THE BLACKLIST シーズン5 5話「イリヤス・サーコフ/Ilyas Surkov (No. 54)」【ブラックリスト】

2018/02/28

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン5 海外ドラマ

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あらすじ

Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


2018年1月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。
(アメリカ放送:2017年9月27日~)


登場人物はこちら

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イリヤス・サーコフ


イギリスの化学工場で大爆発が起きる。
イリヤス・サーコフからの犯行声明が出ていたが、レッドはこれこそ謎だとリズにつきつけた。

実はもう15か月前にイリヤス・サーコフは死んでいるという。
その間にも3件のテロ行為の犯行声明を出していた。


チームはMI6と連携する為イギリスへ飛んだ。

MI6とCIAのサーコフ追跡班は、サーコフの死を信じようとしなかった。
今回の事件に使われた爆弾に、あらかじめタガントという爆発物の識別に使う添加物を仕込んでいた。
C4をサーコフに横流ししている疑いのあるベオグラードの建設業者に、それを買わせていたのだった。
その会社の現場監督はラカーン・ガファーリ。

また次の犯行でも同じC4が使われるはず、と生存を主張した。


サーコフの仲間の振りをしたサマルが、ガファーリに接触する事に。
心配だったのか、アラムもイギリスまでやってきて潜入の側についていた。

サマルの事は見事に信用させたが、2人が逃走した所をチームが確保するはずが別の車がやってきて、アラムが見守る目の前でサマルは何者かにガファーリ共々拉致されて行ってしまった。

Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


しかし、すぐにチームも後を追い追い詰め、銃を向けあう。
すると、相手のリーダーはCIAのルーサー(Boris McGiver)だと名乗った。
そして追い詰めた場所は、CIAのセーフハウスだった。

お互いがお互いの事を聞いていない、と言い合った。
CIAはガファーリの尋問を譲らなかったが、同じ情報が得られるなら問題ないとリズは任せた。

CIAの非公式スパイだという女性、カルフーンは6年前からサーコフを追っていると言った。
一度は家庭の為にCIAを辞めていたが、翌年ルーサーに声を掛けられ復帰していた。
すでに家庭は破綻していたので、サーコフが私の「白鯨」だと自嘲して言った。

CIAが尋問に手こずっていると、リズ達が交代をする。
するとあっという間に口を割らせた。
ガファーリに全てを話す気にさせたのは、「サーコフの死」という事実だった。


コックス


本部ではクーパーがCIAのコックスと会っていた。
チームの違法な海外活動を聞きつけて来たというので、サーコフの一件の説明をした。

しかしコックスは、そこはセーフハウスでもないし、ルーサー達はCIAではないと言った。
サーコフを追うチームは別にいる、と。


その頃、ガファーリからは「通信手段は電話のみ」「次は厚さ3.5センチのケブラーを破れる爆弾を頼まれた」等を聞き出していたが、レスラーがクーパーの連絡を受けるとルーサーも察知したのか銃を向けてきた。

ルーサーは逃げたが、逮捕したカルフーンから話しを聞く。
カルフーンは、あくまでもルーサーを信頼して騙されていただけだった。

おそらくルーサーが偽サーコフなのだろう、とチームは目星をつけた。
サーコフを追う振りをして、その先々で爆弾を仕掛けられる。

コックスはルーサーの身元が元CIA局員のブライアン・オスターマンだと判明すると、心当たりがあるようで神妙な顔をした。

元々は、テロリストをあぶり出す秘密作戦チームにいたが、2008年に離脱し警告通知が出されていたという。
国を捨て失踪し6年間行方不明だった。
しかも作戦用の裏金がその間、盗まれていた。

やっとカルフーンも現実を受け入れられたのか、もう1つの拠点を告白した。
しかしその拠点に踏み込むと、すでにオスターマンによって証拠隠滅の破壊がされたあとだった。
カルフーンにとっては、ルーサーの裏切りを確定してしまった。


