海外ドラマ

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あらすじ


NCIS - Episode 15.08 - Voices - Sneak Peek 1


2018年1月25日(木)~FOXジャパンでシーズン15 日本最速放送(全24話)

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VOICES


ジョギング中のIT系エンジニア、アンバー・デイヴィスが助けを求める声に導かれ、公園の小屋の中で腐敗する遺体を見つけた。


遺体は、鉄鋼会社を経営するヴィクター・キングだった。
海軍と契約があった為、NCISが呼ばれた。
詐欺、汚職、欠陥品を売っていた疑いがあって国防総省の捜査対象にもなっていた。
弁護士が凄腕のようで捕まらずにいたが、2か月前に失踪していた。

失踪当時のアンバーのアリバイを調べると、ウガンダで慈善事業をしていた。

ゴーストなど信じないマクギーと、信じるトーレス。中立派のビショップ。
ざわめく部下達をギブスは一蹴した。
「霊の話はもう十分だ。事実に集中しろ!」


スローンの面談


スローンがアンバーと話しをした。

スローンは、無意識に死体に関する情報を収集していたのではないか、という可能性がある事を継げた。
例えば被害者をどこかで知っていて、無意識に小屋に近づいていたのではないか、と。

アンバー自身には何も身に覚えはなかったが、捜査には協力をするとスローンの導きで情報源を探る事に。

アンバーの日常から質問していくと、アンバーには亡くなった娘がいる事が分かった。心臓が原因だったという。それが離婚のきっかけでもあり、未だに傷は癒えていないようで涙目になると突然、ヴィクター・キング、と言い出した。

スローンのデスクのライトが点滅し、スローンもアンバーの様子の変化に驚く。
アンバーは何かに憑りつかれたかのように、急に違う話しを始めた。
「車に乗ってる男……。ウエストベイ。彼は事故にあった」

スローンはすっかりアンバーを死者と話せると信じた。


ウエストベイ


アンバーから得た情報を、トーレス達が調べるとトーマス・ウエストベイという労働安全衛生庁(OSHA)の男がヒットした。
ウエストベイは、アンバーの言う通りキング失踪の2日前、自動車事故で死亡していた。

だが、IDと事故の写真を見たアンバーは、「事故じゃない」と言う。
「何となくわかるの」

解決を急ぐ為、アンバーと協力するようギブスに言っていた局長は、うんざりするギブスに再び釘を刺すように目配せをした。


ランカスター


国防総省からランカスターという男が、キングの資料を持ってきた。
男はノリが軽く、マクギーとアビーの会話に割り込んでマクギーに追い返された。

ウエストベイの事故車を調べたアビーは、ブレーキを踏んだ跡があるのに、ブレーキが効かなかったと突き止めた。
誰かがブレーキに細工をしたのだが、警察が到着する頃には治っていた可能性があると言う。
それは変だと自分で言いつつも、変な世の中だもの、と肯定した。

するとマクギーは資料から、ウエストベイが3週間ごとに整備士に支払をしている記録を見つけた。


整備士


整備士を呼び出し、トーレスが聴取した。
事故への関与を追及すると、犯罪歴のある整備士は素直に協力を選んだ。

実は、ウエストベイの車の整備は一切しておらず、副業の代金支払いだったのだという。

ウエストベイは、建築検査官だったがワイロを受け取って欠陥を見逃していたのだった。
整備士は、数週間おきにその資金洗浄の仲介をしていた。
デタラメの請求は、その手数料の支払いだった。


ギブスとアンバー


ギブスは周囲がどんどんアンバーを信じて行く中で、頑として相手にしようとしていなかった。

しかし、局長やスローンの強い薦めもあって、ギブスは自宅にアンバーを招いた。

アンバーは手作りのポップコーンを受け取りながらも、ギブスに受け入れられていないと気づいていた。
「私を疑ってる。ありのままを受け入れて」

ギブスは何も言わず、ウエストベイの車の給油キャップを投げて渡した。
するとアンバーはペンを貸してと言い出し、何かをメモし始めた。


指紋


アンバーが書いたのは、事件に関係したものが埋まっているという地図だった。
ビショップとマクギーが現場を調べると、確かに事件に関係する2つの証拠品が入ったボックスを発見した。