ターゲット


リズは、レッドに電話で助けを求めた。
少ない情報として、残っていたのは空のファイル名「サイクロン」だけ。

すると分かっている事を整理させた。
爆弾はケブラー素材を貫通。
「サイクロン」という名称。

ケブラーとサイクロンが交わる点はないか、と誘導してもらうとリズはすぐにアラムにオーダーした。

「サイクロンという船名で、船体の素材がケブラー級の強度の船を探して!」

そしてUSSパーネル号がノーフォークに帰港している事が分かり、チームが向かう。
NCISの協力を得て、捜索をすると付近の建物からライフルを向けるオスターマンをリズが発見した。

しかしオスターマンは慌てる事なく、ライフルのターゲットを捜しながらサーコフの振りをしているのはコックスだと言った。

もともとサーコフの死を知ったコックスが「奴の名で汚れ仕事を」と任務として押しつけてきたのだという。
でもそれが国の仕事ではなくコックス個人のだと気づき、止めようとするとコックスは罪をなすりつけ出していたのだった。
オスターマンを危険人物に仕立て上げて。

オスターマンはそんなコックスを止める為に、CIAの振りをしてチームを作っていたのだった。

そして話しているうちに、ライフルの標準の中に爆弾が入ったリュックを背負った軍人を見つける。
彼を撃たないと爆発は防げない。
だがオスターマンを信じられないリズは、それを伏せぐためにオスターマンの腕を撃って確保する。

その直後、船で大爆発が起きた。

「これで信じたか?」


コックスは、すべてが明らかになった今でも国の為だと大義名分を主張した。
部下の犠牲についても、死ぬ程の爆弾ではないと正当化した。
サーコフの名で片づけることによって、国際間の緊張を抑えられる、と。

クーパーは全面的にコックスを批判し、「いずれ分かる」と言って追い出した。


落ち着いた頃、アラムはクーパーを訪ねた。
今回の騒動で、アラムはただ怯えて隠れるだけの自分に嫌気を感じていた。
「無力なのが嫌なんです。
現場の捜査官いなる訓練を受けます」


ニックの死


ニックの死を知ったリズは悲しみと同時に、自分を責めた。
自分やレッドと関わったせいだとトムに話すが、トムは複雑な心境だった。
確かにそれは当たっていたし、そこへ導いたのはトムでもあったから。

リズは一瞬、絶縁宣言をされた事によるレッドの報復かと考えたがそれはニックは命の恩人だ、と本人が全面的に否定した。

レッドも犯人捜しを手伝うとリズに約束した。
どのみち、スーツケースの行方を追わねばならない。


トムは、ニックを殺したのはピートだと考えた。
恐らく、骨が誰の物か分かった結果だろう、と。
レッドが必死に隠している貴重な情報。
だが、それが人を殺す程だったとは。

ピートを追う手がかりを捜しに、勤務先の病院に新薬の治験の参加者として潜入をした。

トムの担当になった看護婦の手首に、ハートのタトゥーが入っている事に気づく。
看護婦がいなくなるとトムはピートの仕事場に向かった。

そこで見つけられたのは、ピートが掛けたサングラスにそれを撮影した人の手が写り込んでいる1枚の写真だけだった。
そこにはハートのタトゥーがはっきりと確認できた。


トムは看護師にピートを探していると打ち明け、協力を得る事に――。




マネーロンダリング


メールマンのリストからブラックなAirbnbを始めたレッドは、早速ホーキンスから現金収入を報告される。
効率よく今後更に大金の現金が入って来る新事業に、ホーキンスは大興奮をしていた。

しかし、レッドはその現金で行うビジネスがまだない、と冷静だった。


レッドは、証拠品を管理するルーという男に接触をしていた。
ニックの殺害現場にあった証拠品を手に入れる為だった。

ルーは休暇中で太ったブルドック、ココちゃんの散歩中だったが、ブルドックを預かって取りに行かせた。

レッドはココちゃんをペットショップへ連れて行き、グルーミングしてもらった。
そこでレッドはひらめきを受ける。
流動資産の問題を解決する方法を。

Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


その店では保護犬も扱っていた。
貰い手を早く見つける為に、綺麗にしてシェルターに戻す。
通常業務の合間のボランティアで、非営利団体だというとホーキンスはレッドの意図が読めたようで、笑顔になった。

国税庁で一番厳しい検査官の目も誤魔化せる。
マネーロンダリングには最適だろう。

家賃収入は毎週20万ドル入る。
シェルターからシェルターへたくさんバンが走っている。
10の都市なら100台。
バン1台に犬12匹で1匹25ドルなら?

「計算したよ。あんた最高。
私の好みなら子供を産んであげるのに」
またしてもホーキンスはレッドの仕事っぷりに大興奮した。

そしてココちゃんのグルーミング代150ドルを支払う際にレッドは付け加えた。
「ところでお店はいくらかな?
バンも含めて」


レッドは、戻ってきたルーに綺麗になったココちゃんとシャンプー永久無料券、そして軟膏を渡した。
それと引き換えに手に入れたニックの証拠品は、スーツケースのキーや携帯電話等だった。
レッドはケイトがスーツケースを託したのはニックだったのか、と思った。


ニックの葬儀


ニックの葬儀が行われた。
レッドも遠くから参加していた。

トムは「これ以上友人を失ったら、復讐の鬼になりそう」というリズに、その鬼はレディントンだよ、ひと家族に鬼は1人までがルールだ、と言って慰めた。


葬儀から戻ったレッドは、証拠品の携帯の着信履歴をリダイヤルした。
そこから聞こえた声は――。

トムだった。
驚いたレッドはすぐに通信を切った。


Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC




つづく


かんそう


ゲスト:ルーサー&オスターマン役。ボリス・マクギヴァー/Boris McGiver(パーソン・オブ・インタレスト)


今回の事件、ちょっと良く分からない所がありました。
サーコフが死んだのは15か月前。
そこからオスターマンは、コックスに「その名を使って汚れ仕事を」と言われていた……、はずですがルーサーチームは6年前から活動をしている???

サーコフが死んだのは15年前の間違えかな~と思いつつもその間に3件だけの模倣犯ってのも少ない??

なんか計算ミスしているような~。

とにかく、現役CIAが国の為にテロリストの名を利用してテロ行為をしてた、というブラックリスト? でした。
コックスはバレてもあくまで国益だと言い張っていたので、止めるつもりはなさそう。
今後の展開もあるのかな~。


スーツケースについては、結構進展しました。
でも、ニック殺しの犯人がピートだったとは!?

一応恩師? だったはず……なのに。
ニックを殺す必要がある「骨」ってなんなの!?
これはリズの母親とかそういうレベルでもないのかな?
それともリズの母親って超有名人なのかしら?

もしくはピートにはニックの知らない裏の顔があったか。
最後は頭丸めて別人になっていたし。

こちらも現時点ではよくわからず。

ただ、レッドがトムが絡んでいる事をはっきりと押さえちゃいました。
レッドの事なのでまったく気づいていない訳ではなかったと思いますが~。

というかこの辺もちょっと良く分からなかったです。

葬儀の墓地でレッドの視線は、すでにトムを怪しんでいるような見せ方をしていました。

なのにレッドが葬儀から帰ってさて携帯リダイヤルしてみるか、と掛けたのにトムが出た事に珍しく驚いた表情を見せました。

最初から怪しんでいたのなら、驚くよりも「やっぱりか」という表情じゃないのかな~とちょっと違和感を持ってしまいました。

が、リズの事を想うと「関わっていて欲しくはなかった」という驚きだったのかもしれません。
でもそれってあんまりレッドっぽくない……。


ともあれ、スーツケースの方は大きく動き出しました。


アラムはサマルとつきあった事によって、新たなストーリーが始まりそうです。
現場に進出!?
アラムの出番が増えるのは、嬉しいですけどサマルとのトラブルの種にもなりそうで心配。
もちろん怪我も心配だしw 心配だらけ!


今回のレッド帝国は、ペット・サロンを傘下に治めましたw
ほんと新生レッド帝国のバラエティーさ加減は、犯罪だっていうのにカラっと明るくて楽しい!
ホーキンスのキャラがどんどん明らかになっていますが、大分様子変でした……。
キャラの渋滞の予感w

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(文:ジェーン洞)

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