1つは、特注の車載式故障診断システム(OBD)。
普通は車の故障を検知するものだが、故障させる為に作られていた。
ウエストベイの事故の原因の証拠だった。

もう1つはキングのGPS付きハイキング用時計。
誰かが不正にGPSを遠隔操作していた。
キングの死因は、アンバーが「寒い」という声を聞いていた通り、低体温症による凍死だったが、公園で迷うとは思えなかった。
それもこのGPSで説明がつく。

証拠さえ見つけられなければ、どちらも完全犯罪になっていた。
だが、アンバーがそれを見つけた。

しかし、それぞれに残されていた指紋を照合して一致した人物もまた、アンバーだった。


アンバー



アンバーの取り調べを行うが、アンバーは完全にシラを切った。
そもそもウガンダに居たという記録があるが、それについても偽造パスポートで帰国している姿が防犯カメラに収められていた。

アンバーはそれを見ても「加工したのね」と全否定し、給油キャップから証拠品の隠し場所を教えた事を強調する。
自分が犯人なら何故そんな事をするのか?

するとギブスは、渡した給油キャップはウエストベイのものではなく、自分のだったと白状した。

それでもやっていないと言うアンバー。

隣室で見ていたスローンは、ウソがうますぎると感心した。

アンバーは証拠はあるのかもしれないけど、私はやっていない、どれも説明できない、とギブスに訴えた。
無実なら投獄しないと約束するなら、捜査に協力する、と。


困惑


困惑したギブスは、隣室で見ていたスローンとダッキーの意見を聞いた。
アンバーは、遁走を伴う解離性障害なのか?
殺人を犯してもその記憶を抑制している心因性健忘なのか?

ダッキーは、ギブスが示した証拠により良心が目覚めた可能性を提示した。

記憶の抑制となるきっかけのトラウマとして可能性が高いのは娘の死だ。
さらに詳しく調べる事に。


娘の死


元夫を訪ねて話しを聞くと、アンバーの言う娘の死因が事実と違う事が分かった。
心臓に問題などなく、欠陥住宅による事故死をしていた。

離婚の原因は、アンバーが娘の死からすぐに立ち直っていた事だった。
悲しみを分かち合えない人とは暮らせない。

そして、その欠陥住宅事故からウエストベイとキングの接点も見つかった。
ウエストベイは担当検査官で、住宅にはキングの会社の鋼材が使われていた。
しかし責任を逃れ、欠陥についても追及されておらずただの事故となっていたのだった。


アンバーに、娘の死についての事実をつきつけると、次第に取り乱し始め最後には大声を張り上げた。
そして、すべてを思い出したのか殺人を認め始めた。
「あのクズたちは当然の報いを受けたまでよ」

当時、事故に疑問を持ったアンバーはハッキングで収賄の証拠を発見していた。
しかし、海軍ですら逮捕できていない状況に自ら手を下す事を選んでいたのだった。

その記憶をいつの間にか封印し、事故すらなかった事にしてしまっていたのだろう。

これで事件は解決したかと思った時、精神科に搬送されるはずだったアンバーが消えたという連絡を受ける。


事故


搬送車は事故を起こし、アンバーは姿を消していた。

スローンは、アンバーは罪を償うはずだといい、ギブスはそれには賛成しなかった。

運転手の話しを聞くと、急にハンドルをとられ事故を起こした後、頭に倒れた枝が刺さりそうになったが奇跡的に避けていた、という。

それはアンバーの、患者を落ち着かせる為に用意されたモニターをファームウエアにつないで車を乗っ取った仕業だった。
後部座席にはアンバーのものと思われる血痕と、タブレットを盗んだ形跡が残されていた。

マクギーに連絡をして、追跡させようとするがマクギーの方でも問題発生していた。
捜査資料に不正アクセスを受けていたのだった。
するとギブスはアンバーだろうからそのまま泳がせるよう指示をした。

そしてアンバーが調べていた資料を突き止める。
国防総省の民間調査員、資料を届けに来たランカスターだった。


復讐


アンバーはランカスターの家に侵入し、銃をつきつけた。

キングを逃がし続けていたのが、ランカスターだったのだ。
全てを思い出したアンバーは、復讐の続きを再開していたのだった。

NCISが包囲をするとアンバーは、あっさりと銃を渡し、殺す気が無いことを伝えた。
アンバーは、ランカスターが罰を受ける事で目的を達成したのだった。

盗んだタブレットには、ランカスターが命乞いをする際に賄賂を受け取っていた自白をする動画が録画されていた。

アンバーも逮捕されたが、復讐は完了した。

2人を始末した時点で、ランカスターが海外へ行っていた為その間に、遁走期間が終わっていたのだろう。
そして記憶を抑制し、完全に封印してしまっていた。


アンバーは、記憶を取り戻すきっかけとなったギブスに礼を言った。
「あなたは最初から幻聴を信じていなかったけど、ウソとわかった事にもがっかりしてるでしょ?」

ギブスは「元気でな」とだけ告げたが、その側にはギブスの元上司で死んだマイク・フランクスが現れギブスに話しかけていた。


9話「新しい命/Ready or Not」へつづく


かんそう


不思議な事件でした。

アンバーが、娘の死を受け入れられずに記憶を封印していた……という事でしたが、いまいち良くわからなかった。

まず、娘の死が「事故死」ではなく「病死」と思い込みたいのなら、復讐して回るのかな?
復讐するのって相当、事故のせいだ! って思いなんだけど。

それは良しとしても、せっかく復讐を途中まで進めたのに、時間が経過した事で途中で封印するものなのかな?

それも良しとしても、その状態で突然、自白しはじめたのはなんで?
そして封印しているにもかかわらず、事件の情報を伝えられるものなの?

ギブスが渡した給油キャップはギブスのなのに、なんでさも「触れて情報を得た」みたいにアンバーは演技したの?? しかもその時は「封印している」はずなのに。

等々。

ゴーストノリで誤魔化されそうになりつつも、良く分からない事が沢山ありました。

あと元旦那さんも、離婚って夫婦間の最大の拒絶だと思うんですけど、その割に「愛は冷めてない」的な感じなのも良く分からなかったw
アンバーが先に立ち直ったのが気に入らなくて離婚するって、アンバーの人格全否定してるような気がしましたがw

それとそこも疑問で、アンバーは決して立ち直ってはいかなったんですよね。
娘の死が心臓病だと話す時に「今でも思い出すと……」って泣き出していたから。
夫が離婚したいほどの温度差は感じられなかった~。


まあ、それ以上に気になったのはスローンの使えない感じなんですけどね。
ドラマだけを見ている感情としては、「全然役立たずじゃん!」となるのですが、もう少し引いて見ると、「せっかく新登場させた心理担当なのに、なんでこんな役立たず連発させるんだろう。可哀想に」と思います。

正直、ギブスの勘とダッキーの知識で全然間に合ってしまっているし、今回もダッキーの方が活躍していた位だし。
ちょっとスローン、前回といい出だしの分が悪い感じ……。
なのに態度は常に「えへん!」って感じなのも、今のところマイナス要因。


と愚痴ぽいのが続いてしまいましたが、ほのぼのNCISでお口直し!
マクギーの子供の性別判明についてのドタバタが並行して進んでいました。
性別を知りたいマクギーと、無理には知りたくないデライラ(不在)との攻防?

最終的には、デライラから判明のメールが来てマクギーはハッキングなどの犯罪に手を出さずに知る事が出来ました。

彼らの赤ちゃんは、男の子と女の子の双子でした!!

トーレスが意外と、すべては(出産で大変な)デライラに従え、とアドバイスしていたのが面白かったです。
女性の味方でまた(私からの)支持率アップ!


9話「新しい命/Ready or Not」へつづく

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(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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